飼い主のいない猫を増やさない!【たかまつwithにゃんこプロジェクト2025】

カテゴリー:動物 

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寄付金額 252,000

16.8%

目標金額:1,500,000

達成率
16.8%
支援人数
22
終了まで
61
/ 92

香川県高松市(かがわけん たかまつし)

寄付募集期間:2025年7月1日~2025年9月30日(92日間)

香川県高松市

プロジェクトオーナー

近年、野外で繁殖した飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)の糞尿や鳴き声等により、市民の生活環境が損なわれるという事態が、全国的に社会問題となっており、本市においても、市民から野良猫に関する苦情や相談が多く寄せられているところです。

また、保健所に収容される猫の多くは、ケガを負った野良猫や、幼い猫であり、さぬき動物愛護センターにおいて譲渡に努めているものの、「収容中に亡くなってしまった」、「譲渡に向かない」といった理由から、その多くが殺処分となっています。
このような地域課題を解決するため、本市では、野良猫の無秩序な繁殖を抑えることを目的として、2021年度から飼い主のいない猫への不妊去勢手術費用の一部を助成する事業を実施しています。

このプロジェクトを通じて、本市の野良猫や犬猫の殺処分の現状を多くの方に知っていただき、動物の命の大切さや、人と動物のより良い関係について、改めて考えていただく機会になれば、と考えております。

野良猫の殺処分、少しでも減らしたい!

保健所に収容され、殺処分される猫のほとんどが野良猫です!

<高松市の野良猫を取り巻く現状>

猫は、ペットとして飼い主の生活に潤いや喜びを与えてくれる存在である一方、無責任な飼い主による飼育放棄や、無責任なエサやりによって、飼い主のいない猫(野良猫)が繁殖を繰り返すことにより、周辺環境の悪化、保健所への収容・殺処分数の増加など、さまざまな問題を引き起こしています。

市民の中には、猫が好きな人もいれば、嫌いな人もいて、多様な人たちが暮らす地域社会においては、野良猫による糞尿や鳴き声などの被害を引き金に、市民間でトラブルに発展するケースも多々あります。

くり返しになりますが、本市の保健所に収容される猫の多くは野良猫です。事故などにより負傷した猫や産まれてまれて間もないうちに遺棄された猫は、状態も悪く、元の飼い主が現れることもないため、やむを得ず殺処分になっています(グラフを参照)。

本市では、これまでも野良猫への無責任なエサやりを行う方への指導や、放し飼いや飼育を放棄しようとする飼い主に対して、完全室内飼育や終生飼養等について啓発を行ってまいりましたが、依然として、屋外には数多くの猫が徘徊し、繁殖や事故の危険にさらされているのが現状です。

これらの問題を解決するため、そして、私たちが目標としている「人と動物との調和のとれた共生社会」を実現するためには、引き続き、野良猫がこれ以上増えないよう取り組んでいくことが必要不可欠であると考えています。

猫の収容等の状況(2024年度)

市民の生活環境の保全と調和を図る!

野良猫に悩まされず、市民が安全に安心して生活できる環境を守りたい!

保健所には、市民から飼い猫や野良猫に関する苦情相談が日々寄せられており、一年間に寄せられた苦情は約1,000件(2024年度)にも上ります。そのうち81%は、猫による被害や迷惑に関するものであり、その具体的な内容として、無責任なエサやりで増えた野良猫によって、敷地が糞尿で汚される、農作物が荒らされる、鳴き声で眠れないなどといったものが挙げられます。

周辺環境や生活の平穏を害された人々や、元々猫が苦手な人々にとっては、多数の野良猫の存在は大きなストレスであり、そのことによって、住民同士のみならず、罪のない野良猫に対しても怒りや憎しみなどの感情の矛先が向けられることも少なくありません。

野良猫に不妊去勢手術を受けさせることで期待される効果は、野外の過酷な環境(交通事故、感染症など)にさらされたり、保健所に収容・殺処分される不幸な猫を減らすことだけではありません。

私たちは、野良猫の過剰な繁殖を抑えることにより、人間の生活環境に及ぼす影響を少しでも緩和し、市民の生活環境を守ること、ひいては、地域で生活する人々みんなが、憎しみ合うことなく、無理なく動物や他人を許容し、共生していくことのできる社会が実現されることを何より期待しています。

保健所に寄せられた猫に関する苦情相談状況(2024年度)

野良猫に、不妊去勢手術を実施!

