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《感動の音楽体験》中新田バッハホールの音色を守りたい!未来へ響け!パイプオルガン修繕プロジェクト

カテゴリー:まちづくり 

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目標金額:5,000,000

達成率
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支援人数
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終了まで
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宮城県加美町(みやぎけん かみまち)

寄付募集期間:2025年11月14日~2026年1月31日(79日間)

宮城県加美町

プロジェクトオーナー

1981年「田んぼの中のコンサートホール」として開館し、国内外の演奏家のコンサートも開催されている音楽ホールです。
20年ほど前にも大規模な修繕を行いましたが、開館から40年以上経過し、音色にも変化が現れるようになりました。
中新田バッハホールのパイプオルガンは、かけがえのない町の宝です。更に20年先へ繋いでいく為に、皆様のお力をお借りできないかと、今回のプロジェクトを立ち上げました。
みなさまからのご寄附が、町の宝を守ることにつながります。
暖かなご支援お待ちしております。

年月を重ねるごとに熟成していく響き、そして文化。

椎名雄一郎氏(オルガニスト/東北学院大学 教授)もプロジェクトを応援しています!

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私が初めてバッハホールで演奏したのは1993年のこと。
その後、2005年、そして2021年に演奏してきましたが、再訪するたびに音の変化が感じられます。それはまるで、ホールとパイプオルガンが時を重ね、“熟成”していくかのようです。

バッハホールのパイプオルガンは、ドイツで修行しマイスター資格を有する日本人の職人・須藤氏が手がけたもので、日本の音楽ホールに設置された国産オルガンとしては最初の一台です。
須藤氏は手がけたパイプオルガンを我が子のように本当に大切に思っており、完成してからもなお、音を研究し、改良・調整が重ねる生粋の職人。
バッハホールのパイプオルガンもまた、完成から今日まで、須藤氏の手によって調整され、訪れる人たちに感動の音楽体験を届けてきました。
これはもはやただの楽器ではありません。文化財として大切に未来へ残していって欲しいと思います。

また、加美町のような地方の町に、子どもたちが本物のパイプオルガンに触れられる環境があること自体が大変素晴らしいことです。
私の担当する授業にも加美町から通っている学生がおりますが、バッハホールは町の誇りだと語ってくれました。
地方に住むこどもたちが、都会に住むこどもたちと変わらず、文化を享受できる環境を守るという意味でも、私はこのプロジェクトを応援しています!
バッハホールの音色を聴き、憧れを抱いた子どもたちが、未来の音楽家として羽ばたいてくれたら嬉しいですね。

パイプオイルガンの音色を、バッハホールの響きを、
そして、ここで育まれる文化を未来へ繋いでいくために、ご支援をよろしくお願いいたします。

加美町のたからもの“中新田バッハホール”

田んぼの中のコンサートホール

▼1981年のバッハホール航空写真

宮城県加美町にある中新田バッハホールは、1981年2月に誕生した、クラシック音楽専用のホールです。

当時は地方自治体による多目的ホールの建設が相次いでいましたが、旧中新田町(現・加美町)は、「バッハのような普遍的で歴史的な芸術に地域の人々が触発され、文化を創造する」という明確な思想のもと、小さくとも質の高い音響を備えたホールづくりを目指しました。これは、全国に広がる公立の専用ホール・劇場の先駆け的存在となりました。

「ササニシキの産地として知られる中新田の田んぼの真ん中に誕生」したことから、「田んぼの中のコンサートホール」としても注目を集めました。

ホールは、各公演に最適な音響を生み出す残響可変装置や、バッハの演奏に欠かせないパイプオルガンを備え、音楽の殿堂としての地位を確立しました。開館以来、国内外の著名な演奏家による質の高い公演を数多く企画・実施し、地域文化の創造拠点となっています。

また、ホールを核とした町づくりが進められています。具体的には、1987年に開校した「バッハホール音楽院」が地域の子供たちへの音楽普及活動に取り組み、さらに2014年には町民オーケストラ「バッハホール管弦楽団」が創設されるなど、地域に根差した音楽活動が活発に行われています。
その活動は高く評価され、1989年にサントリー地域文化賞、2017年には地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞しています。中新田バッハホールは、地方からの文化発信の象徴として、現在も地域にとって大きな誇りとなっています。

パイプオルガンの概要と特徴

バッハホールのパイプオルガンは、日本の須藤オルガン工房によって制作されました。須藤オルガン工房は、国内の数多くのホールや教会にオルガンを納めていることで知られています。
当館がクラシック音楽、特にバッハの音楽の演奏に最適な空間を目指していたため、設計当初からパイプオルガンの設置が計画されていました。「地方自治体が独自にオルガンを備える」という点でも、当時としては画期的な試みでした。その響きは「優しく」「オーソドックスな音」と評されることがあり、ホールの超一流の音響効果と相まって、神聖で独特な響きを生み出しています。

このパイプオルガンは、ホールが国内外から注目を集め、一流の音楽家を惹きつける上で、欠かせない役割を果たしています。
また、ホールの音楽院でのレッスンにも活用され、地域の生涯学習にも貢献しています。

