つなごう、佐賀の手仕事。つくり手の想いを未来へ届ける応援プロジェクト
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 95,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 4.7%
- 支援人数
- 4人
- 終了まで
-
46日
/ 92日
佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)
寄付募集期間:2025年8月1日~2025年10月31日(92日間)
佐賀県NPO支援×ピースウィンズ・ジャパン

佐賀県には、有田焼・伊万里焼・唐津焼だけではなく、たくさんの魅力的な伝統工芸が受け継がれています。私たち特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(以下ピースウィンズ)は、そんな佐賀の伝統工芸を支援するプロジェクト「ピースクラフツSAGA」を行っています。伝統工芸事業者の取り組みを応援する助成プロジェクトや、商品開発事業などを実施。
現代に受け継がれる工芸品のつくり手とつかい手をつなぎます。
産地の危機は、いま静かに進んでいます
売上減と後継者不足。分業の担い手が次々といなくなっています
佐賀の伝統工芸品の中でも最も有名な工芸品、有田焼。しかし有田焼もバブル期のピーク時から、生活様式の変化もあり売上は激減。国内全体でみても陶磁器(台所・食卓用品)の生産額はここ15年で7割ほどにまで市場規模が縮小しており、有田焼も同様の落ち込みとなっています。

また売上減に加え、有田焼などの磁器の産地では特に後継者不足の問題が顕著です。
有田焼は分業制を基盤とし、型・生地・上絵などの専門事業者による協力体制の下で高品質な生産体制を築いてきました。しかし近年、高齢化や後継者不足、設備の老朽化が進み、専門事業者の廃業が相次いでいます。なかでも、焼成した器に絵付けをする上絵事業者の高齢化が進んでおり、令和5年度の商工会議所の調査によると現在の従事者の9割が65歳以上で、10年以内に消滅すると言われています。
これにより、窯元での生産が継続できなくなるという課題が浮上しています。
事業者ニーズに寄り添う、伴走型の助成プロジェクト
様々な分野で助成金が活用されています
ピースクラフツSAGAでは、伝統工芸事業者を支援する取り組みのひとつとして、【助成事業】を実施しています。
佐賀の伝統工芸事業者を対象に、設備の購入や修理、商品開発、展示会出展など幅広くご利用いただけ、柔軟に事業者ニーズにこたえることのできる取り組みです。昨年は、今まで外注していた上絵事業者が廃業するとのことで、今後内製化するために上絵窯の購入をする支援も行いました。

2025年度は今までで最多の応募があり、有田焼事業者から原材料高騰に対する打開策としての申請を多くいただきました。審査会を経て、5事業者を対象に助成することが決定。ピースウィンズスタッフだけでなく専門家も同行した視察を行いました。今後は、事業進捗の確認や事業者へアドバイスを行うなど継続的に事業者を支えていきます。

助成事業は2020年より開始し、佐賀を代表するコミュニティ財団「佐賀未来創造基金」との共同事業として実施。助成の対象となった事業者からは、「販路拡大につながった」「今まで行政の助成では対応していなかった窯の修復ができた」など、助成プロジェクトを高く評価する声をいただいています。
デザイナーと佐賀の伝統工芸のコラボ
商品開発プロジェクト【ピースクラフツSAGA EDITION】
2018年に開始した商品開発プロジェクト「EDITION」は引き続き実施中。今年は力作の商品をお披露目予定。構想・製作期間3年の新作を準備しています。ぜひお楽しみに。
今までのEDITION作品




ピースウィンズ・ジャパン佐賀事務所の取り組み
つくり手とつかい手をつなぐ
全国的に市場の衰退が続く伝統工芸産業。佐賀においても売上減少や後継者不足などの問題が発生、さらに物価高騰や原材料事業者の廃業などにより問題は深刻化しています。ピースクラフツSAGAは、ピースウィンズ・ジャパンの国内事業の一つとして、伝統工芸が抱える課題解決のために10年前にスタートしたプロジェクトです。
【主な活動内容】
・国内外のデザイナーとの商品開発
開発した商品はふるさと納税にも掲載。伝統とモダンデザインが融合した商品は各事業者のロングセラー商品になっています。職人さんの創作意欲にも火をつけています。

・伝統工芸事業者への助成
独自の助成制度を開始。ショールームや窯の修復など自治体等の助成では行き届かない細やかなサポートを行っています。

・オンラインショップ運営
自団体のオンラインショップを運営しており、商品開発した商品を中心に販売しています。新作も続々と入荷中です。

・販路開拓、販路支援
展示会や販売会への出展や、佐賀空港内にあるスーベニアショップにて常設展示ブースを設置いただき、数カ月ごとに展示事業者を変えて販売しています。全国から100万人が訪れる有田陶器市にも2年連続で出展し、活動案内とあわせて商品販売を行っています。

寄附金の使いみち
いただいたご寄附は、佐賀の伝統工芸支援活動全般に活用させていただきます。
【内訳】
佐賀の伝統工芸事業者への助成事業の助成金:100万円
自団体オンラインショップの運営:30万円
販路開拓・支援の手数料や出展費:30万円
HP・SNS等を通じた情報発信関連費用:40万円
※目標金額が未達成だった場合は自己資金で活動いたします。
※目標金額を超えた場合は、寄附金は全て本事業に活用させていただきます。
私たちはこれからも佐賀の伝統工芸のつくり手とつかい手をつなぐため、伝統工芸の未来のために全力で支援活動に取り組んでいきます。
ご支援をよろしくお願いいたします。
お礼の品を選び、伝統工芸事業者を支援する!
このガバメントクラウドファンディングでご寄付いただいた方には、佐賀の伝統工芸品のほか、佐賀の食材をお礼の品としてお届けします。
お皿やマグカップなどの日用食器をはじめ、選りすぐりの素晴らしい工芸品を取りそろえました。実際に手元に置いて、品質の素晴らしさ、デザインの美しさを感じていただければ幸いです。ぜひ佐賀の工芸品と食のコラボをご自宅でもご堪能ください。
みなさまのご支援が佐賀の伝統工芸事業者をさらに後押しします。
【注意事項]
佐賀県内の寄付者のみなさまへ
※平成31年4月1日付けで総務省から、ふるさと納税にかかる返礼品等について、「当該地方団体の区域に住所を有する者に対して返礼品等を提供しないこと」との通知がありました。(平成31年総務省告示大179号第2条1号二)
この通知を受け、佐賀県民の皆様からのふるさと納税(NPO等の支援)によるご寄付につきましては、送付ができなくなりましたので、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
※使途や受領後の対応など、寄付金の取り扱いに関しては、ホームページ上の「寄付金等取扱規定」でご覧いただけます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
佐賀県NPO支援
佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。
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