【第 3 弾】【働きながらの懸命な保護活動】 動物も人も笑顔のまちへ

カテゴリー:動物 

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寄付金額 747,000

37.3%

目標金額:2,000,000

達成率
37.3%
支援人数
84
終了まで
63
/ 90

秋田県(あきたけん)

寄付募集期間:2025年7月25日~2025年10月22日(90日間)

秋田県×認定NPO法人いぬ・ねこネットワーク秋田

プロジェクトオーナー

行政とも協働して保護犬・保護猫の譲渡活動をはじめとする動物愛護活動を行っている秋田県内の動物愛護団体「NPO法人いぬ・ねこネットワーク秋田」。このプロジェクトでは、秋田県が動物愛護団体「NPO法人いぬ・ねこネットワーク秋田」が行う3つの活動(①TNR活動(野良猫を捕獲し、不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動のこと)における手術費の補助活動②個人で保護活動をしている方への手術費等の一部補助活動③秋田県内の野良猫の不妊去勢手術費用の一部補助活動)を支援します。①②③の活動を支援することで、秋田県内で殺処分される犬猫がゼロになることを目指すとともに、人も犬も猫も幸せな社会の形成を目指します!

※秋田県外の方だけでなく、秋田県民の方もこのプロジェクト(秋田県庁)にふるさと納税ができます。
また、控除も受けられます。

秋田県の状況

秋田県秋田市雄和にある秋田県動物愛護センターでは秋田県内(※秋田市を除く)から毎年たくさんの犬猫が収容されています。この犬猫は、「飼い続けることができなくなった」、「餌をあげていたら想像以上に増えてしまった」、「小さな子猫が捨てられていた」等の様々な理由でセンターにきます。秋田県では殺処分ゼロを目指し、適正飼養の啓発やできる限り譲渡につなげるよう取り組んでおりますが、センターに収容される犬猫の数は依然として多いのが現状です。センターに収容される犬猫のうち、高齢の犬やミルクが必要な子猫などを中心に動物愛護団体「NPO法人いぬ・ねこネットワークあきた」さんにご協力いただき団体譲渡しています。
※秋田市内の犬猫の保護や引取りは秋田市保健所が行っています。

動物も人も笑顔のまちへ

発足から28年。殺処分ゼロを目指して活動しています

「いぬ・ねこネットワーク秋田」は任意団体として1997年9月27日に「人と犬猫が共に快適に暮らし、不幸な犬猫が一匹でもいなくなるような環境」を目指して発足しました。
2020年 1 月にNPO法人として活動開始し、2023年3月15日に認定 NPO 法人の認定を受けました。

NPO法人いぬ・ねこネットワーク秋田公式サイトはこちら

スタッフのほとんどが仕事を持ちながらの活動です。仕事が終わった後や休日を活動に充てています。
保護施設は持たず、保護した人と探している人をつなぐ活動をしています。

年間 400 頭近い犬と猫の譲渡を行っています。
その中には私たちが行政より受け入れた犬猫だけでなく、秋田県内の一般の方が保護した猫がかなり多く、2024年度にホームページへ新しく飼い主募集を行った全体の7割近くが秋田県内の一般の方(保護主さん)が保護した猫になります。

そして保護される猫の数は減る気配がありません。猫の数を減らすためには不妊手術を普及させていくしかないことはわかっていても、私たちだけではどうにもなりません。

そこで 2024 年度から新しく TNR 活動をされる方に対しての手術補助を行う事業を開始しました。
秋田県内には野良猫が増えないように自分で野良猫の不妊手術を行っている方がおられます。
時間と労力、精神的負担などを考えますと本当に大変な活動です。私たちが手術補助を行うことで、資金面だけでも協力できるのではないかと考えました。
限りある予算の中で、できるだけ多くの野良猫を手術するためには、手術費用を協力していただける病院が必要です。秋田県内の動物病院に協力をお願いしたところ、ご協力してくださる病院があり、2024 年度は1年間で 225 頭の野良猫の不妊手術を実施し、50 名の方に活用していただきました。
初めて TNR 活動をされる方からベテランの方まで様々な方が猫の将来を考えて、TNR をしてくださいました。この活動を継続していくことは、不幸な命を減らすことにつながると信じています。

TNR活動とは・・・
TRAP(捕獲する) NEUTER(不妊去勢手術をする) RETURN(元の場所に戻す) の頭文字をとった言葉で、野良猫が増えるのを抑える取り組みのことです。

