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“ここでなら働き続けたい!”と思えるまちを日置市から ー若者・女性流出・働き手不足に挑む!新しい働き方モデルを構築ー

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 30,000

0.7%

目標金額:3,875,000

達成率
0.7%
支援人数
1
終了まで
84
/ 84

鹿児島県日置市(かごしまけん ひおきし)

寄付募集期間:2025年10月9日~2025年12月31日(84日間)

鹿児島県日置市 × 株式会社With Midwife

プロジェクトオーナー

「人口減少」「少子化」は日置市だけでなく全国の自治体共通の課題です。その背景には、“働きたい職場がない” “ここでキャリアを築けない”と感じた若者・女性が都市へ流出していることも要因の一つと考えられます。
一方で、日置市には魅力ある企業や熱意ある経営者もいます。私たちは「ここでなら、働き続けたい」と思える企業を育て、一人ひとりが自分らしく働けるまちを目指します。
日置市のことを想う方、このモデルの実現に共感してくださる方の想いを胸に、私たちは「働き方先進地」の実現に向けて全力で成長していきます。ぜひ、お力をお貸しください。

もう「働くために出ていく」は終わりにしよう

「ひおき共創コンソーシアム」を通じて、すべての人が自分らしくいられるまちへ

日置市では、「このまちで働き続ける未来」を思い描けず、進学や就職を機に、市外・県外へと若者や女性が流出していることが大きな課題となっています。

こうした状況の中で、地域の担い手である生産年齢人口はこの35年で男性が3,758人、女性が4,482人減少し、市内の中小企業では慢性的な人材の確保・定着率の低さに悩まされています。

その背景には、「魅力的な職場が見つからない」「今の会社ではキャリアが描けない」といった選択肢の少なさだけでなく、企業側が従業員の心身のケアや相談体制を十分に整えられていないという課題が顕在化していることも挙げられます。

これらの課題に危機感を感じている日置市の企業は少なくありません。

日置市では、この課題に共感する企業が集まり、働きやすい環境づくりをお互いから学び合う場「ひおき共創コンソーシアム」を設立し、「ここでなら、働き続けたい」と思える働き方先進地を目指します。
その中で、従業員一人ひとりの声をしっかりと拾い上げ、従業員を起点に組織を改革していくことが特に重要です。

一人ひとりが自分らしく働き続けられる社会の実現こそが、日置市の未来を支えると私たちは信じています。

日置市発・潜在医療専門家を「働く人の保健室」へ

“働きづらさ”を医療×データで可視化し、地域全体で受け止める

働き方先進地の実現を目指す「ひおき共創コンソーシアム」の中核を担うのが、本プロジェクトで育成される「ウェルネスコーディネーター」とウェルネスアプリ「THE CARE」です。
このプロジェクトは、健康支援やライフイベントに特化した専門職を擁する民間企業・株式会社With Midwifeと日置市が共同で実施します。

■医療資格を生かす「ウェルネスコーディネーター」の育成

実際に働く市民の伴走支援にあたるのは、看護師・保健師・助産師の国家資格を持ち、さらに人事労務・キャリアに関する独自の基準に基づく研修と試験をクリアした「ウェルネスコーディネーター」です。
日置市内に潜在的に存在する医療資格保有者を発掘・育成し、地域に根ざして取り組みを広げていきます。

■アプリ「THE CARE」による24時間相談体制

ウェルネスコーディネーターは専用アプリ「THE CARE」を通じて、市内企業に勤める従業員およびその家族から、
心身の健康、キャリア、育児、介護、ライフイベントなどに関する相談を受け付け、チャットやビデオ通話を通じて寄り添った対応を行います。
相談内容には必ず24時間以内に応答する体制を整えており、緊急時も安心して頼れる存在として信頼を得ています。

さらに、この相談内容を匿名化・データ化し、どのような課題が日置市内で生じているのかを可視化。
働きやすさの阻害要因を明確にし、日置市や企業に対して政策提言や環境改善のアイデアを提案します。
これら職場環境改善ための政策やアイデアに基づき、ひおき共創コンソーシアムで様々なプログラムを実施、「働きたくなるまち」「暮らし続けたいまち」として選ばれる未来を、地域全体で目指します。

