【絶滅危惧種メダカ】遺伝子攪乱の進むメダカを守りたい!
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 74,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 7.4%
- 支援人数
- 6人
- 終了まで
-
64日
/ 90日
兵庫県猪名川町(ひょうごけん いながわちょう)
寄付募集期間:2025年8月2日~2025年10月30日(90日間)
兵庫県猪名川町

【絶滅危惧種メダカ】遺伝子攪乱の進むメダカを守りたい!
日本人にとって最も身近といえる野生生物の一つであるメダカが絶滅危惧種とされていることを知っていますか?
近年、水環境の悪化や農村環境の開発、外来魚類の補食などの影響を強く受けて、全国的にメダカが激減してしまいました。
『私たちのメダカが今後、見られなくなる。そんなときが来てしまうかもしれない。』
そんな危機感をもとにできたのが、メダカを通して環境の大切さを学ぶことを理念とする「メダカの里構想」です。
一級河川猪名川の源流の町であり、自然を愛する人達が多く住む『猪名川町』にとって、人と生物との関わり合いの原点であるメダカは町の宝です。
ご協力よろしくお願いします。
消えていくメダカ

メダカは、童謡の「めだかの学校」で知られるように、日本人にとって最も身近といえる野生生物の一つです。しかし、近年は水環境の悪化や農村環境の開発、外来魚類の補食などの影響を強く受けて、全国的に激減してしまいました。
私たちのメダカが今後、見られなくなる。そんなときが来てしまうかもしれません。
また、近年問題になっているのが、メダカの遺伝子攪乱です。メダカは日本全国に分布していますが、日本各地で別々の地域集団に分かれていることが遺伝子解析などの研究によって明らかにされています。しかし、近年生息している地域の異なるメダカを放流する例が見受けられ、何万年もかけて形成された地域ごとの貴重な遺伝的多様性が失われているのです。
メダカの里ー固有メダカのいる猪名川町ー
猪名川町では、これらの状況を受け、メダカの保全に取り組むとともにメダカを育む環境の大切さを学ぶことが、自然の重要性を学ぶことにもつながると考え、平成23(2011)年に「メダカの里構想」を策定しました。
平成24(2012)年に調査を行ったところ、猪名川上流のメダカは遺伝子撹乱のされていない固有のクロメダカが現存していることが分かりました。私たちはこの貴重なクロメダカを後世に引き継いでいきたい、そう考えています。

そして生まれた猪名川町環境交流館

平成26(2014)年、のどかな田畑風景の広がる猪名川町笹尾地区に環境交流館は開設されました。
この施設は、閉館されることになった町営北プールの跡地を再活用し、地元の方々も協力のもと、使用されなくなったプールを埋め立て、ビオトープとして生まれ変わらせました。
絶滅危惧種とされ、遺伝子攪乱も進むメダカを守り、メダカとの触れ合い通じて自然や生命の大切さを子どもたちに知ってもらいたい、そんな環境に対する熱い思いを持った人々の思いが凝縮した施設。それが猪名川町環境交流館です。

メダカの里親と啓発活動
猪名川町環境交流館では、以下の事業を実施しています。
①メダカの里親活動
町民の方で『メダカを守りたい!』との理念に共感いただいた方を対象に、メダカの飼い方の講習を実施し、猪名川町固有のクロメダカをお渡ししたうえで繁殖にご協力をいただいております。これまで、100名以上の方々にご協力いただき、繁殖したメダカをビオトープに放流し、メダカの保全活動を実施しています。
②メダカをもっと知ってもらうための活動
メダカに関して、子どもたちや地域の方々にもっと知ってもらうための活動を日々行っています。


