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どんな環境に生まれても、夢をあきらめない未来を 海士町から世界へ―子どもたちの可能性を、あなたの寄付が広げます

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 52,000

1%

目標金額:5,000,000

達成率
1%
支援人数
2
終了まで
81
/ 90

島根県海士町(しまねけん あまちょう)

寄付募集期間:2025年7月1日~2025年9月28日(90日間)

島根県海士町 × ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

海士町は、島根県の北に浮かぶ隠岐諸島の一つで、1島1町の小さな島です。人口は約2300人。雄大な自然、豊富な海産物、そしてIターン者が2割という地域活性化の先進地として知られています。
そしてこの島に暮らしている子供たちは、限られた環境の中でも「地域をもっとよくしたい」と未来を見据えています。
このプロジェクトでは、海士町の第3期創生総合戦略に掲げられた『海士ならではの「魅力あるひと」を育む』の実現に寄与することを目指しており、児童養護施設の子どもたちとの交流や、海外(トロント)での異文化体験を通じて、多様な価値観に触れ、自己探求を促し、問いを立て、変化を生み出すリーダーシップを育む機会があります。また、留学体験後もつながりを持ち続けられるコミュニティの構築や、継続的な支援を行うことで、新しいことや既存のものをより良く変えていこうとする姿勢を持ち、挑戦し続ける人材の育成を目指しています。

「島から世界へ」。海士町の子どもたちが挑む、未来への第一歩

島根県・海士町。
人口およそ2,300人のこの小さな島で育つ子どもたちは、限られた環境の中でも「世界を知りたい」「地域をもっと良くしたい」と、未来を見据えています。

その想いを形にするのが、短期海外研修プログラム「Study in America(SIA)」。
全国から集まる児童養護施設の子どもたちと共に、カナダで「子どもアドボカシー」について学ぶこの取り組みを通じて、海士町の中高生たちは、海を越えて世界とつながる体験をしています。

広い世界を知り、島の可能性を見つめ直す

「子どもにも社会を変える力がある」——そう語ってくれたのは、海士町に暮らす高校生・Mさん。

彼女はSIAを通じてカナダを訪れ、現地の社会課題や子どもの権利について学びました。
そのなかで、児童養護施設で育った日本の子どもたちとも共に行動し、学び合う機会がありました。

カナダの施設支援団体を訪れ、制度や社会の仕組みと向き合うなかで、「ただ“与える”のではなく、仕組みそのものを変えていくことが、本当の支援になる」と気づいたといいます。

そして今、彼女は地元・海士町の課題にも改めて目を向けています。
後継者不足が進む農業、変わりゆく自然環境。自分の島の未来のためにできることを考え始めています。

島の子どもたちに、「地域の未来を変える力を育む体験」を

このプロジェクトは、海士町で育つ中高生が、「世界を知り、自分と地域の未来を考える力」を育むための学びの場です。
同時に、同じ研修に参加する児童養護施設で暮らす子どもたちとの出会いも、子どもたちの価値観を大きく広げる経験になります。日本では、多くの児童養護施設の子どもたちが困難な現実に直面し、その影響が進学や就職などにも及んでいます。児童養護施設出身者の大学進学率は22.6%。一方で全国平均は59%を超えています。

地元に児童養護施設がない海士町では、出会うことのなかった社会課題にも触れ、「子どもが自ら声を上げ、変化をつくっていく」という力に感動したと言います。

あなたの寄付が、「子どもたちと地域の未来を変える力」になります

2024年の夏に、8人の子どもたちがカナダ・トロントへ旅立ちました。

「見るもの、触れるもの、何もかもが人生で初めての経験だった」
「自分にも、何にでもなれる可能性があると信じられた」

子どもたちの目に映る世界が、留学を通じて変わっていくのを、私たちは何度も見てきました。このプロジェクトは、彼らの内側に眠る力を呼び起こすきっかけになるのです。

海士町の子どもたちは、世界とつながる経験を通して、「地域をより良くしたい」「自分の想いを社会に届けたい」という意識を育んでいます。

この体験が、やがて地域を支える担い手へとつながっていく——
そう信じて、私たちはこのプログラムを続けています。

寄付金の使い道

2026年も、夏休み期間に第4期の海外短期留学を実施予定です。いただいたご寄付は、以下のような費用に活用させていただきます。

・渡航費・パスポート取得・備品購入などの渡航準備費用
・海士町での集合研修やオンライン研修などの事前研修費用
・カナダトロントへの渡航費、現地での宿泊費用
・帰国後の報告会や進路支援の伴走サポート