寄附金の使い道

◾️ウェルネスコーディネーター発掘・育成費用
◾️THE CAREアプリ初期費用
◾️ランニングコスト
◾️市内企業及び就労者向け研修・ワークショップ

※目標金額に達しなかった場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄附金は、本プロジェクトの実施に活用させていただきます。
また、目標額を上回った場合には、コンソーシアムの運営費用に活用させていただきます。

“働きやすさ”が人と企業を呼び込むまちに

従業員のリアルな声が、企業とまちを元気にする

本プロジェクトを通じて日置市は働く人の声を拾い上げ、それを企業や行政がしっかりと受け止めて改善につなげていくことで、安心して働ける職場環境が整います。
このことにより、日置市は、キャリアを諦めずに仕事と家庭の両立を実現できるまち・誰もが「ここでなら、働き続けたい」と思えるまちへと進化します。

■ 働く人の不安が軽減され、安心して働き続けられるまちに

従業員一人ひとりが、職場での悩み事・心身の不調・様々なライフイベントを抱えても、「相談できる居場所」があることで孤独感や不安を軽減し、安心して働けるようになります。
子育てや介護をしながら働く世代は、キャリアを継続しながら家庭も両立するための具体的な対策や心身のストレスを、プロに相談・伴走してもらうことができます。

■ 若者や女性が「日置市で未来を描ける」と感じられるまちに

若者や女性にとっては、自分らしく生きられることを実感することで「日置市でも十分に未来が描ける」と感じる機会が増えます。
従業員一人ひとりが大切にされ、自分の居場所があると実感することで人材の定着・若者の採用につながり、人材獲得の競争激化という地元企業の課題を緩和できます。

■ 地域の魅力と制度が進化し、「選ばれるまち」に

こうした変化はまち全体の魅力向上につながり、「働きやすいまち」「暮らしやすいまち」として新たな人材や家族を呼び込み、人口流出の歯止めにもつながります。
また、リアルな相談データを活用した施策づくりにより、地域の課題解決がスピーディーかつ実効性のあるものになります。

この取り組みは、単なる「相談窓口」ではなく、地域の未来を形づくる仕組みそのものです。
日置市は「働き方」を軸にした持続可能なまちづくりを実現し、人口減少に立ち向かう新しいモデルケースとなります。

いちはやく、働く人に寄り添うために

データと声を活かす日置市の実践スケジュール

働き方改革を、市の成長戦略に。
日置市長 永山由高

「ここでなら、働き続けたい」と思える働き方先進地を目指して

 

▼ひおき共創コンソーシアムの詳細はコチラ

働く人と企業をつなぐ伴走者としての決意
株式会社With Midwife 代表取締役 岸畑 聖月

「自分の未来がここにはない」はもう聞きたくない

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私はこれまで、若い世代や女性から「この会社には居場所がない」「将来を描けないから外に出る」という声を何度も耳にしてきました。その背景には、本当は歓迎すべき妊娠・出産などのライフイベントや、この会社・この町に必要な熱い思いがあり、その言葉を聞くたびに、悔しさと無力感を抱きながらも、なんとか力になりたいと強く思ってきました。

本事業に携わる私たちウェルネスコーディネーターは、従業員一人ひとりに寄り添い、心身の健康や家庭・ライフイベントの不安に耳を傾ける伴走者です。ただ相談に応えるだけではなく、そこから見えてきた声を企業や行政につなげ、職場環境を改善するきっかけに変えていくことが私たちの使命だと考えています。

「働きやすさ」は数字だけでは測れません。安心して相談できる相手がいること、そしてその声が組織を動かすこと。それが積み重なって初めて「ここで働き続けたい」と思える地域になります。

私はこの取り組みを通じて、誰もが将来を描けるまち、若者や女性が誇りを持って働き続けられる日置市をつくっていきたいと思っています。二度と「自分の未来がここにはない」という言葉を聞かなくていいように、全力で伴走していきます。

▼株式会社With Midwife の詳細はコチラ

担当者の声
日置市役所総務企画部企画課 折田、園田、内田、戸島

自分らしく生きられ、様々な機会と選択肢が持てる日置市へ

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日置市役所で働く中で、たくさんの良い経験もしましたが、思いどおりに行かず悩むこともありました。
チャレンジが許されない、バイアスが判断基準になっている。そんな生きづらさ、閉塞感があり、そんな空気感がこの組織だけではなく、まち全体を覆っていたように感じます。

