市民の“やってみよう”を応援!清掃スターターキットで未来へ続く公園づくり
カテゴリー:まちづくり
寄付金額 12,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 1.2%
- 支援人数
- 2人
- 終了まで
-
78日
/ 82日
神奈川県川崎市(かながわけん かわさきし)
寄付募集期間:2025年10月1日~2025年12月21日(82日間)
神奈川県川崎市

川崎市には、子どもが遊び、大人が集い、地域をつなぐ大切な公園が1,200 以上ありますが、公園を守ってきたボランティアが高齢化などで、活動を続けるのが難しくなっています。
本プロジェクトでは、「誰かがやってくれる場所」から「みんなで育てていく場所」へ―そんな公園づくりを目指し、公園活動を始めたばかりの団体に、清掃道具一式をそろえた“スターターキット”を届けます。
寄附を通じて市民の“やってみよう”を応援し、未来へつながる“はじめの一歩”のために、ぜひ御支援をお願いします。
「誰かがやってくれる公園」から「みんなで育てる公園」へ
川崎市の身近な公園緑地を守り続けるために

これまで、川崎市の公園緑地は、公園緑地愛護会や管理運営協議会といったボランティアの皆さんが、清掃や草木の手入れなどを通じて良好な環境を支えてきました。現在も、川崎市内の公園緑地の約7割がこうした地域の皆さんの協働によって美しく保たれています。

一方で、各団体の高齢化や団体の解散も進み、市内の約3分の1の公園では、公園緑地愛護会や管理運営協議会が存在していません。もし、このまま地域の目が行き届かなくなると、ごみや雑草が放置され、公園緑地が「心地よい居場所」としての役割を果たせなくなる恐れがあります。
だからこそ、これからは「誰かがやってくれる公園」から「みんなで育てる公園」へ。
地域が主体となって公園の活用や運営に関わり、より多くの方に愛着を持ってもらえる公園を目指す新しい仕組みづくりが、今川崎市では必要になっています。
みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園を目指して

地域の大切なみどりや公園を次の世代へつなぐためには、もっと多くの人が気軽に公園に関われる仕組みづくりが必要です。そこで、川崎市では市民の「公園でこんなことをやってみたい!」を実現しやすくなる仕組み、『みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園』を始めています。
この取り組みを通じて、「清掃や草むしりをやってみたい」「花壇を整えたい」といった市民のみなさんの思いが多く寄せられています。昨年の全国都市緑化かわさきフェアや公園イベントをきっかけに、町内会だけでなく子育て世代や普段から公園を利用している人たちも、活動に参加し始めています。
公園活動のはじめの一歩を応援する“スターターキット”
「やってみよう」!“清掃道具セット”
今回のクラウドファンディングで用意したいのが、公園活動をやってみようとしている市民を応援する「スターターキット」です。
「公園をきれいにしたい」「地域で活動を始めたい」―そんな思いをすぐに実行に移せるように、清掃に必要な道具を一式そろえました。

道具収納BOX、ほうき、熊手、ちりとり、トング、軍手、剪定ばさみ、草刈り鎌、バケツ、ごみ袋、活動マニュアルなど。これさえあれば、誰でもすぐに活動を始められます。
これまで、『みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園』の取り組みを通して見えてきたのは、「自分もやってみたい!」という市民の皆さんの声の広がりです。まだ一歩を踏み出していない人たちもいれば、すでに公園で活動を始めている団体もいます。スターターキットは、そんな“未来の公園を育てる新しい芽”を育み、自主的な活動を広げていく土壌をつくるものです。

清掃をきっかけに人と人がつながり、公園が“みんなで育てる場所”へと変わっていく。その最初の一歩を、みなさんの力で応援していただければと思います。
このあとご紹介するのは、今回のクラウドファンディングで支援したい、それぞれの形で“公園を育てる”活動を始めている方々です。
寄附金の具体的な使い道
・スターターキットの購入をはじめとする、公園緑地ボランティアの活動支援費用として使用します。
清掃活動を始めたばかりの団体を対象とし、地域で主体的に活用してくれる方々にお渡しします。
【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合、公園緑地ボランティアの活動支援費用の一部へ活用させていただきます。
また、目標金額以上の寄附を頂いた場合も、公園緑地ボランティアの活動支援費用として活用させていただきます。
このプロジェクトで支援する、公園から育つ地域の新しい力
Eriii’s Cafe(エリーズカフェ) 小林 貴大さん
子ども食堂から広がる、“つながる公園”

