音で世界を旅しよう!子供たちが世界の音楽を体験する「ほくさい音楽博」を開催したい!
カテゴリー:まちづくり
寄付金額 630,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 63%
- 支援人数
- 37人
- 終了まで
- 受付終了
東京都墨田区(とうきょうと すみだく)
寄付募集期間:2018年8月1日~2018年12月31日(153日間)
東京都墨田区×NPO法人トッピングイースト

墨田区および周辺地域の小学生を対象に、「スティールパン」「義太夫」「ガムラン」等、学校では習う機会のない、世界の響きの美しい音楽に触れてもらい、練習を重ねて発表会を行います。小学生の発表会当日は、子供から大人まで、入場無料で気軽に参加できる “参加型世界音楽博”として、様々な音楽体験ができる一日となり、「聴く」「応援する」「体験する」というアプローチで、世界中の音楽に触れることができます。
また、地域に住む人々が運営にも参画しやすい様々な関わり方を用意することで、これまでになかったかたちの新たな交流を生み、地域の大人が、地域の子供の成長を末長く見守り、育てていくことのできる事業を目指しています。
参加型世界音楽博「ほくさい音楽博」ってなに?
「出会ったことのない楽器や音楽に触れ、子供たちの小さな好奇心を大きく花開かせてほしい!」という思いから始まった「ほくさい音楽博」。「きいてみよう!」「やってみよう!」「おうえんしよう!」を合言葉に、子供たちが世界中の様々な音楽に触れ、楽しむことのできる音楽博覧会です。
イベント当日は、小学生チームによる「スティールパン」「義太夫」「ガムラン」といった素敵な音や声が会場中に響き渡る発表会や、気軽にワイワイと体験できる様々な音楽体験会も多数開催。当日の運営は、子供たちの保護者を中心とした地域サポーター「みまもり隊」が大活躍。様々な形でこの博覧会に関わることができるのも魅力のひとつです!

従来の音楽教育や音楽教室とはちょっと変わったかたちで、地域と共に作り上げ、盛り上がり、みんなで成長していこうとする音楽イベント「ほくさい音楽博」を是非、ご支援ください。
「ほくさい音楽博」で世界中の音楽に触れて欲しい
下町の倉庫で生まれた音楽博覧会
「ほくさい音楽博」は2010年の真夏に、墨田区亀沢の「北斎通り」に面した、ちいさな鞄屋さんの倉庫で生まれました。
気軽にご近所さんが集まれる投げ銭コンサートを数回実施しているうちに、墨田区主催のスカイツリー開業記念イベント(2012年)から声がかかり、地元小学生による総勢50名がステージにあがることになりました。

最初はパパ友ママ友のネットワークから始まったこの取り組みは、7年で2,000人が来場するイベントに成長。
響きの美しい音色に吸い寄せられるように子供たちが徐々に集まり、講師のオリジナリティ溢れる指導のもと、「フジロックフェスティバル」にも負けない、子供たちが主役になれるフェスを目指し、現在のかたちになって5回目の開催を迎えようとしています。
これまでの間に、練習〜発表会を体験した小学生は延べ約300人。
当初は親が申し込むケースがほとんどでしたが、最近は子供が自ら「やってみたい!」と希望して応募してくるケースが増えました。

子供たちに味わってほしい「合奏」の大切さ
「ほくさい音楽博」の発表会で中心的に扱っている「スティールパン」、「義太夫」、「ガムラン」は、いずれも響きの美しい、島国生まれの音楽です。
その特徴は、息が合えば合うほど、その響きの美しさに磨きがかかっていくところにあります。つまり、いかに周りと一緒に「合奏する」ことができるかが重要となる音楽です。

とくに日本の伝統芸能である「義太夫」は、合奏の前に、自分の声の響きを自ら探っていくことから始まります。
始めた当初はそもそも大きな声を出すことに抵抗のあった子供でも、いまでは堂々と、自らの力で空間を響かせ、周りと息を合わせて「合奏する」ことに夢中になっています。

日常の中で、学校や家族との関係がうまくいかない時や、自信をなくしている時もあるでしょう。
そんな時、いかに自分の力を信じて、前向きな気持ちで周りと息を合わせる=「合奏する」ことができるか。 授業とも習い事とも異なるこの「ほくさい音楽博」という場で、たくさんの子供たちが世界中の響きの美しい音楽に触れ、強い心を持って、いつしか世界に羽ばたく存在になっていってほしいと願っています。

ココがすごい!「ほくさい音楽博」
「ほくさい音楽博」では、「スティールパン」「義太夫」「ガムラン」など、学校の授業では習わない、世界の音楽が体験でき、子供たちが、「合奏」を通じて、自分の表現を探りながら、周りと息を合わせて音楽を奏でる楽しさを学ぶことができます。

トリニダード・トバゴの「スティールパン」
ドラム缶から作られた音階のある打楽器。見た目からは想像できない、南国をイメージさせる透明で繊細で、独特の響きを持った音色が特徴。
どんなジャンルの音楽でもスティールパンが1人でも加われば、南国を表現することのできる魅力的な楽器でもあります。

日本の「義太夫」
浄瑠璃(三味線音楽における語り物の総称)の1つの流派のことです。語りを担当する「太夫」(たゆう)と、三味線弾きが対になってドラマを語りあげます。
義太夫三味線は、あらゆる三味線の中でも最も棹が太く(太棹)、重い胴、厚みのある撥に特色があり、ダイナミックな迫力のある響きが聴く人の心を打ちます。

インドネシアの「ガムラン」
インドネシアの代表的な器楽合奏およびその音楽のことです。クラシックから現代音楽、ミニマル・ミュージック、ジャズなど、多くのアーティストに多大な影響を与え続けています。
時代を超えて伝えられ、心地よく、力強いガムラン音楽は、近年はヒーリング・ミュージックとしても注目されています。

さらに、講師は、現役でステージに立つプロの演奏家。人を楽しませ、人の心をつかむプロが、音楽で表現することの楽しさを圧倒的な熱量で子供たちに伝えてくれます。
いわゆる “習い事のお教室”ではなく、子供にとっても、親御さんにとっても、家庭や学校を越えたゆるやかで心地の良い居場所となることを目指しています。

もっともっと世界の音楽を子供たちに!
皆さまのご寄附で実現したいこと
今回のクラウドファンディングで実現したいのは、来年2月の「ほくさい音楽博」当日に開催される【体験会の拡充】です。具体的には、以下の体験会を実施したいと考えています。
■親指ピアノ(アフリカ)
■ディジュリドゥ(オーストラリア)
■シタール、タブラ(インド)
■ウクレレ(ハワイ)
■二胡(中国)など
より多くの世界の音楽を体験することで、子供たちの興味がさらに花開き、その可能性を拡げていくと期待しています。また、体験会だけでなく、発表会への挑戦の可能性も探っていきます。

みなさんも遊びにきてください!
日時:2019年2月10日(日)
場所:両国・回向院ほか周辺会場にて開催予定(入場無料)
◇当日実施プログラム<参考:昨年度>
「スティールパン」「義太夫」「ガムラン」の各小学生チームによる発表会、相撲体操、バテリア(サンバ楽器隊)体験~パレード、サンバ衣裳体験、相撲甚句、だれでもオープンマイク、河内音頭体験、ウクレレ体験会等
◇プログラム講師<参考:昨年度>
竹本京之助(義太夫)、鶴澤弥々(義太夫三味線)、原田芳宏(スティールパン)、鳥居誠(ガムラン)、ニョマン・スダルサナ(ガムラン/舞踊)、浦風冨道(相撲体操/相撲甚句)、久保田ガズ誠(ウクレレ)、アダチ正芳(サンバ)等
事業に携わる方の思い
わじまま&えりりん(運営スタッフ/ガムラン・義太夫プログラム参加者)
■娘の参加がきっかけで、運営スタッフに

