認知症で困っている人や家族を救うため「ものわすれ相談室」と「住民型認知症カフェ」を拡充したい
カテゴリー:健康・福祉
寄付金額 1,230,000円
目標金額:2,400,000円
- 達成率
- 51.2%
- 支援人数
- 85人
- 終了まで
- 受付終了
福岡県久留米市(ふくおかけん くるめし)
寄付募集期間:2024年10月1日~2024年12月31日(92日間)
福岡県久留米市×一般社団法人久留米健康くらぶ

私たちは、「住民型認知症カフェ」を2014年から2022年までの8年間毎日運営してきました。現在は、早期発見・早期対応の為の気軽に相談できる『民間ものわすれ無料相談室』の拡充と、各地域単位での『住民型認知症カフェ』開設の支援を行っています。また、月1回の5つの相談会(①家族相談会、②当事者の集い、③男性介護者の集い、④女性介護者の集い、⑤子ども世代介護者の集い)を開催して、認知症の方や家族を、専門家と連携して支えています。
昨年11月には認知症の早期発見・早期対応、対策をまとめた小冊子「認知症は改善できる!」を発刊しました。
地域、市内の企業や団体と連携して、認知症の周知啓発活動を行っています。
※本事業に返礼品はありません。あらかじめご了承ください。
背景
久留米市における認知症の状況
記憶力や判断力などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態を認知症と言います。久留米市では高齢者の約5人に1人が認知症と推計されています。団塊世代が80歳を迎える2030年からの本格化が見込まれ、全国的にも大きな社会的課題の1つとなっています。
私たちが考える課題
私たちが大きな課題として考えることは、認知症の早期発見が十分にできていないということです。病院などに行く敷居が高く、発見が数年遅れてしまうケースが多々見受けられます。早期発見のために、身近に相談できる場所が必要だと考えます。
また、認知症初期の方や軽度の方が気軽に通える場所である「認知症カフェ」が、新型コロナウイルスの影響で全国的に半減しており、現在も市町村や運営者の間で先が見えない状況が続く中で、久留米市と連携して4年前から、地域単位での「住民型認知症カフェ」の開設・運営を展開していますが、まだまだ道半ばです。
活動内容
「民間無料ものわすれ相談室」「5つの相談会」の拡充
認知症は、早期発見と早期対応が重要です。
「あれっ?」と思ったらすぐに相談できる場所「ものわすれ無料相談室」を、平日毎日(火曜日を除く)開設しています。敷居の高い病院や行政の窓口に行く前に、気軽に電話相談ができる体制を整えており、迅速に対応することができます。これにより、早期対応のための橋渡しの役割を果たしています。
来年度、いつでも気軽に受け入れる体制を作り、最低月20件×12か月で240件以上のご本人や家族、そして一般市民の相談ができる体制を整えます。
また、「5つの相談会」では、一人一人に寄り添い、各地域の病院や地域包括・介護事業所と連携し、課題解決を進めています。
現在、5つの相談会をそれぞれ月1回(年間60回)開催しており、参加者は、月約30名×12か月で約360名です。これを更に拡大して、月50名×12か月で600名以上の参加を目指します。
「住民型認知症カフェ」の拡充
全国にある認知症カフェの7割以上は介護事業所・病院や市町村が主体です。しかし、コロナ禍で半分前後が休止したままです。
そのため今後は、住民(市民、NPOなど)が主体的に運営する「住民型認知症カフェ」を広げることが求められています。
私たちは現在、カフェの運営者を掘り起こすセミナーを、久留米市主催の「認知症カフェ開設講座」と連携して行っています。受講者及び一般市民の理解をさらに深めるために、昨年11月に発刊した、認知症早期発見と早期対応の対策をまとめた小冊子「認知症は改善できる!」を、カフェ開設の手引書としても使えるよう改訂します。
将来的には、現在の市内19か所から、全46の小学校校区にカフェを拡充することで、多くの市民の認知症の早期発見・早期対応ができる仕組みづくりを目指します。
これらの運営のためには、様々な専門家との協力が不可欠であり、そのための費用を確保する必要があります。
各地区の「住民型認知症カフェ」とも連携して、困っている認知症の方と家族を救っていきたいと考えています。
寄付金の使い道
・相談会等謝礼
・相談会・セミナー会場費
・交通費、燃料費
・チラシ・資料作成、消耗品費
・備品購入費
・小冊子(改訂版)作成費
・小冊子(改訂版)印刷費
