• TOP
  • 受付中プロジェクト
  • 「黒耀石のふるさと」から縄文のメッセージを世界に発信する『長和青少年黒耀石大使』応援プロジェクト

「黒耀石のふるさと」から縄文のメッセージを世界に発信する『長和青少年黒耀石大使』応援プロジェクト

カテゴリー:子ども・教育 

main_img

寄付金額 50,000

4.1%

目標金額:1,200,000

達成率
4.1%
支援人数
1
終了まで
86
/ 90

長野県長和町(ながのけん ながわまち)

寄付募集期間:2025年11月29日~2026年2月26日(90日間)

長野県長和町 教育委員会

プロジェクトオーナー

ー地域の歴史を、未来を生きる子どもたちの自信とチカラにしたい!ー

本州最大規模の黒耀石原産地として知られ、縄文時代の黒耀石鉱山の遺跡が残る長和町。
このプロジェクトでは、町の中学生・高校生が「長和青少年黒耀石大使」となってイギリスのセットフォードを訪問し、地元の博物館で歴史・文化を学ぶ若者グループと一緒に活動しながら、長和町の貴重な歴史遺産である「黒耀石」と「縄文文化」について発信する活動を応援します。

・「黒耀石大使」の活動を通して、持続可能で平和的な縄文社会を築く基盤となった黒耀石が自分のふるさとにあることを、誇りと自信をもって語れるようになってほしい。
・単なる語学研修にとどまらず、世界の同世代の若者と「地域の歴史・文化」という共通項をもって交流する中で、お互いに「違い」よりも「共通点」のほうが多いことを発見してほしい。

こんな思いから企画された交流事業です。
これからの時代を担っていく子どもたちをぜひ応援してください。

プロジェクト概要

縄文と黒耀石のメッセージを世界に発信する「長和青少年黒耀石大使」

町のこどもたちは「ミッション」を背負ってイギリスへ

長和町は、国内有数の黒耀石の原産地の一角にあり、縄文時代に黒耀石を採掘していた鉱山の遺跡があります。

産地の限られた、貴重な石器の素材であった黒耀石を、争うことなく分かち合っていた縄文の人々の心。
自然の恵みを余すことなく使い切っていた縄文の人々の生き方。

町の歴史をまなぶことで受け取った、縄文時代から現代社会へのメッセージを、大きな2つのミッションを通して、世界に向けて発信します。

ミッション①「黒耀石と縄文文化の英語プレゼンテーション」

長和町の博物館である「黒耀石体験ミュージアム」での事前研修で学んだ黒耀石の歴史や、そこから考えた自分たちの意見、さらに最新の学術的な発見等も加えた英語のプレゼンテーションを行います。

セットフォードのイベントで英語プレゼンテーション(2024年)

ミッション②「黒耀石の石器づくりワークショップ」

縄文人が「矢じり」などの石器を作っていたのと同じやり方で黒耀石を加工し、オリジナルのペンダントを作るワークショップで指導員を務めます。
イギリスでは産出しない「黒耀石」を初めて目にする市民の皆さんに、その成り立ちや特徴、活用法なども含めて紹介します。

会場はストーンヘンジ!世界中からのゲストに向けて(2023年)
イギリスで初めてのワークショップを開催(2016年)

日本の「黒耀石」とイギリスの「フリント」

Rock Solid Friendship! 「石」が取り持つ「かたい」きずな

長和町とイギリス セットフォードには、それぞれ先史時代に石器の材料として利用された「黒耀石」と「フリント」の鉱山遺跡があり、この共通点がきっかけで交流事業を実施するようになりました。
長和町の「星糞峠縄文黒耀石鉱山遺跡」とセットフォードの「グライムズ・グレイブズフリント採掘遺跡」は、距離にして9,000キロも離れていますが、約5,000年前の新石器時代(日本の縄文時代)のほぼ同じ時期に営まれた「鉱山」ともいえる大規模な遺跡です。
「石器の素材である石を採掘する」という活用の方法、それを行っていた歴史上の時期、といった歴史的背景に加え、現在でもその景観がよく似ていることから、世界的にも稀有な歴史遺産であるとして、2016年(平成28年)7月に世界初の「双子遺跡」の協定を結びました。
2026年は「双子遺跡協定」締結10周年を記念するレセプションを開催する予定で、6期生となる黒耀石大使たちにも活躍してもらう計画です。

