困りごとを抱えるひとり親家庭に「おすそわけ」で笑顔を届ける
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 1,133,000円
目標金額:5,000,000円
- 達成率
- 22.6%
- 支援人数
- 12人
- 終了まで
-
55日
/ 83日
奈良県天理市(ならけん てんりし)
寄付募集期間:2024年10月10日~2024年12月31日(83日間)
奈良県天理市×認定NPO法人おてらおやつクラブ
認定NPO法人おてらおやつクラブは、国内の子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺にお供えされる食品や日用品などの「おそなえ」を「おさがり」として、さまざまな事情で困りごとを抱える家庭や子どもたちへ「おすそわけ」する活動です。
令和2年11月、天理市と奈良県を拠点に全国規模で活動するおてらおやつクラブは「ひとり親家庭への支援に関する協定」を締結しました。
天理市はおてらおやつクラブの活動を支援し、全国の子どもたちに希望と笑顔を届けるため、クラウドファンディングに挑戦します。
このプロジェクトをきっかけに、子どもの貧困問題に対して地域が寄り添い、誰もが助け合える社会づくりに寄与していきます。
困りごとを抱える38万世帯とつながるために、皆さまのご協力をお願いいたします。
※本プロジェクトにおいて、お礼の品はございません。
第二弾プロジェクトがスタート!
なにもかもの値段が高騰する中で、ますます厳しい状況にあるひとり親家庭を支援するため実施したプロジェクト(2024年7月1日~2024年9月29日)は、多くのご支援を頂きながらも目標金額に達しませんでした。
そこで引き続き第二弾プロジェクトを企画し、年末年始でさらに困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」を届けていきます。重ねてのお願いになり恐縮ですが、ぜひお力添えをよろしくお願いいたします。
今年の大目標
本プロジェクトの目標金額は500万円ですが、今年度900万円以上集めることが私たちの大目標です。
支援依頼が急増する中、今年度は全国15,700世帯とつながる計画です。
つながったご家庭に一度きりの支援では充分ではなく、できるだけ長い関わりが必要であり、そのために900万円あれば大きな助けとなります。
ひとりでも多くの子どもたち、ご家庭におすそわけを届けられるように、ご寄附・情報拡散のご協力をお願いいたします。
「たすけて」の声を上げづらいひとり親家庭
■全国のひとり親家庭の現状
2022年 国民生活基礎調査によると、現在日本では約9人に1人が貧困状態にあるという結果が出ています。これは、約204万人の子どもたちが貧困状態にあるということを意味します。さらに、ひとり親世帯においては約2人に1人が貧困状態にあることが明らかになりました。
活動を続けていく中で事務局には「身の周りにそのような子どもを見かけない」という声が寄せられることもありますが、これは「貧困」の見えづらさが関係しています。
服装や持ち物などの見た目ではわかりにくいことに加え、本人がさまざまなコミュニティに参加できず孤立していくうちに社会参加の機会が減り、外出や人とのつながりが減っていくためです。
そもそも「貧困」であることは周囲に打ち明けづらく、そのような状況に陥ったことや、その状況から脱しないことを周囲から責められる辛さがあります。
■おてらおやつクラブにつながったひとり親家庭の声
■孤立状態が続くと
2013年5月24日、大阪市北区のマンションの一室でお母さんとお子さんが餓死状態で発見された痛ましい事件がありました。
近くに頼れる人がおらず、周囲に「たすけて」と言えずに孤立していたことが後からわかりました。
この事件がきっかけで、おてらおやつクラブの活動が始まりました。
「おすそわけ」を通じたネットワークの構築
■おてらおやつクラブとは
おてらおやつクラブの「おそなえ・おさがり・おすそわけ」の活動について1分ほどの動画で紹介しています。ぜひご覧ください。
■「おすそわけ」で家庭が社会とつながる
おてらおやつクラブでは全国約2,000のお寺と、約850の子ども支援団体と連携し子どもたちへ食品や日用品などのおすそわけを届けています。
おてらおやつクラブに登録している家庭は年々増加しており、現在11,963世帯のひとり親家庭がつながっています(令和6年6月時点)
■全国すべてのひとり親家庭に「おすそわけ」を受け取る体験をしてもらいたい
「おすそわけ」を受け取る体験は、「どこかで誰かが助けてくれる」「誰かにたよってもいいんだ」と実感する機会になり、「見えない誰かが自分のことを想ってくれている」と社会とのつながりを感じることで、お母さんお父さんや子どもたちの孤立感の緩和につながります。
(おすそわけの一例)
おやつやお米などの食品だけではなく、シャンプーなどの日用品もおすそわけします。手書きの手紙も受け取ったご家庭に喜んでいただいています。
