宮川堤の桜を守り育て、次の世代のために美しい桜並木を引き継いでいきたい。
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 1,185,500円
目標金額:1,380,000円
- 達成率
- 85.9%
- 支援人数
- 212人
- 終了まで
- 受付終了
三重県伊勢市(みえけん いせし)
寄付募集期間:2018年12月10日~2019年3月10日(91日間)
三重県伊勢市

伊勢市の西部にある宮川堤には、1キロ余りにわたり約600本から成る、桜並木があります。1990年には「さくら名所100選の地」に選ばれており、3月下旬から4月上旬には多くの花見客で賑わいます。また、宮川堤は景勝地として有名であったため、1937年には三重県名勝に指定されました。
この貴重な景観を後世に伝えていくために、樹木医による桜の状況確認調査によって、保全すべき地域をエリアに分けていきます。その後、樹木医の助言を受け、桜の維持管理に取り組みます。皆様のご支援をよろしくお願いします。
*名勝とは文化財の種類の1つで、芸術上・観賞上価値が高い土地のことです。
宮川堤の桜を守っていきたい
三重県の文化財に指定されている桜並木!
桜の多くは樹齢70年から80年程度と見られ、そのほとんどが老齢期を迎えている状態です。また、補植されてから約30年から約40年経つ桜も交じっています。桜並木を維持するためには、良好な樹齢構成である事が必要となります。

また、今年(2018年)は台風の影響によって木が倒れたり、枝や幹が折れたりして合計106本の桜に被害がありました。その内、8月に発生した台風21号による被害が1番大きく63本の桜が影響を受けました。


これらの桜を守っていくために、樹木医による桜の状況確認調査によって、保全地域をエリアに分けていきます。その後、樹木医の助言を受け、維持管理のための事業を実施します。

*樹木医とは木のお医者さんで、傷んだり病気になった樹木の診断と樹勢回復、樹病の予防や後継樹の保護育成などにたずさわる専門家です。
宮川堤の桜を育てていきたい
桜が健康ですくすくと育つ環境に!

寄附金は、下記の事業に使わせていただく予定です。
【2019年3月】
・樹木医による桜の状況確認調査
【2019年4月以降】
・樹木医の助言により下記の維持管理を実施する予定です。
枯枝やてんぐ巣病にかかった桜の枝の切除
樹勢が悪くなった桜や倒木等の危険性のある桜の剪定
除去した桜の切断面への防虫剤の塗布
・樹木医による桜の処置後の回復状況確認調査
*てんぐ巣病とは、カビの一種が原因で発生する伝染病で、感染すると枝が異常に発生して、花が咲かなくなる病気です。
桜並木を後世まで残していく
桜がつなぐ人々の交流

宮川堤の桜を守り育てていく事によって、下記の成果が期待されます。
・桜並木を後世まで残すことができる。
・桜並木を見に来る観光客(花見客)が増加する。
・地域の方をはじめ伊勢市民が集い交流する憩いの場として活用できる。
・三重県指定名勝として文化財的価値のある景観が保存される。
■宮川堤の桜を守り育て引き継いでいきたい
打ち合わせが欠かせません!
事業実施のスケジュールです。
2019年3月:桜の状況確認調査
2019年4月以降:桜の維持管理

事業に携わる方の思い
伊勢市教育委員会事務局 山本 翔麻
■伊勢の名勝を引き継いでいきたい

宮川堤の桜は地元の方によって守られ、桜の名所となりました。毎年4月上旬に開催される「宮川春まつり」では、さまざまな屋台が軒を連ね、多くの家族連れでにぎわいます。
春を代表する伊勢の風物詩、宮川堤の桜。この先100年、200年と次世代に引き継いでいきたい伊勢の名勝です。
この名勝の桜を伊勢市民や花見に訪れる皆様にご協力いただき、維持管理していきたいと考えています。
ご協力よろしくお願いします。

