人と猫が共に生きられる高知県を目指して-地域猫活動を通じて、人も猫も幸せな社会へ-
カテゴリー:動物
寄付金額 171,000円
目標金額:3,000,000円
- 達成率
- 5.7%
- 支援人数
- 9人
- 終了まで
-
40日
/ 90日
高知県(こうちけん)
寄付募集期間:2025年7月3日~2025年9月30日(90日間)
高知県

高知県では「人と動物の調和の取れた共生社会」の実現を目指し、動物愛護センターの整備と並行し、地域猫活動の推進、譲渡促進、終生飼養の啓発など、県民の皆さまと連携した取組を進めています。クラウドファンディング等によるご支援のもとTNR活動にも力を入れ、収容される猫は減少傾向にありますが、授乳期の子猫の収容は続いており、根本的な解決には至っていません。
今年度からは、地域猫活動の推進を通じて、「不幸な命」と「猫によるトラブル」両方を減らす取り組みを強化していきます。一頭でも多くの命を救い、人と猫が幸せに暮らせる高知県を実現したい。私たちの願いに、どうか温かいご支援をお願いいたします
1.行き場のない命を生み出しているのは…
高知県の目指す「人と動物の調和の取れた共生社会」とは、家庭でペットとして飼われている動物に限らず、飼い主のいない動物たち1頭1頭にも居場所があり、人も動物も困らない、幸せな生活を送ることのできる社会を思い描いています。
1頭でも多くの命を繋げるため、高知県では授乳期の子猫を育てていただくミルクボランティアの方々に協力いただきながら、殺処分を減らす取組を進めています。
しかし、たくさんの子猫が生まれてくる現状では、対応が追いつかず、殺処分せざるを得ないのが実態です。
高知県が目指す『人と動物の調和の取れた共生社会』に近づくためには、収容される猫たちを減らす取組が必要だと考えています。
みなさんは、外で暮らす猫たちのことを考えたことがありますか?
そもそも、なぜ飼い主のいない猫が現れるのでしょうか。
背景には、次のことが考えられます。
〇無責任な餌やり
猫の高い繁殖力に加え、不妊去勢手術をせず飼い主のいない猫に対する「無責任な餌やり」行為により繁殖の機会を増やしてしまう。
周辺の生活環境への影響があることから苦情として自治体が対応することも多く、近年では報道や SNS で取りあげられる等、社会的な問題としても注目されています。
〇遺棄・捨て猫
引越しや、病気になった等を理由に飼えなくなったからと安易に遺棄し、外で繁殖をしてしまう。
〇多頭飼育崩壊
経済的困窮や社会的孤立の果てに、家の中や庭先で猫を増やしすぎて管理ができなくなってしまった結果、「多頭飼育崩壊」を起こしてしまう。
〇飼い猫の外飼い(放し飼い)
飼い猫を外に出すことで知らないうちに妊娠をし、繁殖をしてしまう。
このように、行き場のない命を生み出してしまっているのは【人】であるにも関わらず、飼い主のいない猫の存在だけが問題視され、その多くは過酷な外の環境で一生を終えるのが現状です。少しの知識や意識が不足することにより、動物を愛する気持ちから始まったはずの行為が、やがて猫にも人にも大きな苦しみをもたらしてしまっているのです。
2.飼い主のいない猫を増やさないことが、命と地域を守る
猫の命を守るため、そして地域でのトラブルの解消のために、私たちができることがあります。
それが「地域猫活動」です。
「地域猫活動」とは、飼い主のいない猫によるトラブルを減らし、猫も人も安心して暮らせる地域を目指す取組です。地域の住民が猫の問題を共通の課題として認識し、話し合いを重ねながら、行政やボランティアの方々と協力して進める活動です。
この活動により猫を適正に管理することで、事故や殺処分で命を失う猫を減らすことができ、また、住民同士のトラブルを防ぐことで、人と猫が共に暮らせる社会づくりにつながるという、大きな効果があります。
「地域猫活動=地域によるTNRM活動」には、地域住民との話し合い、資金集めや広報、地域の清掃、猫の見守りやパトロールなど、 幅広い役割がありますが、その中でも特に重要なのが、「M」活動です。
T(Trap):猫を捕獲する
N(Neuter):不妊去勢手術を行う
R(Return):元の場所に戻す
M(Management):手術後も見守りや管理を続ける

