磯焼けに歯止め!豊かな海を取り戻す藻場の再生事業(第2弾)

福岡県宗像市 福岡県宗像市

main_img

寄附募集期間:2018年12月20日~2019年3月18日(89日間)

寄附金額
224,000
支援人数
16
達成率
7.5%
目標金額
3,000,000円
終了まで
60日 / 89日

福岡県宗像市

プロジェクトオーナー

宗像市は、天然トラフグやマアジ、ヤリイカなど年間を通じて様々な水産物が水揚げされる漁業が盛んなまちです。また、日本海沿岸の海女の発祥地とも言われ古くから豊かな海の恩恵を受けていました。しかし、近年では「磯焼け」という現象が起こっており、アワビ等の漁獲量の減少など、漁業者にとって深刻な問題となっています。

藻場が消失する磯焼けは全国的にも拡大しており、水産資源の保護の面だけでなく、私たちの環境を守るという面でも、重要な問題です。

宗像市は、豊かな海を取り戻し未来へ引き継ぐため、磯焼けに歯止めをかけ藻場の再生に取り組みます。

福岡県宗像市

宗像市は、周囲を山に囲まれ、玄界灘に4つの離島を有しています。その自然豊かな環境から、農業・水産業・畜産業のすべてが盛んで、四季折々、様々な特産品があります。また、4世紀から9世紀の間、大陸との交流が盛んで航海の安全を祈る祭祀が行われた歴史があり、2017年7月に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録されました。ぜひ一度、宗像市にお越しになってください!

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

年末年始の寄附受付期日について

宗像市では、年末年始の寄附受付期日を、以下のように設けております。
各期限を必ずご確認いただけますよう、よろしくお願いいたします。

【年末年始の寄附受付期日】
クレジットカード決済
2018年12月31日 23時59分59秒までの決済分を2018年分として受け付けます。2019年1月1日0時00分より2019年度分を受付開始します。

【ワンストップ特例申請書】
12月26日(水)までの申込・支払完了分は、宗像市からワンストップ特例申請書の郵送を行っております。
※ワンストップ特例申請書の提出締切は2019年1月10日必着です。ご注意ください。

 

藻場を再生し、豊かな海の復活

磯焼けに歯止めを

2017年7月に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録された宗像市。4世紀から続く信仰や海を中心とする文化をこれまで守ってきたのは、まさしく海に携わる人々でした。長く続く海との関係があり、古くからその豊かな海の恩恵を受けてきました。

しかし、近年では海水温の上昇などにより、海底の海藻が減少し砂漠のような状態となってしまう「磯焼け」という現象が起こっており、アワビの漁獲量の減少など、漁業者にとって深刻な問題となっています。

実際、宗像市では、ここ10年程でアワビ等の漁獲高が半分近くにまで落ち込んでしまいました。

藻場は、アワビやサザエなど貝類のエサになるほか、魚の産卵場所となり、幼稚魚が暮らす場となり、甲殻類や小魚のエサ場となる、海の生態系にとって無くてはならないものです。それ以外にも、窒素やリンを吸収し酸素を供給する、言わば「海中の森林」でもあります。

「磯焼け」は宗像市だけでなく、近年、日本各地の海岸で起こっており、水産資源の保護の面でも、私たちの環境を守るという面でも、全国的に重大な問題になっています。

宗像市では、これまでも「藻場の再生」に取り組んできていますが、一自治体だけでは限界があります。藻場を再生することができれば、そのノウハウを全国に伝えることができ、結果、日本の海を守ることへとつながります。

「磯焼け」に歯止めをかけ、子どもたちに豊かな自然を引き継ぐため、藻場を再生し、豊かな海を取り戻すためにも、ぜひ皆様のお力をお貸しください!

