被災地への迅速な出動、復旧・復興を支えてください【空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"】

カテゴリー:災害 

main_img

寄付金額 57,000

0.5%

目標金額:10,000,000

達成率
0.5%
支援人数
5
終了まで
88
/ 92

広島県神石高原町(ひろしまけん じんせきこうげんちょう)

寄付募集期間:2025年10月1日~2025年12月31日(92日間)

広島県神石高原町 × 特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS(アローズ)"は、広島県神石高原町に拠点を置き、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。

飛行機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬を含めた緊急支援チームが、捜索・救助活動から医療、物資、避難所支援まで、被災地で本当に必要とされる支援を届けます。

▶直近の出動
「令和6年能登半島地震・豪雨」「岩手県大船渡市 山火事」「静岡県竜巻被害(令和7年台風15号)」ほか、海外での災害に派遣し、治療が間に合えば救えたはずの「未治療死」や、災害から生き延びた命を脅かす「災害関連死」を防ぐために、日を追うごとに変化する状況に合わせて各チームが一丸となって命を救う活動を行っています。

【能登半島地震】復興までの課題。険しい道みちのり

2024年に発生した能登半島地震から、1年半以上が経過しました。被災地は復旧に向けて一歩ずつ前に進んでいます。しかし、今もなお震災の爪痕が残る現地において、真の復興には長い月日がかかります。

被災地の子どもたちを取り巻く課題

「(発災直後)突然の大きな揺れに頭が真っ白になりました。外に出てみると、ご近所さんの家が崩れているのが目に入り、とても怖くなりました。」

これは、発災から1年以上が経過したときにお子さんが話してくれた、当時の辛い思い出です。過去の大規模災害(東日本大震災)での報告では、被災した7県の子どもについて14.1%が「物音に敏感になったり、イライラしたりするようになった」などの心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる症状がみられたと報告されました。

能登半島地震の被災地においても、避難生活や生活環境の変化による精神的な影響も大きく、子どもたちのストレスの増加も懸念視されています。また、塾やスポーツなどの習い事など、子どもたちが様々なことを経験できる機会も減っています。

被災者の心身の健康を取り巻く課題

「ゆっくりと生活も戻ってきてるけど、眠れないときもあるし、少し辛いねぇ。」

これは、被災者の方と日常的な会話を交わす中で話してくださった体調への悩みです。

現在は避難所から仮設住宅へ入居など、これまでの激しい暮らしの変化がなんとか落ち着き、ようやく自分自身のことに向き合う余裕が持てはじめているという方が多く見受けられます。一方で、健康相談会などでは、震災後に高血圧になったという方や、食生活の変化や運動不足による便秘、不眠です。深刻な体調悪化に陥る方もいます。

こうした背景から見えてくるのは、生活再建に向かうこと自体の過酷さ、心身の健康面のサポートを担う存在が少ないことも課題となっています

地域の医療・福祉が抱える課題

「しんどいときに、空飛ぶ捜索医療団スタッフの方の明るさにも救われました」

これは、地元クリニックの復興支援後に、支援を届けたクリニックの院長が寄せてくださった言葉です。
地元の医療機関をはじめ、福祉の現場を支えている職員の方々のほとんどが被災されています。ギリギリの人数で回していて手一杯の医療・福祉の現場は、発災でによってさらに深刻な人員不足に陥っています。

また、住民の方々も車や公共交通手段といった病院に行く足がなかったり、病院から離れた仮設住宅に入居することになってしまったり、一度受診が途切れたことで通院を再開しにくくなってしまったり。様々な理由で、通院しない・できない方が多くいらっしゃいます。

被災者の方々を「災害関連死」から守るために重要な、それまで地域の健康を支えていた医療の枠組みが、震災をきっかけに崩れてしまっています。

 

復興はこれからが正念場_能登半島地震・豪雨被害での支援活動

昨年元日に発生した能登半島地震。私たちは発災から数時間後に本部のある広島県神石高原町から出動、震源地近くの街である石川県珠洲市で緊急支援を開始して以来、現在も支援を続けています。これまでの活動の記録は、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”WEBサイトにてご覧いただけます。


・子どもたち成長と心の回復を支える支援
 ー安心して遊べる「居場所」づくり
 ー外部講師を迎えた学習機会の提供(IT・プログラミング体験などを実施)
 ー県内外の企業などと共に親子で楽しめるイベントを企画、開催
 ー心の癒しになる機会づくり、ホースセラピーや読み聞かせなど
 ー地元こども食堂へ食料のサポート など

・「災害関連死」から被災者の命を守るために、保健医療福祉の観点を軸とした支援
  ー仮設住宅、自宅避難など暮らす場所を問わない戸別訪問
  ーお茶会、eスポーツ、鍼灸などを活用したイベントの実施
  ー地元総合病院の薬剤師とともに出向く健康相談会 など