■おすそわけを受け取ったひとり親家庭の声
■38万世帯とつながるために、皆さまの支援が必要です。
おてらおやつクラブでは、全国38万世帯のひとり親家庭と「おすそわけ」をきっかけにつながることを目指しています。
これまでに、11,963世帯のひとり親家庭とつながることができましたが、38万世帯のひとり親家庭へ「おすそわけ」を届けるために、まだまだたくさんの協力者を募っています。
さらに、現在つながっている11,963世帯のひとり親家庭へ継続的に支援していくためには、皆さまのお力が必要です。
「おすそわけ」は全国へ広がっています
■奈良県から始まった活動
おてらおやつクラブの活動は奈良県のお寺から始まりました。活動が始まって10年が経ち、「おすそわけ」の輪は全国47都道府県に広がりました。
■企業や学生と連携し「匿名配送システム」を実現
活動が始まった当初は、奈良県の事務局から全国の家庭へ「おすそわけ」を配送していました。個人情報保護の観点から、配送する際に必要な住所などの個人情報を全国のお寺に渡すことができなかったからです。しかし、奈良県から全国へ配送を続けていくと、配送料がかさみすべての「たすけて」の声に応えられなくなってきました。
そこで、個人情報に配慮しながら配送を行うことができる方法を模索するために、IT分野の知識がある学生の力を借りました。その結果出来上がったのが「匿名配送システム」です。
これにより、全国のおすそわけの準備ができたお寺と、おすそわけを待つ家庭を匿名でマッチングし、互いの個人情報を伝えずに「おすそわけ」を配送できるようになりました。
天理市の善福寺にて、おてらおやつクラブのシステムを担当する奈良先端科学技術大学院大学の学生たち
■天理市の特産品を全国の子どもたちへ
今回のプロジェクトでは、天理市の特産品であるジャムやお米も「おすそわけ」します。「おすそわけ」を通じて、家庭に天理市の産物の良さや人のあたたかさを届けます。
おてらおやつ劇場で子どもたちへ笑顔をお届け
■おてらおやつ劇場
僧侶でありプロの役者である「しんかんさん」が、楽しい「紙芝居」や「人形芝居」を上演します。子どもたちへ笑顔を届けます。
昨年度3月には、天理駅前広場「コフフン」で上演を行い、おてらおやつクラブ登録のひとり親家庭21世帯を含む195名の子どもたちが参加しました。今年度もおてらおやつ劇場を開催し、子どもたちに楽しいひとときをおすそわけします。
ふるさと納税寄附金の使い道
■寄附金の主な使い道
ご寄附いただいたふるさと納税はすべて「おてらおやつクラブ」の活動を通じて、全国の困りごとを抱える子どもたちのために活用します。
・全国のおすそわけ配送費
・システム開発費
・事務局の運営費
・おてらおやつ劇場の運営費
・天理市の特産品(ジャムやお米)の購入費
・クラウドファンディング手数料
※目標金額に達しなかった場合、目標金額以上になった場合でも、本事業のために活用させていただきます。
寄附者の皆さまへ
令和3年度からおてらおやつクラブと天理市が協働してスタートしたガバメントクラウドファンディングは、累計約2200万円ものご寄附をいただきました。ご協力いただいたみなさまのおかげで、多くのひとり親世帯に「おすそわけ」を届けることができました。誠にありがとうございました。
ひとり親家庭の方々は孤独感を大きく抱えていると言われています。そんな中、出来るだけ多くの家庭に「ひとりではない」と感じて頂けるようにみなさまと共に取り組んで参ります。
ご寄附を活用して昨年度は、約200名の親子が共に参加する「おてらおやつ劇場」を開催しました。ひとり親世帯の方々を招待し、みんなと笑顔で過ごすことが出来る機会を作ることが出来ました。また、ひとり親家庭の方々を支えたい、そんな思いを共にする天理市内の農家の方からのお米や手作りジャムを購入し、「おすそわけ」に同封しました。受け取って頂いたご家庭からは「子どもたちも大喜びで、笑顔が見れてうれしかったです」との声が届いています。
この「おすそわけ活動」はみなさまからのご協力によって進めていくことができます。一世帯でも多くの家庭にサポートが行き渡るように、今年度もみなさまと共に支援の輪を創り共に拡げて参ります。ご支援・ご協力よろしくお願いいたします。
認定NPO法人おてらおやつクラブ理事 桂浄薫
今年、天理市は市制70周年を迎えました。天理市で生まれ育った私は今年47歳なので、私が生まれた頃の天理市はまだ23歳だったのですね。
おてらおやつクラブは2014年から活動を始め、今年で10歳となりました。貧困問題解決を目指して日々「おすそわけ」の幅を広げていますが、必要とするすべての子どもたちに届けるには至っていません。おてらおやつクラブに登録中のひとり親家庭は1万世帯以上あるものの、全国の困窮するひとり親家庭は38万世帯もあり、38万世帯すべてに届けようという目標には遠く及びません。
おてらおやつクラブが10歳になる間にも子どもたちはどんどん大きくなり、生活環境が改善されないまま小学生から中学生へ、中学生から高校生へと年を重ねたかもしれません。中には周りの友だちとの違いに悩み、自尊感情が傷ついた人もいたでしょう。