 

藻場回復への取り組み

海藻が生えやすい環境へ

ブロックなどを沈めて作った魚の棲みかを人工漁礁と言いますが、海藻が生えやすい人工物を海に沈めたものを「藻礁(そうしょう)」と言います。 本市では海底に自然石や、牡蠣殻をベースにした基材の「貝藻くん」を投入しています。投石から1年くらい経つと藻類のホンダワラが定着し、周辺にも藻が広がり始めていることが確認できるようになります。そして徐々に、磯焼けした海域が元の藻場へと回復していきます。 

磯焼けの原因の一つが、海藻を食い荒らす食害生物のガンガゼです。ガンガゼはウニの一種ですが商品化には向いてなく、増えすぎると磯焼けが進行してしまいます。このため、海士が海底に潜って駆除し、バランスを保つようにしています。

このような藻場の再生事業を平成24年度から始め、その効果検証と研究のため、数年に渡って海底のモニタリング調査も続けています。その調査では、徐々に海藻が定着し、アワビやサザエなどが育成している姿も確認することができました。

 

伝統の「鐘崎海女」を継ぐ決意を後押ししたい

■日本海沿岸の海女発祥の地に新しい風

市内最大の漁港である鐘崎は、「日本海沿岸の海女発祥の地」といわれる港です。

鐘崎海女は、その優れた潜水技術をもって良い漁場を求めて、遠くは能登まで漁に出て定着したといわれています。最盛期の江戸時代には300人ほどいた鐘崎海女も、資源の減少や時代の流れも重なり後継者が育たず、女性はわずかとなりました。

伝統ある鐘崎海女を絶やしてはいけないと、昨年度、地域おこし協力隊として海女の後継者を募集し女性2人を採用。平成30年4月から、漁師の指導のもとで「宗像のあまちゃん」として活動を始めています。さらに地元からも後継者として女性1人が潜り始めており、新しい希望の風が吹き始めています。

海女・海士は、ウニやサザエ、海藻などを採る「磯根漁(いそねりょう)」という潜水漁業を行い、生計を立てています。この春から海女の修行をしている彼女たちも、一人前になれば磯根漁を中心に稼いでいかなければなりません。

「あまちゃん」たちが海からの恵みを受け、そして次世代につないでいくためにも、磯焼けに歯止めをかけ藻場を再生することが必要です。

藻場の再生事業は、厳しい環境の中で、伝統の「鐘崎海女」を継ぐ決意をしてくれた彼女たちを、後押しする事業でもあります。

 

事業に携わる方の思い

鐘崎磯根漁漁師の皆さん

■将来、子どもたちに豊かな海として残していきたい

写真
ここ鐘崎の海女漁は、古くは魏志倭人伝にも登場し、潜水し魚貝を捕っていたことが伝えられているほど。また、潜水技術に優れた鐘崎の海女は、壱岐や対馬、遠くは能登半島にまでその技術を伝えたとも言われています。

海に潜り、海の中から地球の変化を見てきた私たちですが、近年の環境の変化には、驚くばかりです。

私たちも漁期を制限したり、藻を食べるウニ(ガンガゼ)を駆除したり、稚貝を放流したりと、藻場を回復させ、水産資源を守る取り組みを続けていますが、昔のようにはアワビ等がたくさん捕れなくなっているのが現状です。

将来、子どもたちに豊かな海として残していくことは、私たちの責任だと思います。また、水産資源が回復してくれば、鐘崎で捕れるすばらしい海の幸をもっともっと多くの方に味わっていただけると思っています。ぜひ、豊かな海の象徴でもある藻場を再生するため、私たちの取り組みに手を貸してください。

 

寄附者の皆様へ

豊かな海を取り戻す取り組みにどうぞご支援ください

海水温の上昇や藻食動物の増大、生活排水の流入に伴う汚濁など、磯焼けの発生原因はさまざまです。しかし、私たちの生活が何らかの影響を与えていることは、疑いようのない事実です。

磯焼けがこれ以上広がらず、少しでも回復するよう、今、始めなければ、元の豊かな海を取り戻すことは困難になってきます。

海に囲まれた日本は水産資源に恵まれた国ですが、近年、その漁業の深刻さもさまざまなニュースで目にすることが多くなってきました。30年後には、今、採れている水産物の状況がさらに大きく変わってしまっているかも知れません。

美味しい魚や貝、海藻といった豊かな海からの恵みを味わってもらうため、そして子どもたちにも大切な海を引き継いでいくため、この事業に取り組んでいます。目に見えて漁獲量が増えるには数年以上かかるかも知れませんが、宗像市が取り組む「藻場の再生」事業にどうぞご協力をお願いします。

 

お礼の品をご紹介

宗像市で獲れた「絶品」の魚介類をお届けします!

私たちが守りたい海の幸をぜひ一度ご賞味ください。守りたい理由がわかるはずです。

お礼の品一覧