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春を呼ぶ風物詩!国内最大級のカルスト台地・秋吉台山焼き

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 15,000

1.5%

目標金額:1,000,000

達成率
1.5%
支援人数
5
終了まで
受付終了

山口県美祢市(やまぐちけん みねし)

寄付募集期間:2025年2月17日~2025年3月31日(43日間)

山口県美祢市

プロジェクトオーナー

日本最大級のカルスト台地・秋吉台では、毎年2月下旬に「山焼き」という伝統行事が行われています。この山焼きは、草原を維持し、森林化を防ぐとともに、貴重な植物や昆虫の生息・生育環境を守るために不可欠な取り組みです。かつては、農業のための採草や放牧の目的で行われていましたが、近年は「秋吉台国定公園」の景観を守り、特別天然記念物である秋吉台の貴重な自然を次世代に継承するために実施されています。

しかし、過疎化や高齢化の進行により、山焼きに必要な「火道切り」や「火入れ」などの作業を担う人手が年々減少し、草原の維持が困難になってきています。秋吉台は急傾斜地も多く、作業には危険を伴うため、より多くの支援と協力が求められています。

本プロジェクトでは、山焼きの継続を支えるための支援を募り、草原の保全活動を強化するとともに、この伝統を未来へとつなげることを目的としています。秋吉台の雄大な景観と貴重な生態系を守るため、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

秋吉台の草原を守るために

伝統行事:山焼き

秋吉台の山焼き

秋吉台の春を呼ぶ「山焼き」は、ただの火入れ作業ではありません。それは、世代を超えて受け継がれた知恵と地域の人々の誇りが詰まった儀式です。炎がカルスト台地を包み込み、煙が立ち上るその瞬間、地域の人々は一体となり、自然の力を感じます。この伝統行事は、単に草を焼くためのものではなく、秋吉台の草原を守るための大切な儀式なのです。

かつて、山焼きは農作物の育成や家畜のために行われていましたが、現在では過疎化と高齢化が進む中で、その作業に携わる人々が年々減少しています。草刈りや火入れ作業は非常に危険で、急傾斜の土地で行われるため、地域住民やボランティアが協力し合いながら成り立っています。しかし、もしこの取り組みが続かなくなれば、秋吉台の美しい草原は次第に消え、森林化が進んでしまいます。秋吉台を未来へとつなげるためには、皆さまの力が必要です。

あなたの支援が、草原を守る手助けとなり、次の世代へとこの美しい景観を受け継ぐための力となります。この伝統を守るために、今、あなたの力を貸してください。

ここは地球の息吹を感じる場所『秋吉台』

新緑の秋吉台

秋吉台は、ただの自然の景観ではありません。それは、地球の息吹を感じる場所です。3億5千万年という長い時間をかけて形成されたカルスト台地。ここに立つと、地球の歴史が目の前に広がり、自然の力強さを実感できます。この壮大な風景を守るために、私たちは何をすべきか。秋吉台の景観は、単なる美しさだけでなく、私たち人間と自然が共に生きるための大切な教訓を教えてくれます。

秋吉台は日本最大級のカルスト台地で、ここでしか見ることができない貴重な生物や植物が息づいています。しかし、その自然環境は決して永遠に守られるわけではありません。自然と人々が共に協力し、草原を守り続けることが、次世代への贈り物となります。

地下水によって創り出された神秘的な空間『鍾乳洞』

秋芳洞「百枚皿」

秋吉台の地下には、自然が作り上げた神秘的な空間が広がっています。それが「秋芳洞(あきよしどう)」です。地球が長い年月をかけて作り上げた鍾乳洞の美しさは、言葉では言い表せないほどです。この鍾乳洞は、自然が生み出した芸術品であり、訪れる人々に驚きと感動を与えます。

しかし、この美しい空間を次の世代に残すためには、私たちがその保護に努めなければなりません。地下水が作り出したこの壮大な洞窟が、今後も訪れる人々にその神秘的な美しさを伝え続けるためには、自然環境の保全が必要です。
あなたの支援が、この奇跡のような場所を未来へとつなげるための力となります。秋吉台の鍾乳洞は、自然の奇跡を感じる場所であり、あなたの支援によってその奇跡が守られます。

