病気・シニアの子の譲渡とTNR活動の推進で【殺処分ゼロ・収容ゼロ・不適切飼育ゼロ】を前橋から全国へ
カテゴリー:動物
寄付金額 85,000円
目標金額:20,000,000円
- 達成率
- 0.4%
- 支援人数
- 6人
- 終了まで
-
80日
/ 87日
群馬県前橋市(ぐんまけん まえばしし)
寄付募集期間:2025年11月7日~2026年2月1日(87日間)
群馬県前橋市×一般財団法人 犬猫生活福祉財団

私たちはシニアや特定の病気やハンデを持った「譲渡先が決まりにくい子」を積極的に保護し、ケアし、譲渡につなげています。
また、譲渡対象になる前の活動として野良猫が増えるのを防ぐ活動も行い、地域の皆さんと協力し、TNR活動を推進しています。
私たちの活動は前橋市に留まらず、前橋での経験を元に、持続可能な官民連携の問題解決モデルをつくって全国へ展開し、日本全体の動物福祉向上を目指しています。
犬猫生活福祉財団
私たちはこれまで、累計で猫348頭、犬16頭を保護し、猫267頭、犬13頭を譲渡に繋げ、猫2210頭の不妊去勢手術をしてきました。
前橋市は2021年度以降、犬の殺処分数をゼロに保ち、猫の譲渡率を大幅に向上しています。全国的にも、殺処分数や収容数は減少傾向にあります。
私たち犬猫生活福祉財団は、殺処分ゼロ、収容ゼロ、不適切飼育環境ゼロの3つのゼロを目指しています。
しかし、3つのゼロの達成は一筋縄ではいきません。私たちは、より難しい課題、本質的な課題に向かっていきます。
2022年1月に、前橋市に動物保護シェルター(※)「犬猫タウン前橋」および不妊去勢手術専門の「犬猫生活前橋病院(スペイクリニック)(※)」を開設。
2023年4月には2号目のシェルターとして、ジョイホンパーク吉岡内に常設の保護猫譲渡施設「犬猫タウン吉岡にゃんこシェルター」を開設しました。
※動物保護シェルターとは
殺処分の対象となる子を迎え入れ、新しい家族を探すための保護施設を「動物保護シェルター」と呼びます。
シェルターには「獣医師」「トレーナー」等のスタッフが常駐し、動物さんのお世話だけでなく、病気の「予防」「治療」、「しつけのトレーニング」も行っております。
※スぺイクリニックとは
犬猫の去勢・不妊手術に特化した動物病院のこと
犬の殺処分ゼロを継続し、猫の譲渡率も大幅向上
前橋市は、2021年度(令和3年度)に初めて犬の殺処分ゼロを達成し、それ以降1頭も殺処分を出していません。
猫についても、2019年度(令和元年度)に16%だった譲渡率が2023年度(令和5年度)には68%と大幅に上昇しています。
これらは、前橋市、市民の皆さま、そして動物福祉団体が連携し、積極的に犬や猫の保護・譲渡を推進してきた結果です。
前橋市は、さらなる活動推進のために、2026年に「前橋市動物愛護管理センター」の稼働開始を予定しています。
譲渡が難しい子の譲渡推進や、野良猫を増やさないTNR活動が重要
動物福祉に対する意識の向上によって、全国的に、この10年で大きく収容数や殺処分数は減ってきました。しかし、3つのゼロの実現に向けて、課題も多くあります。
シニアや特定の病気、ハンデを持った子や人慣れに時間がかかる子は、譲渡が決まりにくいという課題があります。
犬猫生活福祉財団の実績では、シニア犬、シニア猫、猫エイズ陽性(※4)の猫は、譲渡までに長い期間がかかることが分かっています。また、病気の子、シニアの子は健康維持のための医療費やお世話が通常よりもかかることが多いのです。
※猫エイズ陽性とは・・・正式名称は「猫免疫不全ウイルス感染症」。FIV(Feline Immunodeficiency Virus:猫免疫不全ウイルス)が原因で、猫が免疫不全になる感染症です。疫学的に、野良猫の1割程度がFIV陽性というデータもあります。感染した猫がすべて発症するわけではなく、発症しないまま生涯を終えることもあります。人には感染しません。
また、TNR活動を継続し、野良猫を増やさない、不幸な猫を増やさない取り組みを継続する必要があります。
譲渡が難しい子も丁寧にケアし、積極的に譲渡を行います
エイズ陽性猫は、健常な猫と生活を別にすることが望ましいのですが、「犬猫タウン前橋」では、エイズ陽性猫のみを保護できる十分な部屋を確保しています。2025年10月時点で、9頭のエイズ陽性猫を保護しています。
