• TOP
  • 過去実績
  • 西日本豪雨災害などで傷ついた遍路道を守りたい!

西日本豪雨災害などで傷ついた遍路道を守りたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,000,000

100%

目標金額:1,000,000

達成率
100%
支援人数
62
終了まで
受付終了

愛媛県(えひめけん)

寄付募集期間:2019年8月1日~2019年9月11日(42日間)

愛媛県

プロジェクトオーナー

四国路の春は遍路の鈴の音とともに始まるといわれるように、私たち四国に住み、生活している者にとって、みちみちですれ違うのは日常的なことで、白衣のお遍路さんが四国の自然の中を歩く風景は、四国を代表するイメージです。
古くからの雰囲気を残す遍路道は文化財としての価値も高く、これまでも地元住民の方々の手によって大切に守られてきましたのでその一部は国の史跡として指定されています。
しかし、土道である遍路道では昨年の西日本豪雨災害や台風などにより土砂の流失や倒木が発生し、休憩施設が壊れるなど、お遍路さんが安全・安心に巡礼できない場所もあります。
そこで、「伊予遍路道」の保全・保護や環境整備に取り組みます。

このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。控除上限額内の2,000円を越える部分について所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

ふるさと納税をもっと知る
私はふるさと納税をいくらできる?(寄附金控除額のめやす)

菩提の道場を巡礼する

煩悩を断ち切り悟りの境地に達する地

フランス人女性による四国遍路の体験や感動をつづった著書の出版や、ニューヨークタイムズ紙で「2015年に行くべき場所52選」として紹介されるなど海外の認知度も高まり、特に、八十八箇所の札所を徒歩で巡る歩き遍路は、精神的な充実感に加え、自然や人々との触れ合いなど、ほかでは得がたい体験として若者や外国人からも注目を集めています。

愛媛には宇和海や西日本最高峰の霊峰・石鎚山を通り、穏やかな瀬戸内海に至る多彩な自然があり、第40番札所・観自在寺から第65番札所・三角寺まで四国最多の26の霊場と四国最長の遍路道があります。

平成28年度に、「仏木寺道」と「横峰寺道」が「伊予遍路道」として史跡指定を受けたほか、29年度には、「龍光寺」、「横峰寺」、「三角寺奥之院道」などが、30年度には「観自在寺道」が史跡指定を受けています。

しかし、土道である遍路道は昔ながらのおもかげを残す反面、昨年7月の西日本豪雨災害や度重なる台風の被害を受け、文化的価値が損なわれるおそれがあり、お遍路さんが安全・安心に巡礼できるよう遍路道の補修や休憩所、ベンチ等の環境整備を行う必要があります。

 

国史跡「観自在寺道」を守る!

地域とともに

国史跡に指定された「観自在寺道」は、高知県宿毛市の第39番札所・延光寺から愛媛との県境、松尾峠を経て愛南町御荘平城の第40番札所・観自在寺に至る道で、四国西南地域の土佐から伊予の主要な連絡道路として機能しており、伊予の遍路道の起点に位置付けられ、今もなお江戸時代の旧状を保っています。

観自在寺道では、地元の小山地区住民らが30年以上前から年2回、清掃活動を継続しています。

2006年に始まった遍路道を歩くイベント「トレッキング・ザ・空海・あいなん」のコースにもなっており、地域住民により大切に守られています。

今回頂いたご支援により、「西日本豪雨災害や台風などにより発生した倒木の除去」や、「遍路道が浸食されない水路(水きり)の再設置」、訪れたお遍路さんがつかの間に一息休むベンチや休憩所の補修を予定しています。

また、観自在寺道のほか、国史跡に指定された県内の遍路道において、日常的な管理に携わっている住民団体に対して必要な小道具類を配付し、地域による維持管理を応援します。

寄附金の使い道

・破損した水切りの補修や倒木の処理

・ベンチや休憩所の補修などの環境整備

・日常的な維持管理に取り組んでいる地元団体へ小道具類の現物支給

寄附金の使い道

 

豊かな自然の中で知り、学び、気づく、貴重な歴史!