・被災者の方々が日常を取り戻すための生活再建支援(災害ケースマネジメント)
  ーケースごとの課題に合わせ、情報提供や人的支援を組み合わせた支援
  ー震災後破損した家屋、家具の修復や片付けなどのボランティア など

高齢化、医療・福祉の人材不足、、、災害が発生する前から地域が抱えていた課題は、災害によって深刻化し、復旧・復興の長い道のりの大きな障壁になっています。災害支援とは、単に緊急時の命を助けるだけでなく、再びその地域が元気を取り戻すためには、明日を共に歩んでいく必要があると、私たちは考えます。

災害支援_空飛ぶ捜索医療団の取り組み

ARROWSは医師・看護師、レスキュー、災害救助犬、ロジスティシャンを中心とした災害緊急支援プロジェクトです。孤立した地域でつらい状況にある人々のもとへ、陸、空、海から独自の輸送手段でいつでもどこへでも真っ先に駆けつけ、助け出します。被災地に必要な支援を見極め、捜索・救助、医療、物資、避難所運営をはじめ、復旧・復興期までそばにいて、ともに明日をめざします。

ご寄附の使い道

「助けたい」という想いを託してください

少しでも私たちの活動に共感し、「助けたい」という気持ちを託していただけましたら、ご支援いただいた寄附は下記のような用途で使わせていただきます。
「一秒でも早く、一人でも多く。」の命を救うために、温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

◆能登半島地震・豪雨被害の復興支援活動を継続

復興に向かう今こそ必要な、薬剤師や看護師による健康相談会、生活再建に向けた伴走、こどもたちの成長・心のケアなど、多方面かつ息の長い支援に役立てます

◆迅速な緊急出動

 自然災害はいつどこで起こるかわかりません。毎月のご支援が一刻を争う緊急時に真っ先に被災地に駆けつける大きな力になります

◆機動力への備え

平時にいかに備えられるか”が災害対応力を左右します。緊急医療資機材や支援物資、ヘリコプター、船舶などの機動力を最大限に発揮できるよう備え、どこへでも支援を届けることができます
目標金額以上にご寄附が集まった場合も、目標を達成しなかった場合でも、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の支援活動における、上記のご寄附を使い道に充て、大切に活用させていただきます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

 

現在進捗情報はありません。

広島県神石高原町

神石高原町について

●「神石高原町(じんせきこうげんちょう)」をご存知ですか?
ほとんどの方は初めてお聞きになる町名かと思います。広島県にある世界遺産「宮島」や「平和公園」から約100㌔東の岡山県との県境に位置する豊かな自然に恵まれた町です。人口は約8,000人。標高約400~700mの中国山地の中にわずかな平地と里山,丘陵地で構成された中山間地域です。戦後から緩やかに続く近郊都市への人口の流出により,全国的にも早い時期から過疎高齢化社会を迎えてきた町ですが,自然だけでなく,都会では得られない「本当の豊かさ」が溢れる町,それが神石高原町の魅力です。

●神石高原町は豊かな自然に恵まれた,天然の遊び場の宝庫です!
夏は水遊び,冬は雪遊び・・・。都会では遠出しないと体験できないような自然と隣り合わせの環境がここにはあります!

●中山間地にも,いろんな仕事があります。新しいチャレンジを応援しています。
特産品のトマトや畜産にチャレンジする方,無農薬にこだわって農業に取組む方,地元の酒造メーカーや近隣都市に通勤する方まで,仕事も様々です。
テレワークでできる仕事も増えている昨今。IT系の仕事で移住された方も。ストレスのないインターネット環境を整備しています。

●子どもが少ないから待機児童もなく,登下校もスクールバスで安心・安全
保育所は待機児童なし!小学校も少人数なので,先生や友達と距離も近く,学年を越えて仲良く遊びます。スクールバスのため登下校時の事故リスクも少なく,ご近所の目も届きやすいから治安が良いのも特徴です。

●ゆとりの住空間と広い敷地。静かでゆったり流れる時間を満喫!
近年,多くの移住者が古民家を改装して住まわれています。庭だけでなく,畑や山まで付いている物件もあり,都会のようにとなり近所を気にすることなく,ゆったりと暮らせる贅沢な時間もこの町の醍醐味です。

●綺麗な水と空気,豊かな大地に恵まれ神石高原町は特産品も豊富!
「まる豊とまと」や「神石牛」などのブランド特産を筆頭に,「こんにゃく」や「ピオーネ」など多くの地元産品が生産されています。6次産業化も推進され加工品として流通するものも増えています。