しかし、コロナ禍を経て市役所職員の働き方・考え方、そして職場環境も大きく変わりました。
とてつもないスピードで変わる時代において、日置市役所が変わらなければ働く職場として選ばれなくなる。
そして日置市役所が変わらなければ、日置市の空気感も変わらず、地域としても選ばれなくなる。
そんな危機感が、このプロジェクトを始動させたきっかけです。

「幸せ」や「豊かさ」の考えが多様化してきた今だからこそ、ここでもう一度相手を尊重し、理解し、対話し、心地よい居場所をつくることが大切であると確信しています。
その居場所が見つけられるよう、様々な機会と選択肢を提供できるまちでありたい。
このプロジェクトを通じて関わる全ての方の人生がよりよいものになるよう、私たちは全力で取り組んでいきます。

寄附者のみなさまへ

日置市民・吉満朋子さん

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日置市生まれの50代です。この春、息子と同級生は多くが他県へ就職進学しました。私は、これまで日置市やその周辺にある企業で働いてきました。子育て、親の看取り、自分も周りもメンタル不調など、先の見えない不安と孤立感に悩むこともありました。同僚も、それぞれに悩みを抱えています。ジェンダー平等からは程遠く、居心地のよい環境にはなかなか巡り合わず、どこも同じだよと諦めあったり。管理者も、悩みの解決を試みますが、我慢を強いたり、喧嘩両成敗みたいになったり。相談先やその機会も限られ、管理者も職員もみなで疲弊することも多々。ストレスチェックは実施が目的になったり。結局あきらめて離職も。チーム力も停滞します。

また、心身疲弊した職員本人はもちろん、そのパートナーやご家族の心理的負担も大きい。長期療養ともなるとなおさらに、その閉塞感、孤立感はすさまじいものです。さらに、収入減や無収入。生きる意欲を無くし生きる自信と自らの命を奪われます。

だから、
このように街の企業が繋がって、市役所もいっしょになって、居心地良い職場づくりに取り組む。という動きを知り、「待ってました。日置市に住んでてよかった」と思います。

これが実現して、しかも継続して、
働く一人一人が、その職場にとって必要とされている実感とともに、自分は日置市にとっても必要とされているという自信がもてれば、日置市で生きていこうか、と青年たちも心に留めてくれると感じています。
将来の日置市で居心地良く暮らす人が増えることを願って、協力のお誘いをしたいと思います。

日置市出身・吉満幸介さん

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日置市で育ち、大学進学で上京した10代の元市民です。
私は大学に進学するために日置市を離れました。将来は地元に戻るかどうか考えているところです。
都会に出てみると、交通の便の良さ、遊べるスポットの多さなど、驚くことばかりです。
特に交通の便は、電車で完結してしまうほど充実しています。
住む環境に関しては、何より快適です。
しかし、不安を抱いていることの一つは、メンタルケアを含めた自身の健康の維持です。
都会の資本主義的な考え方によって心に傷を負ってしまう人が多いような気がします。
現状ではメンタルケアは各々の会社に任せられているのですが、ニュースなどを見る限り十分に行われているとは言えない状況だと感じます。
私はもし自分の故郷の街が、メンタルケアももちろん、働く人の健康が大切にされ、安心して働ける職場が保証されているのならば、将来の私にとって魅力的な場所になると考えます。
将来戻ってくるかはまだわかりませんが、戻ってきた時に受け止めてくれる故郷であって欲しいと願っています!

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

鹿児島県日置市

鹿児島県の西部、薩摩半島のほぼ中央部に位置する日置市は、日本三大砂丘の一つ、白砂青松の「吹上浜」などの豊かな自然に囲まれており、「妙円寺詣り」や「流鏑馬」、「せっぺとべ」に代表される歴史的な伝統行事と400年の歴史を誇る「薩摩焼」や優れた泉質を誇る「湯之元温泉郷」「吹上温泉郷」など、古の情緒と安らぎに満ちた貴重な資源を数多く有しています。