遍路文化が根付く町

宇和海の美しいサンゴ礁とそこで獲れる日帰りカツオ、ほどよい甘さとさわやかな酸味が特徴の和製グレープフルーツ「愛南ゴールド」の日本一の生産量を誇る愛南町は、第40番札所・観自在寺があり遍路文化が根付き、地域のふれあいを深めてお接待の心を育む町でもあります。

愛南町では、「トレッキング・ザ・空海・あいなん」というウォーキングイベントが年に1回開催され、子どもから大人まで500人を超える参加者が1日で10kmから20kmの遍路道を巡ります。

イベント時には、地域の人が「お接待」としてみかんやお茶を配ったり、四国遍路の文化が色濃く感じることができます。

■お遍路さんと地域が支えあう遍路道に

地域のお接待の気持ちで遍路道の保全・整備を進めます。

【2019年11月】
・遍路道の修繕計画

【2019年12月】
・修繕開始
・小道具の購入、配付 

【2020年3月】
・修繕完了

地域のお接待の気持ちで遍路道の保全・整備を進めます。

 

事業に携わる方の思い

愛媛県まなび推進課 課長 佐川 光俊

■地域が誇る宝を未来につなぐ

写真

四国遍路は、地域住民によって金品や物品を無償で援助したり、宿泊所を提供したりする「お接待」に支えられて数百年にわたり継承されてきた、生きた伝統であり、今なお全国各地や海外からのお遍路さんが訪れています。

四国の住民にとっては、四国遍路は身近な生活に溶け込んだ地域の大きな「誇り」であり、次の世代にしっかりと継承していくためにも、みなさんと思いを共有しながら、四国遍路を世界文化遺産にしたいと考えています。

ぜひとも、この取組みにご支援をお願いします。

観自在寺 住職 三好 睦人さん

写真

観自在寺は、四国八十八箇所霊場第四十番目の札所で、伊予遍路道最初の札所です。

順打ちをされる歩き遍路の方々にとっては、「修業の道場」と言われる土佐遍路道を越えてようやく入ることができた「菩薩の道場」最初の札所でありますので、お参りされるお遍路さんの表情が、どことなしに少し安らいだように見える時があります。

この度国史跡となりました伊予遍路道観自在寺道から観自在寺までは、お遍路さんの一歩一歩が引き継いできた道と、四季折々の風情が楽しめる自然豊かな景観があります。それらが尊重されながら、世界遺産として登録されることを願っています。

トレッキング・ザ・空海あいなん実行委員会 会長 徳岡 朗さん

写真

愛南町には、松尾峠を越える遍路道と柏坂を越える遍路道を毎年秋に歩く、「トレッキング・ザ・空海あいなん」というイベントがありますが、いずれ世界遺産として歩くことができればと願っています。

このイベントでは、ところどころで心のこもったお接待や、地域の人との交流、そして道を歩く中で浮かんだ俳句を詠む句会ライブなどを行っています。

四季の風情と歴史を感じながら歩くだけでなく、その思い出や景観を俳句や写真などの記録として残していただければ幸いです。

小友会 代表 山下 保志さん

写真

伊予土佐の国境である松尾峠から愛媛県側の遍路道は、愛媛県側の麓の小山地区が親の世代から除草などの環境整備を行ってきました。

その道が、平成30年に「伊予遍路道観自在寺道」として国の史跡に指定され、大変感慨深いです。世界遺産として登録されることを願っています。

この道を、一人でも多くのお遍路さんに気持ち良く通っていただけるよう、これからも松尾峠を大切にしていこうと考えています。

峠から眺める海は、小山地区の隠れた名所だと思います。是非とも松尾峠を歩きにいらしてください。

 

住民の声

愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター センター長 胡 光

■四国の文化を未来へ

写真

7月豪雨の直後には、宇和島市に古文書救出に向かい、被災の状況や大勢の方の協力で復興が進められる様子を目にしました。遍路道のなかには、今もなお崩れたままのところもあります。

現在の遍路道は300年以上前の江戸時代に誕生して、四国内外の人々の手で守られてきました。

最近、増えてきた外国人遍路の皆さんは、四国の道に失われた古き良き日本の姿を見つけに来ています。四国遍路や遍路道は四国の文化そのものであると言えます。

道後石手寺の衛門三郎伝説には、弘法大師のもとでの「再生の物語」が説かれ、現在でも四国の地を巡った人々は「再生」して帰ります。

今度は、この遍路道が「再生」できますよう、皆様のご支援をお待ちします。

 

四国に住む人の願い!