樹木医 中村 昌幸さん
■宮川堤の桜を守り育てていきたい

宮川堤は多くの桜が植えられ、明治から現在まで花見の名所として愛され続けてきました。
現在の桜は昭和に入ってから植えられたものがほとんどですが、近年老木が多くなったこともあり、樹勢の低下が目立つようになってきました。
この桜のほとんどは‘染井吉野’です。世間では桜の寿命は70年くらいと良く聞きますが、実際にはきちんと手入れをしてあげればもっと長生きすることがわかっています。
樹勢を維持し適正な管理をしてあげれば、寿命が延びることはもちろんですが、根元から伸びる萌芽(ほうが)を適切に育てていけば、老木から新たな桜として再生することも可能です。
樹木診断・治療の中でも樹勢回復を得意としています。この貴重な桜のために今までの経験を活かしたいと思います。皆様と共に宮川堤の桜を守り育てていきましょう。

住民の声
中島学区まちづくり協議会 会長 竹内さん
■市の事業を応援します

中島学区まちづくり協議会は、伊勢市内を流れる清流「宮川」に隣接した地域に位置しています。
宮川堤には、多数の桜があり『桜の名所100選』にも選ばれ、シーズンには多数の人が訪れます。また、河川敷には宮川堤公園があり早朝からランニングやウォーキングを楽しんでいる方が多く見受けられ、地域住民だけでなく伊勢市民の憩いの場でありシンボル的な存在となっています。
そういった環境の中で、まちづくり協議会では地域の活性化及び振興を図るため「宮川堤おでかけマップ」の配布、ふれあいフェスティバル、地域を題材にした紙芝居、子どもを対象にした七夕星空教室、クリスマスから年末年始までのイルミネーション点灯、駐車場の花植え運動、桜の時期のぼんぼり立て等のイベント・催し物を行っています。
特に、先人たちが残してくれた財産である桜については古木・老木が多く、近年の気候変動による大型台風の襲来による枝折れ・倒木被害が多数発生しており、継続的な桜の維持管理が必要だと考えます。
私たち中島学区まちづくり協議会は、宮川堤の桜を後世に引き継いで行く為にも、桜を守り育てていく伊勢市の事業を積極的に応援していきたいと思います。
寄附者の皆様へ
伊勢市からのメッセージ

宮川堤の桜を守り育てて、次の世代に引き継いでいくためには、適切な桜の維持管理が欠かせません。そのために必要な費用を皆様に支援していただきたいと思います。ご協力よろしくお願いします。
また、春には宮川堤に花見においでください。お待ちしております。
※目標金額に達しなかった場合、市の一般財源から歳出して実施します。
お礼の品をご紹介
手作り「さをり」と宮川堤の桜のポストカード

手作り「さをり」1枚(地元NPOが就労支援でつくる栞、色は指定できません)と宮川堤の桜のポストカード1枚(プロのカメラマンが撮影)をセットにしてお送りします。
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2019年03月25日 00:00
宮川堤の桜を守り育てていきたい
本プロジェクトは3月10日を持って、寄附募集期間を終了しました。
たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。
寄附者の皆様からの応援メッセージに、とても勇気づけられました。
伊勢市教育委員会文化振興課の窓口での募金は、3月29日(金)まで受付けておりますので、引き続き皆様からのご協力よろしくお願いいたします。
募りました寄附金は責任を持って、平成31年度の宮川堤の桜の維持管理費の一部として、活用させていただきます。
今後とも伊勢市を応援いただけますと幸いです!もっと見るまだコメントはありません
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三重県伊勢市

伊勢市は三重県の中東部、伊勢平野の南端部に位置し、温暖な気候で過ごしやすい所です。「お伊勢さん」と呼び親しまれる伊勢神宮が鎮座するまちです。江戸時代から日本全国から訪れる大勢の人々が交流するまちとして栄えてきました。「お伊勢まいり」に訪れる人々との交流や20年に一度の神宮式年遷宮に向けた奉献行事を通じて、伊勢のまちと人々には「おもてなしの心」や「常若(とこわか)の精神」が継承されてきています。また、市内には夫婦岩をはじめ名所・旧跡が多く存在し、魅力ある地域資源にあふれています。
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