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山あいの集落に医療を届ける ―オンライン診療の推進―

カテゴリー:健康・福祉 

main_img 達成

寄付金額 3,438,000

100.9%

目標金額:3,405,000

達成率
100.9%
支援人数
141
終了まで
受付終了

新潟県長岡市(にいがたけん ながおかし)

寄付募集期間:2025年8月5日~2025年11月2日(90日間)

新潟県長岡市

プロジェクトオーナー

現在の長岡市は合併により11地域に区分されますが、中心部以外の中山間地などでは急激な高齢化と人口減少と合わせて、地域のクリニックの閉院が相次ぎ、最寄りの医療機関まで車で20分という状況が生じており、公共交通がなく自家用車が運転できない高齢住民の健康が危ぶまれています。

この課題に立ち向かうため、中山間地の山古志地域にある市立山古志診療所では令和5年1月からオンライン診療に取り組んでいます。これまでの実証によって、高齢の患者を看護師がサポートしながら、医師がテレビ通話を通じて診療を行う方法は、受診の機会を確保できる有効な手段であることが確認されています。

このようなオンライン診療を他の中山間地域でも活用するためには、実施する医療機関を増やす必要があります。長岡市では、市内の民間クリニックや調剤薬局と協力しながら、その普及を進めていきます。

中山間地域に暮らす高齢者の受診機会を確保

通院にかかる移動負担を軽減したい

長岡市民に行ったアンケート調査によると、70歳以上では88パーセントの方が定期的に医師からの診療を受けており、そのうち81パーセントの方が自家用車を運転して通院しています。

市内でも特別豪雪地帯に指定されている中山間地域では積雪が4メートルを超えることがあり、冬場の移動は特に大変です。

そこで、通院にかかる負担を軽減するため、医師と遠隔にあっても診療・薬の処方を受けることができるオンライン診療に注目しています。

ところが、高齢者の中には通信端末の操作が不得手であったり、テレビ通話だけで完結する診療を不安に思ったりする方が少なくありません。その場合看護師等の医療スタッフが患者の隣でサポートする形でのオンライン診療が有効だと考えています。

機器の操作は心配不要

自宅や車をオンライン診療室に

市立山古志診療所で行っているオンライン診療を継続しながら、市内で広く導入が進むよう、民間クリニックにおいてオンライン診療を試験的に実施します。

看護師等のスタッフが通信機器を携えて患者さんの自宅などに出向き、オンライン診療のサポートを行う実証を行います。そのデータをもとに、オンライン診療車の運行や人員の配置などについて、持続可能な仕組みを考えます。

主に高血圧症等の慢性疾患で症状の落ち着いている内科の患者さんを対象としますが、皮膚科や眼科など他の診療科目についても検討していきます。

寄附金の使い道

医療アクセスの困難な地域の住民に対して実施する、オンライン診療及びオンライン服薬指導にかかる通信費、通信端末やポータブル医療機器の購入費、診療車の燃料費などに活用させていただきます。

※診療点数に基づく診療費は患者さんが自己負担します。
※目標金額を下回った場合、上回った場合でも、上記の事業に活用いたします。

寄附者の皆様へ  長岡市長 磯田達伸

地域医療の課題解決にご支援を!

写真

地方において医師の確保は困難になっており、将来にわたって安定した医療提供を可能にする新たな仕組みが求められています。
また、長岡市は豊かな自然に恵まれている一方、中山間地域では少子高齢化が課題となっています。
オンライン診療は、限られた医療資源を有効活用しながら医療へのアクセスが困難な高齢者等の受診機会を確保することができる、有用な手段であると期待しています。

長岡市では美しい棚田・棚池を有する豪雪地帯の山古志地域で、オンライン診療を先行導入してきました。医師や患者、患者の家族の移動時間や待ち時間に係る負担が軽減されたほか、患者の皆様からは、問題なく安心して受診できたという感想や、継続して利用したいという声をいただきました。そこで、次なるステップとして、市内の他地域にも広く普及を図っていきたいと考えています。

オンライン診療の活用を広げることで、どこに住んでいても必要な医療を受けられ、健康で安心して暮らせるよう、本事業へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

寄附者の皆様へ

長岡市からのメッセージ

「体の調子はいかが?そっちの雪はどんな様子?」
「暑くなってきたから、畑仕事がんばり過ぎないようにね」
オンライン診療の先生はモニター越しに、山古志の患者さんにこんな風に話しかけます。
距離を超えて、いつもの先生に診てもらえる安心が、ずっと続くように。
中山間地域に暮らす高齢者や通院困難な方々の健康を守るために、私たちは「人の手」を組み合わせたオンライン診療の普及に力を注いでいます。
みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

  • 2025年10月09日 09:00

    温かいご支援をありがとうございました

    本プロジェクトは9月25日で目標金額を達成し、寄附募集を終了いたしました。
    ご支援をいただいた皆様、誠にありがとうございました。

    皆様からの寄附金は、山古志診療所でのオンライン診療実施と、市内他地域へ展開するための取り組みに活用させていただきます。
    今年度山古志診療所では、オンライン診療車が出向く地域を広げ、新たな患者さんからご利用いただいております。
    また、10月からは「オンライン診療モデル事業」として、民間クリニックから栃尾地域等の中山間地域にお住いの患者さんに対するオンライン診療の試行を開始しました。

    限られた医療資源を有効活用しながら医療へのアクセスが困難な地域の住民・高齢者等の受診機会を確保するため、皆様からの温かいご支援を大切に使わせていただき、これからもオンライン診療の普及に取り組んでいきます。

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新潟県長岡市

長岡市は、日本一の大河・信濃川が市内中央にゆったりと流れ、守門岳から日本海まで市域が広がる人口約26万人のまちです。過去、幾多の災禍に遭いながら、長岡の人とまちは、「米百俵の精神」で立ち上がってきた歴史があります。

そして、日本三大花火に数えられる「長岡花火」、長岡が発祥の地である「火焔土器」「錦鯉」、全国2位の16酒蔵を誇る「日本酒」、豊かな土壌で実るお米に長岡野菜…。歴史と四季折々の魅力がたっぷり詰まった長岡市へぜひお越しください。