食の支援ネットワーク作りで地域の助け合いの活性化を!
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 581,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 29%
- 支援人数
- 18人
- 終了まで
-
11日
/ 90日
東京都府中市(とうきょうと ふちゅうし)
寄付募集期間:2024年9月20日~2024年12月18日(90日間)
東京都府中市×NPO法人フードバンク府中
新型コロナウイルス感染症の影響が今も続く中で、さらに物価高騰が追い打ちをかけ、日々の食事にも困っている人々が増えている状況です。一方で日本では1人当たり年間約41kgの食品が廃棄されている現状もあります。
フードバンク府中では食べきれない食品を集め、社会福祉協議会や地域の支援活動を行っている団体を通じて必要な人に渡す仕組みを作っています。そして、それは困窮している方が行政等への支援に繋がるためのセーフティネットとなると考えています。
地域支援団体のネットワークの連携を強化し、困った時に頼れる拠点を作ります。
フードバンク府中は、府中市社会福祉協議会の企画から準備会が誕生し、1年間の活動を経て2020年4月に府中市民の有志が立ち上げました。2022年6月には特定非営利活動法人として認証されました。府中市、府中市社会福祉協議会、府中市市民活動センタープラッツ、民間企業、団体、個人のご協力のもと食料支援を行っています。
フードバンク府中の活動は無償のボランティアの活動によって行われています。
食べきれない食品を集めて、必要な人に届ける
地域のフードセーフティネット拠点作りを!
府中市役所などで実施したフードドライブ(食品寄付活動)を通じて集まった食品の寄付は、2020年度1,040kg、2021年度2,275kg、2022年度2,597kgと年々増えています。
一方で、物価高騰で生活に困窮する市民も多くおり、市内の子ども食堂や地域の支援活動を行っている「わがまち支えあい協議会(地区社協)」が主催するフードパントリー(無料食料支援)の利用者も増えている状況があります。
フードバンク府中が直接行っている、市内在住・在学の学生支援についても2020年度735人、2021年度1,102人、2022年度1,604人と増加しています。
社会状況としては、ひとり親世帯や高齢単身世帯などの増加により、孤独・孤立化問題が顕在化しており、「つながり作り」が喫緊の課題です。
フードバンク府中では、各種支援団体との連携した食料支援活動を通じて行政や地域のつながりを作ることで、困っている市民が適切な相談窓口につながれるような仕組みを作り、孤独・孤立化を防ぎたいと考えています。
フードドライブ(食品寄付活動)により、フードロスをなくして、必要な人に食品を届ける仕組みづくり、地域のセーフティネットを強化していくためにも、ぜひご協力をお願いします。
困った時に頼れる事業を継続するために
フードドライブ(食品寄付活動)は、府中市役所、府中市市民活動センタープラッツなどの公共施設で定期的に開催されている他、コンビニエンスストアなどの協力店舗や各種イベントで行っています。また、府中市宮町の「環境まちづくりNPOエコメッセ」の協力で随時、寄付を受け付けています。
寄付された食品は倉庫に運び、フードバンク府中の会員やボランティアスタッフが倉庫に分類して保管しています。
そして、必要に応じて、府中市内の子ども食堂や、府中市社会福祉協議会、わがまち支えあい協議会(地区社協)などの食料支援を行っている団体に渡します。
安定した活動のための倉庫の確保も課題
フードバンク府中NPO会員10名、ボランティアメンバー10名以上が無償のボランティアで活動しています。現在、倉庫は市民の方からのご厚意で使わせていただいているものの、今後も活動を持続していくためには、長期で継続して使える倉庫が必要です。今回のプロジェクトをきっかけに、倉庫の確保をはじめとして、事業基盤の強化を目指しています。
大変な時も食べられる安心を、府中市に
地域のつながりで、困窮、孤立を防ごう!
府中市においても、コロナの影響や、物価高騰等で厳しい暮らしを強いられている人が多くいます。子ども食堂やわがまち支えあい(地区社協)の活動など、支援団体を通じて食品を必要としている人に渡し、地域での助け合いネットワークを強化していきます。
食料を渡すだけではなく、困窮している人を行政等の支援につなげることも大きな役割と捉えています。府中市や府中市社会福祉協議会をはじめ、支援団体との連携を深め、支援団体のネットワークを広げ、活動の基盤を安定化させていくことが、食のセーフティネットの構築にも必要だと考えています。困った時に声をあげることができる、そして支援につながることができる地域をつくります。
年末年始や給食のない夏休みに届けたい
困りごとが顕在化する年末、支援につながれるように
年末年始は特に住まいを失った方や困窮している家庭などの相談が増加します。府中緊急派遣村による炊き出しと食料支援に協力し、相談会への参加を促します。
高まるニーズに対応できるような体制作りを
夏休みなどの給食がない期間には、子育て世帯からのニーズが高まりますが、今年の夏は寄付の減少もあり対応ができませんでした。子ども食堂等の団体との連携で子育て世帯への食の支援が充実できるように取り組みます。
事業に携わっている方の思い
府中市社会福祉協議会 地域活動推進課 まちづくり推進係
府中市社会福祉協議会では、地域福祉コーディネーター(※)を配置し、「わがまち支えあい協議会」の活動を支援しています。
わがまちささえあい協議会は、地域住民が主体となって、さまざまな「困りごと」に気づき、共有し、解決していく支えあいのしくみです。文化センター圏域11か所ごとに、話し合いをしながら、さまざまな活動をしています。
つながり作りを目的に、食支援の活動にも取り組んでおり、フードドライブやフードパントリーの活動を行っている団体も多くあります。フードパントリーを利用される背景には、経済的な問題だけではなく、様々な問題が関係していることもあります。地域福祉コーディネーターは、ボランティアの皆さんと連携して、一人ひとりに寄り添いながら、解決に向けて支援しております。
引き続き、地域の皆さま、関係団体の皆さまと共に、支えあいの活動を盛り上げていけたらと思います。
※地域福祉コーディネーター:生活上の困りごとを抱えている方に対し、様々な機関と連携しながら、解決を図るとともに(個別支援)や、住民主体の活動を支援(地域支援)する活動を行っています。
ドナルド・マクドナルド・ハウス「ふちゅうハウス」 ハウスマネージャー 渡井京子さん
ドナルド・マクドナルド・ハウス「ふちゅうハウス」は、病気のお子さんとそのご家族が滞在できる施設です。隣接する東京都立小児総合医療センターには、東京都の島しょ部や、他県からの患者さんが治療を求めて集まり、ハウスはそのご家族の身体的・経済的なサポートをしています。自炊ができる共有のキッチンはありますが、実際に召し上がる食品はインスタントやレトルトが多いのと、そもそもご自身達の食事を節約する方が多くみられます。
食生活の大切さから、日々の生活の中でもっと食のサポートができればと思っておりました。
フードバンク府中さんの食料サポートをいただいて以来、ふちゅうハウスのキッチンが充実し、滞在のご家族から大変喜ばれています。
これからも継続的な支援をお願いしたいです。
府中市在住・在学の学生への食料支援
将来を担う若者を元気にしたい!
