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日本百名山「幌尻岳」に、安心と快適な登山環境を!スターリンク×トイレ整備プロジェクト

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 853,003

8.5%

目標金額:10,000,000

達成率
8.5%
支援人数
48
終了まで
104
/ 155

北海道平取町(ほっかいどう びらとりちょう)

寄付募集期間:2025年8月4日~2026年1月5日(155日間)

北海道平取町×YAMAP

プロジェクトオーナー

北海道平取町に位置し、日本百名山の一つである幌尻岳(2,052m)は、日高山脈襟裳十勝国立公園の中で最も高い山です。この山は、アイヌ語で「大きい山」を意味する「ポロ・シㇼ」として親しまれてきました。

山頂からは幾重にも連なる日高山脈の山並みを一望でき、原始的な自然とアイヌの歴史が息づく魅力あふれる山として、登山者に人気があります。

しかし、安全・快適な登山や自然保護に対する環境が十分に整備されていないことが課題です。下山時、幌尻山荘から渡渉や長い林道歩きを経て第2ゲートに向かいますが、疲労などでシャトルバスの時間に間に合わないことがあります。

夜間の林道は危険なため、乗り遅れ時の緊急連絡手段としてスターリンク端末と電源システムの導入を計画しています。そのほか、快適性を高めるためや、自然環境保護のため「幌尻山荘」でバイオトイレや携帯トイレブースの増設も検討しています。

安心して登山を楽しめる環境づくりのため、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

原始の自然とアイヌ文化が織りなす、日本百名山「幌尻岳」の魅力

百名山の中でも最難関とされる標高2,052mの幌尻岳は、日高山脈襟裳十勝(ひだかさんみゃくえりもとかち)国立公園の最高峰です。

夏になると、山頂付近では色とりどりの高山植物が咲き誇り、訪れる人々を美しいお花畑が出迎えます。天然記念物のクマゲラやオオワシが飛来し、太古から生き続ける「生きた化石」と称されるナキウサギも生息しています。

山頂からは、幾重にも連なる日高山脈の壮大な山並みを一望でき、その圧倒的な自然美と景観は、多くの登山者を魅了し続けています。

七つ沼カール

幌尻岳は、「ポロシㇼは神々が降りて遊ぶ場所である」など、古くからアイヌ民族に崇拝されてきた霊山であり、国指定文化財「名勝ピリカノカ」にも選定されています。

氷河期に形成された「カール」と呼ばれる圏谷(けんこく)が点在していますが、その中でも「七つ沼カール」は絶景スポットとして有名で、アイヌの伝承が残る神秘的な場所でもあります。

※名勝ピリカノカ:「ピリカノカ」は、アイヌ語で「美しい形」を意味し、アイヌ民族に関連する名所や学術的に価値の高い場所を保護し、その文化と北海道の大自然への理解を深めることを目的としています。

幌尻岳登山の現状と抱える課題

平取町からの幌尻岳登山においては、山麓の集落にある「とよぬか山荘」から林道の途中に設置された通称「第2ゲート」までシャトルバスを運行しており、ほぼすべての登山者が往復にシャトルバスを利用することとなります。

特に、復路は山頂から登山基地である「幌尻山荘」を経由し、額平川の渡渉から、長距離の林道歩きを経て第2ゲートまで到着することとなります。

通常は十分な余裕をもって「幌尻山荘」を出発しますが、疲労等によりシャトルバスの出発時間に間に合わない場合もあります。シャトルバスは、定時運行を行っており、夜間の林道走行は大変危険であり、乗車予定の登山者の到着を待っての発車とはなりません。

乗り遅れた場合には「第2ゲート」に設置されたプレハブ小屋で翌朝のバスを待つことになります。単なる乗り遅れであれば問題ありませんが、万一渡渉中の事故の発生等によって行動が出来ず早急な対策が必要な場合もあります。

「第2ゲート」まで到着したことを外部へ連絡することで、遭難等の緊急事案が発生していないことを把握するため、スターリンク衛星を活用し、乗り遅れの際の外部連絡が可能な、端末と電源供給システムの導入が必要と考えます。

