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人と動物と地域の安全を守る、防災減災の総合拠点「MORE WAN」で災害救助犬を育成したい!

カテゴリー:動物 

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寄付金額 143,500

14.3%

目標金額:1,000,000

達成率
14.3%
支援人数
12
終了まで
54
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2025年2月17日~2025年5月17日(90日間)

佐賀県NPO支援×(認定)特定非営利活動法人日本レスキュー協会

プロジェクトオーナー

日本レスキュー協会は、阪神淡路大震災をきっかけに1995年に発足し、災害救助犬・セラピードッグの育成と派遣、動物福祉活動の3つの活動を行っています。2022年には佐賀県大町町に「MORE WAN(モアワン)」を建設。「人々の生活に素晴らしい役割を果たす犬たちが認められ、人と犬が共生する社会を目指したい。災害に負けない安心安全な地域づくりのために、私たちを迎え入れてくれた佐賀県で、災害救助犬を育成し日本有数の事業を展開したい。」これが、私たち日本レスキュー協会の想いです。官民あらゆる機関と連携を図りながら、「地域の社会課題の解決」を推進します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

人と犬の共生。それは災害時も同じこと。

災害救助犬の課題と守られないペット飼育世帯の安全

地震大国といわれる日本。各地で地震が発生し、近年では南海トラフ地震など経験したことがない規模の地震も想定されています。さらには、異常気象により命を脅かす規模の水害や土砂災害の脅威。これまで比較的安全な地域と言われてきた佐賀県においても例外ではなくなりました。

“明日、自分が被災者になるかもしれない。”

皆さんはこのように考えたことはありますか?いつどこで災害に巻き込まれるか分かりません。自身の命はもちろん、大切な家族やペットたちの命を守るために、防災について一人一人が真剣に向き合い、行動しなければならない時代です。

2016年に発災した熊本地震では、発災後すぐに兵庫県から災害救助犬と隊員を派遣し活動を開始しました。しかし現地では、救助犬の運用に関する認知度が低く、要請に時間を要すなど救助隊と円滑に連携することができませんでした。また九州で育成されている救助犬の頭数が少なく、関西や関東などのチームが駆けつけるまでの間、大きなタイムロスとなりました。

この災害を機に私たちは九州で活動することの重要性を実感し、2018年に佐賀県に進出しました。(佐賀県CSO誘致第7号)

2016年熊本地震の捜索活動

■ペットは家族。でも避難所に入ることができなかった。

佐賀県で活動を開始した翌年2019年、佐賀県内で記録的豪雨に見舞われ、各地で被害が発生しました(九州北部豪雨災害)。多くの家屋が浸水し、被災者は避難所へ詰め寄せましたが、ペットと共に避難した被災者は中に入ることができず、玄関先でパイプ椅子に座り身を寄せていました。ペットのそばには必ず人の命があります。ペットを飼っている人たちも安心して避難できる社会でなければなりません。この時、行政では抱えきれない課題が浮き彫りになりました。

ペット同行避難の様子

■1頭を育成することの難しさ 「かかる時間と専門的な訓練施設」

災害救助犬のトレーニングは、生後3ヵ月頃から開始します。多様な人たちとの交流や騒音、瓦礫などの足場、高所暗所など専門的な環境下で訓練を重ね、救助犬に必要な適性を養います。そして、3~4年の訓練を経て、機敏性や自主性、強い精神力、体力、服従性など高度な能力を持ち合わせた犬たちだけが最前線で活動することができます。救助犬を育成できる環境は全国的にも少なく、佐賀県内にはありません。

瓦礫施設で訓練する訓練犬 湊(そう)

■活動資金は寄附金「~風化してしまう関心~」

災害救助犬は、多くが民間団体によって育成され、公的な資金援助はほとんどありません。犬たちの食費や医療費をはじめ、遠征訓練費や施設維持費、人件費など1頭を育成するためには年間500万円が必要です。そのため、沢山の人に認知され協賛して頂くことが不可欠です。災害発生時は、活動の様子が報道やSNSを通じて拡散されることで関心が高まりますが、時間の経過とともに薄れ、平時の活動に必要な資金は集まりにくい現状です。

佐賀県大町町に「MORE WAN(モアワン)」を建設

人と動物と地域の安全を守る。諦めない活動を

人と犬は、「最良の友」と呼ばれ、4万年前もの太古から生活を共にしながら深い関わりを持ってきました。盲導犬や警察犬、救助犬、セラピードッグなどあらゆる場面で世界中で活躍し、人に寄り添い、大きな影響力を与えます。犬たちは私たちの生活を支え、社会に不可欠な存在です。

MORE WAN(モアワン)は、発災前、緊急期、発災後、すべてのフェーズにおいて人と動物と地域を守る役割を果たし、災害に立ち向かいます。

MORE WANと災害救助犬 楽(たの)