フードバンク府中が活動を始めて、まず手をつけたのは、コロナ禍でアルバイトを失い、困窮して食事もままならない大学生の支援でした。市内には2つの国立大学があり、多くの学生が地方から上京して一人暮らしをしていたり、留学して日本で暮らしています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で収入を断たれ、また、学校での授業がオンラインになり、リアルでの出会いがなくなった学生が孤立している状況もありました。
そこで、フードパントリーでは丁寧に一人ひとりの学生に向き合い話を聞くことを行いました。また、フードバンクで配布する食品は備蓄食が多く、栄養のバランスも心配です。そこで、地域の飲食店で出来立ての食事を食べることができる「まかないチケット」を発行しています。家庭が経済的に厳しく仕送りが減るなどで、十分に食事がとれていない学生がいます。また、地方や海外から来た学生は孤独を感じていることがあります。フードパントリーを通じて、食の支援をするとともに、支援団体との連携などにより、孤独感の解消にもつなげたいと思います。
寄附の使い道
【内訳】
・食料品の購入や、「まかないチケット」の代金
・運搬委託費
・倉庫の確保
フードパントリーのニーズの増加に伴い、運搬費が増加しております。また、食料寄付いただくものは長期保存が可能なものとなっており、栄養が偏ってしまうため、保存のきかない野菜など一部購入することに加え、地域の協力飲食店への食事代を補助する「まかないチケット」を必要としている学生に配付します。
【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合でも、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合は、府中市の困窮者支援に関する事業にて活用させていただきます。
府中市長からのメッセージ
市民協働でSDGsの取組み推進
府中市では市内各所で子ども食堂やわがまち支えあい協議会のフードパントリー(食料無料支援)が市民のボランティアによって行われ、困っている市民を行政等の支援につなげるきっかけを作っています。
また、府中市では2050年CO2実質排出ゼロを目指したゼロカーボンシティ表明を行い、市と市民、事業者が一丸となって取り組んでいます。市役所で行っているフードドライブ(食品寄付活動)活動も、食品廃棄物を減らすことでゴミの焼却量も減ることから、ゼロカーボンシティへ向けた取り組みの一つとなっております。
第7次府中市総合計画では、国際社会共通の目標であるSDGsの理念をふまえ、誰一人として取り残さない持続可能な地域づくりを市民や事業者などとの協働により推進しておりますが、NPO法人フードバンク府中の活動が市民の困りごとに寄り添い、地球環境の改善にも寄与する、今まさに必要とされている事業と考えております。
ぜひともこのプロジェクトを府中市民の皆さまとともに一歩進めていくためにもご理解とご協力をお願いいたします。
府中市長 高野 律雄
本事業に賛同していただいた皆さまへ
助け合いの輪を地域に作っていくために
これまでの多くの方からご寄付をいただいてきました。フードドライブでの食品の寄付は、直接困っている方にお渡しすることができ、また府中市としてもごみ減量によって二酸化炭素排出削減に役立っています。孤立して困っている人へ手を差し伸べ、環境にも役立つこの活動を続けていくためにも引き続きのご協力をどうぞよろしくお願いします。
一緒に活動してくださるボランティアも募集中です。ホームページからお気軽にお問い合わせください。
寄付いただいた方へのお礼
ご希望の方には、活動報告書を送付させていただきます。
皆さまからお受けした寄付金は、税制上の優遇措置の対象となります。
個人の方の場合、一定の限度内で寄附を行うと、2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
※府中市在住の方、本プロジェクトに寄付(ふるさと納税)ができます。また、控除も受けられます。
法人の場合、自治体への寄付として、損金に算入することで、税の節税効果があります。
※企業版ふるさと納税制度ではありません。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
東京都府中市
「府中」という地名は、奈良・平安時代に武蔵国を治めていた役所である国府が、この地に置かれていたことに由来します。現在も市内には国指定の重要文化財を含む有形無形の文化財が数多く存在し、歴史の面影が色濃く残っております。また、本市は、瀬や波の音に心が和む多摩川、ムサシノキスゲが可憐に咲く浅間山、国指定天然記念物「馬場大門のケヤキ並木」など、豊かな自然にも恵まれております。
人口約5万人で昭和29年に市制を施行した本市は、半世紀以上にわたる歩みの中で、高い行政水準を持つ多摩地域の中核的都市として発展し、現在は人口約26万人を擁するまでになりました。
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