ほぼ毎週末実施している譲渡会/オープンシェルターでは、エイズ陽性の子たちの部屋も案内し、獣医師も相談に乗るなど、積極的に譲渡を推進しています。これまでのエイズ陽性の子、12頭の譲渡実績があります。
譲渡活動の紹介
ハイシニアのわらびちゃん
飼い主様が亡くなり、行政施設に収容されたわらびちゃんは推定16歳のハイシニアのロシアンブルー。
高齢でお口の状態がよくなく、ご飯も工夫してあげなければ食べられない状態でした。
しかし、そんなわらびちゃんのことを理解していただける里親さまが見つかり、ずっとのお家でゴロゴロと甘えながら毎日を過ごしています。
重篤な病気を克服したつくねくん
犬猫タウンにやってきた際に、猫伝染性腹膜炎(FIP)という、非常に致死性の高い、重篤な疾患を抱えていたつくねくん。半年以上、治療を続けた結果、無事に元気になりました。里親さまはそんなつくねくんの闘病の経験を聞いて、これからは幸せに過ごしてほしい!とお迎えを決めてくださいました。最初は環境の変化に戸惑っていたようですが、今ではお家にも生活リズムにもすっかり慣れ、里親さまご家族に大切にされながら、楽しく過ごしています。
野犬兄弟 大和くん 小鉄くん
野犬の子犬ちゃんとして保護された大和くんと小鉄くんは、シェルターのトレーナーが丁寧にトレーニングをしながら人慣れを促進。臆病だった2頭は徐々に心を開いていきました。
大和くんには8か月のときに素敵な里親さまが見つかり、その後、小鉄くんは2年7か月、シェルターで過ごしましたが、ついに、ずっとのおうちが決まりました。
終生預かり制度でおうちの子になったレオくん
保護したときから左前肢に変形があったレオくんは、気管虚脱もあり、なかなか里親さんとのご縁に恵まれず、シェルターで長い年月を過ごしていました。
そんなレオくんに、一筋の光が差します。それは、当団体の第一号となる「終生預かりボランティア」として登録いただいたボランティア様との出会いでした。
シェルタースタッフとの丁寧なマッチング面会を経て、レオくんの終生預かりがスタートしました。ボランティア様はレオくんの特性を深く理解し、手厚いケアとたっぷりの愛情を注いでくださっています。
今ではレオくんは、あたたかなご家庭で、かけがえのない「おうちの子」として幸せに過ごしています。第二の犬生を謳歌するレオくんの姿は、私たちに大きな喜びを与えてくれています。
野良猫を増やさないために【TNR活動、多頭崩壊対応】
野良猫の数を増やさないことは、収容数を増やさない・殺処分数を増やさないために重要な活動です。
私たちは、前橋市内の不妊去勢を担う病院が少ない地域に、スペイクリニックを設立しました。
地域ボランティアと協力してTNR活動(※)を行っています。
移動式の手術車も完備しているため、猫の過剰繫殖が問題になっている住宅地等、必要な場所へ出向いて一斉に不妊去勢手術を行う活動も行なっています。
※TNRとは
飼い主のいない猫に対し、(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢⼿術を⾏い、Return/元の場所に戻す)を実施することで繁殖を防ぎ、地域の猫として1代限りの命を全うさせ、野良猫に関わる苦情や殺処分の減少を⽬指す活動です。
移動式の手術車も完備しているため、猫の過剰繫殖が問題になっている住宅地等、必要な場所へ出向いて一斉に不妊去勢手術を行う活動も行なっています。
2024年度、手術車は8回出張をして、713頭の手術を行っています。
多頭崩壊現場にも出向きます
「多頭飼育崩壊」とは、多数のわんちゃんや猫ちゃんを不妊手術などの措置をしないまま無秩序な飼い方による異常繁殖の末、飼育が困難となる状態のことで、近年社会的な問題になっている1つです。
当財団でも、多頭飼育崩壊現場へのレスキューを行うことがありますが、そこでも移動式の手術車が役立つことがあります。
犬猫福祉財団活動実績
寄付金の使い道
ふるさと納税のご寄附のうち、4割は前橋市の動物愛護事業資金として、ワクチン接種など保護動物に対する医療費、前橋市動物愛護管理センターの準備費用に充てられます。
目標金額のうち6割が当財団の活動に充てられます。前橋市のシェルター及び動物病院の運営費として、特に、課題となっている譲渡が難しい子のケアや譲渡推進、TNR活動の強化に活用させていただきます。
