八女福島の白壁通りの景観をつくり観光を促進する「すだれ観光案内板」をつくりたい
カテゴリー:まちづくり
寄付金額 20,000円
目標金額:10,500,000円
- 達成率
- 0.1%
- 支援人数
- 2人
- 終了まで
-
89日
/ 92日
福岡県八女市(ふくおかけん やめし)
寄付募集期間:2025年10月1日~2025年12月31日(92日間)
福岡県八女市×八女町家再生応援団

八女市福島の伝統的建造物群保存地区(以下、「伝建地区」。2002年国選定)は、徐々に認知度が上がり、近年、町家を改修した宿泊施設もでき、来訪者が増えてきたものの、通りに観光案内サイン(観光案内板)がほとんどないため、回遊性が不十分な状況です。
来訪者に町家建築が並ぶ趣のある町並みをゆっくり楽しんでいただき、様々なお店を巡っていただけるよう、観光案内サインの設置に取り組みます。
観光案内サインは、白壁の町並みにイメージに合わせ、八女の伝統工芸の「八女すだれ」をモチーフにしたいと考えています。皆さま、応援よろしくお願いします!
八女福島の重要伝統的建造物群保存地区
後世に残したい文化遺産

八女市の市街地である福島地区は、江戸期の直前に整備された福島城の城下町の町割りをそのまま受け継いており、江戸から明治にかけて物産の集散地として栄えた商家町です。地区には「居蔵(いぐら)」と呼ばれる土蔵造の町家建築等が連続して残っており、2002年には国の重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)に選定されました。
しかし、地区では少子高齢化・空洞化が進み、空き家になってしまった町家も少なくありません。
福島の町並みという文化遺産を後世に継承するために、町家の保存・再生・活用を積極的に進めることを目的に、私たち八女町家再生応援団が発足しました。
八女福島の町並み観光案内サイン整備

八女福島伝建地区は、徐々に認知度も上がり来訪いただく方も増えてきています。特に、福島八幡宮の認知度が上がり、その周辺のにぎわいが顕著です。しかしながら、白壁通りの流入率が低い傾向にあります。2024年1年間の人流のデータを見てみると福島八幡宮前と西側の通りを比較すると、福島八幡宮から京町方面に向かう人流は40%ほど落ちていることがわかりました。
白壁通りへの流入率が低い原因のひとつとして挙げられるのが通りに「観光案内板」がないことです。
この課題解決の方法として八女の伝統工芸品である「八女すだれ」をモチーフとした「すだれ」で「観光案内板」をつくり、設置したいと考えました。
観光における伝建地区の課題
伝建地区には看板に対する制限が設けられています。そのために八女福島伝建地区にはほとんど観光案内板がありません。
伝建地区は、文化財保護法に基づいて歴史的景観や文化を保存することが目的です。このため、「観光案内板」の設置が景観を損なうと判断されることがあります。特に、周囲の環境と調和した保存が求められるため、案内板が視覚的な「雑音」として扱われることがあります。
また、伝統的建物の保存や管理に関わる組織は、「観光案内板」の設置に対して資金やリソースが不足している場合があります。また、案内板のデザインや設置場所についての合意形成が難しいことも、設置を妨げる要因となっています。
これらの理由から、伝建地区には観光案内板が設置されていないことが多いのです。
「すだれ観光案内板」の利点
「すだれ観光案内板」はすだれ本体に文字やデザインを印刷し、来訪者に回遊を促がす看板としてデザインをします。設置場所は通りの店舗の軒下を予定しています。この「すだれ観光案内板」には、伝建地区の看板として設置条件を満たす利点があります。
①「伝統的建築物群保存地区」の景観に調和する
②八女の特産品であることから八女独自の景観が生まれる
③建物に掛けるだけで設置できる
④立て看板よりコストがかからない
八女福島の景観をつくり観光のまちへ

