歴史と伝統をこの先も…「曽爾の獅子舞」と「香落音頭」を応援したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 242,000

24.2%

目標金額:1,000,000

達成率
24.2%
支援人数
9
終了まで
14
/ 90

奈良県曽爾村(ならけん そにむら)

寄付募集期間:2025年10月10日~2026年1月7日(90日間)

奈良県曽爾村(そにむら)

プロジェクトオーナー

曽爾村には豊かな自然だけでなく、先人より受け継がれてきた伝統や文化が数多くあります。中でも奈良県無形民俗文化財に指定されている「曽爾の獅子舞」や曽爾村無形民俗文化財(指定予定)の「香落音頭」は、今日まで大切に伝統を守り続けられていますが、人口減少による後継者不足や費用工面で大変苦労しているところです。

みなさまからいただいたふるさと納税寄附金を活用して、歴史ある「曽爾の獅子舞」や「香落音頭」をこれからも後世に引き継いでいくため精一杯取り組んでまいりますので、ご支援をよろしくお願いします。

曽爾の郷土芸能応援プロジェクトを始めます

奈良県無形民俗文化財~曽爾の獅子舞(そにのししまい)~

接ぎ獅子

曽爾の獅子舞は、享保3年(1718年)に五穀豊穣と安全祈願のために神前に奉納したのが始まりといわれ、伊勢大神楽の流れを受け継いでいます。
江戸時代から300年の歴史がある曽爾の獅子舞は、毎年10月に「郷土芸能発表会」として門僕神社境内で演じられています。

現在、村内の3大字(長野・今井・伊賀見)が獅子舞を継承しており、「参神楽」「獅子踊り」「接ぎ獅子」など種類の豊富さと芸術性が高く評価され、昭和54年に奈良県無形民俗文化財に指定されました。

直面している課題

歯が欠けた獅子頭

曽爾の獅子舞は多様な種類の演目に加え、衣装は3大字それぞれに違いがあり、使用される器具も特殊な材料で作られていて大変見応えがあります。

しかし、希少な材料と物価高の影響により、長年使用してきた衣装や道具が破損した際の購入・修補等が困難であり、また、毎年行われている「郷土芸能発表会」においても多額の費用が必要で、獅子舞を支える資金に苦慮している現状です。
歴史ある曽爾の獅子舞をこれからも変わらぬ形で後世に継承し、多くの場で披露していきたいという思いから、このプロジェクトを立ち上げました。

美しい「曽爾の獅子舞」を見ていただきたい!

参神楽

毎年10月、村の安泰と五穀豊穣を願って門僕神社に獅子舞が奉納される「郷土芸能発表会」には、伝統的な獅子舞を一目見ようと多くの方が観覧にいらっしゃいます。
様々な演目が披露されるたびに割れんばかりの拍手が沸き起こる大盛況の発表会となっており、さらに今年度は、大阪・関西万博でも獅子舞を披露する機会をいただき、国内外のたくさんの来場者に「曽爾の獅子舞」を知っていただくことができました。

今後も様々な機会で「曽爾の獅子舞」を披露していくにあたり、長年の使用で劣化した備品を新調し、より美しい舞を皆さまにご覧いただけるよう尽力していきます。
また、毎年開催する「郷土芸能発表会」においても、安全・快適にご観覧いただくため会場整備の諸費に充当させていただきます。

大阪・関西万博での披露

「曽爾の郷土芸能」を次世代へ

「郷土芸能発表会」には、獅子舞を継承する3大字だけでなく曽爾小中学校の生徒も参加しています。曽爾小中学校では、「ふるさとを見直し、ふるさとを愛する」をテーマに「ふるさと学習」が実施されており、生徒たちは地域の方に指導をいただきながら「曽爾の獅子舞」を体験・学習しています。
地域と学校が一体となって伝統ある獅子舞を守り、後継者を育成する取組を続けており、村内の子どもたちにとって「曽爾の獅子舞」は感性を育み故郷に誇りを持つ大切な機会となっています。

今回のクラウドファンディングを通して郷土芸能に必要不可欠な備品を新調することで、未来を担う子どもたちに「曽爾の獅子舞」と「香落音頭」を引き継いでいく一助となることを目指します。

曽爾村無形民俗文化財(指定予定)~香落音頭(こおちおんど)~

「香落音頭」の「香落」とは、室生赤目青山国定公園に位置する曽爾川の流れの左右に展開する高低差200mを超える渓谷の名称で、両側には柱状節理の岩崖がそそり立ち、四季を通じて風光明媚な日本トップクラスの一大景勝地です。
特に、美しい奇岩や山崖の見事な渓谷美として、屏風岩、兜岳、鎧岳は国の天然記念物に指定されています。また、山々の四季の変化が美しい小太郎岩、曽爾高原、お亀池も格別です。

「香落音頭」で「奇勝香落の王者」と歌われた屏風岩

「香落音頭」は、このような絶景を有する曽爾村で約100年前に誕生しました。
作詞は地元の曽爾尋常高等小学校校長などを勤めた橋本重省先生で、御伊勢街道の鞍取峠(くらとりとうげ)~のメロディーに乗せて、屏風岩や曽爾高原のお亀池など「香落」の名所旧跡や伝承を歌い、軽快な太鼓の拍子と音頭をあわせて輪になって踊ります。

「香落音頭」は地元の「香落音頭保存会」の皆さんによって、毎年8月の夏祭りのメインイベントとして歌い踊り続けられています。

事業について

【寄附の使い道】

いただいた寄附金で本年度に購入、活用させていただくもの
・備品(摺り鉦、神楽鈴、下駄、衣装等)
・「郷土芸能発表会」や夏祭りの「香落音頭」の運営等に係る経費

※寄附金全額を当事業実施のために活用させていただきます。

【事業実施のスケジュール】

令和7年度:獅子舞や香落音頭に使用する備品の購入、「郷土芸能発表会」等の獅子舞や香落音頭を披露する会場諸費充当
令和8年度以降も同様

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

【注意事項】

※村民の方も当プロジェクトにふるさと納税をしていただくことができます。
その際、ふるさと納税に対する控除は受けられますが、返礼品をお選びいただくことはできません。

現在進捗情報はありません。

奈良県曽爾村

曽爾村は奈良県の東北端、三重県境に接する小さな村です。
西側に位置する鎧岳(よろいだけ)、兜岳(かぶとだけ)、屏風岩(びょうぶいわ)は、太古の昔、火山の噴火でできた珍しい柱状節理(ちゅうじょうせつり)の山々で、その美景から国の天然記念物に指定されています。
また東に位置する倶留尊山(くろそやま)、亀山(かめやま)、古光山(こごうやま)などのなだらかな山々とその山麓に開ける雄大な曽爾高原一帯は室生赤目青山国定公園に指定されています。
曽爾村は「日本で最も美しい村」を宣言し、平成21年からNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟しています。