【長崎市】犬猫殺処分ゼロへの挑戦|人と動物が幸せに暮らせるまちへ
カテゴリー:動物
寄付金額 1,923,000円
目標金額:3,000,000円
- 達成率
- 64.1%
- 支援人数
- 62人
- 終了まで
-
24日
/ 90日
長崎県長崎市(ながさきけん ながさきし)
寄付募集期間:2024年10月2日~2024年12月31日(90日間)
長崎県長崎市
長崎市は猫の殺処分数が全国的に多いまちですが、動物愛護ボランティアの方々などと協働して、動物愛護の意識の向上及び適正飼養の周知啓発等を目的とした様々な事業に取り組んだ結果、猫の殺処分数は大きく減少しました。
しかしながら、他都市と比べると、依然として猫の殺処分数は多い状況です。
「1頭でも多くの命を救いたい!」長崎市は殺処分数の更なる減少を図りながら、最終的にはその数をゼロとする目標達成に向けた取組みを行うため、クラウドファンディングに初めて挑戦することとしました。
皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。
皆様の寄附で多くの犬猫の命が救われる!
人も動物も幸せに暮らせるまちに
1 長崎市の動物を取り巻く現状について
長崎市は気候が温暖で、港町であり、坂が多いことから、動物の中でも特に猫の生育に適した環境です。加えて、野良猫への無責任な餌やりや猫の放し飼いをする者が多く、野良猫を含む猫の生息数が多い状況となっています。
さらに、野良猫への無責任な餌やりや猫の放し飼いは、周辺に糞尿や鳴き声などの生活環境被害を及ぼしており、そこに暮らす住民からの苦情が後を絶ちません。
2 長崎市の殺処分数について
長崎市は殺処分の多いまちであり、約20年前は猫だけで4,000頭を超える殺処分を行っていました。殺処分をしても野良猫がまた入り込んでくるため、引き取った野良猫の殺処分を繰り返し行っていたという悲しい過去があります。
その数が減り始めたのは、動物愛護ボランティアの方々との連携やまちねこ不妊化推進事業(野良猫の不妊去勢手術費用の助成を行うもの)が始まった平成20年代中頃のことです。それ以降は、飼い主などへの指導や啓発、広報紙などによる適正飼養の周知、譲渡会及び動物愛護週間におけるイベントの開催等に動物愛護ボランティアの方々などとさらに協働して取り組むようになり、猫の殺処分数は大きく減少してきました。
3 殺処分をなくすためにできること
殺処分をなくすためには、猫の引取り数を減らし、譲渡数を増やす必要があります。
猫の引取り数を減らす上で重要なことは野良猫の数を減らすことであり、そのためには猫に不妊去勢手術を受けさせることが必要です。
さらに猫の譲渡数を増やすため、動物愛護管理センターが引き取った猫の情報をホームページやSNSで発信したり、定期的に譲渡会を開催したりしています。また、離乳前の子猫を引き取った場合は、ミルクボランティアに離乳までの間のお世話を依頼し、離乳した後はこの子猫の譲渡に取り組んでいます。
なお、犬の殺処分については、動物愛護ボランティアの方々のご尽力により、平成26年度から継続してゼロとなっています。
長崎市の目標は犬猫の殺処分ゼロでありますが、猫の殺処分数が多いことから、このプロジェクトでは猫に特化した取組みを行うところです。
4 そして人と動物が幸せに暮らせるまちへ
「犬猫の殺処分ゼロ=人と動物が幸せに暮らせるまち」ではありません。いくら殺処分がゼロになっても、遺棄されたり、交通事故などで死傷する動物がいれば、動物にとって幸せなまちとは言えません。そのような動物をなくして初めて「人と動物が幸せに暮らせるまち」ができるものと考えます。殺処分ゼロはゴールではなく、新たな取組みに向けたスタートです。
殺処分ゼロに向けた更なる取組み
まちねこ不妊化推進事業による手術頭数の増大及びミルクボランティアの推進
1 不妊去勢手術の数を増やすことが殺処分ゼロにつながる
猫は繁殖力の強い動物であり、交尾すればほぼ100パーセント妊娠してどんどん数が増えていってしまいます。また、年に2~4回出産することが可能で、1回で4~8匹の子猫を産みます。放置していれば鼠算式に増えていきます。
長崎市は、平成26年度から「まちねこ不妊化推進事業」に取り組んでおり、年々手術頭数を増やして猫の殺処分数の減少を図っています。この事業を拡大して進めることによって、殺処分ゼロが現実的なものとなってきます。
【まちねこ不妊化推進事業の概要】
〈対象者〉
長崎市民(個人また団体)
〈助成上限額〉
オス:8,000円、メス:18,000円(申請者は2,000円の自己負担が必要)
2 母親のいない子猫は生きるのがたいへん!