これまで県では、TNR活動を普及するために支援をしてまいりましたが、TNRだけでは問題が解決しないことが多いのが実状です。
そのため、重要になってくる活動が、M=管理(Management)です。
【M(管理)がないと起きる問題】
〇新たに流入する猫が把握されておらず、別に新しい猫が住み着き、結局繁殖が止まらない。
〇TNRを行っているが効果が見えず、いつまでも終わらない活動となってしまう。
〇餌場が汚れたりトイレの管理がされず、地域住民とのトラブルが起きてしまう。
など…
つまり、「手術して終わり」ではなく、その後の管理を続けることで、猫と地域が共に安心して暮らせるようになります。
【M(管理)の具体的な内容と効果】
〇定期的な見守り・パトロール
頭数を把握し、猫が増えていないかを確認することで、追加の不妊去勢手術を行うことができる。
〇給餌と清掃のルール化
決められた場所と時間に適切に餌やりし、食べ残しを片付ける、トイレの管理をすることで、周囲への迷惑や不衛生を防ぐことができる。
〇地域住民とのコミュニケーション
住民に状況をお知らせし、理解と協力を得ながら活動を続けることで、餌やりさんやボランティアの方々だけの問題とならない。
〇管理されている地域は遺棄が減る
地域住民で見守ることで、遺棄犯罪の防止につながる。
など、地域によるTNRにMが加わることで、より効果的な活動となります。
TNRは「スタートライン」であり、 M(管理)が加わることで「持続的な成果」につながるというイメージです。
高知県では、持続的な活動につながる「地域猫活動」を推進するため、「地域猫活動」に伴う不妊去勢手術費用への支援を行っている市町村に対し補助を実施し、皆さまからのご支援を通じて、「これ以上、不幸な命を増やさない」ための活動を後押ししたいと考えています。
3.クラウドファンディングを活用する事業の概要とこれまでの成果



「地域猫活動」は、人と動物が共生する社会をつくるために欠かすことのできない重要な取組です。県内各地で地域猫活動に尽力される皆さまに心より感謝申し上げますとともに、高知県としてこれからも人と動物の共生社会の実現に向け、取組を続けてまいります。
このクラウドファンディングを通じていただく寄附金は、持続的に地域猫活動を推進するために活用させていただきます。皆さまの温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
・当該クラウドファンディング型ふるさと納税により募集する寄附は、負担付寄附ではありません。
・いただいた寄附金は、目標金額を上回った場合、下回った場合ともに、地域猫活動を推進するための事業の実施にかかる経費として活用させていただきます。

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お礼の品のご紹介
5,000円以上の寄附をしていただいた高知県外にお住まいの方に、寄附金額に応じて返礼品をお送りします。下記の返礼品からお選びください。
現在進捗情報はありません。
高知県
高知県は、輝く太陽のもと、黒潮打ち寄せる変化に富んだ海岸線をはじめ、四万十川に代表される清流や緑深い山々など、美しく豊かな自然に恵まれています。
あわせて、坂本龍馬や吉田茂など、数多くの先人・偉人を輩出してきた歴史と風土があります。
高知の自由で豪快な気風は、「いごっそう」や「はちきん」と呼ばれる、おおらかな中にも芯の通った県民性を育み、アイデア豊かな土佐人の知恵と行動力は、こだわりのある園芸作物や産業技術を生み出しました。また、「よさこい祭り」に代表される個性豊かな地域の文化を発展させてきました。
こうした高知の良さを生かしながら、高齢者も子どもたちも、働き盛りの方々も、互いに心の絆を保ちつつ、将来に希望を持って暮らせる、そして県外の方々からも「ぜひ行きたい」「ぜひ住んでみたい」と思っていただける高知づくりを目指してまいります。
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