京都府亀岡市、絶滅危惧種アユモドキをまもるクラウドファンディングを開始!

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 168,000

11.2%

目標金額:1,500,000

達成率
11.2%
支援人数
10
終了まで
50
/ 90

京都府亀岡市(きょうとふ かめおかし)

寄付募集期間:2024年8月1日~2024年10月29日(90日間)

京都府亀岡市

プロジェクトオーナー

天然記念物アユモドキの棲む環境を守る『あゆまもプロジェクト』が発足しました。
このプロジェクトは、アユモドキが川を旅して母を探すカードゲームを通じて、環境保護の意識を地域の子どもや観光客に広めます。
さらに、NFTメンバーシップを導入し持続的な活動を目指します。
亀岡市の多様な川の生態系を守り、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロを目指す取り組みの一環です。
皆様の温かいご支援を心からお願い申し上げます。

絶滅から救えるか?!日本固有種の天然記念物アユモドキを守る!

アユモドキってどんなサカナ??

かめおかの環境のシンボル「市の魚」アユモドキ

アユモドキは、その名前のとおり泳いでる姿がアユに似ているところから名前が付けられたコイ目アユモドキ科の日本固有の淡水魚です。口ひげが3対あり、2対は上あご先端に、1対は口の後端にあります。
その他の特徴としては、頭と胴部が側偏し、尾びれの後縁に深い切込みがあり、背から体側部は黄褐色で腹部が乳白色。幼期には体側に明瞭な暗褐色の太い横帯(シマ模様)がみられます。
体長は、大きくなると15cm程度になります。野生に生息しているアユモドキの寿命は、概ね3年~4年と考えられています。

そんなアユモドキは絶滅が心配されています

昔、アユモドキは琵琶湖淀川水系の河川のあちこちで見ることができましたが、現在は、岡山県と亀岡市でしか見られなくなってしまいました。治水対策の進捗などにより、産卵場所に適した一時的水域(氾濫原環境)の減少、外来魚(オオクチバスやブルーギルなど)の侵入による食害、農業の手法の変化や圃場整備、河川整備などによる生息環境の変化などが原因とされています。

まさにアユモドキは絶滅寸前の状態です。

亀岡市でアユモドキが生き残った理由

専門家により、平成15年度からはじめられたアユモドキの調査の結果、アユモドキは川の増水などにより生じる一時的水域でしか産卵をしないことがわかってきました。河川の整備が進み、そうした産卵に適した場所がだんだん少なくなってきました。
現在、亀岡市内のアユモドキの生息地では、農業用のラバーダムが立ち上がることで、人為的に氾濫原環境が作り出され、奇跡的にアユモドキの産卵・繁殖環境が守られてきました。

アユモドキが増えない理由

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農業用のラバーダムの立ち上げで産卵しても大雨が降ると、卵や仔稚魚が流されてしまいます。

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上流のため池などからオオクチバスなどが侵入し、アユモドキが食べられてしまいます。

アユモドキを救う?!『あゆまもプロジェクト』発足!

天然記念物であるアユモドキの棲む環境を守るプロジェクトが発足しました。

その名も「あゆもどきを守るプロジェクト」、略して『あゆまもプロジェクト』。

まずは、その活動について、もっと身近な存在となって、もっとアユモドキを知っていただきたいため、オリジナルのカードゲーム「あゆまもゲーム」を作りました。
アユモドキが亀岡市の川を旅して母を探す、川を探索しながら成長していくカードゲームです。カードゲームを通じて、亀岡市の環境問題や環境保護への取り組みを地域の小・中学生から観光客に至るまで広げていきます。
カードゲームを通してアユモドキや亀岡の自然を学ぶことで、きっと友人や家族で自然環境について話すことが身近な存在になるゲームです。

NFTによるメンバーシップをお礼のお品にしました

あゆまもカードゲームとNFTアートをセットにして返礼品にしました

NFTによるメンバーシップをお礼のお品にしました。このお礼のお品のNFTを保有することで、亀岡市のアユモドキの保全活動を応援するメンバーシップとなり、応援コミュニティにご招待いたします。
ふるさと納税の寄附者でも『あゆまもプロジェクト』のメンバーとして、亀岡市と一緒にプロジェクトに参加できる活動を持続的に未来へ繋げていきましょう。
また、そのデジタルアートを図柄にし、オリジナルゲーム「あゆまもゲーム」が楽しめる54枚1組のカードをセットにし、お礼のお品としてお届けします。

クラウドファンディングでご支援をお願いします

頂いた寄附金だけでなく、メンバーシップとなったNFT保有者の皆様と一緒にアユモドキの保護・保全に取り組んでいきます

【寄付金の使い道】
・アユモドキの調査・保全活動に必要な経費
・新たにつくる公園内のアユモドキの産卵場・稚魚生息地の維持管理費
・アユモドキの認知向上のための体験学習

