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2023/08/10 (木) 16:36

長崎の夏の伝統、『精霊流し』

長崎のお盆の伝統行事 といえば、精霊流し(しょうろうながし)です。

初盆を迎えた故人の遺族が、お盆の終わりの8月15日に、
「無事に極楽浄土までたどり着けるように」という願いを込めて、
藁や木で作った船を曳きながら街中を練り歩きます。

精霊船は大・小様々で、長く突き出した船首(みよし)には
家紋や家名、町名が大きく記されます。
各家々で故人の趣味や趣向を盛り込みながら、細部までこだわって作られた精霊船は、
それぞれの船ごとに特徴が出てきます。

道中、鐘の音と「ドーイドーイ」という掛け声とともに、花火や爆竹が鳴り響きます。
耳栓が必要なほど賑やかな様子は、県外の人に珍しがられるほどです。
精霊船を曳く行列は夜遅くまで続き、故人を賑やかに送り出します。

長崎の精霊流しの起源とは?

精霊流しの起源は一説によると、中国の彩舟流し(さいしゅうながし)が由来といわれています。
この彩舟流しは、江戸時代(1603年~1868年)ごろに貿易や通訳のために中国から日本へやってきた「唐通事」と呼ばれる人たちが日本で亡くなった際に、その方々の霊を弔い、中国へ送り出す為に行われていたそうです。

長崎の精霊流しではお馴染みの爆竹も、彩舟流しの影響とされています。
中国では爆竹に「魔よけ」の意味があるそうです。
精霊船が通る前後に派手に爆竹を鳴らすのも、
そういった魔除けの意味合いが込められているのかもしれませんね。

ちなみに、日本の爆竹の消費量は長崎県がダントツの1位だそうですよ。
なんと、全国の半分以上の量を長崎県が占めているのだとか!
そのほとんどは、夏の精霊流しの時に使用されているのではないでしょうか?


爆竹と鐘の音が響くと、お盆がやってきたなぁと感じます。
こんなに賑やかなお盆は全国でも珍しいのではないでしょうか?

異国情緒にあふれ、独自の文化が根付く長崎!
そんな長崎の夏の伝統行事のご紹介でした。


今年の長崎市の精霊流しは、8月15日に開催予定となっております。

皆様も長崎市の精霊流しの迫力を
現地で体験されてみてはいかがでしょうか?

皆様のお越しを心よりお待ちしております!



写真提供:(一社)長崎県観光連盟

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