消滅の危機! 歴史ある建物や伝統行事を守りたい!(第2弾)
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 439,000円
目標金額:15,000,000円
- 達成率
- 2.9%
- 支援人数
- 15人
- 終了まで
-
88日
/ 184日
兵庫県神戸市(ひょうごけん こうべし)
寄付募集期間:2025年7月1日~2025年12月31日(184日間)
兵庫県神戸市

神戸市では国宝などの「指定等文化財」に加え、これまで保護の対象とされなかった歴史的な遺産を認定し、それらを含めて「神戸歴史遺産」と呼んでいます。
古民家などの建物、獅子舞などの土地に伝わる伝統行事…少なくとも6000件を超える歴史遺産があると考えられています。地域の人々によって大切に守られてきた歴史遺産は、近年の急速な社会情勢の変化により、その地域だけで支えるには、危機的な状況に直面しています。神戸の貴重な宝である歴史遺産を受け継いでいくために、ふるさと納税による寄附を活かして守っていきます。
神戸の宝として、神戸歴史遺産を守りたい。
幼い頃に行った故郷のおまつり、毎年初詣に行った地元の神社。
これらはすべて日本の長い歴史の中で育まれ、今日まで守り伝えられてきた日本の宝である歴史遺産のひとつです。しかし、これまでは歴史遺産の中でも国宝や重要文化財といった「指定等文化財」のみが保護・支援されてきました。そのため、今まで保護の対象とされなかったおまつりや神社・お寺、古民家などの歴史遺産は、それを守る人々の高齢化による人手不足、修理に高額の費用がかかる、災害による崩壊といった理由で、人知れず消えてきました。今も全国でたくさんの歴史遺産が刻々と消滅していっています。神戸市内も例外ではありません。
消滅の危機にある大切な神戸歴史遺産を守るため、ご寄附を助成金として活用させていただきます。
※申込時に「自治体からのアンケート欄」にて、応援したい個々の神戸歴史遺産を選択することができます。またすべての神戸歴史遺産を支援していただくことも可能です。
対象の神戸歴史遺産と守る人たちのコメント
2025年度助成対象の神戸歴史遺産の紹介とそれぞれを守る人たちからのコメントです。
①龍華院庫裏の防火設備修理

龍華院は歴史のある性海寺の塔頭寺院であり、庫裏の屋根は全国的にも珍しいかやぶき屋根です。性海寺本堂が2022年に焼失し、以前より一層歴史的遺産の保全の必要性を感じました。当院の消火設備のポンプ及びポンプ庫の経年による故障・損傷のため、早急に修理する必要があります。
②下谷上の舞台のかやぶき屋根修理

下谷上の舞台は昭和43年に国の重要有形民俗文化財の指定を受けました。天保11年に再建された記録があり、185年以上の歴史をもつ古い農村歌舞伎舞台です。この歴史ある農村歌舞伎舞台を地域の住民と一緒に活用し守っていき、そして次の世代に引き継ぐためにも神戸歴史遺産制度を活用し文化財を継承していきたいと思います。茅葺き屋根の修理はおおよそ10年に一度おこなわれ、今回も屋根の総葺き替えをおこないます。
③前田家住宅のかやぶき屋根修理

私たちは、築260年以上とされている茅葺家屋である前田家住宅を次の世代へと受け継ぐまでの間、自分たちも新しい文化の1ページだという気持ちで大切に使いながら暮らしています。変わらないために変わる。柔軟な神戸らしい文化財との向き合い方を同じ時代に生きる皆さんとも触れあえることに、とても感謝しています。今ではめずらしい茅葺きのため、屋根の傷みが著しくなりました。貴重な文化財を保全し後世に継承していきます。
④有馬芸妓文化公演会

湯女(ゆな)を起源とする有馬芸妓は、踊り、長唄、小唄、お囃子など数々の伝統芸を継承しながら、今もなお歴史を刻み続けています。そんな有馬芸妓の踊りやお座敷あそびを気軽に楽しめる場として、「芸妓カフェ一糸(いと)」を営業しています。
神戸歴史遺産支援事業として、7月から来年3月まで計60回、有馬おどり無料公演事業を行います。多くのお客さまのご来場をお待ちしております。
⑤無汸庵の修理

