幕末の古民家を次世代に継承! ―横浜市綱島の池谷家住宅 リノベーションー

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 40,000

1.3%

目標金額:3,000,000

達成率
1.3%
支援人数
3
終了まで
89
/ 90

神奈川県横浜市(かながわけん よこはまし)

寄付募集期間:2025年10月3日~2025年12月31日(90日間)

横浜市都市整備局都市デザイン室

プロジェクトオーナー

横浜市都市デザイン室では、歴史を生かしたまちづくりを推進するため、主に建築物の外観を保全しながら活用を図っています。近代建築、古民家、西洋館、土木遺構などを「横浜市認定歴史的建造物」として認定し、外観の保全改修等に対して助成等の支援をしています。

港北区綱島にある池谷家住宅は江戸時代に建築された古民家で、令和6年に横浜市認定歴史的建造物に認定されました。現在、池谷家住宅は大規模な改修工事の時期を迎えています。
歴史的建造物の改修工事には多くの費用がかかるため、ふるさと納税による寄附を工事費として活用させていただきます。古民家の歴史的価値を受け継いでいくために、皆様のご支援をお願いいたします。

綱島に残る築160年を超える古民家を守り、後世に伝えるために

横浜市港北区、新綱島駅のそばに江戸時代に建てられた古民家があります。この古民家は代々南綱島村の名主を務めた名家である池谷(いけのや)家の住宅であり、幕末期の最上層民家の特徴をとどめる貴重な歴史的資産です。

池谷家住宅は現在、50年に一度の大改修の時期を迎えています。新綱島駅周辺の開発により周辺の環境が大きく変化する中、リノベーションを行い、広く皆様に利用していただける施設にする計画です。貴重な建物を守り未来へ継承するために、皆様のご支援をお願いいたします。

池谷家住宅とは?

江戸時代創建の名家の住宅

池谷家住宅は南綱島村の名主であった池谷家の住宅として安政4(1857年)年に建築されました。これまでに関東大震災後の大改修や昭和57(1982)年の屋根の改修などで手が加えられていますが、創建当時の特徴をとどめています。

池谷家住宅が最上層農家であったことは、規模の大きさだけでなく間取りからも分かります。例えば、居住空間だけではなく、来客を想定した空間として「ゲンカン(玄関)」、「ショウエン(書院)前室」、「ショウエン(書院)」等の書院造の要素をもった格式高い空間があります。

玄関先には身分が高い方が、地面に降りずにかごに乗入れできるよう、シキダイ(式台)と呼ばれる台が設けられています。そのシキダイ(式台)からゲンカン(玄関)を経て、ショウエン(書院)へとつながる形式は「鍵座敷」と呼ばれ、幕末の最上層農家で多く見られる間取りです。

どのような方が、池谷家住宅に来訪されたのでしょうか。想像が膨らみます。

池谷家住宅と綱島の歴史

池谷家住宅は建物の価値だけでなく、綱島周辺地域一帯の歴史を継承する存在としても高い価値を持っています。池谷家は代々南綱島村の名主として地域一帯を治め、江戸時代、洪水氾濫に悩まされていた鶴見川の河川改修への尽力等、地域に大きく貢献してきました。

また、明治40(1907)年には当時の当主が早生桃である「日月桃(じつげつとう)」を開発し、近隣にも苗を分け地域一帯で栽培されることとなり、綱島は桃の一大産地として名を馳せました。日月桃の生産は一時期停止していましたが、平成12(2000)年から池谷桃園で栽培を再開し、伝統が受け継がれています。

近年は、現在の第16代当主が池谷家に残された古道具や歴史資料を用いながら地域の小学生に歴史文化を伝える活動を行うなど、綱島地域への貢献を続けてきました。

綱島駅東口周辺のまちづくりと池谷家住宅

池谷家住宅がある綱島駅東口周辺では令和5年に新綱島駅が開業、同年には新綱島駅直結の複合施設(新綱島スクエア、SHINSUI)が開業するなど、開発事業が進んでいます。池谷家も綱島駅東口周辺の開発に参画しており、綱島の歴史を感じられるまちづくりの拠点として期待されています。

その中心となる池谷家住宅は、改修工事を行い、飲食店として来訪者が利用できる施設として活用する計画です。また、池谷家住宅を囲むように木造の低層商業施設の新築計画が進められており、古民家と調和を図りながら綱島の街に賑わいを創出することを目指しています。

令和の大改修 ―古民家の保全と活用のために―

築160年を超える池谷家住宅は、これまで時代の節目となるタイミングで大改修をしてきました。今回の令和の大改修では、街の移り変わりの中でこれからも皆様に親しまれる地域のシンボルであり続けるために、飲食店として活用していくための工事を行います。皆様に安全に利用していただくために、耐震性の確保や設備更新など大規模な工事が必要不可欠となっています。

池谷家住宅の大きな屋根は当初は寄棟造・茅葺き屋根でしたが、関東大震災で大きな被害を受けた後に入母屋造・波型鉄板葺き屋根に改修、昭和57(1982)年に現状の瓦型銅板葺きに改修されました。今回、50年に一度となる屋根の改修を行います。

歴史的建造物である池谷家住宅の工事は外観や伝統的な意匠、間取りを極力維持し、歴史的価値を尊重しながら進められるため、高額な費用が必要となります。古民家の歴史的価値を守り、より安全安心な施設として活用していただくため、皆様の温かいご支援とご協力をお願いいたします。