子ども一人あたり約100万円の費用がかかります。目標金額を下回った場合、上回った場合でも、プログラムは必ず実施します。

【プログラム実施内容】

1.事前説明会・面談
・本プログラムについてのインプット
・対象者の状況確認・必要な支援の共有、検討

2.参加者事前研修
・国内での開催(海士町での集合研修を想定+オンライン)
・渡航に向けた基本的な知識、留意点の共有
・英語研修等

3.海外スタディーツアー

4.参加者帰国後報告会
・各自学びや経験内容について発表

5.伴走支援
・進路や資金面でのサポートを実施

【プログラム実施内容】

プロジェクト・スケジュール

2026年夏休み期間での短期留学に向けて、以下のように準備しています。

2026年2~3月 参加を希望する子どもへの面談、参加者の決定
2026年5月 事前研修①(参加者同士のチーム・ビルディング)
2026年6月 事前研修②(短期留学における各自目標設定)
2026年7月 事前研修③(渡航前の事前準備物、注意事項などの共有)
2026年7~8月 (夏休み期間中) 海外スタディーツアー
2026年10~12月 次年度に向けた振り返りと帰国後の報告発表会

プロジェクト・スケジュール

海士町から世界へ――「子どもの声に耳を傾けられる“グローバルな教師”になりたい」

◇2期生(2024年参加) Iさん

3歳から海士町で育った15年間の中で、島の自然の美しさは心の支えとなっています。カナダ留学プログラムへの参加は「人生でそう何度もないチャンス」と感じ、迷わず決断しました。

プログラム中、児童養護施設で育った高校生たちと共に過ごし、彼らの強い心に感銘を受けました。公聴会では、カナダの子どもたちが、自分の想いを堂々と大人に伝える姿に圧倒されました。それぞれが異なる背景や想いを抱えていながら、強い意志を持って発言している姿に胸を打たれ、「自分もこんなふうに、声を届けられる大人になりたい」と思いました。

参加する前は、日本の学校で教員になれたらと考えていましたが、今は「もっと世界を知りたい」「海外での学びや暮らしに挑戦したい」という気持ちが芽生えています。そして、自分が目指す教師像も変わりました。子どもの声をしっかりと聞き、その声を学校現場で反映できるような、アドボカシーの視点を持った教師になりたいと思っています。

寄付者のみなさまへ

子どもたちは、自分が生まれ育った環境を自ら選ぶことはできません。そして、その環境が未来の可能性を制限してしまうこともあります。しかし、私たちはその可能性を広げる力を信じています。

離島である海士町の子どもの保護者の方々もまた、子どもたちにたくさんの貴重な体験を届けたいと願い努力を重ねています。それでも、子ども一人ひとりが持つ夢や希望をすべて叶えるには、多くの壁が存在します。

ぜひ、ふるさと納税という形で、子どもたちの未来を応援してください。
小さな離島から生まれる大きな一歩を、あなたの力で後押ししていただけませんか?

海士町長 大江和彦 メッセージ

日頃より海士町を応援してくださり誠にありがとうございます。
海士町では島民一丸となって承前啓後の考え方を根底に「海士町の新時代」という次なるステージへ飛躍するため、島の様々な挑戦を推進しながら、一層魅力的な町を目指してまいります。
ガバメントクラウドファンディングを活用して、第3期海士町創生総合戦略「地域経営人口プラン~みんなでしゃばるまちづくり2.0~」に基づき、町の掲げる3つの「かん」(ひとの還流、暮らしの環境、里山里海の循環)を推進する新たな挑戦が増えていくことを願っております。
私たちの取り組みをぜひあたたかい目で見守ってくださいますと幸いです。
海士町のまちづくりを応援してくださる皆様からのご協力を心からお待ちしています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

島根県海士町

海士町は、日本海の隠岐諸島に位置する人口約2,300人の島です。
ユネスコ世界ジオパークに認定され、豊かな海、豊富な湧水など自然環境に恵まれ、自給自足のできる半農半漁の町で、鎌倉時代に後鳥羽上皇が島流しにされた場所でもあります。
「ないものはない」をスローガンに掲げ、近年は人口減少を食い止めるための多様な教育・交流施策の挑戦により、離島・過疎地でありながらも若者の賑わいが創出されています。