全国和牛ハイスクールサミットinこばやし初開催! 和牛生産の未来を担う高校生を応援したい!
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 1,077,000円
目標金額:2,500,000円
- 達成率
- 43%
- 支援人数
- 67人
- 終了まで
- 受付終了
宮崎県小林市(みやざきけん こばやしし)
寄付募集期間:2019年8月1日~2019年9月30日(61日間)
宮崎県小林市
全国的に生産者の高齢化や後継者不足に悩む畜産業界。宮崎牛の一大生産地である小林市も例外ではありません。畜産業界の抱える課題を広く認知していただき、全国に支援の輪が広がることを願って、クラウドファンディングに挑戦します。
5年に1度開かれる「全国和牛能力共進会」は、「和牛のオリンピック」とも称され、全国から一流の和牛が集います。2017年の宮城大会では復興特別枠として「高校の部」が設けられ、参加した生徒たちにとって大変貴重な機会となりました。そのような機会を一人でも多くの高校生に提供します。
※小林市内の方は本文中の緑のボタン「ふるさと納税で応援」からご寄附ください。事業報告書とお礼状をお届けします。
このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。控除上限額内の2,000円を越える部分について所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
このままでは和牛が食べられなくなるかも?
生産者や飼養頭数の減少と輸出の拡大
人口減少や高齢化など、日本が抱える問題は多種多様な産業に暗い影を落としています。和牛の生産現場も漏れることなく、生産者の高齢化と後継者不足が課題となっています。
地域一体となった生産基盤の強化を図る「畜産クラスター」事業など、国を始め関係者が一体となって課題解決に挑んでいるものの、生産者の減少や飼養頭数の減少傾向に歯止めがかかりません。全国の肉用牛の飼養戸数は平成17年度と比較して40%以上も減少しています。
一方、和牛は世界で人気を拡大しており、現在、牛肉の輸出拡大に向けた動きが本格化しています。販路の拡大は生産現場にとって明るいニュースである一方、生産量が減少する中で輸出量が増加することは国内流通量が減少することに繋がり、価格の高騰も含め和牛が私たちの食卓から遠い存在になってしまうことも懸念されます。
今、消費者も含めて和牛生産現場の課題を広く共有し、その課題に地域とともに向き合うことが必要です。
未来の和牛生産を担う高校生を応援したい
若い力を結集し、夢と希望を語り合おう!
小林市の基幹産業は農業。中でも畜産の占める割合は非常に高く、市役所の組織に「畜産課」が設置される程です。畜産業が与える地域経済へのインパクトは大きく、2010年に発生した口蹄疫では甚大な被害を受けました。
その苦難は、家畜防疫に関する体制の強化や技術の確立を促進しました。2017年の全国和牛能力共進会では、宮崎県代表和牛28頭のうち11頭を小林市から出品する快挙を達成。肉牛の部で内閣総理大臣賞受賞牛を輩出するなど、宮崎県代表として素晴らしい成績を残しました。
今回、小林市の畜産関係者を中心に「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし実行委員会」を設立。全国和牛能力共進会で史上30年ぶりの高校出品を果たし、2区で5位入賞という快挙を成し遂げた小林秀峰高校を主な会場に事業計画の立案を進めてきました。
「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし」の開催は2019年10月2日から3日間。実行委員会を中心に企画・運営します。プログラムは、日中のシンポジウムや技術・研究の実地研修、夜間の歓迎会や交流会など盛りだくさん。畜産を学ぶ高校生が学びあい、刺激しあえる機会を創出します。
■寄附金の使い道
「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし」開催費用の一部
・講師、コーディネーター、パネラー、招待校の旅費 約247万円
・ウェブサイト構築、受付フォーム作成など 約189万円
・消耗品費や印刷製本費など 約134万円
・講師、コーディネーター、パネラーの謝礼 約108万円
・移動用バス借上げ料 約88万円 など
※目標金額に達しなかった場合、小林市未来まち創生基金を取り崩し、本サミット開催に充当します。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、次年度以降の本サミット開催の充実に活用させていただきます。
未来の担い手のモチベーションアップ
若者の活気が地域の畜産に活気をもたらす
和牛のオリンピック、全国和牛能力共進会は5年に一度の大会。限られた高校生しか挑戦することが叶いません。全国の農業高等学校は360校を超えますが、地域外の高校生と交流し、他地域の生産現場を学ぶことができる機会は多くありません。
次なる全国和牛能力共進会は2022年。お隣の鹿児島県が会場です。大会テーマは「和牛新時代 地域かがやく和牛力」。地域の特色ある牛づくりの取組を強化し、「風土の産物」とも呼ばれる和牛の魅力を発信した前回大会の成果をより確実なものにすることを目指しています。
3年後の全国和牛能力共進会に向けて、地域一体となった機運を高めるとともに、全国和牛ハイスクールサミットに参加した高校生が「もう一度南九州へ」と全国和牛能力共進会鹿児島大会を目標にしてくれるようなサミットにします。
小林市にとっては、全国和牛ハイスクールサミットを通して、小林市と関係性を持ってくれる人が増え、小林市における交流人口が増えてくれることを願います。小林秀峰高等学校の生徒さんを始め実行委員会に関わった人たちで「和牛のまち小林市」に対する愛着や誇りを共有し高めることができたら、地域の産業振興にも大きく寄与することができます。