寄附金の使い道

いただいたご寄附は、池谷家住宅の改修工事費用の一部として活用させていただきます。

※目標金額に達しなかった場合でも上回った場合でも、上記の費用として活用させていただきます。

事業実施スケジュール

・令和6年   池谷家住宅主屋を横浜市認定歴史的建造物に認定
・令和7年   池谷家住宅主屋 改修工事(外観、耐震、リノベーション等)
・令和8年下期 池谷家住宅主屋、木造低層商業施設 オープン予定

メッセージ

池谷家第16代当主 池谷 道義氏

幕末、横浜開港の2年前に建築された当家は168年もの間、時の当主たちが大切に引き継いできた名主の家です。

現在に至るまで維新、震災、戦禍という荒波を乗り越え今日があり、郷土の歴史を紡ぎ大正期、昭和期に行った二度の大改修工事をへて地域への貢献と象徴の役を担ってまいりました。

個人住宅であったこれまでは激動の社会情勢の中、維持しましたが今回の大改修は屋敷を取り巻く環境の変化に適応する工事となります。地域のシンボルへの再生復活事業への皆様からの応援を望んでやみません。

公益財団法人大倉精神文化研究所  理事長 平井 誠二氏

池谷家住宅が建てられた頃、水害から地域の村々と人々の生活を守るために尽力していたのが、南綱島村名主だった池谷家でした。明治になると、ここで日月桃(じつげつとう)という桃の新品種を発見し無償で普及させたことから、綱島は日本一の桃産地として豊かに発展しました。

こうした綱島の変遷を見守ってきた主屋が、大改修を経て新たな歴史を紡ぎ始めようとしています。この大改修が起点となり、綱島の地がさらなる発展を遂げることを願っています。

綱島出身タレント ふかわりょう氏

ふかわりょうさんからの応援メッセージを近日公開いたします。

ご寄附いただく皆様への特典

①横浜市都市整備局都市デザイン室HPへ氏名の記載(希望される方)
 
②10万円以上ご寄附いただいた方には、
 池谷家住宅に新たに設置する銘板へ氏名や法人名の記載、内覧会(予定)へのご招待。

【共通注意事項】

・お礼の品ではないため、横浜市内・市外の在住地は問わず対象になります。
・お礼の品をお選びいただいた方も、対象となります。

【②に関する注意事項】

・銘板への氏名記載および内覧会への参加のご希望については、別途、横浜市都市デザイン室から「ふるさとチョイス」に登録されている電話番号もしくはメールアドレスあてに確認のご連絡を差し上げます。
・銘板には、寄附者の氏名に代えて、法人名や大切な方(お子様やお孫様など)のお名前を記載することもできます。なお、架空の人物、架空の団体名、ニックネーム、愛称、企業広告、キャッチフレーズ等はご遠慮ください。
・個人・法人等を分けて記載します。なお、記載する順番は順不同となります。
・住所や所在地、寄附金額等は記載しません。
・寄附の申込数量1口につき、1名様のお名前を記載することができます。
・銘板の設置時期は令和8年度を予定しています。
・銘板の設置期間は10年とし、銘板に関する権利は横浜市都市整備局都市デザイン室に帰属します。銘板は移設することがあります。
 また、老朽化等により設置し続けることが困難となった場合や設置から10年が経過した場合などは、横浜市都市整備局都市デザイン室が撤去します。
・内覧会は令和8年下期を予定していますが、工事の状況によって、開催時期の変更や開催中止の可能性があります。ご了承ください。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品のご紹介

市外在住の方からのご寄附には、寄附金額に応じて各種返礼品をご用意しております。横浜市で人気のお礼の品に加え、池谷家住宅オリジナルデザインのグッズもご用意いたしました。気になるアイテムはぜひチェックしてみてください。

※このプロジェクトへの寄附はふるさと納税制度の対象となります。そのため、横浜市にお住まいの方はご寄附をいただくことは可能ですが、お礼の品をお送りすることはできません。何卒ご了承ください。

現在進捗情報はありません。

神奈川県横浜市

◆横浜市の「ふるさと納税」総務大臣からの指定について◆
横浜市は、令和6年9月26日付で総務大臣から「ふるさと納税」の対象となる地方団体として指定されました。総務大臣の指定により、横浜市へのふるさと納税は、所得税と個人住民税の控除対象となります。 


横浜市では、制度創設以来、寄附金の使い道を充実させ、寄附者の方に寄附金の活用状況を丁寧にお伝えするなど、ふるさと納税制度本来の趣旨に則って取組を進めてきました。
 今後もこの取組姿勢に変わるところはなく、より多くの方々に横浜市の取組について知っていただき、応援いただくとともに、ふるさと納税制度を通じて横浜の魅力を感じていただけるよう、返礼品(お礼の品)を取り揃えています。
 横浜市への「ふるさと納税」を通じて、横浜を身近に感じてください!
(※横浜市外在住の個人の方にお礼の品をお贈りします。横浜市在住の方にはお礼の品はお贈りできません。また、法人・組織・団体からのご寄附においては、お礼の品をお贈り出来ません。ご了承ください。)


【お問い合わせ先】

◆返礼品、寄附金受領証明書、ワンストップ申請等、ふるさと納税全般
 JTBふるさと納税コールセンター
 TEL:050-3146-6615
 営業時間:平日9:00~17:15 土日祝10:00~17:00 年中無休(1/1~1/3を除く)  
 メールでのお問い合わせフォーム:https://faq.furu-po.com/ 「お問い合わせ」 

◆寄附金の税額控除制度
 住民税の控除:お住まいの市区町村の税務課へ
 所得税の控除:お住まいを管轄の税務署へ