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豪雨で被災したメロンを救う!おいしく食べて隠れフードロス削減プロジェクト

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

main_img 達成

寄付金額 6,376,000

153%

目標金額:4,167,000

達成率
153%
支援人数
208
終了まで
受付終了

山形県酒田市(やまがたけん さかたし)

寄付募集期間:2024年10月17日~2025年1月14日(90日間)

山形県酒田市

プロジェクトオーナー

酒田市では、令和6年7月25日の豪雨災害で被害を受けた農産物の活用を目的に、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施します。
市は集まった寄附金から手数料等を除く額を事業者に交付し、事業者は新商品開発及び生産性向上のための設備投資を行います。

地域の未利用品を有効活用し、アップサイクルの仕組みを作ることで、生産者が丹精込めて栽培した農産物がやむなく廃棄される現状を変える。そして地域の活性化に繋げたい!
皆様からの応援が、私たちの力になります。温かいご支援をどうぞよろしくお願いします!

ごあいさつ

プロジェクト提案者 | 本竹商店 本間 圭輔

皆様、こんにちは!本竹商店と申します。
この度は当クラウドファンディングページをご覧いただき、どうもありがとうございます。

「本竹商店」は、山形県酒田市にある燃料小売店です。2024年より新規事業として「菓子製造販売」をスタートしました。菓子製造部門はまだ1年目ですが、多くの方に応援いただき、自社販売だけでなく、地元土産店や産直施設での販売も大変好調です。

「贈る人」と「もらう人」、「作る人」と「食べる人」、「売る人」と「買う人」、多くの人の想いをつなぐ、地域の恵みを詰め込んだクッキーです。皆様の毎日に、ちょっとした彩りを添えるお菓子になれたらと、日々取り組んでいます。

分福ベイク(ぶんぶくべいく)って?

2024年に発売したばかりの「分福ベイク」!
フレーバーは全部で6種類あり、地域の食材を活用した、個性的なクッキーです。
自社製造工程内で「食品添加物」「品質保持剤」を使用しておりません。
味ごとに異なるかわいいパッケージは、酒田市在住のイラストレーターrikkoさん描きおろし!地域の豊かな恵みと、そこから広がる人々のつながりを感じられるデザインです。

2024年6月~8月には、市内物産店の「菓子部門おすすめ商品1位」を獲得しました!!県内の新聞やラジオでも取り上げられ、指名買いやリピーターも増えつつあります。
地域の食材を、”お福分け”のような気持ちで、これからも多くの方にお届けしたいと考えています。

実はこの商品・・・規格外大根がきっかけでした

商品開発の発端

商品を作るきっかけになったのは、農場で目にした、山のように積まれた規格外の大根。そして、それをやむなく廃棄する農家さんの姿でした。

山形県は食料自給率140%(全国3位)※の、とても農業の盛んな地域です。収穫量に比例して、生産現場で発生する廃棄食材も多く、その中には統計的数値にあがらない"隠れフードロス"と言われているものもあります。地域の恵みともいえる作物・食材の中にも、まだ有効に利用されていない部分があり、それをアップサイクルして多くの方に届けたいという思いから商品づくりを始めました。
※食料自給率はカロリーベース、令和元年度の調査より

棄てられるものを生かす難しさ

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形状不良、破損や傷もの、変色、育ちすぎや発育不良など、一口に規格外作物と言っても、その原因は様々あります。廃棄される作物は、品質に大きくばらつきがあり、もちろんそれを原材料として使えば最終製品の品質にも大きなばらつきが出ました。素材の味を活かすことを目指せば、結局使う原材料を選別せざるを得ないのです。

そこで私たちは素材の"機能"に重点を置くことに。数多くの試作を繰り返した結果、品質のばらつきを抑え、他にはない味わいのクッキーが完成しました。

生産者さんたちの想いを受けて

規格外大根を使ったクッキーの試作を進める一方、地域には他にも魅力的な食材が豊富にあり、生産現場で棄てられる食材も多くの種類があることを知りました。
生産者さんに原材料の提供などご協力いただき、様々な食材を使った商品を完成させることができました。

◎生産現場で廃棄されている食材をReform(リフォルム)した、やわらか食感のクッキーは「分福ベイクR」
◎地域で生産されているLocal(ローカル)な素材で特徴づけした、シンプルな味わいのクッキーは「分福ベイクL」

「分福ベイクR」と「分福ベイクL」は、それぞれ違うアプローチでおいしさを追求し、地域の恵みを詰め込んだ2つの商品グループとなっています。

写真

大きめドロップクッキーに込めたこだわり

また、分福ベイクのクッキーは、個包装のプラスチック量をなるべく減らすため、一般的なドロップクッキーよりも大きめです。仮に一口サイズで同じ量のクッキー作った場合、個包装フィルムを40%多く使うことになるのです。おいしさの面でも、大きめのサイズを活かした食べ応えある食感や、風味の出方にこだわった味づくりを行っています。
また、自社製造工程内では食品添加物を使用せず、原材料も可能な限り食品添加物を使用していないものを選びました。
食物繊維の豊富な原材料を選択し、素材由来の繊維質を活かしたクッキーに仕上げています。

