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富士山麓の生物多様性を守るために。広葉樹の植樹や生態系保全活動にご協力ください!

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 60,000

6%

目標金額:1,000,000

達成率
6%
支援人数
5
終了まで
76
/ 90

静岡県富士市(しずおかけん ふじし)

寄付募集期間:2025年7月10日~2025年10月7日(90日間)

富士市 × YAMAP

プロジェクトオーナー

富士市は、南に駿河湾、北には標高3,000mを超える富士山の山頂近くまで、広い範囲を有しています。そして、東には愛鷹山(あしたかやま)、湿地の浮島ヶ原、西には富士川が流れており、豊かな自然に恵まれています。こうした多様な自然環境は、多くの生きもののすみかになっています。

一方で、近年は経済活動による開発や、十分な手入れが行き届かないことで、自然環境が減少し、生きものの多様性も失われつつあります。

本プロジェクトでは、富士山麓の自然を守り、未来に残すための活動に対して、寄附を募ります。美しい自然の風景と、そこに息づく命を守るために、皆さまのご支援をお願いいたします。

※富士市にお住まいの方も、本プロジェクトへの寄附(お礼の品なし)は「ふるさと納税」として税控除の対象となります(自己負担2,000円を除く)。

富士山の標高差が生む、豊かな生態系

市内では、富士山特有の高山植物から、海岸のコウボウムギ群落(海辺の植物)まで、標高に応じて多彩な植物を見ることができます。

低い山麓部はスギやヒノキの植林が多いですが、場所によっては常緑広葉樹の自然林も残っています。愛鷹山西麓には自然に近い広葉樹林が、富士山南西麓には植林地が広がっています。さらに標高の高い地域には、ブナやミズナラといった落葉広葉樹の森がまとまって残っています。

山麓には、ツキノワグマ、ニホンジカ、イノシシ、キツネなど、様々な哺乳類が生息し、多くの植物や昆虫類も確認されています。

しかし近年、開発や手入れ不足により、こうした自然環境は少しずつ失われつつあります。森の荒廃や外来種の影響、生物多様性の低下が大きな課題となっています。

富士山麓の森を守り育てる取り組み

富士山麓のブナ林は、豊かな自然環境を育むとともに、水源の涵養など多くの恵みをもたらす貴重な存在です。

富士市では1994年から、市民と行政が協力してブナなどの広葉樹を植える「富士山麓ブナ林創造事業」に取り組んでおり、2026年には33回目を迎えます。これまでに延べ14,160人が参加し、23ヘクタールの土地に44,740本の苗木(ブナ、ケヤキ、ヒメシャラ、イロハモミジ、コナラ、ヤマボウシ、フジザクラなど)を植樹してきました。

1994年に植えたブナはすでに高さ12メートルを超え、下草刈りも不要な立派な広葉樹林に育っています。

平成6年に植林した、ブナ林の現在。
植栽跡地での自然観察会の様子

一方で、近年問題となっているシカによる食害や、長年の取り組みの中で一部の植栽地に管理が行き届かなくなっている場所もあり、今後は再整備や継続的な保全活動が必要とされています。新たな植栽地には、シカ等による食害を防ぐための防護柵の設置や補修を、また、植栽から年数が経過した植栽地の防護柵は撤去することで、動物のコアハビタットとして利用できるよう状況に応じて環境整備を進めていきます。

本活動へのご支援をお願いします

この活動を今後も継続し、管理が不十分となった場所の手入れ・再生も進め、市民参加によるいきもの調査やセンサーカメラ等による動植物調査を実施して、富士山麓の生物多様性の向上に向けた取り組みを加速してまいりますので、ふるさと納税によるご支援をお願いしています。

寄附金の使い道

皆様からご支援いただいた寄附金は、下記の費用に活用します。
- 苗木植栽イベントに関する経費・補植の実施
- シカによる食害を防ぐための防護柵の設置や補修
- いきもの調査やセンサーカメラによる動植物調査
- 調査やイベントで使う機材や消耗品の購入

※寄附金は主に植栽イベント、植栽後の管理、調査やモニタリング等に必要な経費です。実際の作業の人件費は参加者や団体が負担しています。
※寄附金は、翌年度事業に反映させていただきます。
※目標額を下回った場合、超えた場合でも、次年度以降にも活用します。

未来のために

富士山南麓では、市だけでなく多くの企業や団体も森林再生に取り組んでいます。こうした活動によって、森林の生きものが増え、富士山の豊かな水が保たれ、それがやがて駿河湾の豊かな恵みへとつながっていきます。

富士市ではこれまでにも、

・市民参加による「いきもの調査」
・浮島ヶ原自然公園や河川・海岸での自然観察会
・外来種の駆除活動 

など、山間部から平野部にかけて、さまざまな生物多様性保全の取り組みを継続してきました。

訪れる人々にも喜ばれる美しい環境を、皆様と一緒に守り育てていきたいと考えています。
一歩一歩着実に取り組みを進めてまいります。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

静岡県富士市

本市は、1966(昭和41)年11月に吉原市、富士市、鷹岡町の合併により富士市となり、2008(平成20)年11月に富士川を挟んで位置する富士川町と合併し、現在の富士市となりました。
 市域は、北に富士山、南に駿河湾を臨む素晴らしい自然環境の下にあります。豊かな森林資源によりされた良質・豊富な水資源により、古くから「駿河半紙」の伝統を生かした製紙業が栄え、全国有数の“紙のまち”として発展してきました。また、電気、輸送用機械、化学薬品、食料品製造などの産業も発展し、県内有数の工業都市、東部地域の中心都市として重要な役割を果たしてきました。
さらに、2013(平成25)年、富士山が世界文化遺産に登録されたことを契機に、富士山周辺への注目が高まっています。