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アワビや伊勢えびの生育環境を守る「食べる環境対策」等、地域課題解決プロジェクト

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寄付金額 157,000

15.7%

目標金額:1,000,000

達成率
15.7%
支援人数
9
終了まで
受付終了

三重県(みえけん)

寄付募集期間:2025年7月1日~2025年9月30日(92日間)

三重県

プロジェクトオーナー

三重県南部の沿岸では「磯焼け」により藻場が激減し、要因の一つとされるアイゴなどの植食性魚類は、利用が進まず課題となっています。
また、野生動物による被害対策で捕獲が進むシカなども、ジビエとして活用されるのはわずか約10%にとどまっています。
これら未活用資源を地域の「もったいない」と捉え、高校生や食品事業者、飲食店などと連携して商品・メニューの開発を行い、消費拡大と資源循環の意識づけを進めます。
地域の所得向上とSDGsの実現を目指した取組です。

豊かな自然をつなぐ

「食べる環境対策」等、地域課題解決プロジェクト

現在、三重県南部の沿岸では、海の森と言われる藻場が減少する「磯焼け」が進行しており、2010年から2021年の約10年で、藻場が約80%減少する事態となっています。
この要因の一つとして、アイゴ等の植食性魚類による食害の拡大が考えられていますが、これら植食性魚類は、加工処理のしにくさ等の理由から、極めて利用率の低い魚種となっています。
また、野生獣による農作物等への被害対策として、シカ等の捕獲が進められるに合わせ、利活用に取り組む地域は拡大していますが、ジビエとして活用される捕獲獣の割合は、約10%程度にとどまっているのが現状です。 

しかしながら、こうした低利用食材は、地域の重要な資源であることから、地域の所得向上の観点からも、SDGsの観点からも、創意工夫による商品化、販路開拓、消費拡大など、各段階における積極的な取組が必要となります。

そこで、県内高等学校、食品製造事業者、ホテル・飲食店等と連携した商品やメニューの開発等に取り組み、低利用食材の有効活用や地域の所得向上と合わせ、資源を無駄にしない意識の醸成・定着を図ります。

実施する活動の詳細

「食べる環境対策」等、地域課題解決の推進

藻場を食害する植食性魚類や獣害対策として捕獲されるシカなど、環境の変化に伴って増加する食材について、県内高等学校や食関連事業者と連携した商品やメニュー開発、SNSを活用した情報発信等に取り組むことで、「食べる環境対策」や「いのちの有効活用」につなげます。
また、地域課題の解決を通じて、高校生に県内で働くことの魅力を伝えます。

「食べる環境対策」

環境変化に対する地域一体となった取組の拡大

藻場を食害する植食性魚類や獣害対策として捕獲されるシカなどの有効活用を進めていくことで、地域の方々に、環境意識や資源の有効活用に対する意識が醸成され、「食べる環境対策」等が拡大していくことが期待されます。

寄付金の使い道

①県内高等学校と県内食関連事業者とのマッチング
②低利用食材の現状と社会課題等に関する講座の実施
③低利用食材を利用した商品・メニュー開発、プロモーション及び情報発信

※目標金額に達した場合、達しなかった場合も、すべて上記事業に使わせていただきます。

取り組み内容

ジビエや藻場を食害する植食性魚類などの低利用食材の有効活用に向け、県内高等学校や食関連事業者と連携した商品やメニュー開発、SNSを活用した低利用食材の情報発信等に取り組みます。

①県内高等学校と県内食関連事業者とのマッチング県内高等学校から利活用する食材や解決したい課題などの希望を聞き取り、県内食関連事業者とマッチングを行います。

②低利用食材の現状と社会課題等に関する講座の実施。
 事業に参加する高等学校の高校生を対象に、低利用食材の現状と課題等への理解を醸成するとともに、新商品・メニュー開発や販路拡大手法の習得に資する講座を実施します。

③低利用食材を利用した商品・メニュー開発、プロモーション及び情報発信
 高校生自ら、地域課題解決のために最も効果的な方法で商品開発等を行い、大都市圏における展示商談会等でのプロモーション活動を行います。また、SNS等の媒体を活用して本取組の情報発信を行います。

三重県の思い

「食べる環境対策」を推進し、豊かな自然(海・山)を取り戻す

藻場を食害する植食性魚類等を有効活用し、誰でも簡単に取り組める「食べる環境対策」を推進することで、地域の活性化につなげるとともに、アワビや伊勢エビ等が生息する豊かな海を取り戻します。
また、捕獲されるシカ肉等を利用する「いのちの有効活用」を推進することで、農林産物への被害が軽減され、持続可能な農林業が営まれるようになります。

寄付者のみなさまへ

「食べる環境対策」へのご協力をお願いします。

豊かな自然を取り戻し、アワビ、伊勢エビ等の貴重な水産資源を回復させるとともに、持続可能な農林業が営まれるよう、皆様のご協力をお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品の紹介

  • 2025年08月01日 13:30

    【お知らせ】進捗状況のご報告

    日頃より三重県の取組を応援いただきありがとうございます。
    今年度、農林水産部では、食植性魚類(アイゴ)や捕獲獣(鹿肉)など、環境変化に伴って増加する低利用食材について、県内高等学校や食関連事業者と連携した商品・メニュー開発やプロモーションを実施することで、地域資源としての有効活用に取り組んでいます。
    7月までに、鳥羽高等学校、志摩高等学校、名張高等学校の3校の生徒の皆さんを対象に出前授業を実施させていただき、地域資源として活用する意義等への理解を促しました。
    8月には、低利用食材への理解をさらに深めるため、現地見学会の開催を予定しています。高校生が自分の目で見て、感じ、新たな気付きを得ることで、今後の商品・メニュー開発に自分事として取り組んでいただけるよう支援していきます。
    このように、今後も「食べる環境対策」を推進し、豊かな自然(海・山)を取り戻すための取組を進めていきます。
    引き続き皆様からの応援をお待ちしております。

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三重県

三重県は、人口約171万人(令和6年8月1日時点)、面積は約5,774平方キロメートルの海と山に囲まれた自然豊かな県です。
古くからお伊勢参りとして有名な伊勢神宮や、世界遺産登録から20周年となる熊野古道といった歴史的な観光名所のほか、自然を満喫できるレジャーや温泉、グルメなど、県内各所に様々な観光スポットが存在します。
三重県を応援したいという方は、ぜひご支援をお願いいたします。