不妊手術を受け、さくら耳になった猫
厳しい顔の野良猫。外での暮らしは危険がたくさんあります。

いぬ・ねこネットワーク秋田では、TNR 手術補助以外でも保護した猫の飼い主募集をおこないたい方に対しての「保護主医療費補助」や野良猫を保護してご自身で飼いたい方のための「野良猫助成金」などがあります。
この 3 つの手術補助を今回の GCF クラウドファンディングの寄附の使い道としたいと思います。

寄附金の使い道

皆様からの御寄附は下記の活動に使わせていただきます。

【寄附金の使い道】

① TNR 手術補助 1,471,000 円
 オス:6,000 円 メス:12,000 円
 ※耳カット必須
 ※補助金額よりも手術費用が少ない場合は実費補助

② 保護主医療費補助(不妊手術のみ) 372,000 円
 オス:6,000 円 メス:10,000 円
 ※いぬ・ねこネットワーク秋田のホームページで飼い主募集を行う猫に限る
 ※飼い主募集を行う際に必要な医療費の一部は別途補助
 ※補助金額よりも手術費用が少ない場合は実費補助

③ 野良猫助成金 46,000 円
 オス:2,000 円 メス:4,000 円

④ 捕獲器購入 110,000 円
 11,000 円(税込)×10 台

【事業実施のスケジュール】
・2025 年 6 月から事業を実施

目標金額に達成しなかった場合でも、事業は実施します。
目標金額以上に寄附金をいただくことがありましたら、本プロジェクトの趣旨に沿った経費として活用させていただきます。

猫の保護活動をされている方からのメッセージ

大潟村 高木さん

猫の保護するようになり 10 数年、妊婦猫、子猫、親子猫を中心に保護して来ました。
保護した子たちを次なる幸せに繋げたいという思いで活動してきましたが、保護してもしても追いつかないのが現状です。
個人で保護するにも限界があり、それでも小さな命が無くなってしまうのを減らしたく TNR もしています。
保護するにも TNR するにもお金がかかります。
活動出来るのは皆様の暖かいご協力があってこそです。本当にありがとうございます。
1 匹でも多くの命を守るためにもご支援よろしくお願いします。

高木さんが保護した子猫

秋田市 和田さん

一昨年子猫の鳴き声を聞きつけ保護に向かったところ、自宅車庫に餌を置いて猫たちに食べさせていたご高齢のご夫婦にたどり着きました。避妊去勢の意識はなく、「生き物だから」とただただ可愛いと見境なく山盛りの餌を置いているだけでした。ご近所の方々も糞尿などの悪臭に大変お困りのようでした。隣接する公園の砂場も猫の糞のためか撤去されていました。その車庫を拠点とする猫達の中に妊娠している猫もいてますます増えるであろう状況でした。

飼い主のいない猫の対策はボランティアが中心となっていましたが、このままでは保護ボランティアがつぶれてしまうと、また「不幸に生まれる命をなくしたい」と TNR を前向きに考えてくださる獣医の先生方が声を挙げてくださいました。おかげで手術費用、手術までの工程をスムーズに進めることができ、ご寄付や県の補助もあり昨年は TNR のベテランの方と成猫 14 頭を手術、子猫も 15 頭里親様に命を繋げることができました。ただ子猫は健康状態の良好な子はほとんどなく、目ヤニや鼻水など猫風邪の感染症に罹患していて早期の治療を要します。ノミやダニ,寄生虫の駆除、朝夕の飲み薬、一日数回の目薬、体温調節と金銭面だけの問題ではありません。小さいけれど守らなければいけない「命」がそこにある。ただその意識だけで突き動かされます。

私がTNRで特に気を付けている事があります。メスは妊娠、出産し子猫を抱えている可能性が高いです。妊娠している場合は堕胎、あるいは出産を待ってから、または出産間近なら母猫を保護し自宅で出産して子猫は譲渡、母猫はリターンの方向で進めるのですが、人間から数か月餌をもらった猫が外で自活できるかと考えると母猫もできれば譲渡へつなげたい、せめてリターンしたその後飢える事のないようまた病気していないか見守るまでに繋げられたら、もっと言えば成猫すべて譲渡できれば飼い主のいない猫は増えないしいなくなる。

