県指定無形民俗文化財「花火動乱蜂」の伝統を地域とともに守りたい

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 50,000

4.1%

目標金額:1,200,000

達成率
4.1%
支援人数
4
終了まで
88
/ 92

福岡県久留米市(ふくおかけん くるめし)

寄付募集期間:2025年10月1日~2025年12月31日(92日間)

福岡県久留米市×花火動乱蜂保存会

プロジェクトオーナー

「花火動乱蜂(はなびどうらんばち)」は、昭和31年に福岡県無形民俗文化財に指定された由緒ある伝統行事です。地元である山川町本村の団結力を育むとともに、当地区の活性化にも寄与してきました。
近年来場者が増加傾向にあるものの、安全対策が不十分であり、前年度のクラウドファンディング度事業では、観覧場までの暗い山道に一部外灯を設置しました。
しかし、まだまだ会場内は危険が多く、観覧者(約2,500名~3,000人)の危険回避が必要となっています。
また、永年にわたり花火動乱蜂を守ってきた保存会(現在23名)ですが、会員の高齢化や担い手不足によりその存続が危ぶまれています。
受け継がれきた伝統の継承とそのための工夫を施すことにより、地域の一体感と郷土愛の一層の醸成を図り、延いては地域の活性化を図ることが急務となっています。

※本事業に返礼品はありません。あらかじめご了承ください。

小さな村の花火奉納を地域とともに継承し続けたい

久留米有馬藩の砲術指南役であった古川安太夫元純が、五穀豊穣の祈りを込めて手製の爆薬をさく裂させていた山川地区の住民に、簡単な仕掛花火の製法を教えたのが始まりとされています。その後、古川家7代目の辰之進が現在の“蜂の巣やぐら”の製法を考えて伝授したと伝えられています。
この花火は、導火の妙趣と、震天動地の雷鳴を伴って炸裂する瞬間火花となり、暗黒の空に千変万化飛び散る様は、怒り狂った親蜂・子蜂の乱舞を連想させ、連発する大小の爆音は山骨湖底に反響し、その色彩と轟音は観衆の耳目を奪うものがあり、まさしく「動乱蜂」です。

来場者の安全対策

毎年約2500名~3000名の来場者が、王子八幡宮の鳥居前をくぐり山道を抜けますが、前年度一部固定式外灯を設置したものの、観覧場の照明が暗く安全面に課題があります。
固定式外灯をさらに増やし、境内と来場者の帰路に簡易投光器設置することで明るさを確保することができます。
また、警備関連に対しても保存会メンバー(スタッフ)による、観客誘導等が連携不足であるため、トランシーバーの設置が必要です。

境内内の状況(裸電球だけでは暗い)
前方高台観覧上に4基の外灯を設置

会員の高齢化と作り手の安全確保

「花火動乱蜂 」の継承は 現在まで、地元保存会会員 23名で行っていますが、 保存会会員の 高齢化が進んでいます。会員の平均年齢66.8歳と高齢化が進んでおり、熟練者も年々減っています。それにより、近くの山より 孟宗竹の切り出し伝承技法で 組上げる「 蜂の巣やぐら」の作成が困難になってきています 。 

「蜂の巣やぐら」全景

現在くみ上げは、足場がないため非常に危険で、熟練者でなければ出来ない状況です。
その対策として「足場鉄骨の導入」を考えています。
鉄骨足場を設置する事で、次年度以降も地域住民で維持継承が可能になります。

現在の作業の様子(足場がない)
手渡しで花火煙火取り付け作業を行っている
花火煙火(火薬の入った5連筒)
花火煙火(火薬の入った5連筒を5個1段ごとに取り付け)合計30個

掲示版は木材で、基礎の杭も脆弱で、風等が吹くと大変危険です。
これを単管(パイプ)で設置したいと考えています。

協賛者の掲示版
掲示板の基礎(杭)

寄附金の使い道

寄附金は、花火動乱蜂の安全な設営、来場者の安全対策のために、活用させて頂きます。

・足場鉄骨部材  約 310,000円
・外灯施設 4基 約 140,000円
・掲示板資材部材 約 280,000円
・簡易ライト、投光器 8台 約  65,000円
・トランシーバー   8台 約 140,000円
・その他経費   約 265,000円

※目標金額を上回った場合、下回った場合も、本事業に活用させていただきます。
※万が一、本事業が中止になった場合は、久留米市の市民活動を支援する事業に活用させていただきます。あらかじめご了承いただきますようお願いします。

寄附してくださった皆様へ

同意いただいた場合、令和8年度の花火動乱蜂開催時に 館内の掲示板および花火打ち上げ前のアナウンスで寄付者様のお名前を紹介させていただきます。 

【注意事項】

「ふるさと納税で応援する」ボタンからお進みいただき、申込手続きで出てくるアンケートにて、ご紹介の可否をご回答ください。

皆様のご理解、ご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

福岡県久留米市

久留米市について
福岡県久留米市は福岡県の南部に位置し、九州一の大河「筑後川」に抱かれています。古くから筑後川がもたらした肥沃な大地と豊富な水を活かして農業都市として栄えてきました。
また、明治以降は県南地域の商業の中心地となり、国産のシューズメーカーとして有名な「アサヒシューズ」「ムーンスター」、世界的タイヤメーカーの「ブリヂストン」を中心としたゴム産業のまちとして発展してきました。
その発展の過程で形成された独自の食文化は当時の労働者の胃袋を支えるとともに、久留米のグルメとして現在に誇る逸品となっております。
「九州有数の農業都市」「とんこつラーメンの発祥の地」や「焼き鳥のまち」であり、「日本有数の酒処」さらには「ゴムのまち」として、久留米の先人が創り上げた数々の美味と逸品をぜひ一度堪能してみてください。