16歳の挑戦 標高1,200mの信州・奈川に無農薬ブルーベリー農園を育てたい。

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

main_img

寄付金額 159,000

12.7%

目標金額:1,250,000

達成率
12.7%
支援人数
9
終了まで
23
/ 40

長野県松本市(ながのけん まつもとし)

寄付募集期間:2025年8月4日~2025年9月12日(40日間)

長野県松本市

プロジェクトオーナー

長野県松本市奈川は人口約500人、高齢化率も52%超、保育園は休園、児童生徒併せて11名と地域の存続もままならない地区です。
そんな状況の中、奈川を元気にしたいと愛知県から移住した16歳の少年が、㈱ふるさと奈川とともに標高1,200mの天空の郷で栽培するブルーベリーを軸に地域の未来を育てるプロジェクトを始めました。
若者の思いと地域の願いが重なり合い、小さな営みから持続可能な仕組みを育てていく挑戦です。

このプロジェクトは、総務省が提案する「ふるさと起業家支援プロジェクト」です。松本市からのお礼の品はありませんが、起業家が、支援先の事業に継続して関心を持ってもらうため、定期的な事業報告や、自社製品の試供品、事業成功の際の新製品贈呈などがあります。

※「お礼の品なし」と表示されますが、これは、松本市からのお礼の品の有無です。
事業者からの報告等(リターン)については、金額に応じたものが送られます。
寄附者情報を入力した後「情報入力2」の「事業者からの事業報告(リターン含む)等」の「希望する」を選択してください。

自己紹介

坂上陽登

こんにちは。
16歳、坂上陽登(さかがみ・はると)です。
ぼくは愛知県出身で、中学生のころから日本各地を旅してきました。
いろんな土地をめぐる中で、山に囲まれたこの奈川という小さな集落に出会ったとき、「ここで暮らしたい」と、自然に心が動いたんです。
山があって、川があって、空気が澄んでいて――
立った瞬間に、ビビビっときた。そんな感じでした。

去年の春からは、奈川での暮らしに向けて準備を始めながら、南信の大鹿村で、農業や林業を学んできました。
そして今年、2025年の5月。ついに奈川へ、ひとりで移住しました。
いま住んでいるのは“駒が原”という、かつて10世帯ほどが暮らしていた集落です。
今は誰も住んでいないけれど、ぼくにとってはこの場所が「はじまりの場所」になっています。
生活にはお金も必要なので、地域の方に紹介してもらい、奈川で地域資源を活かした事業を行っている「株式会社ふるさと奈川」で働き始めました。

そのとき、ぼくが大鹿村でブルーベリーの畑を手伝っていた話をしたら、「貸してもらえるブルーベリー畑があるよ」と教えていただきました。
これまでも地元の方が大切に管理されてきた畑で、そんな場所を若いぼくに任せてもらえるなんて、とてもありがたいことだと思いました。

「じゃあ、一緒にやってみようか?」
そんなふうに声をかけてもらって、奈川での挑戦が、本当に動き出しました。

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

株式会社ふるさと奈川

坂上くんと出会ったのは、まだ雪の残る春の入り口でした。
「この土地で暮らしながら、農業がしたい」
そう話す彼のまっすぐな言葉に、私たちも心を動かされました。

奈川は、松本市の西、標高1,200mほどの山あいにある静かな集落です。
夏は涼しく、冬は雪に包まれ、四季の移ろいがはっきりと感じられるこの土地では、自然と寄り添うような暮らしが今も続いています。

近くには上高地や乗鞍などの観光地がありますが、奈川はどこにも属さず、ただそこに身を置くことが心地よい、そんな“余白”のような場所です。
この場所もまた、人口減少と高齢化の波にのまれつつあります。
2005年に松本市と合併したときは1,026人だった人口も、今では532人。
保育園は休園、小中学生は合わせて11人。高齢化率は52%を超えています。

畑や空き家はあっても、耕す人、住む人は減っていく。
若い世代が暮らし続けるには、課題が多くあります。

そうした中で、「奈川に住みたい」と語る16歳の坂上さんが現れたことは、私たちにとっては嬉しくもあり、驚きでした。
奈川では、15歳の春に高校進学のため地域を離れる子も多いなかで、「ここにいたい」と言ってくれたことは、まさに新しい風のようでした。

