『ペット後見』で、飼い主の死亡や入院による、動物の飼育放棄を防ぐ!

カテゴリー:動物 

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寄付金額 997,000

12.4%

目標金額:8,000,000

達成率
12.4%
支援人数
62
終了まで
39
/ 89

鳥取県(とっとりけん)

寄付募集期間:2025年11月4日~2026年1月31日(89日間)

鳥取県 × 認定NPO法人 人と動物の共生センター

プロジェクトオーナー

超高齢社会を迎える日本。ペットと暮らすことは、高齢者にとって、かけがえのない心の支えです。

しかし、高齢飼い主の入院や死亡により、行き場を失くすペットたちが後を絶ちません。多くの保護団体は無償で引き取らざるを得ず、医療費や飼育費もすべて自腹、団体の資金はひっ迫しています。

こうした事態を防ぐために、飼い主が飼育費用を遺し、飼育先を決めておく取り組み「ペット後見」が、今必要とされています。

私たちは、誰もが最後まで安心してペットと暮らせる社会を創るため、本クラウドファンディングに挑戦します!

増える高齢者による飼育困難

最後まで責任を果たすための『ペット後見』

超高齢社会となった日本において、高齢者の入院や死亡によるペットの飼育困難が社会問題となっています。

保健所に収容される犬猫の多くは、高齢飼い主からの収容です。近年では、保健所ではなく、民間の保護団体が直接引き取る事例も多く、殺処分数は減っているものの、保護されている犬猫の数は減少していません。

保護しても保護しても犬猫が溢れ、多くの保護団体が収容限界ギリギリでの運営を余儀なくされています。

『飼い主が最後まで責任を持って飼う、最後まで責任を果たす』

この単純な飼い主の義務を誰もが果たすことが出来れば、保護犬猫が生まれない社会を作ることができるはずです。

私たちは、これを実現する為に「飼い主が入院や死亡で飼えなくなっても、最後まで責任を果たす」仕組みとして、『ペット後見』を広める活動を行っています。

(入院や施設入所など様々な理由で、飼育できなくなることがある)

最期まで責任を果たすための仕組み『ペット後見』とは?

ペットのために、お金と飼育場所を遺す

ペット後見とは、飼い主が入院や死亡などにより、万が一ペットを飼えなくなる事態に備え、飼育費用、飼育場所、支援者をあらかじめコーディネートしておくことで、飼えなくなった場合にも、最期まで飼育の責任を果たすための取り組みのことを指します。

私たち、認定NPO法人人と動物の共生センターでは、2017年よりペット後見に関する相談を受け付け、現在までに40組以上の飼い主の皆様との間で終生飼育契約を締結してきました。

(人も動物も、最期まで穏やかに暮らせることが第一)

ペット後見では、飼い主は、弁護士・行政書士・保険会社などの力を借りて、遺言や生命保険の形でペットの飼育費を遺します。またあらかじめペットホテルや老犬老猫ホームなどの飼育施設と調整を行い、実際に飼えなくなった際に託せる準備を進めます。日常的に関わるペットシッターやサロンにも情報を共有し、いざ飼えなくなった際に、一時的な預かりを依頼することもあります。

これらの取り組みは、口約束ではなく、しっかりと契約書として取り交わす必要があります。飼い主が元気なうちに将来に備えた計画を立て、頼れる人と共に体制を築いておくことこそ、ペット後見の本質と言えるでしょう。

動物のための遺贈寄附も

持続可能な保護活動に向けて

ペット後見を普及し、「最期まで責任を果たす」ことが当たり前の社会とするため、本事業では、飼い主向けにペット後見について周知するためのセミナーの開催や各種広報活動を実施します。さらに、具体的な相談に対して相談窓口を設置し、ペット後見の相談活動を実施します。

1.ペット後見拠点づくり

ペット後見制度を拡げるために、引取り施設となる飼育施設を確保する。飼育施設整備においては、物件の賃貸・購入どちらも検討することとし、動物の飼養にふさわしい施設になるようにリフォームを行う。

2.ペット後見セミナー&相談会の開催

ペット後見の周知を行うためのセミナーを開催する。
ペット後見セミナー&ペット後見相談会を、オンラインセミナーもしくは、貸会議室や当法人事務所(本部・支部)にて実施する。開催にあたっては、地域金融機関や行政書士等、ペット後見に関係する機関と連携した開催を目指す。

3.ペット後見に関するマスメディア等を利用したPR活動

積極的なプレスリリースを行うなど、マスメディアを介して、ペット後見の認知向上を目指したPR活動を実施する。特にセミナー開催時に合わせて、PR活動を行う。ペット関連事業者や相続・金融関係の事業所に対して、チラシ配布を行うことで周知を進める。

4.ペット後見の相談受付

ペット後見についての相談受付と対応を行う。ペット後見に関して終生飼育契約の作成を希望する飼い主に対しては、弁護士やファイナンシャルプランナーなどの専門家を紹介し、契約作成を行う。
相談対応は、基本的には、当法人事務所で受付および相談を実施するが、飼い主の希望に合わせて、オンラインによる対応も並行して実施する。

5.ペット後見支援者会議

ペット後見の支援にかかわる関係者同士により、支援の在り方の検討や、支援の具体的事例の共有等について意見交換を行う、支援者会議を実施する。年4回開催する。支援者については、オンラインで実施する。