~紡がれていく生物多様性への思い~
環境省 環境カウンセラー
川西生きもの研究会 会長 牛尾 巧

現在、身近な地域の河川や田んぼ・用水路を観察しても変化が見られます。以前であれば、メダカやタニシ、ホウネンエビ、カブトエビ、カイエビなどが田んぼで多く観察できました。猪名川町のある田んぼの水路を網で1回すくうと何十匹ものメダカが網に入ったこともあるほどです。
しかし、今ではアメリカザリガニ、サカマキガイ、ヒラマキガイなどの外来生物が田んぼの主となってしまっています。
メダカは日本固有種で絶滅危惧Ⅱ類〔環境省〕です。メダカの減少は、共存していたニホンイモリやトノサマガエルなど多くのこれまで身近だった在来種の減少にもつながっています。
圃場整備や護岸工事等、くらしの向上と安全・安心が進められる中で、メダカが泳ぎトノサマガエルが鳴く田んぼや河川環境の保全が求められます。
NPO法人いながわメダカコムズ 宮原 知滉

私は幼少期から、環境交流館のイベントに参加していました。
その体験がきっかけとなり、日本の在来生物について関心を持つようになりました。
そして、現代でも馴染みのあるメダカを通して、日本在来の生態系に価値を感じる人が少しでも増えて欲しいと思い、NPO法人いながわメダカコムズに加入し、日々活動しています。
子ども達が生物と触れ合える機会は現代においてどんどん減ってきています。そんな中、この交流館の活動は非常に意義の大きなものです。
皆様の温かいご支援を是非よろしくお願いします。
寄付金の使い道
メダカの保全活動
皆さまからいただいた寄付金は、環境交流館の運営や生物多様性への啓発活動等「めだかの里構想」の推進のために活用させていただきます。
現在、施設の来館者数は毎年1,000人ほどですが、もっと多くの方にメダカや環境の大切さについて知ってもらうため、来館者数5,000人を目指して頑張ってまいります。
目標金額を上回ったり、目標に到達しなかったりした場合でも、メダカの保全活動に大切に使わせていただきます。ご支援よろしくお願いします!

寄付いただいたみなさまには
●メダカのオリジナル缶バッジについて
寄付をいただいた方には、環境交流館の運営メンバーが真心を込めてお作りした、メダカのオリジナル缶バッジをもれなくプレゼントいたします!

●メダカの里親について
20,000円以上寄付をいただいた方には、これまで町民限定となっていましたが、遺伝的に純粋な貴重種である猪名川町固有のクロメダカの『里親』になっていただけます。環境交流館にご来館いただければ、ペアのメダカをお渡しし、10年以上メダカにかかわり続けてきた環境交流館の運営メンバーが飼い方について丁寧にお教えいたします。(ご来館の際に、町から送付する『寄附金受領証明書』をお持ちください。)
※(注意) 交雑及び販売は行わないでください。
【メダカの里親の活動内容】
ご自宅でクロメダカの繁殖にご協力いただき、増えたクロメダカをまた環境交流館のビオトープに放流いただいております。期限等はございませんので、ご自身のペースで楽しみながらメダカを繁殖いただければと思います。

●寄付者名の掲示について
20,000円以上寄付をいただいた方で、公表を希望される方は、寄付者名を一定期間、猪名川町環境交流館に掲示します。(名前の公表を希望される方のみ。ニックネーム等は不可。掲載可能な氏名は寄付者氏名のみで、2万円以上寄付いただいた場合も1名分のみの掲載になります。)

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
兵庫県猪名川町
兵庫県と大阪府の県境、近畿地方のほぼ中央に位置する猪名川町。都市近郊にありながら、阪神地域の最高峰・大野山や猪名川の源流などの豊かな自然を、四季を通じて感じられるまち。町域の8割を占める兵庫県立自然公園などを背景に、昭和40年代から大規模な住宅地として開発が進み、鉄道の乗り入れやバス路線の整備、大規模商業施設のオープンなど、にぎわいと発展を続けてきました。阪神都市圏にありながら、全町が公園のような貴重な居住環境となっており、現在では約3万人が緑と暮らしていくことができる快適な住宅都市として親しまれています。
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