我が子が小4のとき、小学生対象のガムランがあると知り応募したのがご縁で、義太夫にも参加し、小6までの3年間で2つのプログラムを経験しました。
娘と私、祖母で義太夫の話をしていると、祖母が「私が子供の頃、おじいちゃんが好きで語っていた忠臣蔵...」と口ずさみ始めたことから、伝統芸能の力を感じました。
娘が中学生になり、昨年は私がサポートスタッフとして参加したことをきっかけに、ガムラン講師の先生からインドネシアの文化についてお話を聞き、私自身ますます興味がわいています。
普段の生活で触れることの少ないタイプの音楽を身近に体験できる機会として「ほくさい音楽博」は絶好の場です。子供時代の音楽とのすてきな出会いが、その後の人生に何らかの影響を与えるものになるでしょう。当日ふらっと来た人も、がっつり思い入れのある人も、「面白い!来てよかった!」と思う場になるよう私なりに力を尽くしたいと思っています。
川瀬ひろしさん(運営スタッフ/スティールパン・プログラム参加保護者)
■「やってみたい!」を引き出してくれた「ほくさい音楽博」

おととしの冬、はじめて「ほくさい音楽博」に出会いました。
娘のお友達の発表を聴きになんとなくフラッと立ち寄らせていただきました。
出店やワークショップもあるということなので、本当に遊びに行った感じでした。
そこで、スティールパンにはじめて出会ったのです。
回向院に響きわたるスティールパンの音に、親子ともども一気に引き込まれてしまいました。
娘の目に、耳に、これまで経験したことのない、景色、音が、飛び込んできたのは間違いありません。
「わたしも、やってみたい」
娘の想いはこの一言につきると思います。
親としても「やらせてあげたい」と思える音であり体験だと素直に思いました。
翌年、はじめてスティールパンの前に立った時、娘の感じたキラキラしたそれは、
間違いなくこれまでに経験したことのないものだったに違いありません。私たち親も同じです。
練習も本番も、講師の方はじめ、トッピングイーストのみなさん、ボランティアのみなさん、本当に多くの方が、「子供たちに、普段は経験できない世界の音楽を!」という思いが、新しい楽器にチャレンジする子供たちの背中をぐっと押してくれていたのだと思います。
音楽だけでなく、毎日の生活のなかで新しいコトへチャレンジする一押しにもつながっていると思います。
スティールパンで演奏した曲が、娘たちのハミングで、我が家では毎日再演されています。
世界へ羽ばたくきっかけを、あらゆる子供たちへ届け続けてもらいたいです。
参加した方の声
昨年度、練習・発表会プログラムに参加した小学生の保護者アンケートから
・敷居が高いと思っていた義太夫を間近に聞かせていただき、教えていただきありがとうございました。家で練習を強要することもないのに、お風呂などで自主練習をしています。墨田区のお友達ができてうれしいとのことです。
(義太夫/江東区)
・講師の方々はみなさん、本当に素晴らしく、子供たちものびのびと参加していたように思います。終わった瞬間、また来年もやりたい!!と言っていました。
(スティールパン/横浜市)
・みんなで楽しんで演奏しようという雰囲気がとても良かったです。もともと、楽器には苦手意識がありましたが、やってみたら出来た、練習したらうまくなった、ということが実感できたと言っていました。
(スティールパン/墨田区)
・2回目の参加ですが、講師の方の子供を惹きつけるパワーにすごいなという思いを持ちました。子供たちの士気を高めて、本番にピントを合わせられたのはすごかったです。とても楽しかったようで、学校の生活発表会で義太夫を披露していました。
(義太夫/墨田区)
・初心者の子供たちが、ガムランの演奏をどうやって覚えていくのか興味深く拝見させていただいておりました。楽譜もなく、口頭指示とスタッフの皆さんのかい助ですぐに覚えていく様子を見て、子供の柔軟性にただただ驚くばかり。最初は、見たこともない楽器を演奏することに戸惑いがあったようですが、優しく指導していただいたこともあってか、「やればできる」と自信が持てたようで、「来年はスティール・パンをやってみたい!」と新しい楽器に挑戦する気持ちになっています。
(ガムラン)
・大声をあまり普段出すことができない中、おもいっきり出せて、スッキリしたそうです。少し恥ずかしさが軽減したような。。。はじめて「ほくさい音楽博」に参加して、このような素晴らしいイベントをもっとまわりに広めていきたいと思いました。
(義太夫/墨田区)
寄附者の方へ