6.人と動物の共生大学

全国の活動者や飼い主を対象にしたオンラインでの勉強会を実施し、ペット後見の概念、動物福祉等をより広く伝えていく。「動物のために何かしたい…」その思いに共感する人が集まる場、そして共に成長する場や番組を提供し、様々な視点、立場の人々が集まり、議論し解決策を育んでいく。

7.制度周知過程で起こる問題の対応や見守り支援

制度の周知を行う過程で、ペット後見の準備ができない等「今、どうにかしないといけない動物の処遇」や「見守り・飼育支援」について相談があった場合と災害が発生した際にはその対応を行う。

寄附金の使い道

【内訳】※自己資金も合わせての内訳
業務委託費    396,000(共生大学運営事務局・動物保護等委託費)
講師謝金     528,000(セミナー講師者金)
広告宣伝費    420,000(SNS広告等)
人件費      660,000(実施者・事務局 人件費)
物件取得費用  4,000,000(物件取得)
リフォーム費用   3,000,000(物件リフォーム)
建物諸費用    300,000(取得に関わる諸費用等)
消耗品費     120,000(医療費・飼育備品・文具等)
旅費交通費    340,000(事業実施・イベント講師等 交通費)
賃料       360,000(事務所・飼育施設賃料等)
通信運搬費     60,000(ホットライン:携帯)
印刷製本費     60,000(チラシ印刷等)

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取り扱い】
目標金額に達しなかった場合、全体の事業規模を縮小して実施いたします。

【目標金額以上に寄附金が集まった場合】
目標金額を超えて寄附金をいただけた場合、広報面を強化していきます。

(飼い主の死亡で行き場を失い、当団体で保護した猫)

人と動物の安心をつなぐ、ペット後見

飼い主の孤立や飼育放棄を防ぐ、見守りネットワークの構築

1.高齢ペット飼育者の不安軽減と生きがいの充実
 ペット後見を広めることで、「飼いたいけれど不安で踏み出せない」という方や、「飼ってはいるけれど将来が心配」という方が安心してペットと暮らし続けることができます。結果として、高齢者の不安を軽減し、生きがいを感じられる暮らしにつながります。

2.高齢ペット飼育者の見守りネットワークの形成
 ペット後見を利用することで、飼い主と支援者との新しいつながりが生まれます。家族や友人との関わりが少ない方でも、ペットを介して支援者とつながることができ、高齢者を地域で見守るネットワークとして機能します。

3.飼育放棄の減少と動物のいのちを守る取り組み
 終生飼育契約など、事前に備える仕組みを普及させることで、無責任な飼育放棄を減らすことができます。その結果、殺処分される動物の数を減らし、人と動物が最後まで安心して寄り添える社会の実現につながります。

(飼い主の死亡により保護犬となったビーグル)

事業目標・スケジュール

・人と動物の共生大学:2026年4月~2027年3月(毎月実施)
・ペット後見セミナー、支援者会議:2026年4月~2027年3月(年4回実施)
・メディアPR:2026年4月~2027年3月
・ペット後見相談受付:2026年4月~2027年3月(随時)
・見守り、飼育支援、災害時の対応:2026年4月~2027年3月(随時)
・拠点づくり:2026年4月~2028年3月(取得・リフォーム等)

ペットも社会の一員に

人と動物の共生センター 理事長 奥田順之

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最期まで責任を果たすことは、動物を飼うすべての飼い主すべてが等しく背負うべき命への責任です。
しかし、人の生活には、年齢、健康状態、生活環境、経済状況など、様々な要因により生活は影響されます。すべての飼い主が最期まで一緒に暮らすことが理想ですが、現実的には、途中で飼えなくなってしまうリスクはどの飼い主にもあります。
ペット後見は、『飼えなくなるかもしれない』というリスクに備える、いわば保険のようなサービスです。自動車保険に当たり前のように加入するように、ペット後見も当たり前に飼い主が備える取り組みになれば、行き場のないペットたちを生み出すこともなくなります。
ペット後見を普及し、最期まで責任を果たすことが当たり前の社会を作っていきます。是非お力をお貸しください。

寄付者の皆様へ

人と動物の共生センターからのメッセージ

数あるプロジェクトの中から、当法人のページをご覧いただきありがとうございます。

『飼い主が最後まで責任を持って飼う、最後まで責任を果たす』

この単純な飼い主の義務を誰もが果たすことが出来れば、保護犬猫が生まれない社会を作ることができるはずです。

私たちは、これを実現する為に「飼い主が入院や死亡で飼えなくなっても、最後まで責任を果たす」仕組みとして、『ペット後見』を全国へ波及させたいです。是非、皆様のご支援とご協力をお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

鳥取県

・この寄付金は、特定非営利活動法人 人と動物の共生センターが実施し、鳥取県が認定した地域の課題解決事業「『ペット後見』で、飼い主の死亡や入院による、動物の飼育放棄を防ぐ!」に活用されます。
・この寄附金は協賛金として寄付額の80%を「特定非営利活動法人 人と動物の共生センター」への支援に充てさせていただきます。(寄附額の20%は寄附募集に要する事務経費に充てさせていただきます。)
・特定非営利活動法人 人と動物の共生センターからお礼状、活動報告等を送付させていただきます。