このプロジェクトは、坂上さんの挑戦であると同時に、私たち株式会社ふるさと奈川にとっても、これからの暮らしを見つめなおし、地域の営みに“新しい流れ”を受けとめて育てていく試みです。
私たちは、坂上さんが安心して農業に向き合えるよう、畑の管理や販路の整備、冬の仕事づくりなどを一緒に進めながら、このブルーベリープロジェクトを、地域に根づく事業として育てていきたいと考えています。
自然も、人も、暮らしも、ゆっくりと、でも確かに育っていく。
この取り組みもまた、そのひとつの営みとして、丁寧に続けていきます。

プロジェクトで実現したいこと

「人が集まり、地域が元気になる」流れをつくる

ブルーベリーをきっかけに、「人が集まり、地域が元気になる」流れをつくりたいと考えています。
そして坂上くんのような自然を大事にする人が奈川で生活してもらえるような基盤づくりです。

・摘み取り体験を楽しめる農園づくりにより観光客との触れ合いの場の創出
・冷凍ブルーベリー、ジャム、ドライフルーツなどの開発により経営の安定
・奈川で作られているスーパーフードのアロニアとのMIXジャムなど新商品の開発
・観光施設との連携による体験型宿泊プラン
・若い担い手の育成と、新しい地域の担い手づくり
・年間を通じて奈川で働ける仕組みづくり、冬場の仕事の確保

奈川の自然や農業に触れながら、「また来たい」「応援したい」と思ってもらえるような場所を目指します。

プロジェクトの内容

・標高1,200mの冷涼な気候を活かし、大型ポットでブルーベリーを200株栽培
・摘み取り体験ができる拠点を、キャンプ場など複数箇所に整備
・地区には3カ所、60区画の滞在型体験農園施設クラインガルテンが整備されており、クラインガルテンでの新たな摘み取り施設整備
・整備されている急速冷凍機に加え加工品を製造するための乾燥機・ジャム製造機などを導入し、通年で販売できる商品の開発と冬場の仕事の確保
・本州では初めて本格栽培され、現在は未利用となっているスーパーフードと呼ばれる「アロニア」とのミックスジャムや機能性食品の製造
・ふるさと納税の返礼品として全国へ発信し、クラウドファンディングでも想いを広げます

プロジェクトの展望・ビジョン

このブルーベリープロジェクトは、16歳の坂上君の思いを地域の人たちと一緒に進めるもので、奈川の農地と暮らしを守り、関わる人を増やしていく“小さな第一歩”です。

・体験農園で観光客を呼び込み、季節を感じるきっかけに
・奈川ファンクラブと連動した交流人口の創出
・商品を通じて、奈川の魅力を都市部にも届ける
・雇用や研修の場として、移住や就農を考える人の受け皿に。特に冬場の働く場所の確保
・将来的には「ブルーベリーオーナー制度」など継続支援の仕組みも構築予定

16歳の若者とともに始めたこの挑戦が、やがて「地域の希望」になっていく—
そんな未来を信じて、丁寧に育てていきます。

寄付金の使い道

事業費は約300万円。クラウドファンディングでは【125万円】のご支援を募集します。

【主な使い道】
・苗木・資材購入(ブルーベリー苗、大型ポット、電気柵等)
・加工設備導入(ジャム充填機、乾燥機、冷蔵庫等)
・チラシ制作・移植作業委託・機能性表示アドバイス等の初期費用

足りない分は、自己資金と市からの補助金でまかない、確実に事業化を進めます。

▼事業者からの報告等について

御寄附をいただいた方には、坂上よりブルーベリーとアロニアを活用した(ジャムなどの試作品)をお送りいたします。

※このプロジェクトは、総務省が提案する「ふるさと起業家支援プロジェクト」です。起業家が、支援先の事業に継続して関心を持ってもらうためのものであり、松本市からの返礼品ではありません。

今後のスケジュール(予定)

7月 摘み取り体験スタート/冷凍ブルーベリー販売開始
8月 加工用収穫・クラウドファンディング開始
9月 アロニア収穫・商品企画・クラファン終了
10月 大型ポット移植・枝物の販売開始
12月 冷凍ブルーベリー販売開始
2月〜 ジャム製造・順次試供品等発送予定

