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酒田市の美しい砂防林を次世代に。急増する松くい虫から砂防林を守るプロジェクト

カテゴリー:災害 

寄付金額 4,857,000

161.9%

目標金額:3,000,000

達成率
161.9%
支援人数
232
終了まで
受付終了

山形県酒田市(やまがたけん さかたし)

寄付募集期間:2024年11月15日~2025年2月12日(90日間)

山形県酒田市

プロジェクトオーナー

酒田市には、クロマツで形成された砂防林が南北に広がり、沿岸部にある庄内砂丘からの強い西風を防ぎ、飛砂被害から地域の生活を守るとても大切な役割を果たしています。しかし、近年、松くい虫による松枯れ被害が拡大し、深刻な課題となっています。
毎年、多額の費用をかけて枯松を除却し、松くい虫の感染を抑えてきましたが、令和5年には、記録的な高温と少雨の影響で、約8万本の被害が確認され、過去最大の被害量となりました。
酒田市では、被害木の除却や保全活動に取り組むことにより、一刻も早く被害を抑え、美しい砂防林を取り戻し、次世代に引き継いでいきたいと考えております。皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。

急増する松くい虫被害から砂防林を守りたい

ー先人たちの知恵と努力ー

現在、庄内地方にはクロマツの砂防林が広がっていますが、かつては広葉樹の自然林が存在していました。しかし、戦国時代の戦乱によって森林が焼失し、年貢の塩作りや建築のために伐採が行われました。その結果、森林は荒廃し、激しい飛砂や洪水に苦しむこととなりました。こうした被害から人々の生活を守るため、庄内藩には山林の鎮護および植え付けの実地指導・監督を行う「植付役」という役職が置かれました。そして、このほかにも本間家の3代当主である本間光丘などを中心に植林が進められました。

その後、明治時代にはマツの老樹化や伐採が進み、戦時中は管理予算や物資・労力の不足、食糧確保のための開墾、燃料用の過剰な伐採により森林が荒廃し、再び飛砂の被害に見舞われました。戦後、海岸の村々からの要望に応じて、300ha余りの民有地が国有地となり、昭和20年代から昭和50年代にかけて国営事業として本格的な施工が行われました。このような先人たちの長年の努力によって、現在のクロマツの砂防林が形成されました。

この砂防林は細長く「万里の長城」のイメージに似ていることから「万里の松原」と呼ばれ、地域住民の散策やジョギング、学生の自然学習の場として親しまれています。

ー現在の危機:松くい虫の脅威ー

この万里の松原は、近年、松くい虫による松枯れ被害の拡大が原因で再び荒廃の危機にあります。
「マツノザイセンチュウ」という体長約1ミリメートルの線虫が松に侵入し、感染症を引き起こします。この線虫は、松の若枝を餌とする「マダラカミキリ」に寄生し、カミキリが松を食べる際の傷口から侵入します。感染が進むと、松の水分や栄養を運ぶ管が詰まり、最終的に松全体が枯れてしまいます。枯れた松にはカミキリが産卵し、成虫が羽化して増殖し、再び感染を広げる要因となります。

また、激しい風雪害や高温少雨といった異常気象も、松くい虫の被害を助長しています。その結果、伐倒や防除が追いつかなくなっています。

ー次世代への引き継ぎー

松くい虫の被害の蔓延を防止し、健全な砂防林を取り戻すために、酒田市ではマツノマダラカミキリが羽化する時期に薬剤を散布し、被害木の発生を抑制しています。さらに、被害木の伐倒によってマツノマダラカミキリを駆除する取り組みや倒木、枝折れによる被害防止を目的とした伐倒の取り組みも行っています。

このような取り組みとともに、市民自らが森林を守る重要性を普及・浸透させるため、ボランティアによる森林整備や清掃活動も促進しています。学校や地域団体が行う森林・自然環境学習を支援し、令和5年度には松林の下刈り、つる切り、枝打ちなどのボランティア活動や森林学習に延べ1,151人が参加しました。

しかし、松くい虫の被害はいまだ拡大しており、砂防林の機能が失われつつあります。増え続ける松くい虫の被害に対抗するためには、さらなる伐倒等の対策が不可欠です。飛砂から市民生活を守る砂防林を将来にわたって残し、次世代に引き継いでいくために、ぜひともご協力をお願いいたします。

寄付金の使い道

松くい虫の被害を受けた枯松等の伐倒処理費用
砂防林機能の維持、回復に向けた費用

※目標金額に達しなかった場合、また、目標金額以上の寄付をいただいた場合でも、上記の費用として大切に活用させていただきます。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2024年12月17日 16:15

    「急増する松くい虫から砂防林を守るプロジェクト」 寄付への御礼と寄付金の使い道について

    募集開始から30日で目標金額を達成することができました。皆様から温かいご支援をいただきましたことに、心より感謝と御礼を申し上げます。
    いただいた寄付金は、松くい虫の被害を受けた枯松等の伐倒処理、砂防林機能の維持、回復に充てさせていただきます。
    なお、すでに目標金額には達していますが、引き続き令和7年2月12日までご支援の受付を継続させていただきます。

    募集期間の最後まで応援いただけますと幸いです。

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山形県酒田市

北に鳥海山、南に月山を望み、雄大な庄内平野の中央を流れる最上川の河口に位置する酒田市は、江戸時代、西回り航路が整い、北前船交易により日本海の海上交易の要、また、商人の町として栄え、今も当時伝わった上方文化や史跡など、多くの歴史と文化に出会うことができます。
近年は国際貿易港である酒田港を中心に、国際交流都市として発展を続けています。