「子ども食堂をきっかけに公園を使うようになってから、活動が少しずつ広がってきました。今では子ども食堂の前に子どもや地域の人たちと一緒に草むしりやごみ拾いをして、“みんなで公園を育てている”と感じます。清掃をすると公園が安心して使える場所になって、自然と会話やつながりも生まれるようになりました。」( Eriii’s Cafe 小林さん)

宮前区にある菅生ケ丘公園では、隣接する「Eriii’s Cafe(エリーズカフェ)」が毎月子ども食堂を開いています。

現在は公園緑地愛護会として、食堂の前に清掃や草むしりを行い、子どもも大人も一緒になって公園活動を進めています。子どもたち同士が自然に遊び始めたり、親子や高齢者が声をかけ合ったりと、公園は“つながりの場”へと育ちつつあります。

Eriii’s Cafe の活動に自ら加わった、こども社員の坂本さんにもお話を聞きました。
「子ども食堂の前に清掃活動をすることで、たくさんの人が手伝ってくれます。子供だけでも気軽に参加できる場になっていると思います。
自分は、こども社員としてこの集まりが笑顔溢れる場になるように頑張っています!」
ワオキッズ新川崎園 可世木 竣太朗さん
遊びも学びも。公園は子どもたちの“チャレンジの場”

「子どもたちが『次はいつやるの?』と楽しみにしてくれるんです。清掃や水遊び、生き物観察を通して、公園は“学びと挑戦の広場”へと育っています。」
(ワオキッズ 新川崎園 可世木さん)

北加瀬ゆりのき公園で公園緑地愛護会として活動を始めたのは、「公園緑地愛護団体募集」のお知らせを見かけたことがきっかけでした。 月に一度こどもたちが主体となって清掃や草刈りに取り組みます。 「ここの草も抜こう!」「こんなゴミが落ちていたよ」と声を掛け合いながら、時には生き物を探したり、公園遊びをしたり。子どもたちは楽しみながら、自分たちの力で場所を整える経験を重ねています。


夏の暑い日には、水鉄砲遊びや水まきのあと、サーモグラフィを使って日向と日陰、水まき後の温度の違いを観察しました。 遊びと学びが一体となり、公園はただの遊び場から「考える場所」へと変わりつつあります。
「掃除道具が欲しい」「もっと草むしりしたい!」と子どもたちが自ら声をあげる姿は、地域の公園を守る“はじめの一歩”そのもの。 これからは園や地域の子どもたちと一緒に、交流の場やイベントにも広げていきたいと考えているそうです。
児童養護施設 白山愛児園 隈元 愛美さん
子どもたちが育てようとしている、“自分たちの居場所”としての公園

「施設で暮らす子どもたちにとっても、地域に“自分の居場所”があることは、とても大切です。」
そう話すのは、川崎市麻生区にある児童養護施設・白山愛児園の隈元さん。

子どもたちは昨年の川崎市主催のイドバタカフェに参加したことが近所の公園に関わるきっかけになりました。公園での清掃や草むしり、遊具のペンキ塗り、生き物観察などイベントを通じて「遊ぶ場所だった公園」が「自分たちで守り育てる場所」へと変わってきています。
「このベンチは私が塗ったんだよ!」と誇らしげに話す子の姿も見られるようになりました。自分の手で公園を変えた体験が、子どもたちに愛着や責任感を芽生えさせています。

「今回、活動を始めるのにあたって、地域の人たちと一緒に公園をきれいにしていこう、大切にしていこうという話をすると、すごく子どもたちは喜んでいました。大人がやるだけでなく、子どもの中にリーダーを作って一緒に取り組めたらいいなと思っています」

白山愛児園は今、正式に王禅寺北第5公園の管理運営協議会として活動を始めようとしています。子どもたちが自分の声や行動で公園を育て、社会とのつながりを実感していく。その第一歩が、確実に踏み出されようとしています。
クラウドファンディングへの応援メッセージ
CLASSICAL PIZZA 凝地 展さん
公園を安心して使える場に――地域のつながりからの応援