幌尻山荘のトイレ問題の現状

「幌尻山荘」では貯留式のトイレを廃止し、バイオトイレ1基と携帯トイレブースを山荘内に1基、外部に2基を設置し、この他に男性用の小便器を設置しています。

女性登山者については小用を携帯トイレで行う負担が大きく、早朝の出発前にはバイオトイレの前には長蛇の列となっている状況です。

バイオトイレの増設が最善ですが、設置面での費用の負担が大きく、携帯トイレブースの増設など次善策も検討が必要かと思われます。

プロジェクトの取り組み

幌尻岳の登山環境を整備し、安全で快適な登山を実現するため、第2ゲート手前にある緊急用プレハブにスターリンク衛星端末と電源供給システムを設置し、緊急時の外部連絡を可能にします。また、登山者の負担(特に女性)と自然環境への負荷軽減をするため、最善策としてバイオトイレの増設、次善策として携帯トイレブースの増設も検討します。

寄附金の使い道

皆さまからのご支援は、以下に活用されます。
• スターリンク端末・電源供給システムの設置・運用費
• トイレの増設費用
※目標金額以上の寄附をいただいた場合は、本プロジェクトに関わる事業費として使用させていただきます。目標金額に達しなかった場合においても、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。

幌尻岳の登山道整備と環境保全を担う、平取町山岳会について

幌尻岳の美しい自然を誇りに思う地元の登山愛好者たちが集まり、1977年5月に結成されたのが、平取町山岳会です。2022年に法人化され、一般社団法人 平取町山岳会となりました。活動を始めたきっかけは、多くの登山者が安全かつ快適に幌尻岳を楽しめる環境を整えることでした。

これまで、幌尻山荘や額平川(ぬかびらがわ)ルートの維持管理に取り組み、登山道の修復や山荘の保守・運営、携帯トイレブースの設置などを通じて、安全で快適な登山環境の整備を進めてきました。

さらに、山岳パトロールを通じて、登山道の点検や災害発生時の安全確認を行っています。希少植物の巡視活動や動植物の調査、山岳事故の防止・救助活動も行い、幌尻岳とその周辺の生態系を守りながら、安全な登山環境を提供しています。

また、地元住民を対象としたイベントも開催しており、特に「平取町民登山」では、誰もが幌尻岳に挑戦できるよう、山岳会メンバーが手厚くサポートしてきました。

「幌尻岳」を未来に繋ぐために

平取町は、幌尻岳の保全と利活用のバランスに配慮しながら、その価値を未来に繋げるために本プロジェクトを立ち上げました。幌尻岳の自然環境は非常に繊細であり、持続的な保護と管理が求められています。また、アイヌ民族の文化と歴史を尊重し、その価値を次世代に伝えることも重要です。

皆様のご支援とご協力をいただきながら、幌尻岳の魅力と価値を未来に繋げていきたいと考えています。本プロジェクトへの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。一緒に「幌尻岳」を守り育てていきましょう。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

北海道平取町

平取町(びらとりちょう)は北海道南西に位置する人口約4,500人ほどの町で、日本百名山で有名な「幌尻(ポロ・シㇼ)岳」や日本一の清流にも選ばれた「沙流(さる)川」などの豊かな自然と共にアイス文化が色濃く残るまちです。

雄大な沙流川に育まれた自然環境では、出荷量全道一を誇る「びらとりトマト」を使った「ニㇱパの恋人」シリーズのトマトジュースや北海道を代表する銘柄牛の「びらとり和牛」、ゆめぴりかコンテストで最高金賞を受賞した「ゆめぴりか」など全国に誇れる逸品が揃っています。

また、平取町には、先住民族アイヌの文化と伝統を学ぶことができる「二風谷(にぶたに)アイヌ文化博物館」や工芸家の作品を購入できる「二風谷工芸館」などの施設があり、アイヌ文化を学び、体感することができる空間「二風谷コタン」があります。2019年4月にはアイヌ工芸品を気軽に体験できる「平取町アイヌ工芸伝承館ウレㇱパ」がオープンしました。

その他にも、野生の「すずらん」が日本一の広さで咲き誇るすずらん群生地、義経の御神像が安置され祭られている「義経神社」やアイヌ民族から判官カムイとして親しまれた義経にまつわる資料を展示している「義経資料館」、オートキャンプ場を併設した「二風谷ファミリーランドキャンプ場」、「ニセウエコランドキャンプ場」、北海道内でも数少ない炭酸泉を楽しめ館内にはレストランやお土産コーナーの他、宿泊施設やグランピングもある「平取温泉ゆから」など歴史・文化や大自然を満喫できるスッポトが満載です。

ふるさと納税を通じて、平取町ならではの特産品をご堪能いただけると幸いです。