秋吉台で観察できる絶滅危惧種

オオウラギンヒョウモン
オキナグサ

秋吉台は、多くの絶滅危惧種が生息する貴重な場所でもあります。その中でも特に注目すべきは、「オオウラギンヒョウモン」や「オキナグサ」など、絶滅の危機に瀕している種です。これらの生物は、秋吉台の草原や特有の環境でしか見られない存在であり、もし環境が変わってしまえば、彼らの命も失われてしまうかもしれません。

私たちは、この貴重な生物たちを守る責任があります。そして、そのために必要な活動を支えることが、未来への贈り物となります。

秋吉台(初秋)

寄附金の使い道

皆さまからいただいた寄附金は、秋吉台の「山焼き」を支えるために大切に使わせていただきます。具体的には、以下のような活動に充てさせていただきます:

1. 山焼き作業
山焼きの準備作業には「火道切り」や「火入れ」など、危険を伴う作業が含まれます。寄附金は、作業員の安全を確保した上で山焼きの作業に使用します。

2. 地域住民への支援
山焼きに協力する地域住民の活動費など、参加者のサポート費用に充てます。

3. 自然保護活動の強化
秋吉台の草原を守り、貴重な植物や昆虫の生息・生育環境を維持するための専門的な調査や活動にも寄附金を活用していくことを考えています。

目標金額を上回った場合

万が一、目標金額を上回る寄附金が集まった場合、余剰金は秋吉台の自然環境保護活動や地域の振興活動の充実に使わせていただきます。例えば、環境保全のための新たな研究調査として活用します。皆さまのご支援が多く集まれば、より一層、秋吉台の保護活動が広がり、持続可能な未来へとつながります。

目標金額に届かなかった場合

万が一、目標金額に届かない場合でも、集まった寄附金は計画通り、必要な活動に使用させていただきます。具体的には、優先度が高い作業や安全対策など、重要な部分に集中して使わせていただきます。皆さまの寄附金は秋吉台の保全活動に最大限活用させていただきます。

皆様の御支援をお願いします

秋吉台(晩秋)

秋吉台の保全活動は、ただの自然保護活動ではありません。それは、地域の人々と自然が一体となり、未来への希望をつなぐ壮大な物語です。山焼きという伝統行事は、ただ草を焼くだけではなく、その背後にある人々の思いと歴史を守るための重要な儀式です。秋吉台の草原、鍾乳洞、そして絶滅危惧種の保護は、未来の子どもたちへの贈り物です。

あなたの支援が、この素晴らしい自然を守る力となり、次の世代へと受け継がれていきます。今、あなたがこのプロジェクトに関わることで、未来の秋吉台が守られるのです。ぜひ、その一歩を踏み出してください。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

山口県美祢市

美祢市(みねし)は、山口県西部のほぼ中央に位置し、総面積は472.64㎢を誇ります。豊かな自然環境と歴史的価値の高い観光資源に恵まれ、日本屈指のカルスト地形が広がる「秋吉台(あきよしだい)」や、東洋屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」を有しています。これらの壮大な自然景観は、長い年月をかけて形成され、訪れる人々に地球の歴史の神秘を感じさせる場所となっています。

また、美祢市全域は2015年9月に「Mine秋吉台ジオパーク」として日本ジオパークに認定され、地球の成り立ちや地形・地質を学ぶ場所として国内外から注目を集めています。ジオパークとは、地球の自然遺産を守りながら地域の文化や歴史を学べる場所として認定されたエリアです。秋吉台の大地が生み出した特異な地形や鍾乳洞の形成過程は、学術的にも価値が高く、環境教育の場としても活用されています。

さらに、2024年にはユネスコ世界ジオパークへの国内推薦が決定し、美祢市は世界規模でその自然と文化的価値が認められることとなりました。これにより、美祢市は国際的なジオパークとしての評価を受け、より多くの観光客や研究者の関心を集めることが期待されています。世界ジオパークへの認定は、美祢市の自然環境や地域文化の保護・継承に向けた更なる推進力となり、市民や観光客が一体となって「地球の歴史」を学び、未来に伝える活動がさらに活発になることが期待されています。

美祢市では、「自然と共に生きるまち」をテーマに、地域住民と観光客が一体となってこの貴重な環境を守り、学び、楽しむことができるようさまざまな取り組みを行っています。地域の子どもたちから大人までが、日常生活の中でこの壮大な自然の魅力を肌で感じ、次世代へとその価値を伝えていくことを大切にしています。