最後に

株式会社ふるさと奈川よりメッセージ

畑を耕すことは、土を育てることであり、暮らしを育てることでもあります。
坂上さんのまっすぐな想いと、地域に根ざした営みが出会い、このプロジェクトは生まれました。
私たち株式会社ふるさと奈川は、若い力とともに、地域に根づく農業のかたちを丁寧に育てていきます。
この挑戦を支えてくださる皆さまの応援が、奈川の未来を耕す力になります。
どうか、あたたかなご支援をよろしくお願いいたします。

このプロジェクトは、総務省が提案する「ふるさと起業家支援プロジェクト」です。松本市からのお礼の品はありませんが、起業家が、支援先の事業に継続して関心を持ってもらうため、定期的な事業報告や、自社製品の試供品、事業成功の際の新製品贈呈などがあります。

※「お礼の品なし」と表示されますが、これは、松本市からのお礼の品の有無です。
事業者からの報告等(リターン)については、金額に応じたものが送られます。
寄附者情報を入力した後「情報入力2」の「事業者からの事業報告(リターン含む)等」の「希望する」を選択してください。

▼ふるさと納税の税制優遇について

本プロジェクトに対する個人様からの寄附金は「ふるさと納税」の対象となります。
ふるさと納税は、寄附金のうち2,000円を超える部分について、全額が控除・還付されます。

例)
・30,000円の寄附をした場合→還付又は住民税からの控除額は28,000円となり、実質負担額は2,000円となります。
・50,000円の寄附をした場合→還付又は住民税からの控除額は48,000円となり、実質負担額は2,000円となります。

※寄附者様の収入や家族構成に応じて、還付・控除額は変わります。
※企業版ふるさと納税の対象ではないため、法人様による寄附はふるさと納税の対象にはなりません。
※通常のふるさと納税と異なり、松本市内在住者も、記念品等を受け取ることができます。

▼本プロジェクトにおける寄附の流れ

本プロジェクトは、松本市の「ふるさと起業家支援事業補助金」の対象事業として認定されています。
寄附金は松本市がふるさと納税として領収し、その寄附金から手数料等の経費を除いた額(①)を、補助金として事業者に交付します。さらに、上乗せ補助(②)として、松本市が独自に①と同じ金額を事業者に交付します。
※②は設備費のみ対象、上限は100万円
※目標金額に達しなかった場合も、集まった寄附金を補助金として交付します

▼ワンストップ特例制度の申請をご希望の方へ

確定申告が不要となるワンストップ特例制度の申請をご希望される場合は、寄附申込の際に必ず「希望有り」を選択してください。松本市からワンストップ特例申請書の様式をお送りします。令和8年1月10日(土)(必着)までに、松本市に申請書をご提出いただく必要があります(期日を過ぎた場合、確定申告が必要になります)。また、申請にあたり、マイナンバーに関する添付書類をご提出いただく必要がありますので、漏れのないようにお願いいたします。

▼個人情報の取扱いについて

本プロジェクトは松本市の「ふるさと起業家支援事業補助金」に認定されたプロジェクトであり、寄附者様の個人情報は、松本市に提供されるほか、松本市を通じて本事業者にも提供されます。この点をご了解頂いたうえで、ご寄附をお願いいたします。

▼ご注意事項について

〇ご寄附確定後の返金やキャンセルは、ご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。  
〇寄附金領収書の名義・発送先は、原則としてご寄附時に入力いただいたお届け先の宛名と住所となります。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

長野県松本市

松本市は、本州及び長野県のほぼ中央に位置し、北アルプスに代表される美しき山々と幾すじもの清流に囲まれ、国宝松本城をはじめとした歴史と伝統に培われた文化の薫り高いまちとして、発展してきました。
近年は、充実した医療体制と健康寿命延伸の取組みが、市民の健康に対する意識を高め、新たな価値として認識されています。
岳:自然豊かな環境に感謝し/楽:文化・芸術を楽しみ/学:共に生涯学び続ける
「豊かさと幸せに 挑み続ける 三ガク都」をキャッチフレーズに、基本構想2030に掲げる基本理念「三ガク都に象徴される松本らしさの『シンカ』(進化・深化)」に向けて、市民と共に取り組み、一人ひとりが豊かさと幸せを実感できるまちをめざしています。