神戸御影の茶室「無汸庵」は、綿貫宏介による無汸古流の茶の精神を映す他にない文化財です。東西の美意識が融合した神戸ならではの空間芸術は、年月を経て、各部補修が必要となりました。この唯一無二の芸術と精神文化を次世代へ継ぐため、アートや建築を志す若者が本物に触れる場を守るため、その第一歩として最低限の補修を実施したく思います。ご寄付により志を共有頂けますならば千年の知己を得るが如く幸福と存じます。
⑥旧松森医院本医院棟の修理

神戸市淡河町にある旧松森医院本院棟は、昭和初期の病院建築の特徴をよく残しています。長らく空き家のままでしたが、「都市と里山をつなぐ多世代交流拠点」「交流カフェ」「ギャラリー」として新たな息吹を取り戻そうとしています。当時の建築意匠を残しながら、新しい役割を担うこの建物は、地域のシンボルとして存在感を放っています。創建時の姿を後世に伝えるとともに、現役建物として適切に維持していくことを目指しています。
⑦幸殿社の環境整備

幸殿社は、宝暦2年(1752)7月、旧野田村(神戸市長田区野田町)の鎮守として創建されました。戦災で本殿などは焼失するも、昭和30年代に再建され、現在まで続く由緒ある神社です。外壁には玉石垣づくりと言う神戸では滅多に見ない技術で作られ、地域の大きな尊崇を受けていた跡が見受けられます。近年、阪神淡路大震災で受けたダメージの影響が大きくなり、保全に努めていました。この遺産を100年、1000年と守り継ぐのが我々の義務です。
⑧「武井家伝来絵画資料(粉本)」のデジタル化

「武井家伝来絵画資料(粉本)」は、神戸市須磨区板宿地区の旧家武井家に伝わった、2,000点を超える江戸~明治時代初期の画家の下絵や画稿、古画の模写、写生帖などの作品群です。現在本資料を管理する百耕資料館では、昨年度、ホームページ上にその一部をご紹介するデジタルアーカイブを設けました(781点を公開中)。皆様により多くの作品をご覧いただけるよう、未公開品のデジタル化を進めたく、ご支援をお願い申し上げます。
⑨おんたき茶屋の修理

明治時代以降、神戸の居留外国人のレクリエーション登山に習い、このような六甲山の茶屋が拠点となって毎日登山の習慣が神戸に根付き、全国にハイキング文化が育っていきました。まさに神戸の、また日本全国の山遊びの原点と言える場所です。海と山に挟まれた神戸というまちの魅力を世界に発信できる施設として未来永劫残していく為の保存改修工事費に使わせていただきます。素晴らしい場所です。皆様も癒されにいらしてください。
⑩すべての神戸歴史遺産
上記①~⑨のすべてを応援したい場合は、こちらをご選択ください。①~⑨の神戸歴史遺産に分配して支援されます。
神戸歴史遺産の支援の仕組み
歴史遺産を守るためにふるさと納税を集める。これは全国でもたくさん行われています。しかし、神戸市では、全国でも珍しく、集めたふるさと納税にそれと同じ額の市費をプラスして、神戸歴史遺産に支援しています。これにより、神戸歴史遺産を守る方々の負担をとても軽くすることができ、よりたくさんの歴史遺産を保護することに繋がっています。

これまでに支援した神戸歴史遺産
認定神戸歴史遺産や指定等文化財の建物などを、これまでもふるさと納税により支援してきました。皆さまの多くのご支援で傷んだ建物の補修や知られざる歴史遺産のPRをすることができました。

ふるさと納税の使い道
神戸市では「神戸歴史遺産」に認定した伝統行事のPRや、お寺、古民家などの保存・修復に助成しています。
あなたからいただいたご寄附は、これらの事業の助成金として活用させていただきます。
*目標金額以上の寄附をいただいた場合や目標金額を達成しなかった場合でも、本プロジェクトに活用させていただきます。
ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
兵庫県神戸市

神戸は、国際貿易港を中心に発展してきた都市であり、海と山、魅力ある街並み、そして、美しい田園に恵まれた多様性のある街です。また、1868年の開港以来、多くの外国人が移り住み、常に海外からの多様な文化や新しい気風を取り入れながら、国際都市・神戸として個性豊かな発展を遂げてきました。
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