伝統食を新しく!エゴマを活用した新商品で、地域も日本も元気にしたい!

岐阜県下呂市 岐阜県下呂市

main_img

寄附募集期間:2018年12月3日~2019年1月14日(43日間)

寄附金額
115,000
支援人数
8
達成率
4.9%
目標金額
2,350,000円
終了まで
33日 / 43日

岐阜県下呂市

プロジェクトオーナー

下呂小坂で人気の「えごま五平餅」は、ここでしか食べることができない秘伝の味として古くから人々に親しまれてきました。週末のみ営業のえごま五平餅屋さんは、午前中にいかなければ売り切れてしまうほどです。

下呂市では、地域に根付いた食文化が地域資源としての新しい価値を創るだろうと、発展の可能性を模索してきました。そんななか、近年えごまは機能性成分を多く含む食品として大変注目を集めています。あぶらえとして親しまれた「えごま」は地域を盛り上げる一大プロジェクトの主役になり得ると確信し、現在、えごまの生産者の育成や、成分の研究に取り組んでいます。「えごま」の生産から加工、販売までを地域産業とし、地域内に拠点となる加工所を整備していくため、クラウドファンディンングを実施します。そしてそこに若者の雇用や耕作放棄地の活用、さらなるプロジェクトが生まれ、循環するまちをつくっていきます。

岐阜県下呂市

下呂市は岐阜県の中東部に位置し、日本三名泉のひとつ「下呂温泉」をはじめ、市内に豊富な温泉資源を持つ全国でも有数の温泉郷です。また、全国利き鮎会でグランド・チャンピオンになった「馬瀬川上流鮎」をはじめ、ブランド牛の「飛騨牛」、「龍の瞳」や「銀の朏」といったブランド米や飛騨トマトなど、たくさんのおいしい食にも恵まれ、観光客はもちろん近年では移住者も増加傾向にあり、日本の原風景を残すPOKAPOKAしたあったかい町づくりに取り組んでいます。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

飛騨小坂の伝統食「えごま」が新しい地域活性のタネに

健康をつくる黄金の油

今回プロジェクトの中心となる下呂市小坂地区(旧益田郡小坂町)は、市の最北部に位置し、面積の約98%が山林で占められている山間地域になります。

かつて木材価格が高かった時代(70年代まで)は主要産業である林業が栄え町にも活気があったものの、木材価格の下落とともに林業が衰退し、新たな産業への転換がうまくいかなかったことで働く場が減り、人口の減少へとつながりました(現在では過疎地域指定を受けています)。

農業就業者は、この30年で3分の1以下になり、新たな地域の担い手対策も急務となっています。こうしたなか、豊富な森林資源や御嶽山を水源とした「小坂の200滝」を活用した「小坂の滝めぐり」がアウトドアファンに人気を集め、若者を呼び込むひとつの誇れる要素となってきています。また、御嶽山の7合目に位置する御嶽濁河高地トレーニングセンターでは、2020年大会に向けてスポーツ選手の誘致を行っており、地域の活性化に向けての新しいチャンスが今始まっています。

そんな中、「えごま」をもうひとつの地域の誇りとして都市部へ向けて地域PRをしていきたい、その思いが地域のなかで広がっています。伝統的な食材ということだけでなく、「健康」を多くの人に届けることができるのも魅力のひとつです。

食事から体調を管理していきたいと願う方々へ下呂市小坂で育った最高品質のえごま油を届けていくため、今回このクラウドファンディングに挑戦します。

 

飛騨小坂のえごま油を世に出すために

手作業の生産から広がった地域の輪

下呂市小坂地域のエゴマプロジェクトは、地域の生産者で構成される飛騨小坂えごま生産組合と、地元企業の熊﨑組、岐阜県下呂市が中心となり協働し行なっています。それだけでなく、えごま五平餅の代々続く味をまもり続けるお母さんたち、道の駅はなもも、商工会など、生産から加工につながるプロジェクトとして多くの方々が参画しています。

2年前、えごまを次世代にもつなげようと、各家庭でえごまを育てている生産者が集まり生産組合を設立しました。高齢者ばかり、手作業ですべての行程を行う生産者のなか、地域活性のためにと地元企業が参入し、視察や試験栽培を繰り返し、新たな技術も取り入れた栽培方法を確立してきました。

昔ながらの生産の方法から、機械を導入する栽培方法ができるようになり生産量も安定してきた今、クラウドファンディングを活用して、搾油機を導入してきます。地域で油を生産できるようになることにより、新しい商品の開発やプロモーションを地域ぐるみでおこなっていきます。

 

人だけじゃない、田畑も森も健康であるために

伝統的な食を絶やさない

第一の想いは、年々増える耕作放棄地を少しでも解消したい、ということです。えごま栽培により雇用、開発、販売という新しい循環ができてゆくことで、高齢者が田畑を維持することが難しくなってしまった場合でも、地域でその田畑を活用する受け皿を持てることになります。

「年をとって、1人暮らし、田んぼも畑もこれからどうすればいいのか、、、。このままでは荒れ地になってしまう」そんな高齢者の想いも次世代が受け継ぐことができるのです。

また、エゴマの機能性成分が注目され、高い抗酸化力を示す成分など、老化防止効果が研究されています。下呂市小坂は伝統食えごまで健康のまちとなり、道の駅ではえごま五平餅とともにえごまの機能性にこだわたった食事ができるようになり、地域がえごまによって活気づくことを目指しています。

事業実施のスケジュール

2015年:地域資源発掘調査開始 エゴマ選定
2016年:実証ほにおける栽培試験・優良品種の選抜・生産組合設立
2017年:新品種登録出願・高トレ施設利用者への試供・
     アスリート向けエビデンス効果の収集・加工品試作 
2018年:GAP取得推進・加工品製造・生産面積の拡大・新品種発表
2019年:生産普及・加工・販売促進
2020年:スポーツ選手に提供!!

