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上高地を未来へ 【上高地「再生と安全」プロジェクト:2023年度2回目募集】

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 1,143,000

11.4%

目標金額:10,000,000

達成率
11.4%
支援人数
32
終了まで
受付終了

長野県松本市(ながのけん まつもとし)

寄付募集期間:2023年12月27日~2024年2月29日(65日間)

長野県松本市

プロジェクトオーナー

槍・穂高連峰の玄関口である上高地は、中部山岳国立公園の一部であるとともに、特別名勝と特別天然記念物に指定されており、その大自然が世界中の人々を魅了し続けています。
保護と利用の両立が求められる上高地は、長年、管理用道路についての課題と向き合っています。この道は私たちが安全に山岳地域を利用するため必要な道路ですが、川の中に仮設橋や土砂堤防を築き設置してあるため、自然環境への影響や安全性の問題を抱えています。
いま松本市では、上高地の価値を未来の世代へつなぐため、人為的に改変された梓川を、本来の自然な流れ「網状流路」に再生するとともに、より安全な利用環境を整えるプロジェクトを進めています。

寄附者名を刻印します

本プロジェクトのご寄附に対してのお礼の品はお送りしておりませんが、ご協力いただける方の上高地への想いに感謝し、特別に、ご寄附いただいた方のお名前を上高地に設置する解説版に刻印いたします。
美しい上高地を未来へ、プロジェクトの趣旨に賛同いただける方のご協力をお待ちしております。

刻印には寄附額の条件等があります。詳しくはページ後方の「寄付者名を刻印」をご参照ください。

皆様のご支援によりプロジェクトは着々と進んでいます

新しい新村橋の橋台設置工事の様子(令和5年10月25日撮影)

プロジェクトの事業費の一部とするため、令和4年度からクラウドファンディング型ふるさと納税を活用して支援を募っています。
これまでに皆様からいただいたご寄附は、事業費の財源に充当させていただいております。
令和5年度は、引き続き管理用道路の再整備工事を進めるとともに、上高地を流れる梓川にかかる新村橋の架け替えのため、旧橋の撤去工事や新しい橋の土台となる橋台の設置工事を進めてきました。
令和6年度以降も、皆様の上高地への想いに支えられながら、美しい上高地を未来に残すため、着々とプロジェクトを進めてまいります。

梓川の自然再生と安全の両立で上高地の価値を未来へ継承したい

世界に誇る景勝地「上高地」

大きく息を吸い込むと、体が透き通っていくような凛とした空気
次々と芽吹き、光を受け生命力あふれる新緑のまぶしさ
そして、荘厳な穂高連峰を背景に流れゆく、エメラルドグリーンの梓川の清流
さまざまな顔を見せる大自然が、世界中の人々を魅了し続ける山岳リゾート「上高地」
この類いまれなる自然環境を次代へ継承するために、梓川を本来の姿に再生するとともに、
安全な利用環境を整えるプロジェクトを始めました。

上高地のシンボル 河童橋
槍・穂高連峰への玄関口としてにぎわう横尾

かけがえのない「宝」

上高地は、中部山岳国立公園の一部であるとともに、国宝と同レベルである2つの文化財、
特別名勝と特別天然記念物に指定されています 。
自然公園法及び文化財保護法に掲げられた保護(保存)と利用(活用)の両立が求められます。

穂高連峰を背に、清らかな水を湛える大正池

網状流路とケショウヤナギ

上高地の梓川は平坦な河原を川が蛇行する「網状流路」が本来の姿です。
時々ある出水で土地が更新される環境を好むケショウヤナギ。広範囲で群生するのは、本州では梓川流域の上高地と松本盆地に限られます。
網状流路とケショウヤナギ、上高地を象徴する景観の一つです。

写真
新緑が眩しい散策路

国立公園を支える重要な道「管理用道路」

奥上高地と呼ばれる徳沢、横尾地区。これらの地区の河川内には、土砂堤防により梓川の流れを変え、仮設橋と土砂を盛り立てて作られた道があります。
これらの道は、国立公園の公園施設である山小屋への物資の運搬や公衆トイレの維持、傷病者の搬送などに使われている管理用道路で、古いものは1977年につくられました。
管理用道路がなければ、