世界初の「双子遺跡」協定締結(2016年)

教え合い、まなび合い、共に成長し合う:「長和青少年黒耀石大使」と"Teenage History Club"(ティーンエイジ・ヒストリー・クラブ)

顔ぶれは変わっても、交流と友情のバトンは受け継がれています

2016年 長和青少年黒耀石大使1期生
2018年 長和青少年黒耀石大使2期生
2023年 長和青少年黒耀石大使3期・4期生
2024年 長和青少年黒耀石大使5期生

「海外渡航」に向けた1年間の「事前研修」と帰国後の「広報活動」

「長和青少年黒耀石大使」は、黒耀石の石器づくりを英語で教えられるようになる、ということを目指します。加えて、学術的な内容を含む英語でのプレゼンテーションの準備期間などを確保するために、2年間を1サイクルとした事業として実施しています。
奇数年度の夏休みに中学2年から高校2年までの町の子どもを対象に黒耀石大使を募集・決定し、その年の秋から次年度の渡航前まで約10回の事前研修を実施します。さらに渡航後は、町内外での事業報告・広報活動を実施しています。研修等については、「黒耀石体験ミュージアム」が中心となって実施しています。
本プロジェクトでは、2025年(令和7年)に研修を開始した4名の黒耀石大使が、2026年(令和8年)にイギリスで活動し、帰国後には町の内外で活動報告と広報活動を行います。
2016年(平成28年)の1期生を皮切りに、コロナ禍での渡航延期を経て、これまでに49名の黒耀石大使が誕生しています。

星糞峠での発掘現場見学(2018年)
石器づくりが上達したので、仲間同士で英語での指導練習(2024年)
ミュージアムで海外からの学生団体に成果を披露(2018年)
イギリスでの活動について、地元紙の特集ページに寄稿(2016年)

寄附者の皆様へ

【寄附金の使い道】
令和7年度「歴史遺産を活かした国際交流事業」長和青少年黒耀石大使6期生の活動事業費用として活用いたします。

※目標金額に達しなかった場合でも、寄付いただいた全額を令和7年度の「長和青少年黒耀石大使」の事業費用として活用いたします。
※目標金額以上の寄付をいただいた場合、次年度以降の黒耀石大使たちのイギリス渡航事業費用として「国際交流事業基金」に積み立てます。

【注意事項】

返礼品はご不要の方、または町内にお住まいの方は「ふるさと納税で応援」ボタンをクリックしてください。
*寄付金額をご自分で入力いただく必要があります。

【注意事項】

通常のふるさと納税の返礼品もお選びいただけます。
「お礼の品を選んでこのプロジェクトへ寄付をする」をクリックすると、返礼品のページに移動できます。

先輩大使からのプロジェクト応援メッセージ

東久保恭佑さん

長和青少年黒耀石大使1期生
信州スプリングファーム株式会社 代表取締役社長

「大学卒業後に長和町に戻り、自分の会社を立ち上げてから2年目を迎えます」

写真

僕は中学3年の時に長和町に移住してきたので、高校1年で黒耀石大使になった時は、長和町については「まっさらな」状態でした。でも、だからこそ町の歴史も黒耀石のことも新鮮で、驚きをもって勉強できたと思います。大使の仲間たちとも、イギリスで活動する頃には、学年も性別も関係なく、「チーム」と言えるくらい特別な存在になりましたし、大使の活動を通して長和町のことが大好きになりました。
その一番大きな理由は、「黒耀石大使」という名前の重みにあるのではと考えています。
大きな「仕事」をまかせてもらっているという使命感や責任感。プレゼンやワークショップなどの「任務」を仲間たちと真剣に果たす中で、本当に大勢の人たちと関わりあえたこと。そうした責任を背負った、でもまだ10代の僕たちが、イギリスのきちんとした立場のある大人の方々に、「黒耀石大使」として対等の扱いをして頂けたこと。たとえ修学旅行でもあり得ない、こういった経験が「黒耀石大使」の事業を特別なものにしています。そういう特別な経験をたくさんの後輩たちが経験できるような形で事業を継続してほしいと思っています。
父が基盤を作ってくれた事業を基に立ち上げた会社はまだまだ走り始めたばかりですが、昨年は自社製品の「キャビア」の販売を開始し、今年からはふるさと納税の返礼品の一つに加えることができるようにもなりました。将来、長和町の雇用創出になるような会社に育てていくことが目標です。
大使の先輩として、そして長和町に暮らす大人として、これからも大勢の、長和町が大好きな黒耀石大使が生まれるように、できることは何でも協力したいと思っています。