【寄附金の使い道】
・高齢、病気、障害などで譲渡が難しい保護犬・猫たちの医療費・ケア
・高齢、病気、障害などで譲渡が難しい保護犬・猫たちの譲渡推進・マッチング活動費用
・シェルター・動物病院の維持運営費
・車両維持費
・獣医師やトレーナーのスキル向上のための研修費
・保護犬・猫について、動物福祉の考え方を広めるための活動
※目標金額に達した場合、また達しなかった場合でも、皆さまからご支援いただいた寄付金は、全て上記の事業に活用させていただきます。
団体から寄付者のみなさまへ
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
私たちは前橋市での取り組みに加え、全国の動物福祉活動団体への助成金の交付、動物福祉活動団体とボランティアのマッチングサイトの運営も行っており、今後、全国規模へ活動を広げていく計画を立てているところです。前橋でのよい成果を、他団体支援、全国へとつなげ、日本全国の3つのゼロ達成に向けて活動していきます。
ご賛同いただいた皆さまの想いをしっかりと受け止め、活動の幅を前橋から日本全国に広げながら3つのゼロ達成に向けた取り組みのために有効に活用させていただきます。
ぜひチームの一員としてご支援をいただければ幸いです。
前橋市から寄付者のみなさまへ
前橋市衛生検査課から
こんにちは。前橋市保健所衛生検査課です。前橋市は平成21年に中核市になって以降、市保健所にて動物愛護管理業務を担ってきました。
動物愛護管理業務には、保護・収容した犬猫を、譲渡につなげていくという大切な役目がありますが、現施設は収容等された動物の一時保管を行うための施設として造られているため狭小で、譲渡のために必要な中長期的な犬猫の飼養管理やボランティアとの協働には不向きです。
そこで、①動物にやさしい設備、②ボランティア団体との協働、③教育・情報の発信をコンセプトとした、「前橋市動物愛護管理センター」を設置し、さらなる譲渡推進を行っていきたいと考えております。
いただいた寄附金については、保護している動物の飼養管理費(エサ代、ワクチン代、医療費等)や猫の去勢・不妊手術費補助事業に使わせていただきたいと考えています。
地域の動物たちの未来のために、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます。
前橋市長から
本市では近年、譲渡率の大幅な向上等、動物愛護に関する様々な取り組みが実を結んでいます。これらの成果は行政の力だけで成し得たものではなく、動物愛護に携わる皆様の熱意によって実現したものと存じます。
特に、パートナーシップとしてご協力いただいている登録動物愛護団体の方々には、通常の譲渡のほか、老犬や気性が荒い犬、乳飲み猫、負傷猫など、引き取り手が限られる動物たちの譲渡活動についても積極的に取り組んでいただいています。
本市が今後もこのような活動を推進していくため、また、ご協力いただいている動物愛護団体の方々への応援の意といたしましても、多くの皆様のお力添えをお願いいたします。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2025年11月12日 12:16
さっそくあたたかいご寄附をいただきありがとうございます!
公開してすぐにご寄附をいただきありがとうございます。
応援メッセージもいただけましたら、団体の励みにもなります。
公開可能でいただきましたメッセージは随時公開させていただきます。
引き続き応援のほどお願いいたします。もっと見る
群馬県前橋市
前橋市は、群馬県の県庁所在地で、日本百名山である赤城山のすそ野に位置する自然に恵まれた豊かなまちです。
まちの中心から1時間圏内に風光明媚な赤城山と利根川があり、四季折々の異なる風景を楽しむことができます。
前橋市は、目指すまちの在り方として、「めぶく。~良いものが育つまち~」を掲げています。「めぶく。」まち、すなわち「挑戦する人を応援するまち」「多様な生き方を肯定し見守るまち」として、人や街を幸せにするチャレンジを応援しています。
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