野良猫を増やさないためのTNR

高松市では、「協働のまちづくり」を推進しており、野良猫による糞尿被害等の地域社会における共通課題の解決を図るために、ボランティア活動の一環で、野良猫の不妊去勢手術に取り組んでいる方がおられます。

また、一般の市民の中にも、殺処分される動物を減らしたい、生活環境を守りたいといった理由で、野良猫に不妊去勢手術を受けさせたいという意欲を持った方が多くおられます。

その方たちが主体となり、市内の住宅地等に生息する野良猫を捕獲し、協力動物病院で不妊去勢手術と耳カット(手術済みの目印として耳先をカットする処置)を受けさせた後、猫を元の生息場所へ戻すという活動を行っています。

このような活動は一般に、TNR活動(T:Trap(捕獲する) N:Neuter(不妊去勢手術をする) R:Return または Release(元の場所に放す))として知られており、地域における野良猫の繁殖を抑制することで、糞尿被害等の問題を緩和し、さらに保健所の収容・殺処分数の減少にもつながるため、野良猫問題の有効な対策の一つと考えられています。

寄附金の使い道

集まった寄附金は、「飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業」に使わせていただきます!

◆目標金額を達成できなかった場合でも、皆さまから寄せられた貴重な寄附金は、飼い主のいない猫(野良猫)の不妊去勢手術支援事業として活用させていただきます。

◆また、目標金額以上の寄附をいただいた場合は、殺処分の減少を目指すため、高松市動物愛護管理基金に積み立て、今後の支援事業に活用させていただきます。

2024年度 飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業 実績

2024年度のクラウドファンディング(7/1~9/30実施)では皆様からの多大なるご支援をいただきました寄付金は、2024年度 飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業に全額活用することができました。改めまして心より御礼申し上げます。

高松市では、飼い主のいない猫による悩み事の解決につなげたいという思いから、申請者の方にTNR活動に至った経緯や、TNR活動中のお話などを詳しくお伺いしています。

「迷い込んできた猫にエサを与えていたら仔猫を産んでしまった」、「毎年春先になると、どこからか仔猫がでてきては、交通事故にあっているのを見かける」というお声が多い一方、「ここ最近は子猫を見かけない」、「耳カットした猫しか居ない」というお声も聞くようになりました。

実際、TNR活動を継続していこうという相談者の方々が増えております。今年度も引き続きTNR活動のさらなる推進を目指してまいります。

不幸な命はもうストップ!

少しずつだけど・・・

関係者からの思い

保健所職員の思い

保健所には、年間を通して非常に多くの野良猫が収容されています。それらの猫の命をつなぐため、ミルクボランティアや譲渡ボランティアのご協力をいただきながら、新しい飼い主の方への譲渡に取り組んでいますが、それでもなお、殺処分せざるを得ない猫がいることも事実です。 

この事業を開始してから、野良猫の収容数・殺処分数が徐々に減ってきており、また、TNRが行われている地域からのご相談は少なくなってきている印象があり、事業の成果が出てきていることを感じています。

この事業に即効性はなく、継続して実施していくべきプロジェクトであり、TNRを行う市民の方や協力動物病院の献身的な努力と情熱のもと、私たち職員は、そのための重要な施策である「飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業」に全力で取り組んでまいりますので、是非ご支援のほど、よろしくお願いします。

協力動物病院の先生たちの思い

野良猫の不妊手術を行う際には、すでに妊娠していることも多く、やはり、野良猫に不妊去勢手術を行うことは、住民の生活環境の改善につながるだけでなく、次世代の不幸な命を生み出すことを防ぐことにつながります。

