映画『赤土に眠る』制作プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 535,000

26.7%

目標金額:2,000,000

達成率
26.7%
支援人数
9
終了まで
42
/ 90

群馬県みどり市(ぐんまけん みどりし)

寄付募集期間:2025年10月10日~2026年1月7日(90日間)

群馬県みどり市

プロジェクトオーナー

みどり市では、岩宿遺跡を発見して日本史の常識を覆した相澤忠洋(あいざわただひろ)さんの功績を称え、相澤さんの人生を題材にした映画を制作します。相澤忠洋氏生誕100周年、岩宿遺跡発見80周年、市制施行20周年が重なる2026年に完成し、2027年春に劇場公開予定です。
相澤忠洋さんのドラマチックな人生を映画にすることで岩宿遺跡発見の歴史的な意義を多くの人に認知してもらい、その功績を後世に引き継いでいきます。

群馬県みどり市

戦後まもない頃まで、日本の歴史は縄文時代が最古のものだと考えられていました。
その定説を覆し、日本に旧石器時代という時代があったことを証明した遺跡が、みどり市にある岩宿遺跡です。
そして、それを発見したのは、大学や高校で考古学を勉強したわけでもない、納豆の行商をしていた青年・相澤忠洋氏です。
周囲から変人と言われながら、戦後の混乱期にひたすら土の中の真実を探し求めた相澤氏。
みどり市では、この相澤氏をテーマにした映画制作に取り組みます!

映画制作の概要

2026年は、相澤忠洋生氏誕100周年、岩宿遺跡発見80周年、みどり市誕生から20周年、そして岩宿博物館リニューアルのメモリアルイヤーとなります。
これを記念し、相澤忠洋を題材とした映画制作プロジェクトが立ち上がり、2025年10月からみどり市を中心に群馬県と周辺にてクランクインとなります。

※映画のタイトルは『赤土に眠る』に決定となりました

相澤忠洋氏

大正15年(1926年)に生まれた相澤さんは、幼少期から考古学に興味を持ち、土器や石器を集めていました。
太平洋戦争では、一度軍隊に入りましたが、復員後は納豆の行商を行いながら赤城山麓で土器や石器を集めていました。

昭和21年(1946年)、相澤さんは笠懸地内の切り通しで、露出している赤土(関東ローム層)に小さな石器が埋まっているのを発見しました。
当時、関東ローム層(赤土)の年代には、日本に人類はいなかったと考えられていましたが、相澤さんは発掘調査を続け、昭和24年(1949年)、明らかに人工的に作られた石器である「槍先型尖頭器」を発見し、その時代に人類がいたことを確信しました。

しかしながら、独学で考古学を学んだ相澤さんの発見は、当時ほとんど取り合ってもらえず、岩宿遺跡の発見が正しいことが証明された後も相澤さんの功績ということがなかなか認められませんでした。
それでも、諦めずに発掘調査を続けた相澤さんは、その後もたくさんの遺跡を発見して脚光を浴び、岩宿遺跡の発見に関する書籍を出版するとたちまちベストセラーになり、相澤さんの功績が世間に認められました。

テーマは「ひたむきさ」

相澤さんの持つ「真っ直ぐな心=ひたむきさ」。これが、本作のテーマです。
さまざまな情報が溢れ、社会の変化も早く、真面目にこつこつと取り組むことの価値が見失われそうな今だからこそ、周りの声に惑わされず、一意専心、発掘調査に取り組んだ相澤さんの生き方の価値を見つめ直します。
生涯を描くのではなく、美しき<槍先型尖頭器>の発見をクライマックスとした若き日の奮闘を、フィクションを交えてドラマチックに描きます。

主演・藤原季節さん

北海道札幌市の出身で2013年に本格的に俳優活動をスタートし、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍しています。
これまで、小路紘史監督の『ケンとカズ』をはじめ、今泉力哉監督の『his』、内山拓也監督の『佐々木、イン、マイマイン』、松居大悟監督の『くれなずめ』など、多くの有望監督の映画作品に出演されてきました。
近作ではNetflixシリーズ『阿修羅のごとく』で是枝裕和監督作に初出演し、広瀬すずさんの恋人でプロボクサー役を演じ話題となりました。
また、2026年度・前期連続テレビ小説「風、薫る 」に、出演されることも発表されました。
まさに、日本を代表する若手演技派俳優として、これからの活躍がますます期待される逸材です。

監督・金子雅和さん

1978年生まれ、東京都出身。青山学院大学国際政治経済学部卒。

大学卒業後に映画美学校で瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』他)の指導を受けたのち、企業VPや映画・テレビCM等の現場に携わりながら6本の短編映画を監督。
その内の一作『水の足跡』は第2回きりゅう映画祭の制作助成作品に選ばれ、全編を桐生市・みどり市内で撮影(※全体の約8割がみどり市ロケ)。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013入選、山形国際ムービーフェスティバル2013準グランプリなど、国内映画祭で数多くの賞を受賞。2016年、初長編監督作『アルビノの木』が第6回北京国際映画祭の新人監督部門で正式上映、テアトル新宿ほか全国で公開。海外映画祭で20受賞を遂げました。

2021年、長編二作目となる『リング・ワンダリング』を完成(※全体の約3割がみどり市ロケ)。第37回ワルシャワ国際映画祭で世界初上映、エキュメニカル賞スペシャル・メンションを授与され、第52回インド国際映画祭では『あにいもうと』の今井正監督、『鉄道員(ぽっぽや)』の降旗康男監督に次いで日本人史上3人目となる金孔雀賞(グランプリ)を受賞。台湾、シンガポール、日本で劇場公開されました。
最新監督作『光る川』が第62回ヒホン国際映画祭(スペイン)ユース審査員最優秀長編映画賞を受賞しています。

公開予定

2027年 春

撮影時期

2025年10月から11月まで

撮影場所

みどり市及びみどり市周辺

寄附者さまの想いを乗せて、映画をつくります

寄附者の皆様には劇場鑑賞チケットをプレゼントします

【寄附金の使い道】

・映画制作費に充てさせていただきます。

※目標額に達しなかった場合、目標額以上の寄附を頂いた場合についても、本プロジェクトの費用として活用させていただきます。

・総事業費:1憶円

【寄附金の使い道】

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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

群馬県みどり市

群馬県の東部に位置し、総面積は208.42平方キロメートルとなります。市域は桐生市、栃木県日光市を始め、群馬、栃木両県の7市と接しており、首都東京からは100キロメートル圏内になります。

地形は南北に長く、北部には足尾山地が連なり、その山塊に源をもつ渡良瀬川が市の北東から南東にかけて流れています。東町地区の主な地域はこの渡良瀬川に沿うように形成されていて、上流部には草木ダムが豊富な水をたたえ、首都圏に水を供給する役割を担っています。

中部から南部にかけての地域は、渡良瀬川の清流がつくりだした大間々扇状地により形成されています。扇状地の要となる大間々町地区の町名の由来となった「まま」は、渡良瀬川の河岸段丘が造り出した傾斜地崖の呼称であり、住民にとって渡良瀬川が生活に深く根ざし親しまれてきたことを物語っています。