できるだけ早く38万世帯に「おすそわけ」を届けたい。「誰かが見守ってくれている」という想いを受け取って、心身豊かに育ってほしい。そのためには皆さまのサポートが必要です。「誰かが見守ってくれている」の「誰か」になってください。
「こどもおぢばがえり」やコフフンなど子どもが集まる天理市から、ふるさと納税を介して支え合いの気持ちを寄せていただければ有り難いです。どうぞよろしくお願いいたします。
応援者からのメッセージ
天理市PR大使 演歌歌手 川井聖子
はじめに、私自身も3歳からひとり親家庭で育ちました。
少し特別な家庭なんだなという事を自分でも分かっていながら、子どもの頃は『母は強い人』だと思っていました。ですが、大人になった今、母もきっと誰かに頼りたい、助けてほしいと願う事があったと思います。ひと言で"ひとり親家庭"と言っても、置かれている環境や抱えている問題は様々で、世間が頼りにしづらい空気を作ってしまっている事も、まだまだあるような気がします。
私は20歳の時に母や、今は亡き祖父母、そして沢山の方々の温かい支えのおかげで歌手デビューする事が叶い、24年間活動を続けさせていただいています。デビュー当時から自分に出来る事で社会にご恩返しがしたくて高齢者福祉施設や病院への訪問、また長年少年刑務所への訪問活動をさせていただきました。ここ数年は県内の児童養護施設の子どもたちとのふれあう機会をいただき、子どもたちの可能性に沢山刺激をいただいています。誰かの事を想う事で心が潤い、自分自身も一人じゃないという温かい気持ちが芽生えます。
私も、微力ながら10月の自分の誕生月からおてらおやつクラブさんへの応援活動を始めます!
親戚のおばちゃんになったつもりで!
このプロジェクトを通じて子どもたちの笑顔のために、一緒に輪になりましょう!!
よろしくお願いいたします。
「たよってうれしい、たよられてうれしい。」社会の実現のために
私たちのもとに届く「声」の中には、支援を受けた方々からのお礼が多く届く一方で、寄附や寄贈をしてくださる方々からのメッセージもあります。その中で、近ごろ増えていると感じるのは「支援をさせていただきありがとうございます」という声。
おてらおやつクラブの活動があることでうれしいと感じるのは、困りごとを抱える側だけでなく、困っている人の力になりたいと願う側もそうなのだ――活動を重ねさまざまな声に触れることで、少しずつ分かってきました。
おてらおやつクラブはこれからも全国の「たすけて」と「たすけたい」をつなぐプラットフォームとなり、「たよってうれしい、たよられてうれしい。」意識の醸成を全国各地で目指していきます。その先に、すべての子どもが生まれた場所を問わず笑顔で暮らせる社会が実現することを願って活動を続けてまいります。引き続きお力添えをよろしくお願いいたします。
おてらおやつクラブからの情報を受けとる
認定NPO法人おてらおやつクラブのボランティア情報など、今自分にできることを探したいと考えている方は、下記のリンクより情報を受けとってください。
■SNS
FAQ
■Q.ふるさと納税とは?
A:生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。
手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
あなた自身で寄付金の使い道を指定できる魅力的な仕組みです。
■Q. ワンストップ特例制度とは?
A:ふるさと納税をした後に確定申告をしなくても寄付金控除が受けられる便利な仕組みです。「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」に必要事項を記入して、寄付した自治体に送るだけなので、とってもかんたん!寄付金上限額内で寄付したうち2,000円を差し引いた金額が住民税から全額控除してもらえます。
■Q. 天理市民でもふるさと納税できますか?
A:できます。県外の方と同様、通常の手続きを行うことで、ふるさと納税による税額控除を受けられます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
奈良県天理市
奈良県天理市
天理市は、昭和29年4月1日、奈良県下で四番目の都市として誕生し、宗教文化都市として着実に発展を遂げてまいりました。
私たちのまち“天理市”は、緑あふれる“大和青垣”に抱かれ、卑弥呼の里を思わせる黒塚古墳から出土した多数の三角縁神獣鏡等、数多くの文化財をはじめ、日本最古の道といわれる“山の辺の道”が現存するなど、歴史と自然が一体となって息づいている“まち”です
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
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反映まで数日かかることがあります。