【発災前(減災のための備えに取り組みます)】

・災害救助犬の育成、専用の訓練施設の設置
・協定締結と救助隊との連携訓練
・ペット防災の普及活動、学び場の提供
・地域コミュニティの構築

ペット防災セミナーの様子

【緊急期(被災地の最前線で活動します)】

・災害救助犬による捜索活動
・ペットを飼育している被災者支援
・ペット同行避難所(MORE WAN)の開設

2024年能登半島豪雨の現場にて捜索を行うカミーノ

【発災後(被災地に寄り添い、被災者の心の復興を支援します)】

・セラピードッグの派遣
・ペット飼育世帯のサポート

被災地で慰問活動するハッピー

寄附金の使い道

今回のクラウドファンディングでいただいた寄附金は、主に以下のように活用させていただきます。

①災害救助犬の育成費(購入費、食費、医療費、施設管理費、遠征訓練費等)
②災害時の被災地支援活動費
 (災害救助犬出動費用、ペット支援活動費用、セラピードッグ慰問活動費用等)

【目標金額以上に寄附が集まった場合・達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額以上の寄付を頂いた場合、次の災害にいち早く対応できるために積み立てさせて頂きます。目標金額に達しなかった場合、自己資金から補填し本プロジェクトは予定通り実施致します。

命を守る。災害は起きても命は落とさない。

ペットも安心して避難できる社会へ

災害救助犬は、地震や土砂災害などの自然災害による行方不明者を優れた嗅覚を使って捜し出し、尊い命を守ります。日本でも各地で災害救助犬が育成されれば、より迅速に被災地に駆けつけ、救助活動の一つの手段として活用することができます。阪神淡路大震災では、救えた可能性のある命は500名にも上るといわれています。

これは防ぎえた死と呼ばれ、もし災害救助犬がすぐに駆けつけ活動できていれば助けられたかもしれません。MORE WANに災害救助犬の訓練施設を整え、育成することができれば、佐賀県内ひいては九州圏域での防災減災に繋がります。

災害救助犬と訓練犬たち

■大切なペットのそばには飼い主の命がある。人口の約2割はペットを飼育しているという統計も。

地震や土砂災害など、いつ誰が被災するか分からない昨今、災害時の対応が重要視されています。人命を守るためには、誰もが安心して避難できる社会でなければなりません。MORE WANでの活動は、地域住民の防災意識を向上させ、この地域でペットを飼っている人たちの命を守るだけでなく、この取り組みがモデルとなり波及していくことで、ペットを飼っているすべての人の命を守ることに繋がります。
 
災害を止めることはできませんが、一人一人の行動で被害を減らすことはできます。MORE WANでの活動を発展させ、人と犬が真に共生し、災害に負けない安心安全な地域を作りたい。これが私たちの目指す未来の姿です。

2028年本格始動を目指して

官民あらゆる機関と連携し、万全の備えを進めます。

2025年~MORE WANで災害救助犬の育成を開始。犬の導入、訓練施設の工事。育成と並行して、消防などの公的救助機関と連携訓練を重ね、被災地で円滑に活動できる体制を構築。
2026年~兵庫県(本部)で育成中の訓練犬も加わる。
2028年~MOREWANから災害救助犬が出動し、九州圏域の災害に迅速に対応する。
通年通して、セミナーやイベントなどペット防災普及活動を実施する。
災害時は、災害救助犬の派遣、ペット同伴避難所の運営、被災ペット支援活動を実施する。

救助隊との連携訓練の様子

寄付者のみなさまへ

いつも日本レスキュー協会を応援していただき、ありがとうございます。

日本レスキュー協会は、「犬とともに社会に貢献する」の理念のもと、人と動物が支え合って共生できる社会の実現を目指しています。私たちは寄附者の皆様からいただくご支援によって活動することができています。自然に抗うことはできませんが、大難を小難にするための日頃からの啓発、起きてしまった災害から復興するための支援、傷ついた被災者に癒しをもたらすための取り組みなどを続けていく力を私たちに与えていただければと思っています。温かいご支援をお待ちしております。

災害救助犬たち

お礼の品のご紹介

  • 2025年02月27日 09:19

    「MORE WANにて佐賀県主催の連携訓練を行いました」

    2025年2月4日、佐賀県支部MORE WANにて佐賀県内の消防、自衛隊、警察との連携訓練が佐賀県危機管理防災課主催で行われました。
    佐賀県南部でマグニチュード6.5が観測された想定で、災害救助犬の「太陽」「カミーノ」が捜索を実施。2頭共に要救助者の元で明確な反応を示し、捜索結果を連携機関にお伝えする事ができました。

    MORE WANが設立されてから、今年で3年目を迎えます。これまで九州圏域でも救助隊との「顔の見える関係性」構築に努めて参りました。
    こうしてMORE WANにて初めて連携訓練を実施できた事は、日本レスキュー協会にとって大きな一歩であり、災害救助犬の重要性を救助機関の方々に認知されつつある事を実感しました。
    今回の訓練に参加された関係機関の方々、関わってくださった多くの方々に心より感謝申し上げます。

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佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。