第3弾!会津駒ケ岳のハイカーと湿原を守るため、安全な”木道”を取り戻したい!
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 1,130,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 113%
- 支援人数
- 88人
- 終了まで
- 受付終了
福島県檜枝岐村(ふくしまけん ひのえまたむら)
寄付募集期間:2020年7月1日~2020年9月28日(90日間)
檜枝岐村
会津駒ケ岳(標高2,133m)は、日本百名山のひとつで「天上の楽園」とも言われています。山頂周辺に群生する貴重な高山植物や、色鮮やかな紅葉を目的に、毎年多くの登山者が訪れる山です。美しい眺望の背景には厳しい自然環境があり、冬には山頂付近にある山小屋が完全に埋まってしまうほどの積雪となります。近年は、その厳しい自然環境に対して維持管理が追い付かず、「木道」の老朽化が深刻です。傷んだ木道は傾いて滑りやすく、湿原への踏み込みや登山者の怪我につながっているため、早急な整備が必要です。
2年前より多くの方々に本プロジェクトをご支援いただき、木道の一部と休憩用のデッキを整備することができました。整備に係る工事は、1年のうち無雪期である3か月の間でスケジュールを調整して行われるため、複数年かけて少しずつ、安全な会津駒ケ岳を取り戻すために、ご寄附を活用させていただきます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
老朽化した"木道"の整備にご協力ください!
四季折々の美しさがある日本百名山「会津駒ケ岳」
会津駒ヶ岳(あいづこまがたけ)は、福島県檜枝岐村にある標高2,133mの日本百名山の一つです。高山植物が咲き誇る夏、迫力ある紅葉、白く輝く雪山など、季節ごとの美しさは、訪れる人を魅了します。
特に会津駒ヶ岳から中門岳にかけての稜線は、山の上とは思えないほどの広大な湿原が広がり、池塘(ちとう)と花畑が点在する「天上の楽園」となっています。
長い樹林帯から湿原に進むと、一気に広がる風景。駒の小屋を目指して、もうひと踏ん張りとなる場所です。7月頃には木道脇に様々な高山植物が咲きます。
木道の老朽化は、「湿原の破壊」と「登山者の怪我」に
会津駒ヶ岳には、登山者の安全と自然を守ってきた”木道”があります。この木道のおかげで駒ケ岳の湿原は守られ、登山者達も安心して駒ケ岳を楽しむことができていました。
福島県や檜枝岐村では、会津駒ケ岳を守るために、木道整備やトイレの設置など、環境保全に取り組んできました。しかし、昭和40年代に敷設された”木道”の維持管理は困難を極めています。老朽化した木道は、湿原の踏み込みだけではなく、登山者の怪我にもつながっており、自然保護と登山者の安全性・利便性向上のために木道の整備が早急に望まれています。
引き続き、木道をよみがえらせます
限られた時間で人力での作業
標高2000m以上ある山頂付近の工事となるため、ヘリコプターで材料を運搬しながら木道を整備箇所まで人力で運んでから、敷設作業を行います。雪が多い時期は工事ができないため、工事期間は1年のうち3か月程度であり、天候によっては予定通りヘリコプターが運行しないこともあります。限られた作業時間をどこに活用するのかを、前年度から現地を確認し、ハイカーの声を直接耳にすることが多い山小屋の管理人とも連絡を取り合い、情報を収集しています。
事業期間は5年程度かけて実施する予定です。平成30年度には、木道の一部付け替えの他に、3基のデッキを新設・修復し、令和元年度は登山される多くの方が通行する、会津駒ケ岳のシンボルである駒の大池周辺の木道を整備し、快適さと安全性が向上しました。
工事完了後にはクラウドファンディングでご協力いただいた方々が登山され、村役場には感謝のお手紙と整備された風景写真を送付いただきました。
このプロジェクトは無雪期間のみの工事で、ヘリコプターでの材料運搬が伴うため、莫大な事業費と長い年月がかかります。
その規模を人口約530人の村で賄うことは簡単なことではありません。村ではこれまでも国や県に要望活動を行ったりと、財源を探してきましたがそれも難しい状況です。全国にファンがいる会津駒ケ岳の美しい自然と登山者の安全を守るために、一人でも多くの皆様からのご協力をお願いいたします。
寄附金の使い道
寄附金は、目標金額の達成可否に可否に関わらず、全額を工事請負費として本事業に活用させていただきます。
※工事請負費は、原材料費、人件費、ヘリコプター空輸代を含みます。
安全で快適な登山を目指して
檜枝岐村の山岳観光を支える会津駒ケ岳。老朽化した木道の整備と休憩用のデッキを設置することは、登山者の安全と快適さの向上につながり、山岳観光地としての魅力をより高めます。
少子高齢化により人口減少が加速している檜枝岐村では、U・Iターン者を増やすことが大切だと考えています。そのためには魅力ある村づくりをしていく必要があり、全国にファンがいる「会津駒ケ岳」はその大切な魅力の一つです。
また、会津駒ケ岳をより、魅力あるものにしていくためには、村民一人一人が美しい自然を守る意識を持つことが大切です。地元の中学生は学校行事で3年に一度、会津駒ケ岳登山を行っており、美しい眺望と老朽化した木道をどちらも目にすることになります。