・食糧や燃料などの運搬ができず、山小屋の運営が困難になります。

・バキュームカーによる汲み取りができず、公衆トイレの維持ができません。

・横尾まで緊急車両が入れず、人命救助に支障が出ます。

このように管理用道路は、国立公園の利用にはなくてはならないインフラです 。現在私たちが安全に登山できるのは、この管理用道路があるからです。

緊急車両が横尾まで入り、救助をしている様子
大型バキュームカーでの横尾公衆トイレ汲み取りの様子

【課題①】自然環境や景観の阻害

川の中の仮設橋や土砂堤防は、河川流路を狭く単調化させ、ケショウヤナギやチョウ類、水生生物等などの生息環境を変化させるとともに、景観を大きく損ねています 。
また、出水の度に流され、その 都度復旧を繰り返しており 、重機による作業が動植物への脅威ともなっています。

土砂堤防により単調化してしまった梓川

【課題②】安全性

管理用道路は川の中にあるため、出水により度々流されます。近年は、管理用道路が流されるような 大雨が、毎年発生しており、安全上も大きな問題となっています。
梓川本来の流れの再生と出水時にも通行できる安全な管理用道路の整備が、長年の課題です。

豪雨で寸断された徳沢仮設道(上空から撮影)
豪雨で寸断された徳沢仮設道(仮設橋から撮影)

課題の解決に向けて
動き出した 上高地「再生と安全」プロジェクト

この問題の解決のため、松本市では2015年から調査研究に取り組んできました。約6年にわたり、地形や植物など各分野の専門家や関係機関と検討を重ねてきた結果、管理用道路の再整備と土砂堤防撤去を内容とする計画が固まりました。2021年度に上高地「再生と安全」プロジェクトと名付け、一部の工事に着手しました。

上高地鳥瞰図

管理用道路の再整備と土砂堤防の撤去

再整備する管理用道路は、梓川の左岸に可能な限り寄せるとともに、川を一跨ぎする橋を架けることで、増水時の被災リスクを減らします。

新村橋の架替え

徳沢から横尾方面に約900m。ここに1952年に初代の橋が架けられた新村橋があります 。
現在は歩行者用のつり橋ですが、管理用車両が通れる橋に架け替えます。また、梓川を一跨ぎする橋とすることで、自由な川の流れを確保します。
なお、新たな橋は、地形改変が最も小さい形式であるアーチ形式を採用しています。

梓川を本来の姿に

最終的に既存の土砂堤防を撤去し、梓川本来の姿である「網状流路」を再生していきます。

環境への配慮

1928年の文化財指定時を理想の姿とし、指定時以降に人の手が加えられた場所に新たな管理用道路を整備します。例えば、堤防の建設によって川の影響を受けなくなり、森になった場所などを整備ルートとしています。また、指定当時の姿をとどめる山体崩壊の堆積物、巨樹巨木などは、極力保存します。

【保存対象の例】
かつての山体崩壊の証である岩石の上に自生している樹木

写真

付帯事業

管理用道路の整備と合わせ、電力ケーブルや光ケーブルの埋設を行います。
これらにより、電力の安定供給等による防災体制の強化、安全・安心な利用環境整備、
自家発燃料(1日約 100L )削減による環境負荷低減を図ります。

あなたの想いを上高地へ

管理用道路の再整備と土砂堤防の撤去は、2021年度から始まり、2027年度完了を目指しています。
総事業費は約20億円。
上高地の価値を未来へ継承するために、あなたの力を貸していただけませんか?

なお、本プロジェクトのご寄附に対してのお礼の品はお送りしておりません。あらかじめご了承ください。

寄附金の使い道

・管理用道路の再整備費用
・新村橋架替え費用
・土砂堤防等の撤去による梓川再生費用
・これらの付帯工事費用及び調査費用、事務費等
※目標金額以上のご寄附をいただいた場合も上記費用の一部として活用させていただきます。また、目標金額に達しなかった場合でも、本事業は引き続き実施いたします。

寄附者名を刻印

事業完了後に事業の経過を記録した解説板を新村橋のたもとに設置する予定です。
解説板の裏面には、ご寄附いただいた方の氏名を刻印し、上高地に残します。
刻印は、寄附額に応じた文字の大きさで刻印します。

10万円以上…小サイズでの刻印
50万円以上…中サイズでの刻印
100万円以上…大サイズでの刻印
※10万円未満でもご寄附いただけますが、刻印は行っておりません。あらかじめご了承ください。

【注意事項】

・プロジェクトへの寄附額が合計10万円以上である場合に刻印します。
・解説板は新村橋の左岸側周辺に設置予定です。
・寄附者の氏名を金額順、五十音順で刻印いたします。
・刻印サイズは、最小でも1文字あたり5mm以上を予定しています。
・刻印された解説板が、経年劣化等により、更新する必要が生じても再刻印は行いません。
・解説板の設置は、2027年度中を予定しています。
・皆様から収集した個人情報は、この寄附に係る目的以外には使用しません。
・刻印を希望しない方は、申込み画面備考欄にその旨を記載してください。