「公園によっては利用する子どもが少なくなり、寂しさを感じることもあります。だからこそ今、清掃や活動を通じて公園を安心して使える場所にすることが大切だと思います。
地域のつながりからEriii’s Cafeさんと出会い、普段の仕事では出会わない人とも交流できました。このクラウドファンディングが、活動を始めたい人の背中を押し、公園を中心としたつながりが広がるきっかけになればと思います。」
自治体の想い
川崎市建設緑政局グリーンコミュニティ推進室 室長 木村 博彦
活動する人も、応援する人も。みんなで育てる公園へ

生活の中で身近なみどりである公園。川崎市には1,200以上の公園緑地があり、その管理運営には、市だけでなく多くの市民や団体の方々に参加いただいています。
日ごろの清掃活動や樹木の手入れ、遊具の損傷を通報してくださる方など、関わり方はさまざまです。たくさんの方の協力によって、快適な公園づくりが支えられています。
市では、より多くの方に公園緑地に関わっていただけるよう、楽しく気軽に参加できる仕組みづくりを進めています。今回、その一環として、興味を持った団体がすぐに活動を始められるような「スターターキット」を用意しました。
実際の作業に参加するだけでなく、クラウドファンディングという形での応援も可能です。活動を始めようとする方々を後押しする新しい仕組みに、ぜひ皆さんも参加してみませんか?
幸区役所道路公園センター協働・利活用推進担当 浅見課長補佐
地域の子どもたちと一緒に、公園を育てる力を

幸区では、ワオキッズ新川崎園の皆さまに令和7年4月から活動を開始いただき、子どもたちが毎月定期的に清掃活動を行っています。小さな軍手をはめて落ち葉や枝、ゴミを拾いながら「どうして公園にゴミを捨てるのだろう?」と疑問を口にする子どもたちの姿は、公園をきれいにする大切さを自分たちなりに感じ取っている証だと思います。
こうした活動を通じて、子どもたちが地域や公園に愛着を持ち、次の世代を担う存在へと育っていくことを心強く感じています。そして何より、このようにまちを公園をきれいにすることの大切さを知る機会を子どもたちに与えてくださっているワオキッズ新川崎園の皆さまには、心から感謝しています。
今回のクラウドファンディングは、まさにその「はじめの一歩」を支える取り組みです。皆さまからのご支援を通じて、地域の力がさらに広がっていくことを願っています。
クラウドファンディングの詳細
実施スケジュール
・2025年10月1日(水)〜12月21日(日)
クラウドファンディングを実施
・2026年1月〜2月
スターターキットの配布調整・調達準備
・2026年3月〜
スターターキットの設置・活用開始
目標金額と返礼品について
目標金額:100万円
今回のクラウドファンディングは、市民の皆さんからの寄附を中心に実施します。そのため、金銭的な返礼品は用意していません。
代わりに、ご希望いただいた方のお名前やニックネームを川崎市のホームページに掲載し、感謝の気持ちをお伝えします。
さらに、寄附金の活用状況や活動の様子は、市のホームページにて公開予定です。支援がどのように役立ったのか、写真やレポートを通じてご報告していきます。
また、応援いただいた取り組みは次期の「公園スターターブック」にも事例として掲載し、活動の成果とともに広く発信していきます。寄附によってつながる輪を、次の活動へとしっかり引き継いでいきます。

おわりに~寄附者のみなさまへ~
川崎市からのメッセージ
このプロジェクトでは、公園でのボランティア活動を始めたばかりの団体に、必要な道具とマニュアルをセットにした「スターターキット」を提供し、皆さんからの応援の気持ちを“かたち”にするものです。
市民の方や市外に引っ越された方で、実際に活動に参加することが難しい方も、このプロジェクトを通して、活動をはじめる方の”やってみよう”を応援してください。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
神奈川県川崎市
川崎市は、高度なものづくり技術や最先端産業、研究開発機関が集積する国際都市であることに加え、豊かな自然に恵まれ、街中に音楽や芸術があふれ、スポーツが盛んな元気都市であり、子どもたちや若者をはじめ、誰もが笑顔になれる「最幸のまち かわさき」を目指し、さまざまな取組を進めています。
このような本市を「ぜひ応援したい!」と思ってくださる、本市出身の方や本市の施策にご賛同くださる皆さまの想いを「ふるさと納税」にのせ、本市を応援いただければと存じます。
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