「木曽川うかい」の存続を目指す! ~1300年の伝統を未来へつなぐ~
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 2,040,000円
目標金額:20,000,000円
- 達成率
- 10.2%
- 支援人数
- 121人
- 終了まで
- 受付終了
愛知県犬山市(あいちけん いぬやまし)
寄付募集期間:2016年6月10日~2016年12月15日(189日間)
愛知県犬山市
◆木曽川で1300年もの伝統を誇る「木曽川うかい」。
昭和54年の全盛期は47,000人以上の乗船客を記録しましたが、現在は約23,000人にまで落ち込み存続の危機に瀕しています。
◆さらに、ここ数年では、鵜舟や観覧船の船頭の担い手不足、観覧船や鵜舎の老朽化も喫緊の課題となっています。
◆犬山市はこの伝統漁法を絶やすことなく次世代に伝えるため、「木曽川うかい」の存続を目指します!
ぜひ皆様の温かいご支援をお願いいたします。
このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!
ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。
⇒ふるさと納税をもっと知る
⇒私はふるさと納税をいくらできる?(寄附金控除額のめやす)
「木曽川うかい」の存続のために
「ホーウホーウ」
威勢のよい鵜匠のかけ声が夏の木曽川に響きます。
木曽川で1300年もの伝統を誇る「木曽川うかい」。シーズン中の観覧者が最盛期の半分ほどに落ち込み、存続の危機に瀕しています。犬山市は、この伝統漁法を絶やすことなく次世代に伝えるため、そしてこのまちを盛り上げる観光客誘致のため、「木曽川うかい」の存続を目指します!ぜひ皆様の温かいご支援をお願いいたします。
◆ 木曽川うかいの抱える問題 ◆
1)観覧客の減少
----宿泊客が減少し鵜飼の観覧客が激減。その結果収益が減り、
鵜飼運営のための費用捻出がとても厳しくなっています。
2)改修費用の不足
----老朽化した鵜の飼育小屋と観覧船の改修費用の不足
3)船頭の担い手不足
----鵜匠の乗る舟や観客の乗る観覧船の船頭の担い手不足
犬山市が受け継ぐ伝統漁法
この木曽川で1300年以上前から続く古代漁法「木曽川うかい」。鵜飼舟に乗った鵜匠が鵜(海鳥の一種)を訓練し、川魚を捕らせます。鵜飼舟にはそれぞれ鵜匠と船頭が乗り込み、1人の鵜匠が操る鵜は10羽。鵜の首に手縄をつけ、鵜匠の巧みな手縄さばきに促され、鵜たちは水中へ潜り、鮎をはじめとする川魚を捕らえます。
鵜が魚を捕まえて水面に上がってくると、鵜匠は手縄を引っ張り、鵜が捕らえた魚をはき出させ、それを何度も繰り返すことで漁を行います。「ホーウホーウ」と威勢のよい鵜匠のかけ声、水中と鵜匠の手元を何度でも行き来する鵜。1300年前から続く歴史絵巻が、ここ犬山市で受け継がれています。
まち一丸で鵜飼を守る
◆ 市営鵜飼 ◆
鵜飼の伝統継承のため、1964年に犬山市は鵜飼を市営にし、鵜匠の雇用と育成、鵜匠が乗る船の管理、鵜の飼育管理など行うようになりました。 この市営鵜飼は全国でもあまり例の無い取り組みです。さらに、時代が平成に移った頃、課題であった鵜匠の後継者についても全国で唯一公務員として3人を雇用し、鵜飼の継承における1つのハードルを乗り越えることができました。
◆ メイドイン犬山の衣装と道具 ◆
また、鵜飼の道具や衣装は既成品がないため「メイドイン犬山」で作成をしています。51羽の鵜の飼育も鵜匠が行います。とてもデリケートでそれぞれ性格の違う鵜。その飼育と調教を愛情を込めて日々行っています。鵜飼を市営にすることで、犬山市はこの伝統漁法の保存につとめています。
小さなまちの貴重な観光資源
◆ 地域活性化と観光客を呼ぶ努力 ◆
日本全国から訪れる観光客。鵜飼は、犬山市のとても貴重な観光資源。まちに観光客が増えることが、地域の活性化につながります。
現在全国11箇所で行なわれている鵜飼ですが、木曽川うかいの最大の特徴は、なんといっても間近でみられる臨場感と迫力!観覧船は、時にはかがり火の熱気が頬で感じられるほど鵜舟のすぐ間際にまで近づき、鵜が水しぶきを上げながら観客のすぐ目の前で漁をします。さらに本来ならば夜だけの鵜飼を昼に行ったり、お座敷鵜飼、船上からの花火観覧なども全国に先駆けて実施しています。
