「食べることから、すべてが始まる」 物価高騰でさらに困窮ーひとり親家庭を支える食支援事業「グッドごはん」
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 170,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 8.5%
- 支援人数
- 5人
- 終了まで
-
36日
/ 90日
佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)
寄付募集期間:2025年7月3日~2025年9月30日(90日間)
佐賀県NPO×認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

「毎月いただく食料がわが家の命綱となっています。」
今、日本の子どもの9人に1人は相対的貧困と言われ、衣食住・教育等において標準的な生活を送れないほど低い所得で暮らしています。とりわけ、ひとり親家庭はおよそ半数が相対的貧困状態と深刻な状況にあります。
そして昨今の物価の高騰がこの状況に追い打ちをかけ、低所得のひとり親家庭の生活はさらにひっ迫しています。
私たちは困難な状況にあるご家庭を支え、食のセーフティーネットとなるべく、食支援事業「グッドごはん」を運営しています。
全ての子どもたちが食に困ることなく笑顔で暮らせる社会にするため、「グッドごはん」を応援してください。
日本国内で深刻化する子どもの貧困
約5割が世帯年収200万円未満―ひとり親家庭の厳しい現状

今、日本の子どもの9人に1人は相対的貧困¹と言われ、衣食住・教育等において標準的な生活を送れないほど低い所得で暮らしています。とりわけ、ひとり親家庭はおよそ半数が相対的貧困状態と深刻な状況にあります。
グッドネーバーズ・ジャパンがフードバンク事業「グッドごはん」を利用するひとり親家庭を対象に実施したアンケート調査²では、回答者の約5割が世帯年収200万円未満という非常に厳しい経済状況で暮らしていることがわかりました。
また長引く物価上昇の影響は著しく、回答者の約9割が、物価上昇の影響で米、肉・魚、野菜といった食材の購入が経済的に困難であると回答しました。
子どもの成長に欠かせない食事を十分に用意することが難しくなり、苦悩する声が多く上がっています。
「子どもはお腹空いたと言うが、満足に食べさせる事がだんだん厳しくなってきている」
「今までなら野菜でかさ増しや米でお腹を満たせていたが、野菜も高く米も値段が倍になり、食べる量を全体的に減らさないといけない。最近子どもが気を遣って食事を取らなくなってきている。食べることが家計を圧迫しているように感じるようで、買える食材も限られるので同じ様なメニューで食べたくなくなってもいるようです。」
食事を満足にとれない生活は、子どもの健康はもちろん、社会生活そのものや将来にも影を落とします。まずは全ての子どもたちが食に困ることなく暮らせる環境をつくる必要があると私たちは考え、とりわけ厳しい状況に置かれているひとり親家庭を対象に、フードバンク事業「グッドごはん」を実施しています。
¹厚生労働省「2022年国民生活基礎調査」
²アンケート実施日程:2025年2月4日~2月20日 有効回答数:2,345名

ひとり親家庭を支える食のセーフティーネット「グッドごはん」
「お腹いっぱい食べたい」を叶えるために

「グッドごはん」は、厳しい経済状況で生活するひとり親家庭に対し、月に一回かごいっぱいの食品を無償で配付し、家庭の食卓と子どもの生活を支えています。
【対象】ひとり親家庭(行政の発行するひとり親家庭等医療費受給者証をもつ、所得が限度額未満のひとり親家庭等で、配付拠点に直接取りに来られる方)
【配付方法】首都圏、近畿圏、九州にある約40の配付拠点にて対面で配付
【頻度】1世帯当たり月1回
食品は企業・個人の皆さまから寄せられた現物寄付や、ご寄付で購入したものなど、1世帯当たりおよそ10,000円相当を提供しています。
配付する食品には、お米やパン、麺などの主食や調味料に加えて、料理のための時間を取れない日に便利なカレーなどのレトルト食品など、お子さんのいる家庭で喜ばれるものを入れています。また、栄養バランスを考え、肉や魚などの配付も強化中です。
また、ひとり親家庭は、経済的な困難に加え、一人で生活と子育てを抱え込み孤立してしまう傾向にあります。そのようなご家庭の心を少しでも支えるため、対面配付でのコミュニケーションを大切にしています。

寄附の使い道
ひとり親家庭への食品配付に使わせて頂きます(九州における活動では1,200世帯程が対象になる見込み)
・一か月分の食品配付にかかる経費(輸送、調整、配付活動進行、利用者とのコミュニケーション)の一部:100万
・配付する一か月分の食品の調達(企業・個人からの現物寄付受付・管理、食品の購入)100万円
【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合も自己資金にて補い、本プロジェクトを不足なく実施するために活用させて頂きます。また目標金額以上の寄附を頂いた場合も、毎月実施している食品配付のために大切に使わせていただきます。
「どれだけ気持ちが救われた事か」
食支援で生まれるポジティブな変化

