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【諏訪市文化センター】大規模改修プロジェクト第1弾~現存数が少ない吉田五十八による建築作品を賑わいの拠点としてリニューアル!

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 20,000

0.2%

目標金額:10,000,000

達成率
0.2%
支援人数
2
終了まで
88
/ 90

長野県諏訪市(ながのけん すわし)

寄付募集期間:2025年10月3日~2025年12月31日(90日間)

長野県諏訪市

プロジェクトオーナー

諏訪市文化センターは、建築家・吉田五十八(よしだ いそや)による設計で、1962年に開館した歴史ある劇場建築です。
60年以上が経過し老朽化が進んでいるほか、時代とともに使いづらくなった設備も見受けられるようになりました。
このたび、文化財としての価値を守りながら、バリアフリー化や集会室の増設、耐震対策、省エネ対応、避難所機能の強化など、多面的な大規模改修を行います。
また、フリースペースの新設や能・歌舞伎といった伝統芸能に親しむ機会を設け、市民の皆様に本来の文化センターの魅力をより身近に感じていただけるよう整備を進めてまいります。
吉田五十八の貴重な建築を次世代へつなぎ、より安全で親しみやすい文化芸術活動の拠点として活用していくため、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

諏訪市文化センター

吉田五十八の貴重な文化財を後世に!

諏訪市文化センターのリニューアルにご支援を!

諏訪市文化センターを設計した吉田五十八は日本の伝統様式をコンクリートの現代建築に融合させた独創的な建築で知られています。
『吉田五十八作品集』(1980年、新建築社)によると211件の建築作品を手掛けました。その内5件手掛けた劇場建築は諏訪市文化センターが現存するのみであり、当文化センターは、吉田の作風を伝える代表作のひとつとして登録有形文化財になっています。

文化芸術の拠点として賑わい創出を実現し、上諏訪駅周辺の魅力を向上させるために、吉田五十八のデザインを残しながら、安全性と利便性を高める文化センター大規模改修工事を行います。
吉田五十八の建築作品を後世に遺してリニューアルするプロジェクトに多くのご賛同、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

舞台

諏訪市文化センターのココがすごい!

設計者

建築家の吉田五十八(1894-1974)は現代建築に日本の伝統様式を融合させた近代数寄屋建築の大家で、秩父宮(ちちぶのみや)、吉田茂、岸信介、岩波茂雄などの邸宅や日本芸術院会館などの建築を手掛けました。
その優れた業績で文化勲章を受章し、没後は「吉田五十八賞」が設けられました。

外観

水平を強調した直線の屋根は、吉田の建築の特徴の1つです。また、入母屋(いりもや)造り風のホール屋根、千本格子風の装飾、海鼠壁(なまこかべ)風の壁、寺社建築風の手すりをつけたバルコニーなど、随所に日本建築をアレンジしたデザインが取り入れられています。

内装

コンクリートに木目を転写させた梁(はり)、螺鈿(らでん)風の美しい貝をはめ込んだ扉の取っ手、特注の照明器具、定式(じょうしき)幕を思わせるホール入口の扉、寺社建築の垂木(たるき)を重ねたような作りで金砂子(きんすなご)を散らした金箔張りのホワイエ天井など、凝った作りになっています。

ホール入口扉

ホール

羽を広げたような広い間口で花道を備えたホールは、歌舞伎など日本の伝統芸能の上演に向いた作りになっています。天井は屋根の三角形を模したデザインが使われています。

舞台
天井

60年経った文化財の建物を使いやすく改修

使いながら将来に残していくために・・・

諏訪市文化センターは建設から60年以上を経過し、老朽化が進んでいます。
そこで、吉田五十八のデザインを守りながら現代に適するよう改修を行うことで、文化財として保存するとともにこれまで以上に多くの方々に利用していただける施設を目指します。

具体的には、耐震補強、特定天井の解消、長寿命化などによる安全性向上や、ホールの設備更新、集会室の増設、各種設備の更新・新設、エレベーターや自動ドア化などのバリアフリー化等による機能性および快適性の向上を図ることで、より安全で安心して使える施設に改修します。また屋根や建具の断熱化、照明のLED化などによる省エネルギー化を進めます。

さらに、フリースペースの設置等により施設を開放し、市民が常に集って憩い、活動を行うことができる賑わいの拠点として生まれ変わらせます。
また、非常用電源や貯水槽、防災備蓄庫等の設置により、災害時における避難所として機能させることで地域住民の生命を守る施設としても位置付けます。