下町ならではの”持ち寄り”で支えられている「ほくさい音楽博」には、ご寄附の他にも、得意分野や技能が活かせるお手伝いなど、地域のみなさんが活躍できる様々な場所があります。
ぜひ一度、墨田区の私たちの活動拠点にお立ち寄りください。子供たちの練習の見学も歓迎です。
子供たちが世界中の音楽や楽器の美しい響きに直に触れ、小さな好奇心を育て、いつしか葛飾北斎のように、民族や国境を越えて人々に感動を与えられるような存在へと羽ばたいていって欲しいと考えています。
皆さまからの温かいご支援をお待ちしております!
お礼の品一覧
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2018年12月19日 08:08
ほくさい音楽博への応援メッセージをご紹介!
親指ピアノは遠くへ歩くときの共として演奏したり、畑仕事の合間の暇つぶしに鳴らしたりする、アフリカうまれの小さな楽器です。
誰かのために弾くのではなく、まず自分のために弾く。音階が固定されているので適当に弾いてもそれなりの即興演奏に聴こえ、子どもたちも夢中になって鳴らしてくれます。
スマホのゲームと用途も大きさも持ち方も似た親指ピアノですが、はるかに創造的ですよね。ほくさい音楽祭を応援します。(サカキマンゴー/ミュージシャン)もっと見るまだコメントはありません
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2018年12月11日 08:52
ほくさい音楽博への応援メッセージをご紹介!
「ほくさい音楽博」のメインビジュアルを初めて担当し、「楽」のシンボルマークをデザインしたのが2015年。以降毎年、フライヤーをはじめとしたグラフィックを担当させて頂いています。
どんなビジュアルだと、このユニークで豊かな音楽体験プログラムに子供たちが興味を持ってくれるかを考えながら、毎年制作に励んでいます。回向院という立派なお寺で世界中の音楽・楽器に触れられるなんて、そんな面白い体験は滅多にないです。
正直、自分が子供に戻ってガムランに参加したい!という気持ちが拭いきれません。(竹内公啓)もっと見るまだコメントはありません
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2018年12月07日 16:56
ほくさい音楽博への応援メッセージをご紹介!
3年間、アーツカウンシル東京の担当者としてほくさい音楽博の運営に携わりました。
「みんなでつくる、子供達が主役の地域のお祭り」。それを真摯に実現しようと、「みんなで」に加わってもらうための入り口設計も含めて、さまざまな手法を丁寧に試し、積み上げながら毎年成長を続けているのがほくさい音楽博だと感じています。
講師、サポーター、地域の方々、スタッフなど、たくさんの大人に見守られ伸び伸びと音楽を奏でる子供達に出会えるこのお祭りの担い手が、クラウドファンディングを通してさらに増えることを期待しています。(芦部玲奈)もっと見るまだコメントはありません
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東京都墨田区
墨田区は東京都の東部に位置する、隅田川と荒川に挟まれた町。江戸時代には運河の水利を生かした地場産業が発達し、明治から昭和にかけては次々と町工場が生まれ、その技術や技能は現代にも受け継がれています。毎年夏に開催される隅田川の花火大会は、江戸時代より続く夏の風物詩。両国にある国技館では、大相撲の数々の名勝負が繰り広げられています。2012年には東京スカイツリーが誕生。国内外より多くの観光客が訪れています。
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