当団体が「グッドごはん」を継続的に利用している家庭を対象に実施したアンケート調査³では、回答者の97.7%が、グッドごはんを利用して以降、家庭で何らかの変化を経験していることがわかりました。
変化の内容として、約半数が「家計が改善した」「家族のコミュニケーションが増えた」「食事の量が増えた」を選択しました。
また、63.2%の方が「利用前と比べて将来への見通しや希望が広がったと思う(とてもそう思う・ややそう思う)」と回答しました。
さらに、子どもたちにも「感謝の気持ちを言うようになった」「お菓子をもらえるようになり、勉強に取り組む時間が増えた」といったポジティブな影響も見られました。
同アンケートを通して、回答者からは次のような声が寄せられています。
・3食たべるのは子どもだけ、私は朝ごはん、昼ごはんを食べないことが当たり前でしたがグッドごはんを貰えるようになってから食べるようになりました
・お腹もいっぱいにはなりましたが、こころが強くなれて、本当に救われました。今まで悩みごとを口にするのは、正直あまり良くないと思っていたので、グッドごはんを利用して、私だけではないのかなと考えが変わりました
・グッドごはんを知って、利用させて頂いて以降「一人じゃない。まだ頑張れる」と前向きになれるようになりました
最近支援を卒業したあるお子さんからは、このようなメッセージが届きました。
「毎月、たくさんの食べ物をありがとうございました。どれだけ気持ちが救われた事か。来月から大学生になります。一生懸命勉強をして、これからは支援できる人間になれるよう頑張ります。3年間本当にありがとうございました。」
食品支援は、ひとり親家庭のお腹だけではなく、こころも満たします。
³アンケート実施日程:2023年11月6日~12月6日 有効回答数:131名

毎月、支援を必要とするご家庭に食品を届けます

〇毎月1~10日 利用登録をした家庭から食品配付の申し込み受付、ボランティア調整
〇毎月15~末日 食品配付(各地に配付拠点を設け実施)
〇随時 食品の調達と管理・利用問い合わせ対応・対象家庭への周知
厳しい暮らしの中、「グッドごはん」が大きな支えになっています
利用者さんの声

当団体スタッフが、中学生の長男と保育園児の長女と3人で暮らしている利用者の友美さん(仮名・30代女性)へインタビューを行いました。
友美さんはシングルマザーで、フルタイムの契約社員として11年間働いていますが、手取りは月16~18万円ほど。元配偶者からの養育費はなく、児童扶養手当や手当などで約6万円を補うものの、物価高の影響で日常生活は厳しく、「社員食堂の230円も高い」と感じるほどだそうです。
転職も考えているそうですが、拘束時間の長い今の仕事と、日々の子育てに追われ、思うように転職活動が進められていないのが現状だそう。住環境も厳しく、3人でひと部屋に暮らしており、引っ越しを望んでいるものの、予算に見合う物件が見つからず、公営住宅の抽選にも落選が続いているそうです。
そんな中で出会ったのが「グッドごはん」の食品支援だったそうです。
「最初は、支援が本当に無料で受けられるのか不安でしたが、ホームページや申し込み方法がしっかりしていたため、安心して申し込むことができました。今では、あの時勇気を出して申し込んで本当に良かったと思っています。この支援がなければ、私たちはどうなっていたのかと考えると、支援者の方々への感謝の気持ちでいっぱいです。」
「グッドごはんの支援は、私たち家族にとって大きな支えとなっています。これからも多くの家庭がこのような支援を受けられることを願っています。」と語ってくれました。
また、配付される食品に子どもたちも喜んでくれていて、特にお肉は人気だそう。
「家族3人で一緒にお肉を食べられて幸せを感じました」と話してくれました。
ひとり親家庭の子どもたちに食品のプレゼントを
「グッドごはん」スタッフの声

昨今、テレビやSNSのニュースでは、生活必需品や食品の物価高に関する話題を目にしない日はありません。誰もが少なからず影響を受け、自分自身の暮らしすら苦しく感じる方は少なくないと思います。そのような状況の中で、多くの方が私たちにご支援をお寄せくださっていることは、決して当たり前のことではないと感じています。そうした思いを胸に、日々の業務に取り組んでおります。
食品配付の現場で子どもたちの笑顔に出会うたび、「どうにかして続けていかなくては」と強く思います。そして、皆さまのおかげで、支援の輪が着実に広がっていることも実感しています。
これからも、最前線で支援を届ける団体として、支援の質と範囲をさらに充実・拡大させてまいります。今後とも、皆さまのご理解とご協力、そして温かいご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
佐賀県NPO支援
佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。
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