「分福ベイク」が大切にしていること

<おいしさ>
◎素材の特長を生かした味づくり:素材の味・香り・食感・機能を吟味し、その良さを存分に活かしました。
◎試食アンケートで好評価:銘柄を伏せた試食アンケートで、65~96%の方が、全国流通している他社商品と同等以上の風味と回答しました。

<環境性>
◎地域の食品資源の有効活用:環境負荷を抑える原料選択です。
◎環境負荷を抑える商品仕様:個包装プラと商品の輸送負荷を抑えるため、生地をやや大きめに設計し、更に品質保持剤も不使用です。

<安心と健康>
◎素材由来の栄養機能:食物繊維の豊富な原料素材を選択し、素材由来の繊維質を活かしています。
◎自社製造工程内で食品添加物不使用:自社工程だけでなく、使用する原材料も可能な限り無添加のものを選択しました。

<パッケージデザイン>
◎日常の中に彩りを与えるデザイン:イラストレーターrikkoさん描きおろしのとてもかわいらしいパッケージは、分福ベイクがこだわった素材一つ一つと、様々な「つながり」を意識してデザインしました。

新たな商品を開発するきっかけ

令和6年7月25日に発生した記録的大雨…農作物の甚大な被害

令和6年7月25日に発生した記録的大雨により、庄内地方では多くの農作物が被害を受けました。収穫最盛期を迎えていた名産のメロンも例外ではなく、冠水が発生した地域では、収穫直前の果実が傷み、廃棄せざるを得ないものが多数ある状況でした。
当店の商品ブランド「分福ベイク」の中の「分福ベイクR」シリーズは、本来廃棄されるはずの食材を原材料の一部に活用したクッキーの商品群です。今回の豪雨災害にて発生した廃棄予定のメロンを、何かに活用してほしいと望む農家さんとのご縁が繋がり、分福ベイクシリーズの新商品開発に活用できないかと考えました。

そこで考えたのが、「分福ベイクRやわ焼きクッキー/ヨーグルト&フルーツ」です。
庄内産規格外メロンを15%使用し、メロンや柑橘を練りこんだヨーグルトペーストをコク深いチーズ風味のクッキーで包み込み、やわらか食感に焼き上げた二層構造のクッキー。素材となるメロンの機能を生かすため、焼き上がりを「しっとりとやわらかな食感」に仕上げたいと考え、二層構造のクッキーを企画しました。しかし、非常にやわらかなクッキー種を包む工程は、手作業での量産が困難であり、機械化する必要があります。そのため、本事業により「包餡成形機」を導入し、商品の開発・生産に活用したいと考えています。
※開発途中で内容が変更になる可能性があります。

集まった資金で行いたいこと

機械を導入して新たな商品を製作します

【寄付金の使い道】
新たな商品の製作にかかる機械の導入費用に充てさせていただきます。

【事業実施のスケジュール】
・2024年10月:クラウドファンディング開始
・2025年1月:クラウドファンディング終了
・2025年4月:機械購入・設置・試作開始
※目標金額に達しなかった場合でも、事業は実施予定です

機械を導入して新たな商品を製作します

私たちの目指す先

このプロジェクトのきっかけは「豪雨災害」でしたが、今後も畑で収穫され市場に出回る前に捨てられてしまう「規格外品」は必ず出ます。
今後も私たちは、規格外となってしまったメロンを使った焼菓子作りを継続することはもちろん、加工できる農産物の幅を広げ、多くのシリーズを展開していきたいと考えています。それにより、捨てられてしまう農産物を救い、地元の農業はもちろん、地域を支える企業となることを目指します。

プロジェクトに携わる思い

本竹商店 本間 圭輔

■さまざまな思いをつなげる商品を作っていきたい

写真

分福ベイクシリーズ開発のきっかけは、大量の廃棄食材との出会いでした。しかし、それ以前から地域の魅力を発信できる商品づくりのことを考えておりました。
地方の急激な人口減少が叫ばれておりますが、私たちの暮らす山形県も例外ではありません。都市部では作れない、地方ならではの商品。そこから山形県のファンを、そしてこの庄内地方や酒田市とご縁を持ち、つながる人を少しずつでも作りたいという思いが根底にありました。
とても傷みやすい廃棄食材は、産地だからこそ新鮮なうちに加工することができます。それを、自社工程内で食品添加物や品質保持剤に頼らずに、特徴的なやわらか食感に仕上げる技術は、約7年もの開発期間を経てたどり着いた独自の技術です。紛れもなく、ここでしか作ることのできない商品であると思っております。また、作られてから食べられるまで、商品に関わる様々な人が、それぞれに思いを馳せることのできるストーリーを持つ商品でもあると思っています。
ここまでお読みになってくださった皆さま、本当にありがとうございました。このプロジェクトが形になりますよう、是非とも温かなご支援をよろしくお願いいたします。