山に関わる方の思い

北アルプス山小屋友交会長/
北ア南部地区遭対協救助隊長 山田 直 さん

写真

上高地の管理用道路は、傷病者の搬送やトイレの汲み取り、燃料などの運搬など、周辺の山岳利用環境を支える重要な道です。
一方で、出水で流されやすいうえに、自然環境や景観に悪影響があるなど、現在の管理用道路は問題が多く、これを改善することは、地元にとって長年の悲願でした。
本プロジェクトは、自然環境の再生と安全な利用環境の両立を図る歴史的な大事業です。
上高地の価値が未来へ継承され、より安全で持続的な山岳利用に資するものであると、大きく期待するとともに、本プロジェクトの成功を心より願っております。

環境省中部山岳国立公園管理事務所

このプロジェクトは、科学的根拠に基づいて計画されており、自然公園の価値を損なうことなく、保護と利用の両立を図るモデルになり得るものです。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2024年10月26日 18:00

    2024年度募集は11月5日(火)までです

    上高地はいよいよ紅葉の時期を迎え、閉山までも残すところあとわずかとなりました。
    今年度も多くの皆様にご協力をいただき、美しい上高地を未来へ残すプロジェクトを進めております。

    プロジェクトへのご支援の募集期間は11月5日(火)までです。
    引き続き皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

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    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

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  • 2024年10月10日 15:30

    令和6年度募集を開始しました!

    上高地はいよいよ紅葉の時期を迎えます。

    今年度は7月に大雨の被害を受けました。
    川の中に仮設橋や土砂堤防を築き設置してある管理用道路も、一部流失等の被害を受け、災害復旧のために必要な車両が通行できない、山小屋への物資輸送が滞る状況が続くなどの影響がでました。
    一刻も早い整備が望まれていますが、今回の大雨被害の復旧にも多額の費用が必要となります。
    当プロジェクトの完了に向け、今後も引き続き財源の一部とさせていただくため、令和6年度の募集を開始いたしました。募集期間は、令和6年11月5日までです。皆様の上高地への想いに支えられながら、引き続きプロジェクトを進めてまいりますので、ご支援の程よろしくお願いします。

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  • 2024年01月11日 18:00

    令和5年度2回目募集を開始しました!

    上高地は冬真っ只中です、新しい新村橋の橋台設置工事も着々と進んでいます。
    当プロジェクトでは、事業の財源の一部とするため、令和5年9月2日から11月30日までの間、クラウドファンディング型ふるさと納税の募集を行い、大変多くの方にご支援をいただきました。皆様のご支援に御礼申しあげます。これまでに皆様からいただいたご寄附は、事業費の財源に充当させていただきます。
    当プロジェクトの完了に向け、今後も引き続き財源の一部とさせていただくため、令和5年度2回目の募集を開始いたしました。募集期間は、令和5年12月27日から令和6年2月29日までです。皆様の上高地への想いに支えられながら、引き続きプロジェクトを進めてまいりますので、ご支援の程よろしくお願いします。
    春を迎え、開山式とともに始まる新しいシーズンに、美しい上高地で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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長野県松本市

松本市は、本州及び長野県のほぼ中央に位置し、北アルプスに代表される美しき山々と幾すじもの清流に囲まれ、国宝松本城をはじめとした歴史と伝統に培われた文化の薫り高いまちとして、発展してきました。
近年は、充実した医療体制と健康寿命延伸の取組みが、市民の健康に対する意識を高め、新たな価値として認識されています。
岳:自然豊かな環境に感謝し/楽:文化・芸術を楽しみ/学:共に生涯学び続ける
「豊かさと幸せに 挑み続ける 三ガク都」をキャッチフレーズに、基本構想2030に掲げる基本理念「三ガク都に象徴される松本らしさの『シンカ』(進化・深化)」に向けて、市民と共に取り組み、一人ひとりが豊かさと幸せを実感できるまちをめざしています。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 毎年、春に山開きしたら河童橋~徳沢までの川沿いのコースを歩くのが楽しみです。

    2023年12月31日 19:19

  • この取り組みを応援します。

    2023年12月30日 9:45

  • 観光と環境保全のバランスをとっていくのは難しいと思いますが、後世に上高地の自然を残していって欲しいです。

    2023年12月28日 12:46

  • 上高地「再生と安全」プロジェクトを応援しています~

    2023年12月27日 20:03

  • 上高地の自然が守られますように!

    2023年12月27日 19:51

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