【香川・殺処分ゼロ】不幸な猫を増やさない!猫とともに生きる観音寺市を目指して

カテゴリー:動物 

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寄付金額 67,000

6.7%

目標金額:1,000,000

達成率
6.7%
支援人数
7
終了まで
61
/ 85

香川県観音寺市(かがわけん かんおんじし)

寄付募集期間:2025年4月7日~2025年6月30日(85日間)

香川県観音寺市

プロジェクトオーナー

観音寺市には、飼い主のいない猫(野良猫)について、「糞尿の被害や鳴き声が気になる」「エサやりの影響で近隣に猫が集まってしまう」といったご相談が多く寄せられています。また、交通事故などで命を落とし、市に回収される猫の数も年々増えており、多くの猫が不幸な最期を迎えています。

こうした現状を踏まえ、本市では野良猫の無秩序な繁殖を防ぎ、地域の生活環境を守るため、TNR(捕獲・不妊去勢・元の場所に戻す)活動を支援する助成事業を実施します。

この事業では、市民や団体が行う野良猫の不妊去勢手術に対し、費用の一部を補助し、地域ぐるみで持続可能な共生環境の実現を目指します。また、このプロジェクトを通じて、市民に野良猫の現状や動物の命の尊さを知っていただき、一人ひとりが共存のためにできることを考える機会となることを期待しています。

人と猫が共に安心して暮らせるまちづくりのため、皆様のご支援とご協力をお願いいたします。

不幸な猫を減らすために

香川県では、殺処分ゼロを目指して、香川県動物愛護管理推進計画に令和12年度までに猫の殺処分数を令和2年度比で20%減少させることを目標としています。猫の殺処分を減らすために、県では保健所へ収容される猫の数を減らすとともに、収容された猫については飼い主への返還や、譲渡ボランティア等の活動により適正に飼養できる新しい飼い主への譲渡を行っています。それらの取組により、猫の殺処分数は令和5年度で185匹となり、令和2年度の342匹から46%減少しています。

観音寺市では、不幸な猫をこれ以上増やさないため、令和6年度よりガバメントクラウドファンディングを活用し、個人や団体がTNR活動(※)の一環として行う野良猫の不妊去勢手術費用の一部を助成しています。
皆様の温かいご支援により、84人の方から総額879,000円のご寄附をいただき、個人・団体合わせて25件、68匹の野良猫に不妊去勢手術を実施することができました。さらに、香川県と協力して市役所本庁舎ロビーで動物愛護パネル展を開催し、野良猫を取り巻く現状について市民の皆様に理解を深めていただく機会を設けました。

これからも、不幸な猫を増やさず、市民と野良猫が共存できる観音寺市を実現するため、引き続き皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

※TNR活動とは、T(Trap:捕獲)、N(Neuter:不妊去勢)、R(Release:解放)の頭文字をとったものであり、地域の野良猫に不妊去勢手術をして繁殖を防ぐことにより、生活環境の改善と動物愛護の両立を目指した、野良猫問題の有効な対策の一つと言われています。

香川県動物愛護パネル展(観音寺市役所本庁舎にて)

寄付金の使い道

野良猫の無秩序な繁殖や生活環境の悪化等を防止することを目的とし、令和7年度においても個人や団体が実施するTNR活動を支援するため、野良猫への不妊去勢手術費用の一部を助成する事業を実施します。

※目標金額に達しなかった場合でも本プロジェクトへ活用させていただきます。

観音寺市飼い主のいない猫の不妊去勢手術費補助事業

●対象とする猫
・市内で保護され、飼い主のいない猫であること

●補助対象の要件
・手術済みであることを識別するために、その耳の一部を切り取ること
・手術後は、保護した場所に戻すこと

●補助対象者
・本市に居住する個人、県内に事業及び活動の拠点を有する団体

●補助金額
・1頭あたり上限10,000円

本市の野良猫を取り巻く現状

本市には、野良猫について、「糞尿の被害や鳴き声が気になる」、「エサやりの影響で近隣に猫が集まってしまう」といったご相談が多く寄せられています。また、交通事故などで命を落とし、市に回収される動物は令和6年度で301件であり、そのうち猫は167匹と半数以上を占めている状況です。

猫とともに生きる観音寺市には、まだまだ道半ば・・・

本市において保健所に収容された猫は、令和5年度において73匹となっており、まだまだ多い状況にあります。

保健所に収容される猫のほとんどは、飼い主の不明な猫であり、後先を考えない無責任な餌やりによる野良猫の繁殖や飼い猫の逸走や遺棄が原因によるものと言われています。本市で問題になっている猫の問題も野良猫の増加によるものと考えています。

環境省の試算(※)によると、1匹のメス猫が1年で20匹、2年で80匹、3年で2,000匹に増えるとも言われています。そのため、野良猫の増加を放置すると、地域の猫の数が急激に増え、市民にとって迷惑となるだけでなく、交通事故などで不幸な最期を迎える猫も増えてしまう恐れがあります。 
※環境省「もっと飼いたい?犬や猫の複数頭・多頭飼育を始める前に」参照

この現状に向き合い、不幸な猫を減らすために、出来ることから進めていきたいと考えています。

保健所からのコメント

不妊去勢手術は、野良猫の数を適切に管理し、地域の方々とのトラブルを未然に防ぐための重要なステップです。しかし、それだけでは十分ではありません。

野良猫が地域で安全に暮らせるようにするためには、エサやトイレの管理も欠かせません。エサやりに関しては、決まった時間と場所で行い、食べ残しを片づけるように心がけることが大切です。また、トイレの管理を徹底することで、周囲の環境を清潔に保ち、地域の方々とのトラブルを防ぐことができます。

私たちは、皆様と共に、野良猫が嫌われることなく、共存できる環境を築いていきたいと考えています。皆様のご支援は、野良猫の健康と福祉を向上させ、地域全体の生活環境の改善にもつながります。

ぜひ、このプロジェクトにご協力いただき、一緒に地域社会をより良いものにしていきましょう。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

香川県観音寺市

観音寺市は、香川県の西端に位置しており、穏やかな瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)に面しています。
名勝「琴弾公園」の有明浜は、「日本の渚百選」及び「日本の夕日百選」に認定されており、本市のシンボルとも言える銭形砂絵「寛永通宝」が描かれています。1633年に藩主の生駒高俊公を迎えるために一夜にして作られたと伝えられているこの巨大な砂絵は、東西122m、南北90m、周囲345mもあり、これを見れば健康で長生きし、お金に不自由しないといわれています。
沖合には伊吹島などの島しょを有し、網元が水揚げから製造までを一貫して行うことで鮮度にこだわって生産された「伊吹いりこ」は、讃岐うどんのダシには欠かせないものとなっています。
また、SNSをきっかけに、市内と美しい瀬戸内海が一望できる高屋神社本宮の鳥居が『天空の鳥居』として注目されるなど、「瀬戸内国際芸術祭」や「日本学生トライアスロン選手権」の開催地としても、日本全国の方々に訪れていただいております。
ぜひ一度、観音寺市にいらっしゃいませんか。心癒される時間を過ごしていただけると思います。