母乳育児に悩むポカラのお母さんを助けたい!「母と子の未来を守るプロジェクト」
カテゴリー:まちづくり
寄付金額 65,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 3.2%
- 支援人数
- 2人
- 終了まで
-
90日
/ 90日
長野県駒ヶ根市(ながのけん こまがねし)
寄付募集期間:2025年12月1日~2026年2月28日(90日間)
長野県駒ヶ根市×ネパール交流市民の会

不安の中で子育てに奮闘するお母さんたち。
長野県駒ヶ根市の市民団体「ネパール交流市民の会」は、当市の国際協力友好都市ポカラ市において長年、健康教育や医療者の研修に取り組んできました。近年は母子手帳や乳房ケアが中心となり、ケアできる人も育ってきました。しかし、次の人材を育てる指導者はまだ少なく、今サポートの手を引くとせっかくの技術が途切れてしまいます。
現地に母乳育児の指導者が育ち、これまでの取り組みが現地に根付くまで、あと一歩!
青年海外協力隊訓練所のあるまち駒ヶ根市として、このプロジェクトを通じて国際交流のまちづくりを進めます。皆さまのご支援をお願いいたします。
駒ヶ根とポカラ 絆を育み25年
日本に2カ所しかない青年海外協力隊訓練所がある長野県駒ヶ根市。訓練所を活かした国際協力のまちづくりを進める中でネパールとつながりが生まれ、2001年にネパール第2の都市ポカラ市と国際協力友好都市協定を締結しました。
ポカラ市との交流の中心的な存在である市民団体「ネパール交流市民の会」は、ネパールの高い乳幼児・妊産婦死亡率の改善に取り組み、母子友好病院の建設支援など物的な支援に加え、現地ボランティアと協力して各家庭を訪問し妊婦検診の受診促進や生活指導を行ってきました。
駒ヶ根からポカラの母と子を守る
2015年からはJICA草の根技術協力事業として、約10年にわたり現地スタッフの育成や母子手帳を使った継続ケア、母乳育児のための乳房ケア技術の指導などに取り組んできました。研修には駒ヶ根市を含む上伊那地域の医療機関の協力を得て、助産師さんが現地に渡航したり現地スタッフを日本に招いての研修も行ったりしました。
コロナ禍でもオンラインを通じて支援を続け、これまでに乳房ケアのできるスタッフが20人以上育ち、母子友好病院にはネパールでは珍しい母乳外来も開設されるなど、大きな成果を残すことができました。
研修を受け入れた医療機関の皆さんの声
○文化や習慣が異なっても人の命を救うということに国境はないと感じた。
○海外に縁はないと思っていたが、とても身近に感じることができた。私にも海外の方の役に立つことがあったんだと気付かされ嬉しく思う。
コタツからできる国際協力
一般的な家庭に暖房設備のないネパールでは、赤ちゃんに帽子や手袋を着せて暖かくしてあげる風習があります。そこで高齢者サロンの皆さんが、病院で生まれた赤ちゃんのために手編みの帽子や手袋を作り、プロジェクトを通じて現地に届けるという取り組みを行ってきました。
遠く離れた駒ヶ根のおばあちゃんたちが愛情をもって編んでくれた帽子や手袋。母親たちは喜んで生まれたばかりの我が子に身に着けさせ、その様子を写真やオンラインで見るおばあちゃんたちにとっては大きな生きがいとなっています。
さらに乳房ケアの指導に必要な「おっぱいモデル」も高齢者の皆さんが製作しており、プロジェクトを進める上でなくてはならない存在となっています。
活動に関わった皆さんの声
○自分の作ったものが海を超え赤ちゃんとお母さんに届き喜んでもらっているということがとても嬉しい。
○糸の彩りや太さ、模様など考えながら作るので脳のトレーニングにもなっておりおかげです。
○編んでいるうちに幸せをあげるのではなく、私が幸せをもらっている気持ちになりました。
民際交流がつくる「幸せの循環」
駒ヶ根市では長年ポカラに中学生を派遣しており、現地ではホストファミリーの皆さんに「メロチョラ(私の息子)」「メロチョリ(私の娘)」と呼ばれ、家族のように温かく迎えられています。
ポカラから駒ヶ根に訪問団が来た際には、この中学生たちが中心になって交流会を開催。感謝と愛情が互いに巡り、両市の絆は深まってきました。
両市の強い絆をもとに、地域の学校や企業も支援を通じながら交流を行っています。
国と国との「国際交流で」はなく、市民同士の心でつながる「民際交流」。長年の信頼の積み重ねにより、駒ヶ根とポカラの間で世代や国境を越えた「幸せの循環」が続いています。
これまでの取り組みが現地に根付くまで、あと一歩!
2025年6月にJICA草の根技術協力事業は一区切りしました。母子保健プロジェクトは大きな成果を残した一方、母乳外来を継続させ、乳房ケアの技術を持つスタッフを現地で育てられる指導者を育てる段階には至っていません。せっかくの技術が途切れてしまわないように、現地に指導者を育てるための最後の後押しに、皆さまのご支援とマヤ(愛)をお願いいたします。
寄付金の使い道
○人材育成目的で技術支援する駒ヶ根市や上伊那地域の助産師・看護師・保健師の渡航費
○乳房ケア指導者養成のための教材・カリキュラムづくり
○駒ヶ根市民や学生による「手作りプレゼント」や交流教材づくりなど民際交流の活動支援
○日本とネパールをつなぐオンライン交流会や報告会の開催
○研修成果をまとめた映像・レポート・広報資料の制作と発信
○現地の母乳ケアの効果を調査・検証し、今後の改善に活かすためのリサーチ支援
※目標金額を達成できなかった場合、目標金額を超えた場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄付金は、本プロジェクトに活用させていただきます。
ご寄付いただいた皆さまには、お礼のカードをお送りします。
ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
長野県駒ヶ根市
長野県駒ヶ根市は西に中央アルプス、東に南アルプスと高い山々に守られた絶景を望むまちです。
駒ヶ根には日本に2カ所しかない青年海外協力隊訓練所があり、これまでに約2万人以上が駒ヶ根から世界へ飛び立っています。当市はこの訓練所を地域資源・地域特性として捉え、1979年の開所以来、訓練所を活かしたまちづくりを進めてきました。人口約3万1千人の地方の小さなまちですが、国際協力友好都市ネパール・ポカラ市との交流を続ける「ネパール交流市民の会」、地域で協力隊事業を応援する「駒ヶ根協力隊を育てる会」、外国籍住民と地域住民との相互理解を目指す「地球人ネットワーク in こまがね」などの市民団体が活動する国際色豊かなまちです。
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