中新田バッハホール開館以来、変わることなくホールの中心でその荘厳な響きを奏でてきたパイプオルガンは、当ホールの「魂」であり、地域文化の象徴です。

パイプオルガンの現状

1984年に設置されたこのオルガンは、以来40年以上にわたり、国内外の演奏家による数々の名演を支え、多くの皆様に感動を与えてまいりました。その音色は、まさにバッハホールの誇る超一流の音響効果と一体となり、「田んぼの中のコンサートホール」を特別な存在にしてきました。
しかしながら、長い年月が経過し、この貴重な楽器にも老朽化の波が押し寄せています。
パイプへの送風を担うふいごの皮革の劣化、アクション機構の摩耗、さらには記憶装置の劣化など、経年による影響が顕著になりつつあります。このままでは、オルガン本来の豊かで正確な音色を維持することが困難になり、皆様に最高の音楽体験をお届けすることができなくなる恐れがあります。

私たちは、この偉大な楽器が今後も末永く、未来の世代へと受け継がれ、豊かな響きを奏で続けるために、このたび大規模な修繕を実施することを決定いたしました。
今回の修繕は、単なる応急処置ではなく、オルガンの生命線である主要部品の交換やオーバーホールを伴う、極めて重要な作業となります。

中新田バッハホールのパイプオルガンは、かけがえのない町の宝です。皆様の温かいご理解とご支援が、未来へ響くこの特別な音色を守る力となります。
どうか、この「魂の楽器」修繕プロジェクトに、ご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

寄附金の使い道

オルガンの生命線である主要部品の交換やオーバーホールを伴う、大規模な修繕に活用させていただきます。

※目標金額に達しなかった場合、また、目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、本プロジェクトに活用させていただきます。

寄附者の皆様へメッセージ

加美町長 石山 敬貴

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旧中新田町時代の昭和56年に創建された音楽ホール・「バッハホール」は、今でも加美町の大きなシンボルとなっています。
創建から40数年の歳月が流れているにも関わらず、バッハホールの音響効果は日本有数との高い評価を、一流の音楽家の皆さまより頂いています。

これまで、20世紀最高のピアニストと称されたスヴャトスラフ・リヒテル氏、生前は日本人クラシック演奏家で毎年のように人気一位であった中村紘子氏、最近では第17回ショパンコンクール優勝者であるチョ・ソンジン氏と、バッハホールで演奏を頂いた一流音楽家のお名前を列挙させて頂けば、紙面が幾つあっても足りないほどです。加えて、町内のみならず、日本全国の皆さまから「バッハホールで歌うのが夢だった、、」との想いとともに、合唱やコンサート等の形で自由に使用して頂いてもおります。

このように、皆さまから愛され続けている「バッハホール」ですが、近年、大きな問題が生じておりました。
それは、「バッハホール」の魂とも言える『パイプオルガン』が経年劣化のため、安定した音色を奏でることができなくなっていることです。令和13年には、「バッハホール」は誕生50年を迎えます。「バッハホール」を愛する皆さまと一緒に、50年のアニバーサリーを祝うためにも、まずは、『パイプオルガン』をしっかりと修繕したいと考えております。
しかしながら、修繕には高額な費用を要します。
加美町出身の方々、加美町にお心をお寄せ下さっている方々、何以上に、「バッハホール」を愛して下さっている方々のご協力を得て、『パイプオルガン』を生き返らせることができないかと、今回のプロジェクトを立ち上げました。

何卒、ご協力の段、よろしくお願い申し上げます。

バッハホール音楽協会長 佐々木弘毅

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バッハホールは、ただのホールではありません。町内外から音楽や詩、芸術を愛する人たちが集まり、人と人とのつながりが生まれ、文化が育まれてきた町の宝物です。
1981年の開館当初、「中新田といえばあのバッハホールがあるところ?」と聞かれることがよくあり、それがとても嬉しく、誇らしく感じたのを今でも覚えています。
バッハホールでの思い出は、私たちみんなの財産です。皆さまのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

パイプオルガン講師 小野なおみ

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パイプオルガンは一つとして同じものがなく、バッハホールのオルガンも須藤オルガン工房がこの空間に最もふさわしい音を目指して設計した完全なオーダーメードです。
その唯一無二の音色に惹かれ、地元加美町のみならず仙台や他県からも多くの受講生が集まっています。彼らは2週間に一度この楽器を弾くことを目標に日々の練習を重ねており、オルガンが彼らの人生の彩りの一部となっていることを実感しています。
人のように生きているこの楽器が、これからも多くの人の心を豊かにし続けるよう、オーバーホールの成功を願っています。

パイプオルガン科生 岩崎孝子

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パイプオルガンは、自分の手と足で音色を組み立て、空間に響かせる喜びのある奥深い楽器です。
ホールいっぱいに音が広がる瞬間の感動は、演奏者にとって特別なものです。この魅力を守り続けるためには、修繕が欠かせません。私はこの楽器を大切にし、次の世代へつないでいく取り組みを心から応援しています。
どうか皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。バッハホールの音楽文化が、これからも続いていくことを願っています。

さいごに

今回の加美町(かみまち)の取り組みについて、プロジェクトページを最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
町のたからものバッハホールの響きを未来に残していくためにも、ご支援よろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

宮城県加美町

加美町は、平成15年4月1日、中新田町、小野田町、宮崎町が合併し誕生しました。宮城県の北西部に位置し、面積は約461平方キロメートルあり、県内でも有数の面積を有しています。秀峰 薬莱山と鳴瀬川の清流により育まれた加美町は、どこか懐かしい里山風景が広がり、子供から大人まで楽しめる様々なアウトドアスポーツや、歴史的に価値のある貴重な文化、古墳や遺跡が沢山存在しています。「住民満足度100パーセント、日本一の加美町」の実現のために、雇用の創出・子育て支援の充実と教育力の向上・高齢者および弱者に対する福祉政策の充実の3本の柱を基軸に政策を進めています。

是非一度お越しください。加美町への温かい応援をお待ちしております。