いじめに悩む子どもの元に、24時間365日駆けつけるために

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 20,000

0.2%

目標金額:10,000,000

達成率
0.2%
支援人数
1
終了まで
180
/ 180

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2025年9月16日~2026年3月14日(180日間)

佐賀県NPO支援 × 公益社団法人 ON THE ROAD

プロジェクトオーナー

2015年12月からいじめ撲滅の啓発活動を行なっており、徐々に個別相談が増えて対応を続けています。コロナ禍以降は相談電話・LINEの件数が増え続け、「死にたい」「消えたい」という深刻な相談も多いため、24時間駆けつけ支援のほか、復学に向けた伴走支援にも力を入れています。今後は、電話・LINE相談後の伴走支援の人材育成を図りながら、各種の伴走や復学に必要な各種支援が可能な場所の確保を行い、一人でも多くのお子さんのSOSを一日も早くキャッチできる体制づくりに励みたいです。

発達障がいなどお子さんの特性に配慮が必要な場合や、いじめや不登校に至る背景にある家庭ごとの隠れた悩みなどを見過ごさず、相談後の伴走支援では子どもたちの復学や進学にとどまらない息の長いサポートができるよう組織基盤の強化に努めます。子どもの悩みが深刻化する前の段階で対応できるよう、スタッフが弛まぬ努力を続けるとともに、医療や警察、地域の企業や団体、行政等からの一層の協力関係を築くことも喫緊の課題です。

不登校やいじめに悩む子ども達を救いたい

すべては子どもたちのために

佐賀県内の小中高と特別支援学校が2023年度に認知したいじめの件数は6455件で、前年度の調査より500件以上増加しています(文部科学省調査より)。

当会では子どものいじめ相談に対応していますが、この事業を開始した2019年から相談件数は2023年度まで毎年増加してきました。LINE相談を受け始めて2年目となった2024年度は、事業を開始して初めて相談件数が減少したものの、警察や児相との連携が必要なケースや、訴訟に発展するケースなど、従来の相談対応の枠を超える事例が多かったことが特徴的でした。また、高校生やその保護者からの相談は増加し、伴走支援の方法を再検討すべきタイミングが来ていると感じています。

増え続ける相談と復学や進学等につなげる伴走支援をさらに強化するため、人材育成に励みつつ複合型の支援施設を作ることが次の目標です。

地域の連携で子どもの悩みを早期に解決

昨年から倍増した相談に対応。子ども達が希望する日常・未来への伴走

〇不登校やいじめに悩む子どもへの24時間個別出張相談と心のケアの強化
親に心配を掛けたくないと15日~40日独りで悩みながら解決しようと頑張ったあと、日曜日や連休最終日の23時過ぎに、電話が鳴ります。「明日、学校に行くのは嫌だ」「消えてしまいたい」と、保護者が寝たあとに連絡してくる子どもたちがたくさんいます。当会では、子どもからの相談電話には「明日でなく今動く」をモットーに、深夜でも子どもの元に駆けつけることがほとんどです。相談者である子どもと会話を重ねて信頼関係を築き、その後の伴走支援に移行します。

〇保護者⇔当会⇔学校(教育委員会)が連携して子どものサポートを強化
相談の翌日に保護者と学校に事実関係を伝え、特に相談者が加害側に「嫌だからやめて」と意思表示を行なった後は、三者で密に連絡を取りあって全力で解決に向かいます。学校と保護者の間に立って相互に伝えにくい事を仲介することも多く、当会が第三者として動いています。

〇伴走支援や体験イベント
家の外に出るのがつらいお子さんやご家族向けに、定期的な連絡や外出の提案を行うほか、地場産業や地域の自然を体験できるイベントの企画・運営も行って家族が地域社会から孤立しないよう努めます。

〇賛同いただく地域の企業・商店・各団体の皆様との連携
当団体に寄せられる大人からの相談は、事業にご協力いただいている地域の方の連絡から始まっています。被害児童・生徒の保護者が職場の同僚や友人に相談し「従業員(顧客)の家族が子どもの不登校に悩んでいるので、一度繋いでいいですか」と連絡が来るのです。こうしたSOSをキャッチする地域の窓口が増えると、問題が早期に相談出来るようになります。

〇対応できるスタッフの育成
繊細な対応が必要とされるいじめ相談には、スタッフの日々の努力が不可欠です。いじめや不登校の背景にある家庭や社会の課題も多様であり、様々な課題を学べるようスタッフの研修にも力を入れ始め、役職員のほかに大学生や元教員のボランティアにも協力を仰いでいます。