動物愛護管理センターには衰弱した離乳前の子猫が収容されますが、子猫は母親がいないと育ちません。
そこで、長崎市は今年7月からミルクボランティア制度を取り入れ、母親代わりとなるミルクボランティアの方々に離乳前の子猫のお世話をお願いしているところです。ミルクボランティアの方々は寝る間を惜しんで育ててくれます。長崎市はミルクボランティアを実施する上で必要なミルクや哺乳瓶などの消耗品を支給し、必要に応じて子猫の検査費や治療費の一部を負担しています。
寄附金の使い道
皆様からいただいた寄附金は、犬猫殺処分ゼロに向けた取組みに大切に使わせていただきます。
①まちねこ不妊化推進事業(不妊去勢手術費)の補助金 180万円
②ミルクボランティアの実施に係る費用 80万円
③ミルクボランティアが愛情をこめて育ててくれた子猫の飼養管理に係る費用(フード・猫砂、ペットシーツといった消耗品など) 40万円
※目標金額に達しない場合でも、犬猫殺処分ゼロに向けた取組みに活用させていただきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合は、まちねこ不妊化推進事業の補助金に活用させていただきます。
※本プロジェクトの寄附に対してお礼の品はお送りしておりませんので、ご了承ください。
まちねこ不妊化推進事業の実施を通じた地域猫活動の推進
地域猫活動によって、きれいなまちと地域住民の和がもたらされる
「まちねこ不妊化推進事業」では、野良猫に不妊去勢手術を受けさせるだけでなく、手術後の猫の管理も求めており、この事業を通して地域猫活動への誘導が図られています。
地域猫活動とは、地域住民が野良猫に不妊去勢手術を受けさせ、手術後は元いた場所に戻します。そして、地域の住民が協力し合いながら、その猫への定期的な給餌、給餌場所の清掃、糞尿の処理等を行い、一代限りの命を見守る活動です。この活動を行うことにより、野良猫による糞尿被害、自動車や植栽などへの被害が軽減されるとともに、野良猫による生活環境被害の対策が進み、猫が嫌われることのない人と猫が共生するまちづくりが図られ、一代限りの命を見守ることを通じて、地域住民の和が広がり、明るく活気のあるまちへと変化していきます。
長崎市には2つの世界遺産があり、異国情緒あふれるまちですが、市内の観光地には猫による糞尿被害が見受けられていました。この状況を改善しようと動物愛護ボランティアの方々をはじめ、地域住民の皆様による地域猫活動によって、環境美化が図られています。猫の糞がいっぱいで悪臭に満ちた道が地域猫活動によって、見違えるようにきれいになったところもあります。
長崎市長 鈴木 史朗
犬猫殺処分ゼロに向けて
長崎市は気候が温暖な港町であるとともに、坂が多く、猫の生育に適した環境であることから、猫が多いまちですが、野良猫による糞尿等の生活環境被害に多くの市民が困っています。また、産まれてすぐに遺棄されたり、交通事故等で傷ついたりした野良猫も多く見受けられます。
人と猫が幸せに暮らすには、そのような不幸な猫を減らすとともに、野良猫によるトラブルを少なくする必要があります。
長崎市では、野良猫の繁殖抑制及び地域の生活環境被害の抑制のため、「まちねこ不妊化推進事業」を実施しています。
さらに、今年の7月からはミルクボランティアを実施し、これまで殺処分されていた小さな命を救う取組みを行っています。
犬猫殺処分ゼロに向けては、これらの事業を拡大して進めていく必要がありますので、皆様方にはご理解をいただくとともに、温かいご支援を心からお願い申し上げます。
(一社)長崎ねこの会 副代表 大庭 千佳子
