2024年6月2日(日)第36回 森は海の恋人植樹 開催! 【思いやり型返礼品(協賛型)】森は海の恋人植樹祭を応援!
室根町第12区自治会への「思いやり型返礼品(協賛型)」になります。森は海の恋人植樹祭の運営や森の維持管理費に活用させていただきます。
山に植樹を重ね34回目を迎える『森は海の恋人植樹祭』新型コロナウイルス感染症対策の影響により、令和2、3年度は開催中止とし、今年度やっと開催することとなりました。森から川に、川から海へ供給される水は、魚介類や牡蠣の餌となります。
【注目のキーワード】
『森は海の恋人植樹祭』を応援 返礼品なし 寄付のみ 植樹祭
皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします。
森は海の恋人植樹祭
同植樹祭は、宮城県気仙沼市唐桑町のカキ・ホタテを養殖する漁師の間で始まった「漁民が山に木を植える」活動がきっかけとなります。唐桑の漁師たちは1989年、「牡蠣の森を慕う会」(畠山重篤 代表)を組織して「森は海の恋人」をキャッチフレーズに掲げ、気仙沼湾に注ぐ大川の上流部である室根町(旧室根村)の室根山にブナなどの広葉樹を植樹しました。
この森を「牡蠣の森」と呼び、毎年広葉樹を植樹し、広葉樹林の機能を再認識した室根町も、この活動に協力。
さらに、森は海の恋人運動に賛同した同町矢越の第12区自治会(三浦幹夫 会長)は、室根山と同じく大川の源流部になる矢越山に、広葉樹の森「ひこばえの森」を整備。
以来、1994年から今日まで、「森は海の恋人植樹祭」は、ひこばえの森で開かれています。
毎年6月の第1日曜日、新緑の森には、たくさんの大漁旗が立てられ、初夏の風になびく。県内外から訪れる大勢の賛同者が、ブナやカエデなどの広葉樹の苗木を植える。
同植樹祭は、森づくりの先駆的な市民活動として大きな支持を得て、全国的に知られるようになりました。

森づくりをする理由
なぜ、漁民が山に木を植えるのか―
1980年代初頭、気仙沼湾の汚れた海に赤潮が発生。湾内で養殖するカキの身が赤くなる「血ガキ」の被害が相次いだ。
当時、フランスを視察した畠山さんは「川の上流にあるブナやクルミの森がきれいな海を守っている」ことを知る。
海中の植物プランクトンは、動物プランクトンに食べられる。それらを食べた小魚は、大きい魚に食べられる。これが海の食物連鎖だ。
つまり、食物連鎖のもととなるのが、植物プランクトンなのである。その植物プランクトンを増殖するのに森林が深く関わっているというわけだ。
カキやホタテは、大量の植物プランクトンを食べて育つ。プランクトンの発生には、豊富な窒素やミネラルが不可欠であり、これらの養分を海に補給しているのが「森」だ。腐葉土には、プランクトンの成長に必要な養分が多く含まれている。
川の上流に降った雨は、腐葉土の養分を溶かして海に運ぶ。流域に広がるブナ、カエデ、ナラなどの落葉広葉樹の森を守り、育てることが、カキやホタテの成長には重要だ。
植物プランクトンが繁殖しやすい環境をつくることは、動物プランクトンや魚貝類を含む豊かな海を育むことにつながる。
裏を返せば、森が失われると、豊かな海も失われるのである。
海の生態系は、森の生態系や川の生態系と密接につながっている―
そのことを知った海の男たちが、何もしないわけはない。切実な思いから始まった行動は一気に加速した。
きれいな海を取り戻し、豊かな海を育むために。