事業実施のスケジュール

 

事業に携わる方の思い

下呂市 小坂地域振興課 各務さん 岐阜県下呂農林事務所 矢島さん

各務:小坂地域で育った僕としては「えごま」と言えば、五平餅がすぐに思いつくぐらい、小さい頃から馴染みがある食べ物ですね。学校帰りに屋台で焼くにおいにつられて、よく買っていました。 最近になって、えごま油としてテレビや雑誌に取り上げられ機能性が研究されていますが、僕としては油として食べるイメージがなかったので、最初はびっくりしました。でも、この地域で古くから栽培されているものだから、ものすごく価値がある、可能性のあるものになるんじゃないか、と期待が膨らみました。

矢島:そうですね。最初に僕たち岐阜県下呂農林事務所がおじゃました時は、農地の活用や獣害対策が急務な状況で、そんななか、みなさんが各家庭でえごまを栽培していること、その方法や食べ方などこだわりがあって驚きました。そこでこれは1つの地域産業になると確信し現在に至っているわけですが、ここ5年の間に紆余曲折もありますが、着実に前に進んでいますよね。

各務:はい、空前のブームとも言えるくらい、えごまに新しい価値がうまれていますし、自分たちの地域の食が「健康食品」として世の中の人に届くことも嬉しいです。生産者も増えつつありますし、僕たちは時間がかかることがあっても、成功するまでやり続けなきゃいけないなと思ってます。着実に地域産業として根付いて行けば、関わる人も増え、新しい雇用や開発にもつながるはずです。耕作放棄地が活用され、えごまのまちとして循環する地域をつくっていきたいですし、新しいニーズに対応できる商品企画をしっかりバックアップしていきたいと思ってます。

株式会社熊﨑組 熊﨑さん

■これから先を見据えて若者の雇用を

当社はもともと、下呂市小坂地域で建設業をやっていまして、数年前にご縁があり、使われなくなった養殖池を利用してわさび栽培を始めました。

高齢化と後継者不足による農地の荒廃が深刻となり、いつも「何かできないか」と考えていた中、「えごま(あぶらえ)栽培」のお話を振興事務所さんからいただきました。

初めは試行錯誤の繰り返しでしたが、今は機械化にようやく目途がつき、えごまの地域産業化には可能性を感じています。高齢の農家から作業を受託するなど、耕作放棄地を活用しながらえごま作りに取り組んでいます。

まだまだ気候に左右されるなど不安材料も多いんですが、これからはしっかり売る仕組みをつくっていきたいと考えています。加工所ができ、販路が拡大できれば、個人で作っている農家さんのえごまも買い取ることができますし、もっとえごまを作ろうという気運になってくるのではないかと思っています。

また、長い目で産業を考えた時に、若い世代、担い手の育成が重要だと感じ、今年から10代の若手の採用を始めました。これからはもっともっと若い世代が活躍できる産業にし、雇用もできるように発展させていきたいですね。

小坂商工会 小林さん

■広がる生産者

小坂には炭酸泉を利用した鉱泉粥や、きのこやトウモロコシなど、自然の恵みを利用した様々な商品がありますが、今は特産品としてのエゴマに大変期待をしています。新しい品種登録もして、ブランドとしての力が発揮されるのではないかと思っています。私も栽培を始めましたし、地域全体に広がっている気がします。

エプロン塾 山下さん

私たちは、23年前から、下呂市小坂の旧商工会前で小さな五平餅屋をやっています。昔は栄えた商店街も今は平日はさみしいもので、毎週金曜日、土曜日のみ営業をしています。

ただ、今でも店をあければ午前中には売り切れるほどの人気ですし、遠くから来るお客さんや、帰省した若者が懐かしいと食べてくれるのを見ると、郷土の味なんだなぁと伝統の味を引き継いだうれしさを実感します。5年ほど前までは、えごまを生産する人も減り、地元のえごまを使った五平餅の存続にも危機感がありました。近年は、えごま生産組合ができ、加工して販売してまちを盛り上げようと活気を取り戻しつつあるのを感じています。

何より、小坂のえごま’あぶらえ’を作り続ける人がいることはうれしいですよね。私たちもまだまだ伝統の味を守って行きたいですし、えごま油としてももちろんPRしてもらいながら、五平餅もぜひたくさんの人に食べにきてもらいたいです。食べた人にしかわからない、えごまの魅力と香ばしさがつまった自慢の郷土食です。

 

寄附者の皆様へ

下呂市からのメッセージ

下呂市では、小坂地域の皆さんに協力していただき、30種類以上の種を集め、岐阜県と協力して最も成分が高い種を選抜し、えごまの新品種「飛騨小坂おんたけ1号」として品種登録しました。いよいよ来年からこの新品種「飛騨小坂おんたけ1号」の栽培に取り組みます。
新品種には動脈硬化の予防効果が研究されている「α-リノレン酸」が一般のエゴマよりも10%多く含まれており、天然の機能性食品として注目されています。
これまでの搾油等の加工は外市外の事業者に委託していましたが、これからは焙煎技術等も研究し、この素晴らしい素材をより多くの皆様にご提供できるよう、加工品開発に取り組んでいきたいと考えています。
地域を元気に!応援いただいた寄附者の皆様も元気に!
一度食べたらやみつきになる濃厚えごまの五平餅と日本三名泉の『下呂温泉』で、寄附者の皆様をお待ちしております。

※目標金額に達しなかった場合は自主財源にて実施します。

お礼の品一覧