小さな命に優しい社会へ~人間の身勝手な理由で殺処分される猫をなくすために~
私は長崎市のセンターに持ち込まれる猫たちの現状を知ってから16年間毎週センターに通い現状を見てきました。保健所に持ち込まれる理由は様々ですが、その殆んどが人間の身勝手な理由でありなすべき責任を果たさなかった事によるものでした。
毎年沢山殺処分されているにも関わらず、次の年になると また沢山処分される現状を見て、結局 殺処分ではお外の猫は減らないのだと感じました。
しかも人間の身勝手な都合の責任をあの子達に背負わせている。このままではいけないと、野良猫の不妊化と処分に持ち込まれた猫の引き取り等を地道に16年間続けてきました。
16年前に比べれば殺処分数はかなり減り、猫を取り巻く環境もだいぶ良くなってきたと思います。ですが、ここから先の殺処分数やセンターへの持込数の減少はかなり難しくなるだろうと感じております。
高齢化社会の問題もありますので、不妊化の促進は急務だと思います。今、手を緩めれば また増えてしまいます。それを回避するには今以上に早急な不妊化が必要です。
この問題は 本当はどこの自治体も抱えておられる問題だと思います。長崎市だけの問題ではないのですが、どうか長崎の猫たちに お力添え頂ければ幸いです。
(一社)長崎さくらねこの会 代表理事 山野 順子
猫の街長崎市が今動き出す~罪のない猫たちの長崎市での殺処分を減らすこと~
一般社団法人長崎さくらねこの会は殺処分ゼロ・野良猫ゼロを目指して、2018年より地域猫活動を専門とする動物愛護団体です。長崎市の猫殺処分を限りなくゼロに導くには野良猫不妊化手術の実施と不妊化からこぼれ落ちた野良猫が生み落とし傷病猫として長崎市動物愛護センターへ収容された処分対象である乳飲み子を育てサポートするミルクボランティア実施が必要不可欠です。長崎で生きる地上20センチの世界の野良猫たちの命がこぼれ落ちないように皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。猫の街長崎で生きる猫たちに皆様のご支援で生きる道が今開かれます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2024年11月28日 16:18
【達成率55%】皆さまのご支援により寄附金150万円を超えました。
長崎市の犬猫殺処分ゼロへの挑戦プロジェクトを応援していただき誠にありがとうございます。
11月22日現在、52名の方々から1,695,000円のご寄附をいただいております。達成率はまだ55%を超えたところです。応援してくださった方々本当にありがとうございました。
また、たくさんの応援メッセージもいただいております。長崎市の猫の命を救うことへの喜び、保護猫活動の応援、クラウドファンディング立ち上げの感謝など、多くの応援ありがとうございます。我々の力になります。少しでも多くの命を救っていきます。もっと見る
長崎県長崎市
長崎県は、魚種は全国トップクラスと言われるほど魚に恵まれた土地だとご存じでしたか。
その秘密は、日本の最西端に位置し、三方を海で囲まれる長崎県の立地にあります。世界最大級の海流である黒潮は、九州南西部で分岐して長崎沿岸を通ります。
この対馬海流に乗って、様々な魚が回遊。全国屈指の魚種の豊富さにつながるというわけです。
また、東シナ海には、世界有数の大陸棚が広がっており、魚のエサとなるプランクトンも豊富。絶好の漁場を形成する環境が整っていることも、長崎の水産文化を大きく後押ししています。
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