植樹活動が育むもの
広葉樹を植えたからといって、すぐに状況が好転するわけではない。
十年、二十年、あるいは百年先を見た地道な活動が少しずつ、少しずつ豊かな森と海を育てていくのである。
植樹祭に協力するようになった第12区自治会の人たちの意識も劇的に変化した。地域全体で環境にやさしい農業を考えた。
海と山、漁民と農民の交流は、年を重ねるたびに大きな広がりを見せた。
全国各地から植樹祭に訪れる人は千人を超え、過疎に泣いた農山村は笑顔と誇りを取り戻した。
森に恋する海の男たちと、海に憧れる森の人たちの活動は、流域に住む人々の心も動かした。
自然愛護の心は、川上から川下へと連鎖して、さまざまな活動や交流を生み出している。
海の子供たちは、山で植樹を体験する。山の子供たちは、海で海洋生物を学ぶ。相互の体験学習は恒例になっている。
「ひこばえ」とは、切り株から新しい芽が出ること。静かな矢越山のふもとでは、大空に向かって、たくさんの新芽が伸びている。
『第36回森は海の恋人植樹祭』開催 2024年6月2日(日)
【日時】 2024年6月2日(日)
9:00 受付開始
9:30 開会式
11:00 植樹作業- 現地解散
11:45 森の観察会(自由参加)
12:50 餅まき
【場所】
集合場所 岩手県一関市室根町矢越字山古沢94-7 『ひこばえの森交流センター』 矢越山
【ご参加について】
参加費無料。どなたでもご参加頂けます。(申し込み不要。現地集合・解散となります。)
雨天でも実施します。植樹に適した服装でご参加ください。
植樹用具、苗木は主催者が準備します。軍手などをご持参ください。
交通事故、植樹作業時のケガなどに十分ご注意ください。
※大型バスでお越しの団体の方におかれましては、事務局(info@mori-umi.org)まで事前にご連絡いただければ幸いです。
【ご参加について】
参加費無料。 事前のご予約等は不要ですが、コロナ対策として以下ご確認のうえご参加くださいませ。
【持ち物等】
雨天でも実施します。 植樹に適した服装でご参加ください。 植樹用具、苗木は主催者が準備します。 軍手などをご持参ください。 交通事故、植樹作業時のケガなどに十分ご注意ください。
カテゴリ |
地域のお礼の品
>
自治体にお任せ
>
感謝状等 > その他感謝状 > |
---|
- 自治体での管理番号
- ichinoseki01069
一関市について
◆市の紹介
本市は、岩手県の南端に位置し、南は宮城県、西は秋田県と接しています。
首都圏からは450キロメートルの距離で、東北地方のほぼ中央、盛岡市と仙台市の中間地点に位置しています。
一関市の総面積は1,256.42k㎡であり、東西は約63km、南北は約46kmの広がりがあります。
人口は118,015人(H30.8.1現在)で、人口、面積とも岩手県で2番目の規模となっています。
◆歴史・沿革
本市の歴史は古く、平安時代には安倍氏、藤原氏が独自の文化を築き上げ、その後葛西氏、伊達氏、田村氏の治世下に置かれました。
明治の近代化以降の地域の成り立ちは、廃藩置県によって、胆沢県、一関県、水沢県、磐井県と変遷し、明治9年に岩手県に編入されました。
昭和の大合併によって合併前の8市町村となり、平成17年9月に1市4町2村が新設合併、平成23年9月に編入合併し現在に至っています。
◆自然
本市は、四季折々に多彩な表情を示すめぐみ豊かな自然に包まれています。
市の西側にある栗駒山の周囲には深い森が広がり、湯量豊富な須川温泉をはじめ多くの温泉に恵まれています。
市の東側にある室根山をはじめ緩やかな丘陵地が広がる北上高地は穏やかな隆起準平原で、なだらかな高原には牧場が各所に開かれています。
北上平野の南端部にあたる市の中央部には標高の低い平地が広がり、東北一の大河北上川が緩やかに流れています。
北上川の支流、磐井川の中流域には渓谷美を誇る厳美渓、砂鉄川には石灰岩地帯を深く刻み込んだ猊鼻渓があり多くの観光客が訪れる名所となっています。
◆文化
本市には、世界文化遺産「平泉」の関連遺産として世界遺産暫定リストに登載されている骨寺村荘園遺跡があるほか、平泉文化にゆかりのある遺跡などが各地に残されています。
また、古くから受け継がれてきた南部神楽をはじめとする伝統芸能や行事が数多く息づいているとともに、国指定重要無形民俗文化財の室根神社祭のマツリバ行事、県内有数の規模を誇る川崎地域の花火大会、奇祭として知られる大東大原水かけ祭りや縄文の野焼きを再現した藤沢野焼祭など各地で行われる独特の祭りも豊富です。
古くから冠婚葬祭や農作業の節目、季節の行事などの場面で、もちをついてふるまう「もち食文化」があります。

岩手県 一関市