白壁の町並みの中でお店を経営している立場から考えても、観光客の方々が、この通りのお店を巡って八女の魅力を存分に堪能して、「また誰かと行ってみたい!」そう思ってもらえるような地域にしたいです。
そのためにも、観光客の動線となる大型駐車場や、宿泊施設から白壁通りまで町並み一帯に約「すだれ観光案内板」を設置していきます。
通り全てをつなぐ「すだれ観光案内板」が設置し終えたときには、さらに八女福島の白壁の町並みが魅力的な景観になり、写真を撮る来訪者でいっぱいになると信じています!
皆さま、応援よろしくお願いします。
寄附の使い方
いただいた寄附金は八女福島伝建地区に3か年計画で約45個(1年に約15個)の観光案内サインを整備するための経費に充てます。
・総事業費 5,250千円
※いただいた寄附金の内、返礼品や掲載に係る諸経費を差し引いた額が事業費に充てられます。
※目標金額に達しなかった場合であっても、事業費の見直し行いながら事業を実施します。
※目標金額を上回った場合は観光案内サインの設置数を増やします。
八女福島のにぎわい創出のため、ご支援をよろしくお願いします。
八女町家再生応援団とは
空き家の保存活用&マッチング
私たち八女町家再生応援団は、空き町家の解体を未然に防ぎ保存活用するため、まず家主の意向を伺いながら町家の利活用の説得を行い、町家に魅力を感じて希望される「借り手」の方に空き家を紹介しマッチングを行っています。
町家の修理にあたっては、伝統建築の技術・技能者の集団「八女町並みデザイン研究所」及び「NPO法人伝統木造建築ネット九州」と連携・協働して、町家の価値を損なわないように修理工事のサポートをしています。
また、マッチング後に借り手の方が店舗や住宅などに利用されてからも、地域コミュニティの関係も含め様々なサポートを行っています。
現在まで、40件を超える町家のマッチングを行いました。
空き町家の相談・マッチングのスキーム


空き町家のマッチング事例

事業に携わる人の思い
NPO法人 八女町家再生応援団 中村昌史
■ 新しい出店を地域で温かく受入れ

私たち町家再生応援団は、少子高齢化による空き家が増大する中、将来のまちの持続に危機を感じ、一人でも多くの仲間を増やし、日本の伝統文化である町家建築を後世に伝えるため、町家の継手の確保を取組んできました。
八女茶や八女福島仏壇、八女提灯、久留米絣などの工芸品など歴史・文化の薫るこの地域に魅了され、2年前に再生された町家に竹工芸インテリアショップ「町家キュレーションおもやい」を開業してまちづくりに参画しています。
今回は、徐々に増えている来訪者に町並みの魅力、素敵なお店をもっと巡ってもらいたいと考え、八女の伝統工芸をモチーフにした案内サインを整備することとしました。
年々、町家が再生され、新しいお店が増えているものの、観光客の回遊がうまく機能していないことが近年の課題です。歴史ある白壁の町並みのため、景観を重視し、案内板が少ないことが、その一因として考えられます。
この八女地域ならではの「すだれ」を活用した景観に見合った案内板を設置し、観光まちづくりに貢献したいと思っています。
これからも、この町並みを維持、発展させていくため、是非、多くの皆さまのご支援をお願いします。
応援メッセージ
一般財団法人 エフエム八女専務理事兼放送局長
福岡県観光審議員 荒川 真美さん

白壁の町家には今も地元の人々の暮らしが息づき、古くからの商家や工房では、伝統を守りながら日々の営みを続けています。
訪れた人は時の流れをゆったりと感じることができ、古民家を活用したカフェや宿に立ち寄れば、町並みと一体になった時間を楽しめます。
今回、八女地域で110年以上前から伝わる『すだれ』を使った案内板は、ただ風景や景観を残すだけでなく、ここに住む人、訪れる人、そしてこの場所を応援していただける皆さんが「伝統を生きる町」として新たな物語を紡いでいくプロジェクトとなります。
八女福島の価値を共に守り、創り育てていくためにご支援いただきますようよろしくお願いします。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
お礼の品一覧
このプロジェクトは、八女市内の事業者様から趣旨にご賛同いただきお礼の品の提供にご協力いただいております。
現在進捗情報はありません。
福岡県八女市

八女市は中南部に平野、北東部には森林が広がり、県内2番目となる広大な面積を有しています。古くから近辺農村地域の商工業の中心地で、
農業と伝統工芸の里として栄えてきました。昔ながらの情緒はもちろん、江戸時代の文化を残す白壁の町屋の町並み、山間部の棚田など、たっ
ぷりの風情が今も町なかや村々に息づいています。
八女市では、ガバメントクラウドファンディングをとおしてNPO法人の活動を支援しています。
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