寄付金の使い道

【内訳】計 10,000,000円

通信費  100,000円(相談電話・LINE代金)
印刷費  200,000円(ポスター、はがき印刷)
交通費(職員)500,000円(相談対応にかかる交通費・ガソリン代)
交通費(事業)400,000円(イベント開催時の移動バス等のレンタル料)
事業費A    400,000円(イベントで使用するボート等のレンタル・燃料費、体験学習の教材費・参加費)
事業費B    400,000円(学習支援にかかる印刷費、賃貸料等)
施設の土地賃貸料 3,000,000円
(施設の建設費用 *目標額を達成したのちに超過分から積み立て)

返礼品    3,500,000円 返礼品代・梱包料・送料
手数料    1,500,000円 佐賀県に収める所定の手数料

目標金額に達しなかった場合もプロジェクトを実施しますが、時期や規模が変わる可能性があります。目標金額以上の寄附を頂いた場合、従業員の人件費および支援施設建設費として活用いたします。

「嫌だから、やめて」と相手に伝える勇気

いじめ撲滅を通じて地域活性化へ

◆勇気を振り絞る一歩を後押し
長期の不登校にある子や引きこもりがちな子には、まず会ってもらえるよう家に頻繁に通い、電話やメールで興味がある話題を通して信頼関係を築き、保護者の了解を得てから外へ連れ出して気分転換を図ります。信頼関係を築いたあとに、学校に行って加害者に対して「嫌だからやめて」と伝えることを提案しています。大人でも勇気が必要な行動を子どもに提案するので、最初は「怖い」「これまで以上に攻撃されるかも」と不安を口にしますが、、「当会・保護者・学校の先生が必ず守るから」と約束して子どもを後押しします。実行出来た子どもは大きな自信を持てるようになり、復学後の生活が充実している様子になることが多いです。

◆地域の企業・商店の皆様もいじめ相談の窓口に
当会の支援企業や経済団体などの皆様にも日ごろから声掛けし、相談ハガキやチラシを事業所に置いておいてもらうことでいじめ被害に遭っている子の保護者が職場で悩みを相談しやすいようにしています。保護者を経由して相談電話に連絡をいただくケースが多いことから、大人の見守りのきっかけになれば、子どもや家族が孤立する前にサポートが可能になります。

◆地域での多様な体験の機会
子どもたちの復学や進学に至るまでの間、学習支援や様々な体験の機会を提供することも重要です。閉じている心をほぐして一歩前に進むため、地場産業や地域の街づくりに関わるイベントを実施して子どもたちに参加してもらい、地域の大人への啓発にもつなげています。

佐賀県の皆様と県外の皆様に向けて

2025年9月  夏休み明けの相談対応、連携先との意見交換・体制の確認
2025年9月  ポスター、チラシ、ポストカードの制作、教育委員会に依頼して各学校から生徒児童にカードを配布
2025年10月  協賛企業・商店・各関連団体や行政施設にポスター掲示、チラシ設置
2025年11月  役職員での研修、新体制に向けた事業計画の策定
2025年12月・1月  ポスター、チラシ、ポストカードの制作、教育委員会に依頼して各学校から生徒児童にカードを配布
2026年2月  新年度に向けた人員強化とスタッフ研修による体制の強化、新たな課題の棚卸と深堀り
2026年4月  新年度始まり

ON THE ROAD いじめ相談・復学伴走支援担当スタッフより

すべては子どもたちのために

いじめを受けているのに誰にも相談できず苦しんでいる子どもたちのために、2015年の秋、地域の仲間とともに「いじめ撲滅」をテーマに実行委員会を立ち上げ、今日に至っています。事業開始から10年目を迎え、市や教育委員会ならびに地域の方々のご支援・ご協力を得て、悩みを抱える児童・生徒の相談に24時間対応しています。

2024年度に、事業を開始して以来初めて電話相談件数が減少しました。LINEでの相談も受け付けるようになったことで、深刻化する手前で対応できる事例が増えているように手ごたえを感じています。一方で、警察や児相との連携が必要なケースや、訴訟に発展しそうな相談事例も増えはじめ、対応が難しいと感じることもあります。

一分でも一秒でも早いいじめの解決と心のケアを届けるため、ON THE ROADでは24時間365日即応できる体制を整えています。私たちの活動は皆さまのご理解とご寄付で成り立っています。今後も一人でも多くの子どもに伴走できるようご支援をよろしくお願い申し上げます。

NPO法人伊万里湾小型船安全協会 副理事長 山口富士夫

地域の大人も力をあわせ、子どもたちを笑顔に!