TNR した猫たちはその印として耳をカットしています。いわゆる「桜猫」です。手術済みであることを知らず小屋で子供を産んだら大変と追い払うため石を投げられた子がいました。そこにいるだけでほうきで脅されたり、水をかけれらた子がいました。 猫が苦手、嫌いなのは仕方ないことですが、ただそこで生きている命であることを否定せず見守る事についても考えてみてもらえないでしょうか? 今の社会で飼い主のいない猫が増えることは、猫にとっても不幸なことです。 私自身、常に様々な思いと葛藤しながら TNR を行っています。

これからは TNR を広く周知し、プラス「M=management(マネジメント)」「TNRM」(捕まえて(T)手術を施し(N)元の場所へ帰し(R)管理(M)する)までを地域住民と共有意識にできればと思います。

和田さんがTNRした猫たち

昨年度ご寄付された方の声

・「動物も人も笑顔のまちへ」と掲げてることに共感します。どこよりも早くアニマルウェルフェアに理解のある県になってくれることを期待します!!(2024/7/27 )

・我が家にいる保護猫2匹も犬猫ネットワーク秋田から迎えましたが、他の子にも幸せになってほしいので少しですが応援したいです。(2024/10/7 )

『動物にやさしい秋田』を目指して

秋田県知事 鈴木 健太

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秋田県では、「人と動物が調和しつつ共生する社会」の実現に向け、動物愛護センター「ワンニャピアあきた」を設置し、動物の命の大切さを啓発するとともに、保護犬猫の譲渡推進などに取り組んでおります。
しかしながら、動物愛護センターには、不適切な飼養などにより多くの犬猫が持ち込まれており、すべての命を救うことができない状況にあります。私自身も保護猫1匹を大切な家族として迎えており、辛い境遇の犬猫を思っては大変心を痛めております。
1匹でも多くの犬や猫の幸せを願い、日々、命と向き合い活動している秋田県内の動物愛護団体が行う本プロジェクトに、皆さまの温かい御支援をいただきますようお願いいたします。

秋田県生活環境部生活衛生課

秋田県動物愛護センターでは、「動物にやさしい秋田」を推進する拠点として、これまでも多くの犬猫を新しい家族へとつなげてきました。
保護される動物たちが優しい家族のもとで第二の犬生・猫生を送れるように、また、保護される犬猫が増えないようにするために動物愛護団体と手を取り合い、本プロジェクトを進めてまいります!
みなさまの温かいご支援をお待ちしております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年08月20日 17:00

    進捗状況(8月18日)

    7月25日からクラウドファンディングを開始し、間もなく4週間になります。
    8月18日現在、80人の方から675,000円のご寄附をいただいております。
    たくさんの方にご支援いただき感謝いたします。
    6月からTNR手術をされた猫53頭(オス19頭、メス34頭)の補助を行いました。
    また、5頭の飼い主募集中の猫たちの手術補助も行いました。貸出用の捕獲器も6台購入いたしました。
    さて、8月23日は秋田市文化創造館で「ねこフェス」が開催されます。
    2025年8月23日(土)11時~16時 チャリティーイベント ねこフェス|詳細ページ
    ねこ好きさんが集まる楽しいイベントです。いぬ・ねこネットワーク秋田はオリジナルグッズを販売し、売上金は犬猫のために活用させていただきます。
    翌日、8月24日はワンニャピアあきたで譲渡会を開催します。
    2025年8月24日(日)10時~14時 ワンニャピアあきた|詳細ページ
    まだ暑い日が続いておりますが、ご都合がよろしければ8月23日、24日は会場まで遊びに来てください。
    夏の疲れも出てきている頃かと思います。皆さま、お身体ご自愛ください。
    引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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秋田県

秋田の大きな魅力のひとつとして、雄大な山々や紺碧の日本海、緑が輝く田園などの美しい自然や、県内各地で見られる多彩な祭りや伝統文化があり、四季折々に変化する景観や風物詩を楽しめます。 また、大自然の中で育まれた農林水産物など旬の食が味わえ、様々な郷土料理を楽しむことが出来る食文化の豊かさもまた、大きな魅力のひとつです。特に、「発酵食品」が多く、味噌、醤油、漬物、日本酒のほか、納豆やしょっつる等幅広い発酵食文化が発展してきました。 ぜひ、秋田の魅力を体験しにお越しください。