酒田市の思い

酒田市長 矢口 明子

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本市では、令和6年7月25日の記録的な大雨により、河川の氾濫や土砂災害に伴う道路の損壊、農地への土砂の流入、建物の浸水など甚大な被害が発生しました。水稲をはじめとする農作物への被害も甚大です。このような中、プロジェクト提案者の本間さんは、豪雨被害により収穫直前であったにもかかわらず廃棄されてしまうメロンを活用すべく、当プロジェクトを立ち上げられました。より価値の高い新しい商品へアップサイクルするこの取り組みは、農業者の廃棄にかかるコスト削減はもちろん、地域の新たなお土産品としての経済効果も期待できます。「隠れフードロス」という社会的課題に対し、一から独自の技術を開発する本間さんの熱い想いを、是非多くの方々より応援いただき、温かなご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品の紹介

分福ベイククッキー【6種詰合せ】化粧箱入

6種のフレーバーでお届けする「クッキー詰合せ」です。ぜひこの機会にお召し上がりください!

【分福ベイクR やわ焼きクッキー】
規格外品の食材や食品加工の際に出る搾りかすがソフト食感のクッキーに生まれ変わりました。
●カカオ&ラムレーズン(りんごジュースの搾りかす25%使用)
●くるみ&スパイス(山形県庄内地方産規格外大根25%使用)
●ソルト&キャラメル(洋梨ジュースの搾りかす25%使用)
【分福ベイクL シンプルクッキー】
山形県内で生産された素材を使用してシンプルに焼き上げたザクザク食感のクッキーです。
●クランチ&ココア(山形県庄内地方産米ライスパフ使用)
●地粉&バター(山形県産小麦粉・全粒粉使用)
●米ぬか&ごま(山形県庄内地方産米ぬか使用)

  • 2024年12月27日 12:30

    【目標達成】たくさんの応援をありがとうございます!!

    令和6年12月23日をもちまして、目標寄附額を達成することができました!
    たくさんのご支援をいただき、心より感謝いたします!
    頂戴したご寄附は、フードロス削減につなげるプロジェクトの設備投資に活用させていただきます。

    目標金額には到達しましたが、令和7年1月14日まで引き続きプロジェクトへの寄附を募ります!

    生産現場で廃棄されてしまう「隠れフードロース」を削減するのは、なかなか難しい課題ですが、皆さまの応援に応えられるよう頑張ってまいりますので、
    今後も引き続き「豪雨で被災したメロンを救う!おいしく食べて隠れフードロス削減プロジェクト」へのご支援・応援をよろしくお願いいたします!

    (「拍手をする」ボタンを押していただきありがとうございます!私たちの励みになります!)

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  • 2024年12月10日 12:30

    新製品開発にむけて試食アンケートを実施しました!

    新製品の開発にあたり、「方向性を探ること」「現段階での商品力評価」を目的に試食アンケートを実施しました!

    アンケートの方法は、新製品と同じフレーバーの他社製品を用意し、それぞれ品名を隠して試食することで、風味を単純比較し評価する方法です。
    2024年11月30日〜12月2日の間、地元のイベント会場や公共施設にて35名の方にご協力いただいた結果、
    「新製品の風味評価において、91%がとてもおいしい、またはおいしいと回答」
    「全体の54%が比較対象品と同等かそれ以上の評価」となりました。

    「風味」は印象に残るような圧倒的なおいしさには届いていないものの、新製品のベースとしては一定の評価をいただいていると考え、今後は試食品の感想を参考に、品質を追求していきたいと考えています。

    今後も随時進捗を掲載して参りますので、引き続き応援の程、何卒よろしくお願い申し上げます!!

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山形県酒田市

北に鳥海山、南に月山を望み、雄大な庄内平野の中央を流れる最上川の河口に位置する酒田市は、主に米の栽培を中心とした農業が市の基幹産業となっています。また、南北35kmに伸びる広大な「庄内砂丘」では、メロンやスイカといった果物の生産も盛んにおこなわれており、メロンの生産量全国4位の山形県が誇る、特産の「庄内砂丘メロン」は濃厚な甘味が特徴です。昼夜の寒暖差が大きく水はけの良いこの土地ならではの風土が、凝縮した甘さときめ細やな肉質の美味しいメロンを育てます。