「佐賀県からいじめをなくしたい。協力してください」そんなお声がけから始まったON THE ROADさんとのご縁も、10年ほどになります。私たちは佐賀県西部にある伊万里市で、小型船舶の安全航行の指導や海上の警戒・救助活動等を行うほか、体験乗船や海上清掃事業を行っています。毎年ON THE ROADさんと一緒に、海上清掃や水上バイクの試乗体験のイベントも共催しています。

イベント会場に到着した時はスタッフに挨拶することもままならない子どもたちも、徐々に子どもらしい笑顔で会話できるようになり、「月曜から学校に頑張って行くね」「船に乗って楽しかった」と前向きな気持ちを取り戻してくれるのが嬉しくて、毎年このイベントの共催を楽しみにしています。

年々事業の幅を広げ、今年からは難病のお子さんとご家族を旅行招待し始めるON THE ROADさんは、いつも子どもたちの笑顔のため真摯にひたむきに活動をしています。日本全国の皆様に、佐賀の特産品を味わっていただきつつ、一緒に子どもたちの笑顔や未来を応援していただけましたら幸いです。

相談者と保護者の声

ほっとする言葉

◆Kちゃん(中学2年生)のお母さん:娘の話を親身になって聞いていただきありがとうございます。思い切って相談してから、娘は味方がたくさんいると感じられた様子で、少し勇気を持とうと思えたようです。これからも、娘とたくさん話をして解決していけるよう頑張ります。

◆Yさん(中学1年生):娘は鬱傾向になっている様子。行ける時だけ、学校の保健室に登校しています。好きな習い事の教室にも、行ける時だけようやく通っている状況です。こちらに相談を始めてから、少し気持ちが外交的になる機会が増えてきているので、親子で焦らず頑張りたい。

◆Hくん(中学3年生):団体の皆さんが僕のために動いてくれて、本当に死なないで良かったです。高校生になり友達も出来ました。今度、イベントで船に乗せてもらうとき、友達も連れてきていいですか?紹介したいです。

◆Yさん(中学3年生)学校にまた普通に行けるようになりました。もう大丈夫です!将来は私もこのようなことをしたいと思いました!本当にありがとうございました。

◆Mちゃん(小学6年生):しばらく学校に行くのが嫌でした。船のイベントやクリスマスコンサートに参加してから、また学校に行こうと思って、宿題や勉強も頑張っています。勉強の鉛筆やノートをプレゼントしてもらって嬉しかった。来年のイベントにも参加して、今度は学校のことを聞いてほしいです。

寄附者のみなさまへ

佐賀県内在住の皆様方へお願い

心のこもったご寄付をありがとうございます。もし可能であれば、職場やご友人のご家族でいじめに関する事でお悩みの方がおられましたら、当会のサポーターとして私達に繋いでいただけませんか?備考欄にてお伝えいただけたらポストカードやチラシなどをお持ちいたします。

佐賀県外在住の皆様方へ

心のこもったご寄付をありがとうございます。今回、様々な返礼品をご用意しました。これらはすべて、当会を日頃からあたたかくご支援いただいている方々が生産された佐賀の特産品です。優しい心のこもった商品を手に取っていただき、返礼品を通じて佐賀の子どもたちを後押ししていただけましたら幸いです。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

この活動に賛同・協力いただいている方々に商品提供いただいています

※お礼の品は追加・変更される場合がございます

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【呼子産】剣先イカの姿造り4杯セット
新鮮な呼子のイカを活きたまま調理後、即、最新凍結。解凍して開封、そのまま食卓へ。

【呼子産】剣先イカの姿造り4杯セットの返礼品ページはこちら

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【百匠大島 もみ焼き製法米「夢しずく」10kg】
百匠 大島が日頃から佐賀のおいしいを追求し、土壌・水にこだわったもみ焼き製法米

【百匠大島 もみ焼き製法米「夢しずく」10kg】の返礼品ページはこちら

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【2025年1月中旬より出荷】JAさが大和 佐賀県外出荷品「紅姫ものがたり」(2.5kg)
特に糖度が高いAランクで、佐賀県外のデパートや有名パーラー出荷用の品です。

【2025年1月中旬より出荷】JAさが大和 佐賀県外出荷品「紅姫ものがたり」(2.5kg)の返礼品ページはこちら

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フランスベッドファニチャー製 ソファベッドKitta KT-201
チョイス限定品

フランスベッドファニチャー製 ソファベッドKitta KT-201の返礼品ページはこちら

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【2025年1月中旬頃より出荷】JAさが大和 佐賀産「せとか」3kg
とろける食感、みずみずしい香りを皆様のご家庭へお届けします。

【2025年1月中旬頃より出荷】JAさが大和 佐賀産「せとか」3kgの返礼品ページはこちら

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

公益社団法人 ON THE ROAD(旧:地域活性化いじめ撲滅実行委員会)は、佐賀県で「すべては子どもたちのために」を合言葉に、子どもたちのいじめ個別相談、駆けつけ支援、復学に向けた伴走支援を実施しています。親子で参加できるイベント開催も行い、2023年度からは難病児・きょうだい児支援事業部も新たに立ち上げ、いかなる環境の子どもたちも主体的に未来を選択できるよう願い、行政や教育関係者、企業の皆様と協力して子どもたちのSOSを受けとめる活動を続けています。