• TOP
  • 受付中プロジェクト
  • 草加市の大切な「木橋」を未来へつなぐ挑戦【学生たちと地域で守り育てる木橋リノベーションプロジェクト】

草加市の大切な「木橋」を未来へつなぐ挑戦【学生たちと地域で守り育てる木橋リノベーションプロジェクト】

カテゴリー:まちづくり 

main_img

寄付金額 70,000

7%

目標金額:1,000,000

達成率
7%
支援人数
5
終了まで
45
/ 91

埼玉県草加市(さいたまけん そうかし)

寄付募集期間:2025年8月2日~2025年10月31日(91日間)

埼玉県草加市

プロジェクトオーナー

草加市内の木製の橋は自然豊かな用水に架けられており、その趣のある姿は、美景の一端を担っています。
しかし、架橋から20年を超えた橋たちは老朽化が進み修繕が必要な状況です。
そこで草加市では、木材の材質や橋の構造の知識に長けている、ものつくり大学と協力して、木製の橋を修繕する木橋リノベーション事業を行っています。
このプロジェクトでは、学生たちが中心となり、調査、修繕方法の検討、施工を行い木橋の再生を目指します。
学生たちの貴重な経験の一助のため、地域に親しまれる橋の復活のため、皆様のご支援をお願いします。

木橋リノベーションプロジェクトとは

木橋は地域の「景色」であり「記憶」です

草加市内には、かつて宿場町として栄えた歴史を背景に、川沿いや散歩道に架かる木橋が地域の景観を形づくっています。
しかし、老朽化や維持管理の課題から、一部の橋は撤去の危機に直面しています。
「壊すのではなく、守り、活かし続けることはできないか」
そんな想いから、市民・行政・学生が一体となった木橋再生プロジェクトが始動しました。

草加市×ものつくり大学のプロジェクトが始動

未来へ想いを繋げる

令和6年5月30日、草加市は学校法人ものつくり大学と「木橋リノベーション事業に関する基本協定」を締結しました。
草加市が管理する木橋は橋ごとに劣化状況は異なり、最適な修繕方法を見極めるには高度な専門的知識が必要です。
ものつくり大学は橋梁の設計施工や木造建築コースを備え、木造建築物の知識・技術に長けた専門性を有しています。
市は「市民の大切な橋を未来へつなぐ取り組みを進めること」を、大学は「学生が実習を通じて地域の街づくりに参画し、貴重な経験を得ること」を目的に木橋リノベーションプロジェクトは始動しました。

プロジェクト第1弾は「中根ふれあい橋」をリニューアル

無名橋が地域のシンボルのひとつに

令和6年11月には、本事業の第1弾として「中根ふれあい橋」のリニューアルが完了し、地域住民の皆様とともに開通式を行いました。
元々「無名橋88」と呼ばれていた名もなき橋でしたが、修繕後の橋を見た地域の中根町会から「新しい名前をつけたい」と提案があり、「中根ふれあい橋」と名付けられました。

今年は第2弾「ふれあい橋」再生プロジェクト

桜の絶景スポット葛西用水に架かる木橋

令和7年度に修繕する木橋は、桜の絶景スポットである葛西用水に架かる「ふれあい橋」 です。
この橋は平成12年に架けられた歩行者専用の橋で、約25年間、地域の方や散策に訪れる方々に親しまれ、多くの方々に利用されてきました。
一度修繕を行いましたが、長年の使用により老朽化が進み、橋がたわんでいる状況です。

橋が大学に搬入

6月には、橋長14m・幅員2mのふれあい橋がものつくり大学へ搬入されました。
大学内の実習施設で橋の状態確認・載荷試験を行い、橋のたわみ・劣化状況を計測。
今後、著しい劣化箇所の解体を行い、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)による補修・補強を進め、再生を進行中です。

また、同月に大学内で催された「オープンキャンパス 研究室開放DAY」では、解体前の「ふれあい橋」を展示し、多くの来場者にご覧いただきました。
地域の皆様に「木橋の魅力」や「技術者育成の現場」を直接知っていただきながら、地域連携による実践的な学び・技術者育成・持続可能な社会インフラの発展に向けて歩みを進めています。

寄付金の具体的な使い道

いただいた寄付金は以下に活用させていただきます。
•ふれあい橋の修繕方法に係る材料費(木材)
•長寿命化修繕に係る材料費(木材、CFRP等)
•修繕に関わる人件費(学生の学習支援・技術指導含む)
※寄付額の20%は、ポータルサイト手数料やクレジット決済手数料等の経費となります。

【目標金額に達しなかった場合】

目標金額に達しなかった場合でも、集まった寄付金は本プロジェクトに活用し、不足分は草加市の一般財源から充当します。
目標金額以上の寄付をいただいた場合は、本プロジェクトの運搬費等に活用させていただきます。

ご支援をお願いします

木橋リノベーション事業は、地域の景観・記憶を未来へつなぐ挑戦であり、学生たちの学びの場にもなります。
この取り組みを通じて、「橋を守る文化」を未来へ残し、技術の継承と地域のにぎわい創出を目指しています。
皆さまの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

写真

事業に携わっている方の思い

ものつくり大学 技能工芸学部学部長 大垣教授

木橋リノベーションを通じた学びと普及への一歩を

写真

木橋はカーボンニュートラルな社会実現に寄与することから、歩道橋として全国各地に数多く建設されてます。しかしながら、建設後20年も経過すると木製の床板や主桁等に多くの腐朽劣化が発生するケースが見受けられます。埼玉県草加市にも、腐朽劣化した木橋が数橋あり、その対策が求められています。
一方、ものつくり大学には、木造建築の設計、施工、改修に関する技能や技術の蓄積があり、全国から関心のある学生が集まっています。また、樹脂やFRPによる構造物の補修技術について研究しており、高速リニューアル等の共同研究を行っています。
このような状況の中で、令和6年5月に、ものつくり大学と草加市が「木橋リノベーション事業」に関する連携協定を締結しました。地域貢献に寄与できることと、学生の研究テーマとして最適であることから、新工法に関する実験研究や、実橋の改修に取り組んでいます。令和6年度に中根ふれあい橋の改修を行いましたところ、市民の皆様から感謝の言葉を伝えられました。ものつくり大学としましても、このような学生の成長の機会に繋がる事業を与えていただきました、草加市の皆様に感謝しています。

寄付者の皆様へ

草加市からのメッセージ

木橋リノベーション事業は、大学と連携して地域インフラを修繕するという新しい試みです。
学生たちが中心となって行うことで、単なるインフラの整備だけでなく、次世代の若者の貴重な経験に繋がるこのプロジェクトのご支援に心より御礼申し上げます。

草加市からのメッセージ

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

埼玉県草加市

草加市は、埼玉県の南東部に位置し、市の南側は東京都に接し、都内へのアクセスをはじめ交通の利便性の高いまちです。
また、宿場町が広がっていた草加駅付近を中心に、全国的にも知名度が高い「草加せんべい」の店舗が多くみられ、国指定名勝となった「草加松原」では、俳聖松尾芭蕉による「おくのほそ道」のゆかりも感じることができ、日光街道の宿場町として栄えた歴史や文化も感じることのできるまちです。歴史やせんべいを味わいに草加にいらしてください。