本事業によって、少しずつ木道整備が進められていく様子を見ることは、きっと郷土愛への芽生えのきっかけになると思います。
■限られた時間で、少しずつ着実に整備
平成30年度、山頂から中門岳方面に新設されたデッキ。ひんやりとした風を感じながら、雲の流れを見る心地よい時間をお楽しみいただけます。
少しずつ木道をよみがえらせます
事業実施のスケジュール
・2018年:テラス3基の補修及び新設、木道敷設
・2019年:木道敷設、滑り止め
・2020~2022年:木道敷設工事
檜枝岐村長 星 明彦
美しい自然を後世に
会津駒ケ岳は村の宝だけではなく、日本の宝となる名峰です。
村ではこれまでも、木道敷設工事、湿原裸地化回復工事、公衆トイレの設置により、環境保護と登山者の利便性、安全性確保に努めてまいりましたが、厳しい自然にさらされた木道の整備は、補助金に頼っているだけでは間に合いません。本来、国立公園は国の管理となりますが、村としても早急な対応が必要です。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、活動自粛という状況から始まった令和2年度ですが、5月14日に緊急事態宣言が一部解除され、新しい生活様式を取り入れながら少しずつ普段の生活が戻ってきている状況です。広大で美しい会津駒ケ岳へ足を運んでくださる多くのお客様を迎えられるよう、引き続き事業を進める予定です。
事業実施と施設の維持には莫大な費用が掛かりますので、寄附を募りながら財源を確保してまいります。先人たちが守り続けた美しい自然を後世に受け継ぐため、一人でも多くの皆様からのご協力をお願いいたします。
寄附者のみなさまへ
貴重な自然と登山者を守りたい
環境省データによると会津駒ケ岳の入山者数は、年間8,000~10,000人。どんなに山が好きな方でも、怪我をすればつらい思い出の方が強く残ってしまいますので、木道を整備することで登山者の安全性を確保してまいります。補助金だけに頼っていては、木道整備が完了することは不可能であり、多くの方からのご賛同をいただきながら整備事業を進めております。
湿原に群落するハクサンコザクラ。毎年7月中旬~下旬にかけてピークを迎えます。
お礼の品をご紹介
①会津駒ケ岳オリジナルTシャツ
快適な登山を応援するドライシャツです。
※色はご指定できません。サイズ(男女兼用S.M.L)のみご指定いただけます。
➁協力いただいた方の名札掲示
名札は、会津駒ケ岳駒の小屋および尾瀬・檜枝岐山旅案内所の2か所に掲示いたします。(希望された方のみ)
駒の小屋の炊事場に掲示されている名札。食事をしながらお名前を探してみてはいかがでしょうか。
お礼の品一覧
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2020年09月29日 09:24
寄附募集期間終了のお知らせ
「第3弾!会津駒ケ岳のハイカーと湿原を守るため、安全な”木道”を取り戻したい」プロジェクトにつきましては、9月28日をもちまして寄附募集期間が終了いたしました。
88名の方からご支援いただき、90日間の寄附総額は113万円となりました。心より感謝申し上げます。
また、いただいたご寄附はすべて木道整備事業に活用させていただきます。
大自然は美しく、厳しいものです。整備した木道も年数がたてば老朽化し、再び整備をすることになるので、終わりのないプロジェクトですが、毎年少しずつ整備をしていきます。
引き続き会津駒ケ岳をよろしくお願いいたします。もっと見るまだコメントはありません
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2020年09月23日 10:56
会津駒ケ岳山頂湿原木道整備事業 寄附の御礼
今回で3回目となる「会津駒ケ岳のハイカーと湿原を守るため、安全な”木道”を取り戻したい!」プロジェクトは、多くの皆様からのご支援により、9月18日に寄附目標金額を達成いたしました。募集期間末日である9月28日までにお預かりいたしました寄附金は、全額工事費用に充当させていただきます。
引き続き本プロジェクトを支援してくださった方、実際に整備後の木道の上を歩かれた方、コロナ禍で来村することをためらいがならも本事業を気にかけてくださっている方のさまざまな想いが、メッセージを通して伝わってきました。
ご支援いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
檜枝岐村は、引き続き尾瀬国立公園とともに歩む村として、環境保全に全力を尽くしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。もっと見るまだコメントはありません
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福島県檜枝岐村
檜枝岐村は福島県の西南端に位置し、面積の約98%を林野が占める自然豊かな村です。令和2年4月1日現在の人口は531人で、村民みんなが顔見知りの小さな村ですが、「尾瀬国立公園」や日本百名山の「会津駒ケ岳」や「燧ケ岳」へのアクセス拠点となっており、毎年多くの観光客が訪れています。
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