諏訪市の大切な文化財をまちづくりの拠点に育てたい

皆の集う場所としての諏訪市文化センター

諏訪市文化センターは本市の唯一の文化ホールとして、多くの市民にご利用頂いてきました。改修後も引き続きその機能を継承しますが、文化センターの価値を向上させるため、施設の特徴を活かした能や歌舞伎などの伝統芸能に親しむ機会を創出し、市民の皆様に、施設の本来の良さを体感していただきたいと考えています。

また、ホワイエを開放するなど、より使いやすく親しみのある文化センターに育てるための活動につなげていきます。さらに、耐震補強による安全性強化と、広域避難所としての機能を向上させることが価値の向上に資するものと考えています。

文化センターの改修は、本市のコンパクトシティへの取組の最初の一歩に位置付けています。改修によって文化センターの価値を向上させ、魅力的なまちづくりの中核にするとともに、隣接する諏訪湖イベント広場との一体的な調和を視野に、変化の激しい時代に合わせた21世紀にふさわしいエリアへの進化を目指します。

事業の実施スケジュール

2025年10月~12月 ガバメントクラウドファンディング募集開始
2025年10月 改修工事開始
2027年9月 改修工事終了(予定)
2027年度中 リニューアルオープン(予定)

【寄附金の活用方法について】

いただいた寄附は「諏訪市文化センター」大規模改修プロジェクトに使わせていただきます。
※目標金額を達成できなかった場合、目標金額を超えた場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄附金は、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。

諏訪市長 金子 ゆかり からのメッセージ

プロジェクトに賛同していただける皆さまへ

諏訪市文化センターは、高度経済成長期にバルブ製造で隆盛を極めた北澤工業の北澤会館を前身としています。文化勲章受章者であり、第4代歌舞伎座など多くの作品を手掛けた吉田五十八氏の設計により贅を尽くして建設されました。劇場内は台形の舞台構造で、伝統芸能や演劇などの言葉をはっきり届ける演目に適した、近隣他市にはない特徴を持つホールです。そして、今や現存する吉田作品の唯一の劇場建築と言われています。
この貴重な建築作品を文化財として、そして人々の賑わいの拠点として、未来に長く残していくことが大切であると考え、この度リニューアルすることといたしました。この使命に賛同を頂ける皆さまからの温かいご支援・ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

文化庁建築文化フェロー 後藤 治 さん

多くの方の力で価値ある近代建築を後世に

私は、価値ある歴史的建築物の保存活用を専門にしており、このたびの諏訪市文化センターの改修に学識者として協力をしております。
第二次世界大戦の敗戦から早期に復興を遂げた我が国の足跡を示す近代建築は、世界の建築関係者から注目を集めています。にもかかわらず、残念なことに全国各地で価値ある近代建築の解体が相次いでいます。そうしたなか、諏訪市が文化センターを改修して利用し続ける決断をされたことに敬意を表したいと思います。
文化センターは、建築時には通常の公共施設よりもずっと多くの手間と費用をかけてつくられたために、貴重で価値ある近代建築となっています。その価値を維持して使い続けるためには、通常の公共施設の改修よりも質の高い工事をする必要があります。建築時には、市内の企業によって、その価値を生み出すことができたのですが、今回の改修では、市の公費に加えて多くの方々の助けを得てそれを実現できればと思う次第です。

寄附者の皆さまへ

諏訪市からのメッセージ

諏訪市には、御柱祭や諏訪大社、霧ヶ峰、諏訪湖など、市民が世界に誇れる魅力がたくさんあります。
諏訪市文化センターをはじめとする歴史的な建物もその魅力の一つであり、後世まで残していくべき宝です。諏訪市の貴重な文化財を守るために、諏訪の誇りを継承していくために、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
また、諏訪地域の誇る風土・歴史・自然をぜひ皆さまの目で見つけに来てください。心よりお待ちしております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

長野県諏訪市

諏訪市は人口約4万8千人、諏訪湖の標高は759mで都心へのアクセスも自然へのアクセスも良く、四季の移ろいを色濃く感じることが出来る高原湖畔都市です。
「日本のおへそ」とも言われる諏訪湖、諏訪大社上社本宮、霧ヶ峰高原、高島城、上諏訪温泉、天下の奇祭で有名な御柱祭や日本有数の規模を誇る諏訪湖祭湖上花火大会など、天与の自然と悠久の歴史文化に恵まれた観光都市でもあります。
また、ものづくりの伝統が息づく先端技術産業の集積地でもあり、「東洋のスイス」とも呼ばれています。