不幸な猫を少しでも減らすため、そして、そこに生活する人たちの生活環境を守るため、私たちの力が少しでもお役に立てれば幸いです。

協力動物病院の先生たちの思い

TNRを行った方たちの声

高松市の事業がスタートしてから、ずっとTNR活動を行ってきました。

高松市が取り組もうとしている野良猫の不妊去勢手術の助成事業は、いま生きている野良猫たちの命はそのままに、次に産まれてくる不幸な猫たちをこれ以上増やさないという、とても重要な取組みであると思います。
活動を続けていると、TNRを行った地域に、手術をしていない新たな猫がやってくるため、地域を広げて手術をすることがよくあります。
また、「手術をしたい気持ちはあるが、野良猫を捕まえて病院へ運ぶことまでは、年齢的に出来ない。」という人からの相談を受けることもあり、その場合は、不慣れな土地での活動となり、誰か協力してくれる人がいてくれたらと感じることがあります。

TNR活動への認知が進み、協力者が増えれば、野良猫問題はもっともっと早く解決すると思われます。高松市には、今後も、事業を継続していってもらいたいと思います。

TNRを行った方たちの声

寄附者のみなさまへ

飼い主のいない猫を増やさない!「たかまつwithにゃんこ」を目指して

高松市長 大西 秀人 からのメッセージ

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本市では、人と動物の共生する社会を目指し、動物愛護精神の普及啓発や殺処分減少に向けた取組を推進しております。

しかしながら、依然として、多くの猫が保健所に収容されるとともに、野良猫に悩まされている市民の方から、相談や苦情が寄せられている状況でございます。

このため、今年度も引き続き、更なる野良猫の殺処分の減少と市民の生活環境を保持するため、野良猫の不妊去勢手術への支援を継続してまいります。

昨年度に寄附を頂いた方々からは、「これからも小さな大切な命をお守りください。」、「このプロジェクトを心から応援しています。」、「猫の殺処分0を願っています。」など、数多くの心温まる応援メッセージを頂戴しております。

動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、人にとってかけがえのない存在です。

このプロジェクトが、動物の命の大切さを尊重し、理解し合える優しいまちの実現に向けた、第一歩になるものと期待しております。

お礼

本プロジェクトのご支援に、心より御礼申し上げます。寄附をいただいた方で、氏名公表を可と選択された方につきましては、お名前を本市ホームページに掲載させていただきます。

不幸な動物を少しでも減らし、人と動物との調和のとれた共生社会が実現できるよう、飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業に誠心誠意取り組んでまいります。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年07月29日 13:00

    香川県東京事務所のFacebookとInstagramに掲載されました♪

    『飼い主のいない猫を増やさない【たかまつwithにゃんこプロジェクト2025】』について、香川県東京事務所のFacebookとInstagramに掲載されました♪

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香川県高松市

高松市は、北は多島美を誇る海の国立公園、瀬戸内海に面し、南は讃岐山脈を臨む、風光明媚で温暖な人口約41万人を擁する中核市であり、香川県の県庁所在都市です。

高松市では、風光明媚で自然と都市機能が調和した海園・田園都市の魅力を更に磨き、活用しながら、まちづくりに取り組んでいます。

今後は、人が集い、未来に躍動するまちとして、暮らす人・訪れる人、それぞれがWell-being(※心身ともに満たされた状態を表す概念)な心地よさを感じ、国内外問わず注目される魅力あるまちを目指してまいります。

皆さん、「人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松」の魅力を、一つでも多く発見していただき、そして、高松市政へ関心を持っていただくとともに、ぜひ一度本市へお越しください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 毎回応援しています!人と猫たちのために、これからも応援したいので、ぜひ続けて欲しいです!!

    2025年7月20日 21:19

  • 良い取り組みだと思います!
    応援しています!

    2025年7月20日 17:19

  • 毎年犬猫を救うためにこのような活動をしてほしいと思います。応援していますのでぜひよろしくお願いします!

    2025年7月15日 13:12

  • 毎年犬猫を救うためにこのような活動をしてほしいと思います。応援していますのでぜひよろしくお願いします!

    2025年7月15日 13:10

  • 子猫や野良猫のケンカする声が明らかに減りました。これかもボランティアさんと協力して不幸な猫を減らしてください。

    2025年7月13日 15:41

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