小林香里さん

長和青少年黒耀石大使1期生

「長和町のより良い未来をつくるための様々な町の事業について審議する委員会で、意見や助言などを行ってきました」

写真

私は1期生として、黒耀石大使のプロジェクトに参加しました。当時は自分の「やりたい」という思いに対して、家族や町内外の大人の方々が背中を押して応援してくれた事が大変心強く、遠いイギリスの地に行っても自信をもって活動をすることができました。
あれから数年経ち、私も大人と言われる立場になりましたが、後輩達にも広い世界の中で人生の糧となるような貴重な経験の数々を積んで欲しいと思います。
子ども達にとって、応援してくれる大人がいることは何よりも頼もしく、安心して未知の経験へ足を踏み出すことができると思います。
町の外にいてもこのように応援できる方法を用意して下さった長和町役場の皆様に感謝と御礼を申し上げます。私も微力ながら、この素敵な活動が続く手助けが出来ればと思います。

寄付者の皆様へのメッセージ

長和町長 羽田健一郎

「小さな町の大きな事業へ皆様のお力添えをお願いいたします」

写真

長和町では過疎問題の根本的な対策のひとつとして、豊かな自然と歴史遺産を活かしたまちづくり、そして地域の子どもたちが生まれ育った故郷の魅力に気づく教育活動に力を注いでおり、この国際交流事業をその一端をになうものと位置づけています。
「自らの地域の歴史」という共通の土台を基にして「まなび、発信し、協働する」という手法のユニークさと高い教育効果、そして地域への還元が非常に大きいという点でも、この事業は国内外で高い評価を受けています。
2023年(令和5年)に町長として初めてイギリスで子ども達が交流する場面を目にすることができました。不安定な社会情勢の困難を乗り越え、言葉や文化の違いなどものともせず、みるみるうちに仲を深めていく彼らの姿は、長和町だけでなく社会全体にとっても、未来への希望の光そのものだと感じています。
小さな町が手掛ける大きな事業へ、皆様のご支援を頂きたいと思います。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年11月30日 12:30

    【GCFチャレンジ開始しました!】

    昨年に引き続き、「長和青少年黒耀石大使」応援プロジェクトが始まりました。
    前回同様多くの皆様のご支援をいただけるよう、約3か月の間走り続けたいと思います。
    応援よろしくお願いいたします!

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインまたは会員登録をして、プロジェクトに寄付をする必要があります。

長野県長和町

~星のようにキラキラと輝く黒耀石のまち~

長野県のほぼ中央に位置する長和町は、
昔ながらの長閑な田園風景が広がる自然豊かなまちです。

黒耀石のふるさととして、長和町には古代から人々が暮らしてきました。
江戸時代には、「五街道」の一つである「中山道」の宿場町として栄えた歴史があり、長久保宿、和田宿の2つの宿場が当時の面影を残しています。
近年では、美ヶ原・霧ヶ峰高原・白樺高原に近いことから旅先として人気です。
町内に点在する別荘地への定住も人気となっています。

悠久の歴史を経て継がれてきた自然と文化のまち。

周囲の黒耀石の山に降る雨は、黒耀石の岩盤で濾過された湧き水となります。
豊かな自然と「黒耀の水」によって育まれた特産品は長和町だけのものです。

今も残る原風景を将来へ引き継いでいくため、皆様の温かいご支援の程、お願い申し上げます。