愛媛県からのメッセージ

これまで「四国はひとつ、四国遍路を世界遺産に」を四国共通の思いとして四国遍路の世界遺産登録に取り組んできました。

今回のプロジェクトは四国に住む方々の願いに応えるため、県としても何か取り組まなければと思い立ちチャレンジしてみました。

このプロジェクトを進めることで、被災にあったり、財政難に苦しんでいる自治体や団体にとって遍路道の保全・保護に取り組むモデルケースになればと願っています。

四国遍路を巡ったことのある方や、これから四国遍路に行ってみようという方、四国遍路に興味のある方のご支援をお待ちしています。よろしくお願いします。

お礼の品一覧

ご寄付してくださった皆様には、些少ですが愛媛のイメージアップキャラクターのみきゃんの特製缶バッジをお礼にお送りします。缶バッジの絵柄の指定はできませんのでご了承ください。

  • 2021年09月10日 15:40

    完了報告(令和元年度)

     皆様のご支援により、地元自治体及び住民団体との協働により、「伊予遍路道(観自在寺道)」(国史跡)の壊れた箇所や休憩所などの修繕作業を行いました。
     また、愛媛県内の国史跡に指定された「遍路道」の維持管理をしている地元団体等への清掃用具類の支給をしたところ、ご支援をいただいた方への感謝とともに、「たいへん有り難いことで、今後の活動の励みになる。」といった声が寄せられました。
     引き続き地元の方々と協働して、持続可能な保全活動を進めたいと考えております。ご支援をいただきました皆様に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

愛媛県

温暖な気候、やさしい人情、人も風土もあたたかいかんきつ王国、愛媛県。太陽と潮風をいっぱい浴びて育った温州みかんやいよかんなどその数はなんと約40種類。海の幸も豊富でブリの養殖は日本一。最近では、みかんブリやチョコブリなども登場。「サイクリストの聖地」として知られるしまなみ海道でひと汗かいた後は、「古事記」や「日本書紀」にも登場した日本最古といわれる道後温泉のお湯に浸かってゆったりしてみては。皆様のご来県をお待ちしております。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • まだ遍路道を歩いたことはないですが、これを機に歩いてみたいです。

    2019年9月11日 12:40

  • よりよい遍路道整備を希望します。応援しています。

    2019年9月9日 20:17

  • 愛媛大好きみきゃん大好きです。
    お遍路始めました。
    復興にはまだ時間がかかりそうですが、頑張ってください。

    2019年8月25日 10:06

  • お遍路やってるので、すすんで寄付します。

    2019年8月25日 10:03

  • 遍路道の補修、頑張って下さい。

    2019年8月18日 21:28

  • 遍路道が少しでも安全になりますように。

    2019年8月12日 9:16

  • 引いては、四国八十八ケ所遍路の世界遺産登録に向けて、一助となれば幸いです。
    みんなで盛り上げてまいりましょう。

    2019年8月11日 15:52

  • 故郷愛媛を離れて随分経ちますが、やはり故郷の様子はいつも気になります。愛媛の魅力の復興、発展を心より祈念しております。

    2019年8月8日 15:35

  • 遍路道の修復をよろしくお願いいたします。

    2019年8月8日 15:02

  • お役立てください。

    2019年8月8日 12:01

  • 遍路道の修復を応援します!

    2019年8月8日 11:39

  • 四国が誇るべき財産である四国八十八箇所の霊場と遍路道、そして長年培われてきた遍路文化を将来にわたり保存・継承していくために有効にご活用ください。

    2019年8月5日 17:22

  • 頑張れ、愛媛県!
    目標達成を祈っております。

    2019年8月1日 17:34

  • 田舎の愛媛を応援しています。
    お遍路さんが安心して通れますように。

    2019年8月1日 11:31

はじめての方へ