このように犬山市は試行錯誤を繰り返し、この伝統漁法をより多くの人に見てもらうための努力を続け、貴重な観光資源を守り続けています。
木曽川うかいのご予約はこちら http://kisogawa-ukai.jp/ です。
鵜飼存続のためのさらなる努力
【2016年10月6日追加】
犬山市は、船頭の育成や室内での鵜飼実演などさまざまな企画を実施し、鵜飼の存続のための努力をつづけています。
(1)よみがえれ地域!水辺を活かしたまちづくり活性化プロジェクト
〜 鵜飼保存・活性化(地方創生関係)事業 〜
● 国の地方創生加速化交付金を活用して、伝統漁法の保全・継承のため、鵜舟(鵜飼の船)や観覧船(鵜飼を間近に見学する船)の操船技術を習得させ、若き船頭を育成しています。
【船頭 4月26日契約⇒5月1日より練習開始継続中】
● また、新たな誘客への取組みとして多言語パンフレットを作製し、外国人観光客へのおもてなし対応力を高めます。
【多言語パンフレット 近日発注】
(2)市民うかいの新企画「国際交流うかい」
● 郷土の歴史や伝統に触れる・見る機会として市民うかいを実施しています。今年度は「福祉施設うかい」「親子うかい」「夫婦うかい」を実施し、より多くの市民が鵜飼を体験する機会を設けることができました。
【福祉施設うかい 6月15日、22日実施】
【親子うかい 7月4日〜6日、8日、14日実施】
【夫婦うかい 9月12日、16日実施】
● 市民が乗船する船は市所有の「若あゆ丸」で乗船料を免除します。
● 新設した「国際交流うかい」では、外国人の間の口コミやSNSのネットワークを通じて情報発信し、知名度の向上につなげます。
【国際交流うかい 7月15日、9月9日実施】
(3)座敷鵜飼の内容充実
●「座敷鵜飼等運営に関する要綱」で、独自の文化である鵜飼漁法を後世に伝え、同時に広く世界に発信するため屋外又は室内で実演する鵜飼及びその説明の運営について必要な事項を定めています。
●その要綱の一部を改正し、従来より実施している鵜への魚の飲ませ吐かせに加え、屋内でも水槽に魚を放ち鵜で捕らえるという大掛かりな実演も可能となるようにしました。
【座敷鵜飼要綱改正 4月1日施行】
●これにより、鵜飼中止時やシーズン外において更なる経済効果や宣伝効果増進を図ります。
寄附のお願い
屋形船から国宝犬山城を眺めつつ、川面で繰り広げられる鵜飼を楽しむ「木曽川うかい」。昭和54年の全盛期は47,000人以上の乗船客を記録しましたが、現在は約23,000人。さらに、ここ数年では、鵜舟や観覧船の船頭の担い手不足、観覧船や鵜舎の老朽化が喫緊の課題となっています。
先人から受け継がれてきた1300年の伝統漁法を未来に伝承するため、そして多くの皆様に、この夏の古典絵巻を楽しんでいただくため、皆様のご支援をお願いいたします。皆様からの寄附金は、鵜匠と船頭の育成、鵜の飼育管理と教育、鵜舎や鵜舟の修繕など、「木曽川うかいの存続」のために大切につかわせていただきます。
鵜飼という伝統的な漁法をこの木曽川で伝え残したい。そのために、伝統漁法の根本は変えずにお客様にわかりやすく楽しんでもらえるよう、昼鵜飼などの新しいことにもチャレンジしています。われわれ鵜匠が乗る船をつくる船大工さんもほとんどいなくなり、道具の入手も困難になり、自前で材料の調達から作成まで行う必要に迫られています。
われわれも鵜飼を守るために日々奮闘しておりますが、資金難が解消されないのが現状です。木曽川うかいの存続には皆様のご協力が必要です。どうぞ温かいご支援をお願いいたします。
現在進捗情報はありません。
愛知県犬山市
愛知県北西部に位置する犬山市は、国宝犬山城をはじめとした歴史文化と、清流木曽川と東部丘陵に囲まれた、歴史・文化・自然・ひとに恵まれたまち。市の西部は、濃尾平野の一部をなし市街地、農地、工業地として利用され、市の北を流れる木曽川の一帯は名勝に指定され、1300年の歴史を誇る伝統的な鵜飼も行われています。東部の丘陵地は、緑豊かな里山が広がり、国天然記念物のヒトツバタゴ自生地や人工池の入鹿池が所在します。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。