【事業実施のスケジュール】
2025年4月以降:アユモドキ保全活動等を実施

※目標金額を超えた場合でも、目標金額に達しなかった場合でも、上記の費用として大切に活用させていただきます。

頂いた寄附金だけでなく、メンバーシップとなったNFT保有者の皆様と一緒にアユモドキの保護・保全に取り組んでいきます

アユモドキの保全活動

救出活動

農業用堰(ラバーダム)の起伏や農業用水の配水停止により、河川や周辺水路の一部で水が涸れるため、そうした場所に取り残されたアユモドキをはじめとする在来魚類などの救出活動を行っています。

ラバーダム立ち上げ時の救出活動(6月)

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アユモドキは例年、この時期に産卵期を迎え、ラバーダムの立ち上げなどによる川の増水をきっかけに草地に産卵します。渇水した下流に取り残された個体をダム上流に放流し、繁殖につなげる「救出活動」を毎年実施しています。地元の自治会・環境省・京都府・京都大学・NPO・亀岡市などが参加し、岩場のかげなどに潜んでいるアユモドキを丁寧に探していきます。

中干時の救出活動(7月)

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農業用水路の水を止めて田んぼを乾かす中干期には、水が涸れた水路に取り残されたアユモドキや在来魚類などの救出活動を行っています。

落水時の救出活動(9月)

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田んぼに水が必要なくなると農業用水路に水を流さなく(落水)なります。NPOや環境省、京都府、亀岡市が中心となり水が涸れた水路に取り残されたアユモドキや在来魚類などの救出活動を行っています。参加者たちは広く張り巡らされた水路に散らばって網を使って魚を救出し、種類や個体数を記録した後、本流に戻します。

外来魚駆除活動

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『STOPブラックバス 守ろうアユモドキ!』をキャッチフレーズに、アユモドキの生息河川やその上流にあるため池などで、外来魚などの駆除活動を行っていますが、ブラックバスやブルーギルが減少することはなく、駆除活動を続けなければなりません。

その他の保全活動

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密漁防止パトロール、生息域における清掃活動や草刈などを行いながら関係機関と連携し、アユモドキを守ります。

上記の保全活動は、自然環境保護に対する想いのあるボランティアの皆様によるものが大きな力となっていますが、まだまだアユモドキを守っていくためには到底力が及びません。みなさまの応援が大きな力になります。

亀岡市長からみなさまへ

2018年12月13日、亀岡市と亀岡市議会は、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行いました。
国の天然記念物「アユモドキ」をはじめとする多様な川の生態系を育む「母なる川保津川」から、地球規模の問題となっている海洋プラスチック汚染の解決に向けた取り組みを進め、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目指します。
そして、自然環境の保全と地域経済の活性化に一体的に取り組む『世界に誇れる環境先進都市』を実現のため、さまざまな取り組みを進めています。
亀岡市が使い捨てプラスチック削減の第一歩として取り組むのがプラスチック製レジ袋の削減です。まずは、レジ袋の有料化とエコバッグ持参を呼びかけ、プラスチック製レジ袋の全体量を大幅に削減したうえで、全国に先駆けてプラスチック製レジ袋提供禁止条例を制定しました。2024年8月現在、亀岡市内のエコバッグ持参率は98%と極めて高い水準となっています。
しかし、プラスチック製レジ袋の提供禁止は一つの手段であって、目的ではありません。これからも使い捨てプラスチックごみゼロを目指して、さまざまなプロジェクトを展開してまいります。
プラスチックごみゼロに向けた取り組みは、社会全体での理解と協力が不可欠です。海洋プラスチック汚染の問題は長期的な視野での持続可能な取り組みを続けていかなくてはなりません。
そのためにも、「環境保全」と「地域の活性化」が一体となったまちづくりを進めていく必要があります。一人ひとりの意識、行動をつなげ、大きな動きを創り出すことが今、求められています。

亀岡市長 桂川 孝裕

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ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品をご紹介

現在進捗情報はありません。

京都府亀岡市

京都府亀岡市は京都市の西となりに位置し、嵯峨嵐山駅からおよそ10分。周囲を美しい山々に囲まれ、暮らしやすく、豊かな自然と美味しい水に恵まれたまちです。
秋から春にかけては、亀岡盆地一帯に発生する「丹波霧」が、亀岡を象徴する風景として知られています。特に朝方、かめおか霧のテラスから望む「雲海」は絶景をお楽しみいただけます。
新たなランドマークとして京都府立京都スタジアムが完成しました。Jリーグ 京都サンガF.C.のホームスタジアムとして活用されるほか、サッカーやラグビーなどの国際試合が開催可能な施設であり、音楽や地域振興など、府内最大級のイベント会場として活用が期待されています。