※目標金額を上回った場合、下回った場合も、本事業に活用させていただきます。
※万が一、本事業が中止になった場合は、久留米市の市民活動を支援する事業に活用させていただきます。あらかじめご了承いただきますようお願いします。
応援メッセージ
1. 音成龍司:音成脳神経内科・内科クリニック 医院長
10年前から「ほっとカフェ」を通じて、患者さんの紹介やセミナーの講師等連携をしてきました。
小冊子「認知症は改善できる!」を監修し、地域単位になくてはならない活動で、医療・介護との相互連携で、更なる広がりを期待しています。
2.春口晴美:病院・介護施設の看護師長を経て(株)セイコウカレッジ創業、看護師・介護福祉士の人財育成やストレスケア指導他
久留米健康くらぶにおいて相談員としてお手伝いさせていただく中で、改善するコツを目の当たりにしてまいりました。早期発見・適切な対応について是非情報を受け取って下さい。ご家族の寄り添い・支えが何より大切です。どうか最期の日までお互いが幸せに過ごせます様に。
3.古賀千鶴:認知症ケア指導管理士・久留米グリーフケアCafe代表・ふれあい安武の会会長・日本グリーフ専門士協会基礎講座トレーナー・一般)プロフェッショナル心理カウンセラー
専任相談員として10年! 認知症になって辛い思いをされているご本人への理解と、介護を行うご家族の方々の思いを共感され、病気への関わり方などを伝えていかれる姿勢、人として穏やかに過ごすことが出来る環境を作られている様子を拝見させて頂いています。久留米健康くらぶの活動が、一人でも多くの方へ届いていくように応援させていただきます。
4. 黒岩壽臣:住民型認知症予防カフェ連絡協議会代表・認知症予防カフェYYY代表
認知症者及び予備群が1千万人と推計される中、住民主体で運営する住民型カフェの全校区設置を目指しています。現在、久留米健康くらぶの指導の下、身近で、気軽に、安心して通える予防カフェを14ケ所開設しています。今後、自分の健康、自分のまちを自分で創るため、交流と連携を推進していきます。
寄付してくださった皆様へ
ご希望いただいた方には、令和7年度に作成する小冊子「認知症は改善できる!」の改訂版をお送りします。
【注意事項】
「ふるさと納税で応援する」ボタンからお進みいただき、申込手続きで出てくるアンケートにて、ご希望の有無をご回答ください。
最後に
団塊世代が80歳になる2030年を視野に、早期発見→絶望ではなく、「あれっ!」の早期発見と早期対応で認知症の症状改善、認知症は怖くないこと、希望につながることを伝えていきたいです。
なお、本年4月~開催の「福岡認知症カフェオンライン交流会」(月1回)にて県内のカフェ仲間や行政とも連携して展開して参ります。
課題が山積みの認知症施策に風穴を開ける活動を推進しながら、「認知症になっても明るく元気なまち・久留米」を目指します。
皆様のご支援をよろしくお願いします!
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2025年11月25日 12:27
認知症当事者の話を聴こうセミナー開催
おかげさまで、小冊子第2弾を発刊する運びとなりました!
小冊子発刊記念セミナーを開催いたしますので、ぜひご参加ください
日時:2025年12月7日(日)14時~16時
会場:くるめりあ六ツ門6階みんくる会議室
内容:認知症のご本人や介護家族の生の声をお話いただきます
対象:どなたでも 参加費:500円もっと見るまだコメントはありません
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福岡県久留米市
福岡県久留米市は福岡県の南部に位置し、九州一の大河「筑後川」に抱かれています。古くから筑後川がもたらした肥沃な大地と豊富な水を活かして農業都市として栄えてきました。
また、明治以降は県南地域の商業の中心地となり、国産のシューズメーカーとして有名な「アサヒシューズ」「ムーンスター」、世界的タイヤメーカーの「ブリヂストン」を中心としたゴム産業のまちとして発展してきました。
その発展の過程で形成された独自の食文化は当時の労働者の胃袋を支えるとともに、久留米のグルメとして現在に誇る逸品となっております。
「九州有数の農業都市」「とんこつラーメンの発祥の地」や「焼き鳥のまち」であり、「日本有数の酒処」さらには「ゴムのまち」として、久留米の先人が創り上げた数々の美味と逸品をぜひ一度堪能してみてください。
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