初開催となる今回は、参加校25校以上、参加生徒数300人近くを見込んでいます(7/25現在)。 よりよい学びと交流の機会を創出するため、様々な企画を検討・準備しています。
■事業実施のスケジュール
全国トップレベル、宮崎県畜産共進会の見学も
2019年10月2日 オープニング「口蹄疫からの復興と全国大会への歩み」
2019年10月3日 第61回宮崎県畜産共進会の見学とシンポジウム
2019年10月4日 畜産新技術や超音波診断などの研修 など
事業に携わる方の思い
小林市役所 経済部 畜産課
■農業・畜産業が持つ魅力や可能性を拡げたい
日本が世界に誇る和牛は、先人たちの努力や情熱により作り上げられ、現在へとつながっています。しかし、全国的に生産者の高齢化と後継者不足が叫ばれており、当市でも担い手の確保は喫緊の課題となっています。
過去から続く努力や思いを現在そして未来へつなぐため、全国和牛ハイスクールサミットを通して畜産業の将来を担う全国の高校生がつながりを持ち、互いに切磋琢磨することで地域畜産業の魅力や可能性を再発見して欲しいと思います。
また、畜産業といっても生産現場がすべてではありません。技術指導から加工・流通など畜産に関連する産業は多岐にわたります。サミットを通してキャリアデザインを考え、将来へ夢と希望を持って畜産業に携わっていただきたいです。
宮崎県立小林秀峰高等学校
■ホスト校として精いっぱい頑張ります
今回の全国和牛ハイスクールサミットのホスト校として、全力を尽くして全国の高校生の皆さんをサポートします。
この大会は、畜産の次世代を担う農業高校生が全国から集まります。和牛についての意見や情報交換などを行い全国の畜産について学んでいきたいです。また、「和牛」を通して全国に仲間をつくり、日本の和牛を支えていけるような関係を構築できることを目指します。
私たちの大好きな畜産がこれからも夢と希望を持てるような大会にし、全国の高校生と繋がるきっかけとなるこの大会を盛り上げていけるよう、私たち小林秀峰高校農業科生徒一丸となって頑張ります。
参加する高校生の思い
福岡県立八女農業高等学校から参加します!
昨年から新たに肉牛繁殖経営に挑戦中
福岡県の農業先進地域・八女市にある、創立117年を迎える伝統ある農業高校で、福岡県の農業教育推進整備拠点校です。
学科は動物科学と食品加工が学べる「生物利用科」、茶業・作物、果樹が学べる「生産技術科」、野菜、草花、植物バイオが学べる「システム園芸科」、フードデザイン、ヒューマンサービスが学べる「生活科学科」の4学科があります。
動物科学専攻大動物コースでは、昨年12月に酪農経営から肉牛繁殖経営に転換し、現在黒毛和種雌成牛2頭、雌育成牛7頭、子牛2頭を飼育しています。
まだ、繁殖経営を始めたばかりで、和牛の知識が乏しいため、今回の「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし」で本場の和牛をよく見て、勉強して、今後の繁殖和牛プロジェクトに活かしていきたいと思います。
今回は生物利用科3年生から1人、同2年生から2人、計3人が参加させて頂きます。一生懸命勉強したいと思いますのでよろしくお願いします。
住民の声
和牛生産農家 森岡 伸一さん
高校を卒業して市外で就職した後に就農しました。現在は、両親と妻で65頭の和牛を飼育しています。忙しい日々を送っていますが、私たちが飼育した和牛が、周りから高評価をいただいたときはやりがいを感じますね。
私には3人の子どもがいて、高校三年になる次女は「将来は畜産農家になりたい」と夢を話してくれます。畜産農家として、親としてうれしい限りです。
しかし、同業者の中には高齢化が進み、子どもはいるものの畜産以外の仕事に就いているため後継者がいない状態にある人も少なくありません。そのため、若いうちから畜産に触れ興味を持ってもらうことはとても重要です。
今回の全国和牛ハイスクールサミットの開催は、将来を担う畜産業の後継者たちにとっていい機会になると思います。若いうちから畜産業に触れ、将来を考えることで後継者の増加につながるのではないでしょうか。
私は、周りの手助けがあったからこそ今日まで畜産業を続けることができました。だから、みんなで今の環境を守り子どもたちにも同じような環境で畜産業を続けてほしいですね。
寄附者の皆様へ
小林市からのメッセージ
九州南部に位置する宮崎県小林市。南西部には霧島連山、北部には九州山地の山々が連なり、緑豊かな森林や高原が広がる風光明媚な田園都市です。市内には70を超す湧水があり、人々の生活や地域経済に潤いを与えてくれます。
豊かな自然環境に恵まれた宮崎牛の一大生産地・小林市で開催される「宮崎県畜産共進会」の視察研修を始め、全国の高校生にとって有意義なサミットとなるよう多彩な企画やプログラムを用意し、優秀な宮崎牛を輩出するこの土地の歴史と風土、人々の情熱と愛情で、全国の高校生をお迎えいたします。
皆さまの温かいお力添えを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
現在進捗情報はありません。
宮崎県小林市
九州南部に位置する宮崎県小林市。南西部には霧島連山、北部には九州山地の山々が連なり、緑豊かな森林や高原が広がる風光明媚な田園都市です。市内には70を超す湧水があり、人々の生活や地場産品に潤いを与えてくれます。 小林市の誇る地場産品の中でも特に際立つのが、和牛トップブランドの宮崎牛。生産者の飽くなき情熱と大自然の恵みに抱かれてすくすくと育った宮崎牛は、ぜひとも一度は味わっていただきたい逸品です。
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